ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

年寄り同士のエール交換

2020-11-20 06:24:53 | 老化現象
 コープ手前の公園で久々に、ペットロスの老人を見かけました。一人でベンチに腰掛け、新聞を読んでいるところでした。

 この老人、ペットのワンちゃんが生きていた頃は、この公園までよく散歩に連れ出していたものですが、亡くなってからは滅多に外を出歩かなくなったようで、このように会うのも久々のことです。

 私は歩きながら歩数を数えていた真っ最中。声を掛けようかと思ったのですが、会話を交したらせっかく数えていた歩数を忘れます。敢えて声を掛けず、挨拶代わりに手で合図を送るだけにしました。老人の方も手で合図を返してくれました。

 コープからの帰り道、件の老人がまだ公園にいました。私の方は、相変わらず歩数を数えていたのですが、切りのいいところで声を掛けてみました。

「さっきは失礼しました。お久しぶりですねぇ!」
「ここに来るまでが精一杯さ。歩くと直ぐに足が重くなってね、シンドくて長くは歩けないんだよ。」

 老人の自宅マンションは、公園から歩数にして精々200歩ばかり、こんな近距離でも歩くのがシンドイようです。

「あぁ、わかりますよ、その感じ。足に、2、3 kgの重しを付けている感じでしょう?
 そう言えばあのワンちゃんも、生きていた頃はこの公園でへたっていましたよねぇ。それをいいことに、飼い主の方も当時からあまり歩いていなかったような、・・・ですよねぇ?」
「そうそう、もう2年になるかなぁ~! あれからめっきり歩けなくなって、今はこのザマよ」。

 ここで話題となった、文字通り足が重くなる感覚ですが、50代まではちっともわかりませんでした。はっきりわかるようになったのは60代になってから、正確に言えば断酒してからです。

「歩けなくなるって、歩いていて脛から足首にかけて痛くなってくるんじゃないですか? それって間欠性跛行というらしいですよ。ひょっとして座骨神経痛もあるのでは? 元はと言えば、脊柱管狭窄症が原因でくるらしいんですがね。実は、私も・・・」

 最近はずっと、座骨神経痛で頭が一杯の私です。自分の関心事の方へと、他人を無理矢理巻き込むことが多くなりました。

 さて、持ち合わせの知識を一通りお披露目した後、最後にこう付け加えました。

「歩けなくなったらお終い、寝たきりになるまで直ぐらしいですよ! お互い頑張って歩きましょう!」
「おぉ、お互いにな、頑張ってな!」

 脚に問題を抱えている老いた者同士、こうエールを交換してその場を離れました。よくよく考えてみるとはて、前回会ったときに交したエールと同じだったような? ヤレヤレこれも老人ボケ?



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コメント (2)
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