2011年8月15日-1
(宮城県産稲藁→)新潟県での牛糞堆肥の放射性物質の検査結果
朝日新聞2011年8月14日34面に、「牛ふん堆肥 基準超セシウム 新潟県でも検出」という記事がある。
農場9か所から国の基準値400ベクレルを超えるセシウムを検出した、とあるが、3,760ベクレル/kgという最高値以外の値は記載されていない。
そこで、検索すると、新潟県庁による検査結果が見つかった。
検査結果を整形して引用する。
放射性ヨウ素はいずれからも検出されていない。
放射性セシウムでは、最高値の上位の3市では、
胎内市 3,760~1,280 Bq/kg
長岡市 1,230~42 Bq/kg
新発田市 1,100~260 Bq/kg
調査された宮城県産の汚染稲わらを給与した農場18か所とは、これで全数ということだろうか。
農場1か所につき一つの値のようだが、牛ふん堆肥の標本(サンプル)は、どういう取り方をしたのだろうか。
===http://www.pref.niigata.lg.jp/chikusan/1313100126117.html
「県内産牛ふん堆肥の放射性物質の検査結果について
2011年08月13日
県内の肉牛農家で、宮城県産の汚染稲わらを給与した農場18か所及びその農場から搬出した牛ふんを使用していた堆肥製造所8か所の牛ふん堆肥について、新潟県が放射性物質を検査したところ、結果は別紙のとおりです。
県では、暫定許容値を超えた農場9か所に対して、引き続き、糞尿・堆肥の移動の自粛を要請しました。
検 査 結 果 (単位:ベクレル/kg)
No. 所在地 検査結果
放射性セシウム 放射性ヨウ素
農場
1 関川村 8月12日 1,100 ※ 検出されず
2 村上市 8月12日 240 検出されず
3 胎内市 8月12日 3,760 ※ 検出されず
4 胎内市 8月12日 1,280 ※ 検出されず
5 新発田市 8月12日 1,100 ※ 検出されず
6 新発田市 8月12日 730 ※ 検出されず
7 新発田市 8月12日 260 検出されず
8 阿賀野市 8月12日 200 検出されず
9 新潟市 8月12日 検出されず 検出されず
10 三条市 8月12日 410 ※ 検出されず
11 長岡市 8月11日 42 検出されず
12 長岡市 8月11日 500 ※ 検出されず
13 長岡市 8月11日 360 検出されず
14 長岡市 8月11日 1,230 ※ 検出されず
15 小千谷市 8月11日 340 検出されず
16 小千谷市 8月11日 900 ※ 検出されず
17 小千谷市 8月11日 35 検出されず
18 佐渡市 8月11日 検出されず 検出されず
堆肥製造所
1 村上市 8月12日 検出されず 検出されず
2 胎内市 8月12日 330 検出されず
3 新発田市 8月12日 10 検出されず
4 新発田市 8月12日 検出されず 検出されず
5 阿賀野市 8月12日 検出されず 検出されず
6 長岡市 8月11日 300 検出されず
7 小千谷市 8月11日 58 検出されず
8 津南町 8月11日 96 検出されず
※ 農林水産省が示した下記の暫定許容値を超えたもの
農林水産省が示した肥料等の暫定許容値
放射性セシウム 400ベクレル/kg 〔略〕」
http://www.pref.niigata.lg.jp/chikusan/1313100126117.html
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