12月中旬の土曜日のことです。都内での所用を済ませ、店頭への到着は14時08分。年内土曜日営業最後ということで、50人程度の行列を覚悟していましたが33人と少しだけ拍子抜け。約90分後に入店した際には後続に37人が続き、16時10分頃に退店する際には36人の行列が形成されていました。それから、到着直後は6人と5人で交互にロットが形成していましたが、遅番助手さんは5人で管理していました。また、食べ終わって丼を上げた際の厨房内の会話からこの直後に閉店となったようです。
大ラーメン(硬め)、大蒜脂。これ850円で食べらるんですよ、奥さん。
麺丼。
ロット5人中4人が硬めをお願いしていた麺は、1分と2分の間隔を置いて3度に分けて投入され、最初からだと5分間茹でられていました。なお、通常分は6分間鍋の中に留まっていました。
硬めと聞いて想像するボソッとした感じは表面に僅かに残る程度で、
全体的には滑らかな舌触りでした。
野菜丼。
醤油ダレが回し掛けられた熱を持った野菜はキャベツの芯の部分がほっこり甘く、ミシッミシッと噛み締めました。
野菜の下から顔を覗かせていた豚は見た瞬間当たりを確信しました。既にところどころに切れ目が入った軟らかな豚。
たっぷりと纏った醤油ダレの効果で豊富な脂身のしつこさが打ち消されていた豚。
外周部に存在する適度にサシが入った赤身が印象的な豚。
2枚が重なっているかのような厚さも、しっとりとした口当たりの赤身故に不要な噛み応えであった豚。
サクッとした食感の冷えて固まった脂身が甘かった豚。
この日は豚入りが売切れだったので「もしかすると・・・」と思っていたら、やはり5つも豚が。
時間帯の割に、細かな油滴に覆われて白濁した見た目のスープ。そして、待っている間に漂わせる甘さを強く感じさせるその香りは、二郎店舗中最もお客さんを引き付けるものだと。
重さのある醤油が醸し出す味わいで、レンゲを何度も上下させていると、この重さの主要因は豚の旨味なのだろうとの思いを強くしました。
とても細かく刻まれた大蒜。
珍しくゴロゴロとした背脂が散見されました。
約15分で完食。店主さんと助手さんに無事年末のご挨拶を済ませ、退店しました。
人は人自分は自分。まぁ、気にしないということで。