今日、昼の番組で平尾昌晃を偶然見かけた。随分歳をとったなぁ~なんて自分の事を省みないで思う。
ロカビリーが全盛時代、舞台で転げまわって無茶苦茶(いえ、本人は必死だったと思うが)只、怒鳴っているのか、歌っているのか?嫌いでは無いけど理解は出来なかったが、その後病になって作曲家に転向となり、“思い出”という曲を歌ったのが『布施明』(本来平尾さんの歌)そしてヒットし、“霧の摩周湖”が大ヒットし布施明は一躍有名になったのである。
あれから42年、ずっと歌い続けてきた(いえ、途中アメリカに脱出?した時もあるが)布施さんも今年12月で還暦、どう言う訳か息子が25歳!
(いつの間にか主役が変わっていますが、今日のテレビは偶然です)
実はですね布施さんの秋のライブが大阪フェステバルホールで行われ行ってきたのです。
42年間ずっと彼の歌を聴いてきた今は、開演前のベルが鳴ってもドキドキもしないし胸の高鳴りもなく平常心そのもの。
でも!ステージが始まり、‘ちょっと背中丸いじゃん,まあ60歳だからね’、一声聞いて‘今日も良い声、調子いいじゃん’何て思ってる自分に苦笑いしながら布施さんの世界に入っていくのが私流です。
【薄暗いジャズバーで、しがなく歌っている男の前に昔、思いを寄せていた彼女が現れ、明日日本を離れるらしくお別れに来た。そしてその夫は同窓生だった事がわかり幸せを願うのだが男の気持ちとしては複雑。】
それを一人で演じながら前半は思い出を語り歌い上げていく。
後半は作詞、作曲した歌の中に彼の思い出が詰まっていて聴いている私には彼の歌声の中にその時々の人生の想いが走馬灯のように思い出だされた。(ちょっと涙目?)
今、出しているCD「宙」は、韓国の人気ドラマ(常に50%の視聴率)の主題歌で訳詞は布施明。
とてもいい歌で、久し振りに大好きな歌です。