←南乃福寿弁才天
今日の”上方ルネッサンス”
「ミナミの粋をもっと知る」と題し行われる上方ビルの一階に弁才天があり、何やら名前を見ると知っている方ばかり~
故に私もお賽銭とガラガラ(正式名は?)を鳴らし両手を合わせる(何をお願いしたことはナイショ)
これを左に奥の小さなエレベータで目的地≪TORII HALL≫に着く
上方文化が発祥した大阪・ミナミをあらゆる方向から再生、考える事を目的に、8回開講。
今回は3回目で「上方舞の世界」と題して行われた。 上方舞・山村流六世宗家 山村 若さん
東京大学人文社会系研究科教授 古井戸 秀夫さんの出演
先ず古井戸さんの上方舞(大阪では山村流)に対しての講座があり、わかり易く、なるほどと納得できる話が続く。
”踊る”をエビ(生のエビは飛び上がったり、伸びたりする)に、”舞”はゆっくり回りながら前進するカタツムリにたとえて話されたのは面白かったですね。
(カタツムリの様子を1時間くらい見ていたらしいですよ)
次にお二人の対談(これも興味深々)
「代々女性がお家元で男性の若さんは苦労したり、難しかったりすることがありますか?」と古井戸氏
「もともと初めは男性の振付師や役者だったので元に戻ったわけです。
幸い妹と分担していますので」と若家元。
舞踊家、振り付けも手掛け、弟子にお稽古。大忙しの六世宗家。
そして、しっとりと『ぐち』と鮮やかな扇使い『松づくし』を舞ってお開きとなったわけですが、何事にも一生懸命な山村流の代表者には頭が下がります。