平成21年度『芸術と鑑賞』と題し、第3回日本文化塾の春季講座が我が母校である
大阪樟蔭女子大学主催で行われた。(小阪キャンパス)
テーマとして【舞う、謡う、語る・・・特選上方芸能シリーズを掲げて4月~6月は春の講座、10月~11月は秋の講座その他にもオプションとして歌舞伎や文楽、能などが観られるわけである。
やんちゃ時代を過ごした懐かしの学び舎で行われる事もあり私も参加したわけである。(本当のことを言えば、山村流の宗家とここの卒業生である妹、光さんが出演される事をしり申し込んだ事もある)
先ず初めの講演が「粋の美意識はなぜ衰弱したのか」と木津川 計(けい)氏が京大哲学科の教授・九鬼周造(くき しゅうぞう)の名著《いき》のこうぞうに基づき話されたが、高齢ではあったが中々手振り足ぶり動きがあって楽しく面白く聴かせて頂いた。
さて、皆様はこの「粋」をどのように読まれますか?
一昔前まで東京では「いき」が大阪では「すい」という表現が生きていましたというところから話されていた。(次回は長唄と舞踊)
卒業以来訪れる機会が無かった我が母校はすっかり変わっていたが、正面玄関や、図書館、中庭の木や花はすくすくと育っていたのが道しるべになっていた事が嬉しかった。
大阪樟蔭学園