これもトレーニング

社会的、身体的、心理的に健康でありたい!日々、転んでも立ち上がるトレーニングを綴ります。

おばあちゃん

2009年06月29日 14時36分59秒 | Weblog

2年前の夏、母方祖母が99歳で天国に旅立った。 最後は自力で食事が摂れず、切開して胃にチューブをつないでの栄養補給だった。 祖母が亡くなる直前、仕事を休んで母と病院へ見舞いに行った。 『眠ったままだから、見舞いへ行っても本人は全然わからないよ。』 と言われていた。 たしかに祖母は眠っていた。 寝たきり特有、手足の筋肉が萎縮して細かった。 血管ももろくなり、手の骨折部位が内出血して紫色だった。


4人部屋の病室。 祖母のベッドの脇で腰をおろし、しばらく祖母の顔を眺めていた。 小さい頃、従姉妹と祖母の取り合いをしたこと、夏休みに祖母宅へ泊まった時に作ってもらったソーメンの味、正月前、お節料理に入れるクワイを一緒にむいたこと、バツイチになった時、コボン(息子)とM見ちゃんを物凄く心配してくれたこと・・・思い出が次々とよみがえる。


寝たきりで眠ったまんまといっても、何度も頻繁に目覚める。 白内障で瞳は白く濁っていたが、目を開き、はっきりと視線を合わせて力いっぱい何かを訴えようとする。


人生をまっとうし、棺の中で永遠の眠りについた祖母の顔は、本当に綺麗だった。 遺影にむかって思わず「ご苦労様でした。」と言ってしまった。


6月29日(日)法事・・・。 久しぶりに親類が集う。 お経を上げてくださったお坊さんから、心にジ~ンとくる説法を聞かせていただく。 最後に一言・・・


「ここに座っている皆様は、かぞえで100歳生きたおばあちゃんの遺伝子を受け継いでいるんですね。100歳を生きるなんてなかなかできませんよ。本当に素晴らしいことですよ。」


故人をしのんで食事・・・。



いただきます



摂取カロリーの計算なんて、この際ナンセンス



美味しい料理を自力で食べる事は、本当に幸せなことなんだと祖母から教わった気がした。



お茶菓子も、感謝して美味しく頂く。お腹がいっぱいになったM見ちゃん。無性に、おばあちゃんに会いたくなっちゃったよ~


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。