Basin Street East/Peggy Lee
(Capitol T1520)
(Capitol T1520)
ヘレン・フォーレストの後釜としてベニー・グッドマンが見いだして来たのがペギー・リーです。ささやくようソフトな歌唱がペギーの真骨頂と岩浪氏は評していますが,スウィンギーなナンバーへの乗りも決して悪くありません。ペギーの代表作として有名なDeccaのブラックコーヒーも勿論好きですが,個人的にはCapitol の"Rendezvous With Peggy Lee"がmost favoriteです。そしてライブではジョージ・シアリング五重奏団とのマイアミでの録音と本日アップのNYC, "Basin Street East"のライブは必聴盤と思います。
バックはJoe Harnell(p)のビッグバンドですが,なかなかジャジーなバッキングで好感が持てます。特にリズム陣のMax Bennett(b), Ciano Pozo(conga), Dennis Budimir(g), Stan Levey(ds)のバッキングがひかり、冒頭の"Day In Day Out"、人気曲"Fever", "But Beautiful", Ray Charlesへのtributeとして唄われる"Just for A Thrill", "Yes Indeed"などでペギーのジャジーな歌唱を聴く事ができ彼女の代表作の一枚と言えると思います。
キャピトルレインボウのセンターレーベルでモノラル盤です。