67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

ジャズ批評に掲載!

2007-02-26 22:32:28 | jazz & vocal

 皆さん、いつもご訪問いただきありがとうございます。
 ジャズ関連ですが,この度日本のジャズ愛好家の方々に広く読まれている(?、ですよね。)「ジャズ批評No.136」のブログ紹介ページ(p.137)に掲載されちゃいました。やっと田舎の高知でも今日になって書店に並んだので一冊購入してきました。掲載の経緯は今年の1月20日すぎに自分のブログにもリンクしてくださっている福島のバブさんから連絡が入り,ジャズ批評誌が掲載したいといってますと嬉しい情報を頂いたのが始まりでした。校正のメールのやり取りの後、ほぼオリジナルの形で2006年12月8日の「GNPが誇るハスキーヴォイス」のページを掲載していただくことになりました。このページを指定して来たのはジャズ批評さんの方でしたが、どこが良かったのでしょう?今,考えてもわかりかねます。
 
 皆様の暖かいコメントが糧になり,懸命に更新を重ねた成果が掲載されるということは素直に嬉しく思います。暖かいコメントを戴いた方々にこの場を借りて御礼申し上げます。最近ネタ切れ気味ですが,今後も可能な限り更新をと考えております。よろしければ引き続き、熱いコメントを頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。

ELIZABETHを聴いてくれ!

2007-02-26 02:38:19 | jazz & vocal
Midnight Creeper/Lou Donaldson
(Blue Note BST84280)

 1954年、ブラウニーを相手に火の出るようなライブをバードランドで演ったドナルドソンでありますが、BN1500番台の終わり頃から,すでにコンガを交えた録音を行い、1500番台には少し似つかわしくない、ソウルフルな味をだしていましたよね。時代は流れて60年代後半、多様な時代で,モード,新主流派がメインのBNですがモーガンのサイドワインダーの流れを受けたジャズロックも一つの確固たる流れであったと思います。アーゴからBNに復帰したルーは"Alligator Boogaloo"(4263), "Mr. Shing-A-Ling"(4271)とこの流れのアルバムをレコーディングしていきます。これに続くアルバムが本日紹介の"Midnight Creeper"です。

 メンバーはこの時代のドナルドソン得意の編成とも言えるLou Donaldson(as), Blue Mitchell(tp), Ronnie Smith(org), George Benson(g), Leo Morrris(ds)の五重奏団です。ミッチェルは前作"Mr. Shing-A-Ling"に続いて,スミス,ベンソンは"Alligator Boogaloo"以来の登用です。モリスは当時のドナルドソングループには欠かせない存在でした。収録曲はアーシーでグルービーな曲が多く"Midnight Creeper", "Bag Of Jewels", "Dapper Dan"などでの8ビートに乗ったメンバーのソウルフルな演奏が聴かれます。特筆すべきはA-3の"Elizabeth"でしょう。ルーのオリジナルの悪く言えば安っぽさが堪らない美しいバラードで、ルーの朗々と鳴るアルトを堪能できます。このルーの"Tour de Force"とも言える一曲でも買いですね!

 カバーはgatefold。当時のBNを反映して,黒人美女を使用したカバーで揺れるローソクの炎とタイトルの"Creeper"にあわせて黒猫をもってきたデザインで60年代の香りプンプンの粋なカバーですね。所有盤はリバティ,ステレオ盤です。強めのring wearが残念です。