67camper's Blog

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ソロギター、枯葉!

2007-03-03 02:03:12 | jazz & vocal
Fascinatin' Rhythm/Tal Farlow
(Verve MGV-8011)


 看板屋のタルで知られる彼のギターは野太いサウンドが特徴だと思います。彼が名を挙げたのはレッド・ノーボのトリオ(ベースはミンガス)ですが、この後参加したエディ・コスタ(ベースはウィニー・バーク)のグループでの快演も忘れることができませんね。彼も、この時代の他のギタープレーヤー同様にグッドマンのバンドでギターを勤めたチャーリー・クリスチャンを聴いたことから始まったと言われています。この時代の白人ギターではケッセル,エリスと並びスタープレーヤーであったと言えると思います。


The Interpretations Of Tal Farlow/Tal Farlow
(Verne MV2032 Jp. reissue)

 今日は,そのタルの55年の録音です。アップしたのは、再発verve盤ですが,オリジナルはノーグラン(MGN-1027)のDSMカバーです(上記)。国内盤はこちらのカバーでポリドールから再発されてますので,このカバーで所有されている方も多いと思います。自分も国内盤を所有していながら再発verve盤のカバーに魅せられ,こちらも入手してしまいました。メンバーはクロード・ウィリアムソン(p),レッド・ミッチェル(b)、スタン・リーヴィ(ds)を加えたカルテットでいずれ劣らぬ西海岸の名手を無効に回しての快演集となっています。演奏曲10曲はすべてスタンダードでこれらにに対する彼の解釈を示したアルバムです。曲目はサイドA が"These Foolish Things", "I Remember You", "How Deep Is The Ocean", "Fascinatin' Rhythm", "Manhattan", サイドBは"Autumn Leaves", "It's You Or No One", "Tenderly", There Will Never Be Another You", "Just One Of Those Things"と各面5曲づつが取り上げられています。ミッチェルの重厚なベース、ウィリアムソンのパウエルマナーのピアノ,名手リーヴィの好サポートも欠かせませんね。

 中でもギターソロでかなでられるB-1"Autumn Leaves"のシンプルかつストレートな表現は多いに参考になります。今は止めてしまいましたが、自分が通っていたアコギスクールの題材にもこのジョセフ・コスマの枯葉がありました。こちらはややボッサ的なアレンジでしたが同じソロということで、このアルバムのmost favorite songとして挙げておきます。