67camper's Blog

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モノカートリッジで甦ったジュリー

2007-03-20 05:03:08 | jazz & vocal
Lonely Girl/Julie London
(Liberty LRP3012)


 自分自身,ビニルコレクションの半分以上がモノラルかもしれません。mono-monoさんご推奨のDL102を導入して以来、少しづつこれで手持ちのモノラル盤を聴いていますが随分違った印象を受け続けています。そしてモノラルカートリッジではモノラル録音アルバムはノイズが低減され聴きやすくなることは,良く言われるところですよね。もともとバックグラウンドノイズはあまり気にしない自分ですが,DL102に変えてノイズ低減効果を最も感じたのが現時点ではこのアルバムです。そろそろ一年になるのですが,なんで今頃なんてお思いかも知れませんが,未だ全部聴くに至っていない自分がいるわけです(涙)。

 ジュリーのセクシーな声が,Al Violaのギターのみを相手に録音されたアルバムがこれです。手に入れたときバックグラウンドノイズがやたら気になって仕方がなかった記憶があり,あまりターンテーブルに載せていませんでした。編成の少なさがその原因なのでしょうが,こう言うアルバムでのモノカートリッジの効果は絶大ですね。特にB面のWhen Your Lover Has Gone~Don't Take Your Love From Me~Where Or When~All Alone~Mean To Mean~How Deep Is The Ocean~Rememberの流れが好きですね。A面の"Fools Rush In"も良いですが,全体的にモノトーンな印象で起伏に欠ける点も否めませんのでB面通して聴くとお腹いっぱいという感じです。Al Violaは多くのボーカリストのバックを努めておりヴォーカルファンには知られた存在ですよね。ここではSpanish Gut Guitarで相手を勤めており, ある意味名盤“Julie Is Her Name"のケッセルやロバーツを意識してのプレイのように感じますね。

 リバティのターコイス,モノラル,オリジナル盤です。バックのグリーンに映えるジュリーの最も美しいショットとも思えるカバーが印象的です。