At The Playboy Club/Harold Harris(Vee Jay SR3036)
世界的に有名な男性雑誌プレイボーイ誌のオーナーHugh Hefnerが1960年シカゴにオープンさせたクラブがPlayboy Clubです。別名"Disneyland For Adults" の名称もあったようですが、このクラブでウェイトレス,コンパニオンとして働く女性達は同誌のマスコットのウサギをイメージした衣装を身につけており、バニーガールと呼ばれていたようです。このウサギをフロントカバーに持って来たジャズ/ボーカルアルバムで最も有名なのは"Beverly Kenny Sings For Playboys"(Decca)だろうと思います。こう言ったクラブと良質のピアノトリオは格好の組み合わせで、いわゆるカクテルピアノと呼ばれるスタイルのピアノが雰囲気をつくりますよね。このシカゴプレイボーイクラブのハウスピアニストとも言うべきハロルド・ハリスのトリオをアップしますね。このタイトルから想像すると、ライブのような感じですが,聴衆の反応もなくスタジオ録音かと推測しています。ラベルは同じシカゴのVee Jayです。
メンバーはHarold Harris(p), Lennell Glass(b), George Harps(ds)のトリオです。 A面はCy Colemanの"Playboy Theme"で始まります。聞き慣れたメロディ,ノリの良いスウィンギなピアノが心地よいオープニングです。続く"Hefner Jusu Walked In"は勿論オーナーへのdedicationですよね。Aラスは"When Your Lover Has Gone"のcelesteのプレイです。B面冒頭の"What Kind Of Fool Am I?"のガーナー風のプレイが良いですね。そしてオーラスの"In Other Words"で締める、まさにクラブカクテルピアノ風の演出です。
カバーは有名なこのバニーガールが使われています。所有盤はVee Jayのレインボー,ステレオ盤です。Relax, Listen and Enjoy!!!