Let's Talk About Love/Joanie Sommers
(Warner Bros W1474)
(Warner Bros W1474)
このシンガーも,大歌手ではないですが不思議と惹かれる何かをもっているシンガーだと思います。ポップボーカリストとして広く知られているのでしょうが、以前にアップした2枚のアルバム,ペッパー共演の"Positively Most", アルメイダとの共演でボッサをやった"Softly, The Brazilian Sound"は彼女のジャズ・フィーリングを余すところなく発揮した快作だと思います。
本日アップのジョニーのこの盤はTommy Oliverのアレンジ,指揮によるビッグバンドをバックに付けたアルバムです。とりわけカバーの美しいグリーンが印象的でジョニーの服装もバックのグリーンを意識したもので、ロゴと9つのハートの白がとても効いている大好きなカバーで、「緑のジョニー」と名付けて愛聴しています。選曲も一つの"LOVE"が生まれ展開して行く過程を12曲のラブソングで表現したものです。A面が"Let's Talk About Love", "Spring Is Here", "I'm Nobody's Baby", "Something Coming", "Make The Man Love Me", "I Can't Believe That You Are In Love With Me"、B面が"Till There Was You", "After The Lights Go Down Low", "There's No Thing", "Namely You", "Kiss And Run", "I'll Never Stop Loving You"とおなじみのラブソングが並びます。彼女の甘くハスキーな声、そして独特なビブラートを使った歌唱は健在でなかなかにジャジーであり単なるポップシンガーではないことが充分に感じられる好唱と思います。
所有盤はWarner Brosのモノラル/プロモ盤ですのでホワイトラベルです。