同じ轍を踏まないこと

2017-10-08 12:53:43 | 司法試験関連

2回目の受験に失敗した人に多いなと感じるのは,1回目の失敗を単純に繰り返しただけ,というパターン。

短答にしろ論文にしろ,「改善」がなされていないので,2年続けて同じような成績だったりするのである(下がることも多い)。実際問題,不合格1回目の時に十分な敗因分析,対応策の検討をしていないように感じる。「とりあえず」勉強を続けても同じ結果しか出ない。「方法」が同じなら「結果」も同じである。しかし2回目で流石に焦る,という感じでしょうか。

1回しくっても、まだ修正が効きやすいし、修正箇所も自覚しやすいのですが、2回3回となると、色々試した挙句結果が出ないので、迷走し始めて自分でも何が何だか分からなくなる危険性が高いです。受験回数が多くなるほど、上位ロー出身者でも異様に低い合格率になるのは周知の事実です。アドバイスをくれる人も周囲から減り始めます。ですから、1回目の人は必ず来年仕留めるつもりでやるべきです。

結果=不合格を結果=合格にかえるには,まずは「方法」を変える必要があります。「質」の問題ですね。人によっては,これに「量」の課題も出てくる場合もあります。単に勉強が足らない,と感じる人も少なくない。

自分の状況を「冷徹」に見ること。これが何よりも大切だと思う。

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