心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

閃く(ひらめく)

2007-09-19 | つれづれ


昨日、夕飯を食べながら「カスペ」という番組を見ていた。
2時間SPで「青春アカペラ甲子園」と題した、アカペラの全国学生大会。
女子だけ、男子だけ、男女混合の選りすぐりのグループが日頃の成果を競った。

緊張してうまく歌えなくても、歌い終わったあとに本人達、応援に来ている
先輩達までが感動のあまり涙する姿に、思わず目頭が熱くなった。

いいなあ・・こんな気持ち。こんな仲間。こんな時間。
高校時代の3年間、ブラスバンドに明け暮れた自分の青春時代を思い出した。
あの頃は日々、心は活動し、興奮し、波打ち、閃いていたなあ。
まっすぐだったし疑わなかったし、信じる友がいた。

アカペラ大会では、SOFT VOICEという、合唱出身の4人の女性グループが優勝。
決勝で歌った曲は、森山直太朗の「さくら」。
澄んだ声と、素直でまっすぐな思いが、聴く人の五感にストレートに響いて、
審査員の大人達と同じタイミングで、何か込み上げる思いと共に涙が出た。

彼女達のコメントがまたいい。
「今風の歌もいいですけれど、童謡やこんな歌を子供たちに歌ってもらいたい」

他のグループのほとんどが、新しい流行の曲と今風のアレンジで、
それらしい雰囲気は出ていたけれど、敢えて自分達のままを表現した彼女達の方が
マンネリ化した大人達には、閃きを与えてくれたのかもしれない。

いいものはそのまんまで十分、人の心に響くんだなって思った。
コメント (2)
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