望雲は、故郷の父母を想う気持ちを意味する。
故郷がある人は羨ましいなぁと思う。
お盆やお正月には故郷に戻り、親戚や幼なじみに会いお墓参りをしたり。
変わらない人や風景に和み、癒され、普段とは違う自分を感じたり。
人はどこかで、誰かとつながっていたいと思っているのかな。
命あるもの、形あるものはいつかはなくなる。
そうわかっていても、時々不安でたまらなくなることもある。
いつも行く街を歩いている時、ふとついこの間までこの通りを歩いていた人が、
今は居ないんだと思うと寂しくて、もっとお話がしたかったなって思ったり。
誰かが言っていた。
人の死は、その人が亡くなった時ではなくて、人の記憶からその人の思い出が
完全に消えた時なんだって。
故郷の父母を想う望雲だけじゃなくて、私たちはふとした時に、
それぞれの望雲の思いを抱いているもの。
そういえば、昨日はお彼岸。