書の必要な三種の神器ならぬ四種の神器を、文房四宝(ぶんぼうしほう)という。
文房とは、本来文人たちの書斎を意味することばであり、文房具とは、
その書斎で使用したいろいろな道具のこと。
硯、墨、筆、紙をはじめ、水滴、筆洗、文鎮、筆架(ひっか:筆掛け)、印材、
詩箋(便箋)などなどの古文物蒐集は、書家としての究極の美学への憧憬でも
あり、五感を刺激してその情熱は加速するものらしい。
私でさえ、やはり本物を見るとゾクゾクっときて、手元に置いていつも眺めて
いたいと思うくらいだから、好きな人にはたまらない興奮なんだと思う。
私は、せめて大家のコレクション展で拝見するくらいだけど。。
文房四宝の話は、なかなか奥が深いので、また折を見て。
ところで、皆さまの日々暮らすために必要な、三種の神器って何ですか?
いわゆる衣食住っていうのが、基本三種の神器ではあるけど、それ以外で~。
私は・・同居する猫とインコ、家族、友達、音楽、ベランダの植物たち、
集めている猫グッズや古民具・古道具・和食器・アジアの布や雑貨、
そして書・・かな。 そばにあると、気持ちがいいものたち。
おっと・・三種どころじゃない。。
居心地のいい空間、時間を過ごすには、それぞれに必要なものってありますよね。
改めて自分の三種(何種でもいいと思うけど)の神器って何だろうって考えると、
忘れていた大事なものを思い出すかもしれない・・と、ふと思いました。