心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

書は自分探しのパートナー

2008-08-24 | 木簡

                        木簡臨書と原本 (半紙)
          (大きいから縮小コピーしてスキャンしたら活字みたいになっちゃった)




昨日は急に秋が来たような涼しさ。
小雨も降っていたので、家に居てまた木簡とおしゃべり。

何度見てもいいなぁって思い、何度書いても思うようには書けない。
でもだからまた書きたくなる。

勃海上常・・「上」のあごを上げて楽しそうな表情、「常」の肩を上げて笑ってる表情
乃能久視・・「久」の走る姿
之便○皆・・「便」の左払いの潔さ
他為得操・・それぞれの伸び伸びとした表情が・・好き

書いているうちに、木簡のリズムが心地よく、「気」の流れが良くなる気がする。

書はただ文字の形を真似て、美しく書ければいいわけじゃないって思う。
受身で言われたものをただ漫然と臨書していても、何の発見も感激もない。

これが好き!っていうのを自分で探さなきゃ。
そして見つかったら、繰り返し繰り返しなんで好きなのかなって自分に問いかけてみる。

私にとって書は、自分探しのパートナー。
あれもこれも学びたい気持ちはあるけれど、私は木簡を探し続けたいなぁ



今日午前9:00~と夜の8:00~、NHK教育テレビの「新・日曜美術館」で
9/15まで東京江戸博物館で開催中の 「北京故宮 書の名宝展」 が紹介されるようです。

展覧会では、日本初公開の王羲之の蘭亭序をはじめ、黄庭堅(こうていけん)、
米芾(べいふつ)、顔真卿(がんしんけい)、蘇軾(そしょく)などの名品も
展示されているとのこと。

教室の皆さま~!
めったにない展覧会なので、是非お出かけくださいませ~。

コメント (2)
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