心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

共に手をとりランララランララ~

2008-08-25 | 禅語・般若心経
                          (半懐紙1/2)



北京オリンピック、無事終わりましたね~。
選手はもとより、関わった全ての数知れない人たちに
「お疲れさまです」と心から

開会式とは違って閉会式では、国ごとではなく色んな国の選手たちが入り混じって、
自由に楽しそうに入場する様子は、見ていて清々しかったなぁ。

あれって、ある17才の男性が、国とか民族とかに関わらず共に手を取り
喜びを分かち合うのがオリンピックの意味では~って、オリンピック委員会に、
直接お手紙を出したのがきっかけらしいですね。 えらいっ!

「把手共行」(はしゅきょうこう)とは、禅語で、手をとって共に行くという意味。

悟りを開くとは自分の内なる仏性に目覚めること、そして仏と自己が調和、一体となって
手に手をとって生きるという旅を続けること、この喜びこそ「把手共行」の喜びなのだと。

国は違っても、男女の違いはあっても、年齢の違い、考え方の違い・・と
表面的なことは違うことばかりのようだけど、「存在」しているってとこは同じなんですよね。
人間も猫も犬も、虫も植物も、水も土も、今座っている椅子だって

今の時代、疑うことばかりが先行して、隣にいる人と手をつなぐなんて考えられないって
思うかもしれない。
でも体温って、ことばがなくても通じるものがあるって思う

オリンピックは、選手も観る私たちにとっても、ただ記録を競うものであって欲しくない。
オリンピックは、私たちの生きていく日常の「夢」であって欲しいなぁ

ともあれ、無事で何より。
コメント (6)
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