心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

新春書展六ヶ所巡り

2010-01-10 | 書展・展覧会情報
                      「虚空の音」 最上静山氏

昨日は母と今年初めての書展巡り。
まずは、国立新美術館で18日まで開催中の第58回独立書展。
前回行った時同様、今回も大作に圧倒される。

会場の一角に、こんな様なことが書かれていた。

・・ただ大きさで主張すればいいってものじゃなくて、そこには大きさに負けない
構図の勉強をしっかりしなければならない。



八木重吉の詩 鏡綵華氏 (写ってる人は無関係)


左:安楽千鶴子氏 右:渡部桂弦氏


「劇」名前を控えそびれちゃった・・


山頭火句 稲垣佐千代氏


左:小木太法氏 右:小林抱牛氏


上左:岡村鉄琴氏  上右:時政荘子氏
下左:会員賞受賞された石原美歩氏(写真はご本人。美人♪)下右:岡本梅山氏  

今年は山頭火や八木重吉の詩が多かったような気がする。
時代が求めているのかな・・ということは、私も時代を生きてるのかとふと。

独立展の作品がどこかしっくりくるのは、構図の捉え方が自分のそれと
どこかしっくりきているのだな・・と、なんとなく思ふ。

小さいものばかり書いていると、たとえば文字ばかりを追ってしまう。
大きいものを書くことで、全体を捉える訓練になる。
小手先のものばかり書いていても、感動は生まれない。

人生もまたしかり・・とな 
そんなことを感じたなり。

会場では『圓融の書 山崎大抱展』も開催中。 
11日(祝)13:30~15:30 国立新美術館3階講堂で、解説会があるよう。
興味のある方は → 独立書人団HP  


山崎大抱「龍馬は」

会場を後にして、銀座へ移動。
母は大作に圧倒されて既にお疲れ気味。。

まずは、鳩居堂で今日まで開催中の幕田魁心展。
前回お邪魔した時より更に・・更に魅力的な作品に唸るばかりなり。

そして、松坂屋別館カトレヤサロンでの毎日新春チャリティー書展へ。
いいなぁ・・って思った作品の一部をご紹介。



それから 昨年もお邪魔した 和光ホールでの現代の書31人展。


今回は(も)写真NGとのことで。。
会場では今も一応所属している会の某先生のギャラリートークが始まっていて
偶然、先輩Iさんにお目にかかり、感激。

で、次の会場へと歩行者天国を歩いていたら、不思議な着物集団発見。
銀座を着物で歩こう会なる集団らしい。。 どことなくレトロ。



で、着いたのはセントラル美術館での「現代の書 新春展」
毎年恒例の干支の文字が入口に。




それから、階上の書燈社展へ。ちょうど席上揮毫の最中で拝見する。
2×8尺に自作の詩をじっくり書かれる様子に母と見入る。


松本靖美氏

会場で、去年この書展 でお話を伺えた栃木郁子さんにもお目にかかれて
新春第一弾書展巡りを終えましたとさ。

強行軍に最後までおつきあい頂いた母は、今頃どうしているやらと
さっき電話をしてみたら、意外と元気そうだったので一安心
力をもらった一日でありんした。
でもって、ブログも長くなり・・おつきあい下さりありがとうございました



書展巡りで作品写真を掲載しておりますが、一人でも多くの方に書への興味を
持って頂けたら、また遠方であったり、ご高齢で会場へは足を運べない方にも
少しでも書を楽しんで頂けたらという気持ちでご紹介させて頂いている次第です。

もし不都合がございましたらご一報頂けましたら、すぐに対応させて頂きます。
よろしくお願いいたします。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする