心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

荒海にさらしたら

2010-02-04 | 山頭火・放哉・良寛
                              (半紙)

荒海へ脚投げ出して旅のあとさき

久々に山頭火の句。

この句を詠んだときの山頭火さん
投げ出した脚をゆらゆらさせながら 己を振り返っていたのか
それともただ、ぼんやり荒海を眺めていたのか。

どちらにしても、共感を覚える日もあるような 

後悔にさいなまれる日もあったり
そこから前へ進めなくなることもあったり
これでいいんだって思える日もあったり。

そんな自分を荒海にさらしたら 少しは強くなれるのかな・・なんて 


この辺り、一昨日の雪以来、夜は特に急に冷え込んでおりまして・・

その雪の日、どうやら喧嘩で大怪我をして、
腫れあがった前足をだらんとさせている野良猫と目が合い。
いつもこの辺を縄張りとしていたのに、昨夜から姿がなく・・。
よりにもよって、今週はずっとこの寒さとか。。

こたつの中で呑気そうにしている我が家の猫たちを眺めながら
近づくと逃げるそのノラさんに、何もしてあげられないもどかしさに
生きるは不条理も常なりか・・と、寒空へ呟きこぼすばかりなり
コメント (4)
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