心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

広島原爆記念日に

2011-08-06 | つれづれ

                     (半紙)

 

 

苛政猛虎 (かせいもうこ) かせいはとらよりもたけし

中国の『礼記』より  

人民にとって、あまりに厳しく残酷な政治は、虎に食われる恐ろしさ、苦しさよりも

はるかにひどくむごいということ。

 

今日は66年目の広島原爆記念日。

さっきNHKスペシャル『原爆投下 活(い)かされなかった極秘情報』を見ていて。

 

番組では、「原爆投下から66年経った今、広島・長崎への原爆投下は、

実際は、投下に向けた米軍の動きを数時間前に察知していたことが

新たな証言と資料から明らかになってきた」と。

 

なんとも許しがたい、信じがたい事実に、ことばを失う。。

 

その事実を知らされた、当時20代だった少尉の方が、

なぜ知らされなかったのか、5時間もあれば多くの人を救えたのに・・・と

悔しさと無念の思いを、絶句という姿で訴えておられ。

 

そしてひとこと。

「これが日本の姿ですかね。こんなことを許していたらまた起こるんじゃないですかね」

 

ふと、当時14才、広島市内で被爆した父のことが気になり電話を。。

この事実は、知るべきではあるけれど、今年80歳になる父や

広島、長崎で被害に遭われた方々にとっては、知りたくもなかった事実のようでもあり。

 

66年経った今、日本という国は、何も変わっていないような気がする。

 

未曾有の震災を受けたこの国は今、一部の人間の私利私欲を守ることよりも

私たち一人一人を尊重するための議論と決断をしていかなければ、

苛政猛虎となりかねないのではないだろうか・・・と 

 

・・日本だけじゃなく・・ね。 

 

番組再放送:89日(火)午前105分~203分(8日深夜)

なんでこんな深夜なのかなぁ。。。

 

再放送予定→ ここをクリック

 

今夜これからの87日(日)0時~NHKでは

『ヒバクシャからの手紙』(←ここをクリック)放送予定

 

 

コメント (6)
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