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2023.10.28 『天狗山』(栗山・330m)  一番美しいとき

 時の流れが速いと、

常々感ずる中で、

秋の紅葉の時期もあっと言う間に過ぎて行く。

今年はいつまでも暑さが続き、

紅葉はいったいどうなるのかと心配した。

そして寒くなったと思ったら、

一気に山が染まりだした。

しかし間もなく里山の紅葉も終わりを告げる。

そんな紅葉の良いポイントを、

何か所も知っている。

コロナ禍のころは休みが多かったので、

ずいぶんあちこち見て歩けた。

しかし、勤務がコロナ禍前に戻った今は、

土日しか時間がないので、

どこに絞ろうかと迷う。

そこで今回決めたのが、

ごく近場で外れのないところ。

 先週末の土曜日は、

栗山町の「天狗山」に登って、

林道の両側に広がる紅葉を楽しむことにした。

この日はHiromiが、

身内の法事で山に行けないため、

近場としたのは、

その辺のこともある。

燃料代節約だ。

 Hiromiと言えば、

私と山で知り合って10年が経過したのだが、

毎年開催される、

身内の法事に出席するようになったのは去年からだ。

それまでは「法事より山へ」、

と言うのがフツーだった。

とにかく山へ、山へ、

と言うガツガツさが消えて落ち着いた。

ようやく大人になったのかしら・・・

 土曜日の朝家を出て、

栗山町南角田に向かった。

そして「不動の沢林道」入口を駐車地として、

徒歩でスタート。

駐車地周辺から既に、

美しい紅葉が広がっており、

予想通りドンピシャだった。

しかし、この日は空気がどんよりとよどんでいる上、

前夜からの雨の名残である、

低いガスが辺りを覆って暗い。

せっかくの鮮やかな色が、

美しさ半減だ。

それでも十分美しい中を歩いて行く。

赤や黄に染まった葉が、

それは見事な世界を創り出す。

ここは私の原風景の中の山。

小学校就学前に住んでいた南学田地区から、

最も近い位置にある。

その当時から、

いやもっともっと遠い昔から、

ここにはこんな素晴らしい紅葉が、

毎年広がっていたのだ。

ここを人が訪れることはほとんどない。

「不動の沢林道」の路面にも、

最近車が走行したと思われるタイヤ痕が残っていない。

つまりここも人知れず萌え、

人目につかず散り行く紅葉だ。

 美しい世界を歩き、

250で「不動の沢林道」から、

「天狗林道」に乗り換えた。

相変わらず周囲の紅葉は、

美しさを保ちながら先へと続いて行く。

そして上空を南北に走る送電線が現れると、

前方に「天狗山」の頂上部が見える。

あとは薄い藪をひと漕ぎして、

四等三角点「天狗山」。

ここにも何度立っただろうね?

近場にあって、

四季を通じて楽しめる里山だ。

私はもの心がついたころから、

この山の方を見つめていた。

あれから70年近くになる。

それを今心行くまで楽しんでいるのだから、

不思議な縁を感ずる。

 下山は同ルートを引き返し、

再び美しい紅葉を眺めて歩いた。

そして途中で針葉樹林の中を下って不動の沢へ。

ショートカットして「不動の沢林道」に戻った。

駐車地に着いたのが、

まだ10時50分。

さて、もう一つ紅葉を楽しみに行きましょう!

 

 

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2023.10.22 『平和』(413m)  人知れず萌え、人目につかず散り行く紅葉を訪ねる

 一週間前の日曜日の話しになるが、

その前日の土曜日に夕張の「雨霧山」と、

栗山の「御園北」で素晴らしい紅葉を楽しんだので、

再度夕張に足を運ぶことにした。

夕張は紅葉が美しいところだ。

そしてこの日選んだのは、

「清水ノ沢ダム」周辺の紅葉だ。

ルートは「清水ノ沢ダム」から、

一旦北東側の「平和」基部をかすめるように、

湖岸沿いに続く古い作業道を進み、

湖周辺の紅葉を楽しむ。

その後適当なところから藪に入り、

北側の尾根に上がる。

この尾根上の紅葉がまた素晴らしく、

それを楽しみながら、

戻るような形で「平和」に向かう。

そして最後は「平和」から「清水ノ沢ダム」へと、

まっすぐに下る。

 この前夜から夕張では初雪が降った。

Hiromiを迎えに行き、

「清水ノ沢ダム」に着くと、

うっすらと積もった雪が融けかかっていた。

ルート中の100%が藪漕ぎとなるので、

上下雨具着用だ。

その下には薄いフリースを着込んだ。

雪が降ったので、

スタート時の気温が2℃だった。

 「清水ノ沢ダム」の少し手前に空き地があるので、

それを駐車地としてスタートした。

すぐに「立入禁止」と書かれた、

「清水ノ沢ダム」の敷地に入らせていただき、

ダム施設の脇を通って作業道に入った。

湖岸に沿って伸びる古い作業道は、

地形図に記されていない。

もう笹にまみれ、

各所で決壊して廃道になって久しい。

しかし紅葉は狙い通りで素晴らしい!

ただ低いガスが立ち込めて、

せっかくの紅葉が暗い。

 この作業道を利用して、

湖の奥へと初めて足を伸ばしたのは、

いつのことだったか?

年々確実に荒廃が進んで行く。

 湖のほぼ最奥に近付いたころ、

北側の沢地形に下りた。

ここから「平和」に続く尾根上へと登る。

沢形は間もなく切れて、

笹薮に飲まれた。

あとは笹をかき分けて登るしかない。

笹の上にはうっすらと雪が残り、

それが融けて身体を濡らす。

また、頭上の枝から融けた雪のしずくが、

次々と落ちてくる。

笹はかなり濃い部分が多く、

なかなか進まない。

それでも辛抱強く登れば、

いつかは突破できる。

360で一旦地形図上の林道に上がった。

しかしこの林道もびっしり笹に覆われて、

既に廃道状態だ。

ここでその一段上の、

地形図上破線で記された作業道に上がるが、

これもとっくに廃道で、

跡形すらも残っていない。

あとはこの起伏の少ない尾根上を、

「平和」に向かって進むだけだ。

そしてこの尾根上の紅葉が素晴らしい。

黄色を主体とした世界に、

赤いモミジが映える。

前日の二座に続き、

こちらも狙いがドンピシャ!

当たった!

うっとりするほど美しい尾根を進む。

笹は腰程度で歩きにくいが、

大した抵抗はない。

そして目指すピークの手前で少々深くなり、

それをクリアして、

四等三角点「平和」。

訪れる人がいないので、

前回笹刈りをした標石周りが、

また笹に埋もれていた。

 下山は更に前進し、

一気に「清水ノ沢ダム」へと下る。

ここからは針葉樹の幹に絡みつく、

ツタウルシの紅葉が美しい。

尾根から急斜面を慎重に下り、

ダム施設内へ。

更にちょこっと歩いて駐車地へ。

いやあ、素晴らしい紅葉だった!

二人して大満足で帰途に着いた。

Hiromiが例の体質改善メニューで、

食事療法中なので、

今週は「反省会」なしだ。

ああ、そこだけはつまんねえ・・・

 

 

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2023.10.21 『御園北』(ミソノキタ・195m)  原風景の中で紅葉を楽しむ

 

 先週末土曜日の午前中、

夕張で『雨霧山』道中の紅葉を楽しんだ後、

帰路の栗山町御園地区で、

四等三角点を有するピークに立ち寄った。

ここは私の原風景の中の一座だ。

夕張の紅葉が一週間で、

あっと言う間に深まったので、

「もしや平地でも」と言う思いで寄ってみた。

 御園地区の田園地帯で、

「伊藤の沢林道」に入った。

するとすぐ右手に廃倉庫が現れるので、

その前の広い空き地に駐車した。

以前ここにで車中泊をしたこともある。

 駐車地から林道を歩き出すと、

間もなくエゾシカの防護柵扉が現れるので、

これを開けて林道内に入った。

そして路面を確認すると、

車両が入った痕跡なしだ。

ハンターがいないことに安どして進む。

林道に沿って伸びる沢は、

地形図に記されていないが、

「伊藤の沢」と言うのだろうか?

また林道は下草がはびこって荒れており、

今シーズンはほとんど車両が走行していないらしい。

以前は車両の出入りが頻繁だった気がするが。

その中にはハンターの車も何度か目撃している。

 林道を歩き出して1km弱で、

左手の作業道に入った。

そこには伐採地が広がっており、

その作業道を利用して登る。

そしてその風景を目にして驚いた!

うわぁ~っ、

きれいじゃん!

そこには目に映る風景の全てが紅葉に染まっていた。

何度も訪れている伐採地だったが、

この時期に足を踏み入れたのは初めてだった。

ただ曇っているため、

ちょっと暗いのが残念だ。

 作業道を登って伐採地の最上部まで上がり、

その先の針葉樹林に入った。

そして薄い藪の尾根筋を進む。

すると前方に新たな伐採地が広がっていた。

来し方の伐採地とは南北の位置関係になる。

また新たな伐採地の奥には、

「継立山」(175m)が見えていた。

そんな新たな伐採地を眺めながら進み、

四等三角点「御園北」

三角点標石は倒木に隠れかけていた。

 三角点をあとにして、

再び登った伐採地に戻る。

すると針葉樹林を抜けたそこには陽が射し、

目にする一帯の山々が紅葉に輝いて見えた。

まだ若干色付きは浅い感じだが、

十分萌えている。

その中には南のゴルフ場の、

緑の芝の一部が見えていた。

ここにこの紅葉の時期に、

足を踏み入れてこなかったことが悔やまれる。

また、私が就学前の幼少のころ、

住んでいた地域も眺められる。

あの頃は何も知らず、

逆にこちら側を眺めていたんだろうなあ。

 伐採地の最上部で、

しばし周囲の紅葉に見入った後は、

登路とは別の作業道をゆっくり下った。

目の前に広がる紅葉の風景を楽しみながら。

いやあ、何度も言うが、

ホントきれいだわぁ・・・

 林道に下ってトボトボ歩き、

駐車地手前の水たまりで、

登山靴を洗うHiromiの姿がおもしろい。

そして駐車地へ。

スタート時からかなり黒い雲に覆われていた上空だったが、

そこまで降られなかったことに感謝!

しかし心配したその雨は、

帰途で降り出し、

しまいには土砂降りとなった。

いやあ、良いタイミングで下りられたことに、

重ねて感謝!

 

 

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2023.10.21 『雨霧山』(509m)  とうとう紅葉がやってきた!

 

 先週は気温がかなり下がり、

週末はいよいよ紅葉が期待できる気配!

そこで前週に続き、

再び夕張に出かけることとし、

美しい紅葉を楽しめる、

「雨霧林道」を歩くことにした。

 夕張市南清水沢で、

「夕張高校」そばから道々を離れ、

「熊の沢川」に沿って西に伸びる市道に入った。

この市道は2kmほどで終点を迎える。

その先は林道だ。

この終点そばには最終人家があり、

空き家かと思われたが、

煙突から煙が出ていたので、

いまだ住人がいるようだ。

 市道終点の脇に駐車し、

7時45分、徒歩で林道に入った。

すぐにチェーンゲートが現れるので、

それを越えて林道に入る。

路面にはタイヤ痕が見られず、

水たまりの水も透き通ったままだ。

ハンターが入っていないことが確認できてホッとする。

そして辺りは紅葉が深まり、

何とも良い雰囲気だ。

早速赤や黄に染まった樹木が現れた。

 チェーンゲートから500mほど歩くと、

「雨霧林道」のゲートが現れる。

「雨霧林道」はここから始まり、

山を越えて栗山町東山で終点となる。

全長12kmほどか。

この林道は昨秋も歩いている。

 林道を歩き出すと、

辺りは黄金の世界に包まれる。

木々の葉がほぼ黄色に染まっている。

この日の天気予報は、

終日「曇り」とのことだったが、

この時点で既に晴れており、

陽光が紅葉の美しさを更に際立たせる。

この日ここを選んで本当に良かったと、

Hiromiと口をそろえた。

 紅葉は高度を上げて行くと、

赤い色が混じりだし、

実に美しい街道となる。

ただウェットな路面に、

動物のフンが転がっているので、

紅葉ばかりに気を取られていては大変だ。

 林道は1.5kmほど直線的に続き、

徐々に高度を上げて行くが、

290で蛇行を始める。

すると視界が開け、

より広い範囲の紅葉を楽しめることになる。

山の斜面や崖の上に色とりどりの紅葉が広がる。

いやあ、この林道は紅葉の名所だわ~

何度歩いても素晴らしい!

 林道は400で向きを大きく変える。

そして高度を上げて行くと、

北側の樹木が切れて、

広い風景を見渡せるところがあるのだが、

この日は黒い雲に覆われて、

『夕張岳』を望めなかった。

 高度を450まで上げると、

栗山町側から上がってくる林道と合流する。

そこでその逆の「雨霧支線林道」に入る。

すると前方に『雨霧山』の頂上部が見える。

そして基部へと進み、

今は登山道のような踏み跡がついている尾根に取り付き、

少々の登りで、

9時20分、『雨霧山』(二等三角点・鬼奥峠)

もうこのピークには何度立っただろう?

10回以上にはなるなあ。

今夏も栗山側から登り、

私製標識が設置されたことを知った。

 下山は同ルートを引き返し、

また色とりどりの紅葉を楽しんだ。

前週「447m峰」に紅葉狙いで入った時は、

今年の紅葉はいったいどうなるのか?

と、暗い気持ちになり、

登行を継続する気力さえ失せてしまったと言うのに、

やはり時が熟せば美しくなるのだと、

あらためて感心させられた。

それにしても一週間の時間差が、

ここまで風景を一変させるとは・・・

 10時45分、駐車地。

まだ時間が早いので、

もう一座紅葉を狙ってみよう!

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2023.10.16 『高岡山』(137m)  雨予報から逃れて

 もう一週間前の話しになるが、

16日の月曜日は、

あらかじめ休みを取っていた。

ところが天気予報は、

一日雨が降ったり止んだりと言う。

それだけでもモチベーションが全く上がらない。

そこでできるだけ近くで、

広い風景を眺められるところ、

と考えて当別町弁華別に向かった。

そして弁華別地区で「パンケチュウベシナイ川」に沿って、

西に伸びる農道に入った。

この農道は田園地帯を離れると林道となるが、

舗装されており大変走りやすい。

林道は高度を上げて行き、

150で最高標高となる。

この林道の最高標高点から先は、

「五の沢林道」として下って行き、

当別町八幡町五の沢地区で道々に至る。

 林道の最高標高辺りを駐車地としたが、

雨が降り出したので、

雨雲が去るのを待つことにした。

そこで目を閉じると寝入ってしまい、

1時間ほども眠っただろうか?

昼寝? いや朝寝??

なんか、疲れているのねえ・・・

 雨が止んだので、

南に伸びる林道に徒歩で入った。

この林道にゲートはないが、

見渡す限りの広い風景を楽しめる林道なので、

必ず徒歩で入る。

 歩き出すと辺りの木々は、

いくらか秋色に染まっていた。

短い樹林を抜けて広い世界に飛び出すと、

やはりここの風景は広々として気持ちいいね~

と、一瞬「あれっ!?」、驚いた。

西側の石狩湾方向に、

風力発電用の風車が建っているではないか!

しかも4基。

前回ここを訪れた今春にはなかったものだ。

いったいいつの間に?

この問いには後程答えてくれる人がいた。

 広い風景の中の一本道を歩いて行く。

風が強く上下雨具着用でちょうど良い気温だ。

もう帽子がとばされそうな強風なのだが、

常に見えている風車の巨大プロペラは、

回らずに止まったままだ。

変だなあ、

と思いつつ歩いて行くと、

今度は前方に直立するアンテナが現れた。

これも前回まではなかったものだ。

いやあ、不思議な体験ができる日だねえ!

そしてこのアンテナの件も、

この後で明らかになる。

 林道は3kmほど歩いた地点で、

藪に飲まれて終息する。

しかし西側に小規模送電線の作業道が続くので、

これを利用して草原の中を進む。

そして最後は藪に入って、

三等三角点「高岡山」

標高は低いがとにかく広い世界が広がる。

 復路に入り、

藪から作業道、林道に戻ると、

前方からオレンジ色の作業着を着た人物がやってきたので、

すれ違う時に少々話しをした。

するとその若い人物は、

今夏建立した垂直のアンテナの、

保守点検でやってきたそうで、

アンテナの高さは60mもあるそうだ。

また、この人物に例の風車のことを尋ねてみた。

するとこちらも今年8月に建設されたそうで、

プロペラが強風にもかかわらず回っていないのは、

まだ稼働していないためだと理解した。

この人物との出会いで全てが納得でき、

すっきりしてまた広い風景の中の、

一本道を歩いて引き返した。

そして駐車地へ。

はじめは雨に降られてどうなることかと心配したが、

終わってみれば雨に当たることなく、

まずまずの山行となったことに感謝!

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2023.10.15 『447m峰』(夕張)  深まらぬ紅葉・・・

 先日の土曜日、

Meguがやってきた後、

日曜日は女子会登山でHiromiも出かけたため、

ひとり紅葉を楽しむこととした。

近年紅葉の時期になると、

どうしても足が向く夕張へ。

 道々3号線を栗山町から夕張市に向かい、

夕張が近くなると、

「大蛇の沢川」に架かる大きな「錦冬橋」(キントウハシ)を渡る。

それを渡りきった右手に林道の入口が現れるので、

ここを駐車地とした。

 大きな「錦冬橋」の歩道を戻るように歩いて行く。

いつもは「錦冬橋」の手前に駐車するのだが、

現在何かの工事が行われており、

車両や建設機械置場となっていた。

 「錦冬橋」を渡りきったところで、

左手の細い道路に入った。

これは旧サイクリングロードで、

舗装されている。

しかしこれが閉鎖されて久しく、

サイクリングロードの上には泥が流れ込み、

植物に覆われている。

全長18kmに及ぶこのサイクリングロードが造られたのは、

いったいいつのことなのか?

とにかく休憩施設や道路標識が、

無残な形で残されている。

そんな道を歩きながら、

辺りの紅葉を楽しむのが恒例となっているのだが、

やはり今シーズンはいまだ色がはっきりしない。

なんだか意気消沈してしまい、

「登る」という意識が失せてしまった。

そして尾根の取り付き点まで紅葉を求めて歩き、

そのまま引き返そうと、

気持ちが傾いた。

 遠くでヒグマが吠える中、

一段上のサイクリングロードに上がる。

このサイクリングロードが、

どのように伸びているのかはわからないが、

とにかく上下2本が並走している。

ただ、それも途中で水に流され、

崩壊してしまっている。

そこで今度は更に一段上の林道に上がる。

林道に上がるとハンターの存在が心配だったが、

路面に最近車が走ったタイヤ痕はなく、

コケが生えている状態だったので安心した。

 この林道も予定では歩きながら、

美しい紅葉を楽しむはずだった。

しかし高度を上げても色付きは浅く、

今シーズンはこのまま終わってしまいそうな気配だ。

 天気が良く気温もそこそこで、

大変空気の良い中ではあるが、

期待した紅葉が当て外れとなり、

全くモチベーションが上がらない。

林道奥で小沢に入り、

「447m峰」への尾根取り付き点まで行き、

そのまま引き返した。

とうとう登る気にはなれなかった。

まあ、そんな日もあるさあ・・・

 復路で少々ルートを変えて、

更に紅葉を探してみるが、

そううまくいくはずもなく、

ダラダラと歩いて「錦冬橋」に戻った。

そして駐車地へ。

この日は期待した紅葉よりも、

青空が一番美しかったなあ・・・

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2023.10.14 『馬追』(ウマオイ・229m)  気持ちの良い午後の山へ

 

 先週末の土曜日午前中、

北の都市からやってきたMeguを交えて、

「幌向炭山」に登り、

Hiromiの所用に我々も付き合った。

そしてそれが終わったのが12時を過ぎていた。

急いで最寄りのコンビニに駆け込み、

各自弁当を購入して昼食。

その後Meguの車をHiromiの家の前に置き、

私の車で向かったのは、

直近の「由仁林道」入口だ。

もう13時を過ぎており、

他の山に向かう時間が無くなった。

 林道入口そばに駐車して、

徒歩で「由仁林道」に入った。

気温が上がって暑く感じ、

私は半そでシャツでスタートした。

 「由仁林道」は紅葉が進まず、

なんかつまらんねえ。

しかし、しゃべりだしたら止まらない、

Meguの話しを聞きながら、

飽きることなく歩いて行く。

Meguとは1年ぶりに会うので、

話しが新鮮で面白い。

普段は黙々と歩くHiromiも、

さすがにこの日はMeguと、

尽きぬ会話を重ねながら、

ゆっくり歩いて行く。

 林道ゲートから3kmほど歩くと、

前方にこんもりとした「馬追」のピークが見えてくる。

そこで「指を指せ!」と言うと、

素直にピークを指さす二人。

この後一旦ピークの左側を、

巻くように先へと進む。

最短距離の北側からピークへの尾根に取り付くと、

笹が濃くて面倒なことになるので、

逆の南側で取り付くことにする。

 ピークの東側を歩いて行くと、

突然前方の視界が開けた!

あら~っ、伐採地でしょ!

しばらく訪れていない間に、

伐採作業が行われたんだなあ。

そこからは標高が低いので、

高度感こそないが、

空知平野の広い風景が見渡せた。

やはり伐採地はいいねえ!

 ピークの直下を一旦南側に回り込み、

作業道を若干利用して藪に入った。

そしてわずかな距離の藪漕ぎで、

三等三角点「馬追」

 下山は同様に藪から作業道、

林道へと下り、

またぺちゃくちゃおしゃべりをしながら歩いた。

駐車地に着いてHiromiがGPSを確認すると、

7.5kmほど歩いたのねえ。

時刻は15時を過ぎていたので、

急ぎHiromiの家に二人を送り届けて帰途に着いた。

そして夕方あらためて「反省会」。

初めてMeguも参加だ。

「反省会」終了後は、

これも初めてだが、

MeguがHiromiのところにお泊り!

 

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2023.10.14 『幌向炭山』(ホロムイタンザン・361m)  友遠方より来りて集う!

 先週末の土曜日は、

Hiromiに午前11時、

どうしても行かなければならないところがあり、

それに間に合うべく「幌向炭山」に登ることにしていた。

そこへ金曜の夜になって、

北の都市に住むMeguからHiromiに連絡が入り、

山行に参加したいとのことだった。

それでMeguには気の毒だが、

早朝のまだ暗いうちに家を出てもらった。

 栗沢町上幌地区の農道を走って行くと、

「幌向炭山」の端正な姿を確認できる。

 Meguとは午前7時半に、

栗沢町美流渡で合流した。

すぐ奈良町から「石油の沢川」に沿って伸びる林道に入った。

そして林道入口付近を駐車地とした。

Hiromiは女子会山行で、

Meguやその他のメンバーと、

たまに会っているが、

私がMeguと会うのはちょうど1年ぶりだ。

 歩き出して間もなく、

左手の作業道に入るのだが、

久しぶりに会ったMeguの話しに気を取られ、

うっかり見落としてしまった。

それを少し先に進んで気付き、

そのまま予定ルートとは別尾根をつないで、

周遊しようとも考えたが、

この日ばかりはどうしても急ぎ下山しなければならないため、

引き返して予定の作業道に入ることにした。

 作業道は前回ここから入山した2年前とは、

下草の勢いが全然違い、

どうりで見落としたわけだ。

この作業道を入って行くと、

伐採地が現れる。

その風景を好む私とHiromiだが、

Meguもまた気に入ったようだ。

 伐採地の広い風景を眺めた後は、

そのまま先に伸びる作業道を進むが、

伐採地から先は笹に覆われて廃道だ。

笹は前回ここを訪れた時より勢いを増し、

二人の姿が見えなくなる場面も!

辛抱強く笹をかき分けて行くと、

針葉樹林の中に入り、

笹は勢いをなくした。

そしてここで斜面に取り付き、

今度は急登に耐える。

スパイク長靴の私とMeguは靴中で足がよじれて、

急登に四苦八苦。

しかし長くは続かず、

稜線上の尾根に上がった。

あとはほぼ平坦な尾根歩きとなり、

最後は方向を変えて進み、

二等三角点「幌向炭山」

辺りはいくらか紅葉が進んで、

それはそれなりに美しい。

 下山は最短時間で下れる、

同ルートを引き返した。

笹にまみれた林道を抜け、

再び伐採地の良い風景を眺めて駐車地へ。

すぐにかたずけを済ませ、

Hiromiの所用場所へと向かった。

その後もう一座へ向かうことになっていたので、

Meguも自分の車でHiromiの所用場所へと向かった。

そしてそこに到着したのが11時01分!

危なかった!

ホッ・・・

 

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2023.10.9『東阿蘇岩』(ヒガシアソイワ・217m)  100%藪の山へ

 先日の三連休最終日の月曜は、

コロナ感染と前二日間の山行で衰弱した体をいたわりつつ、

朝はゆっくりと休み、

遅い時間にHiromiと出かけた。

向かったのは当別町青山地区。

当別川に架かる「青山橋」手前の小道に入る。

すると間もなく行き止まりとなるので、

その辺りを駐車地とした。

そこにはかつて人家があり、

農業を営んでいたと思われる。

しかし離農して久しく、

その人家は年々雪に押しつぶされて行き、

とうとう完全に倒壊してしまった。

 「東阿蘇岩」とは、

航空自衛隊のレーダー基地がある、

「阿蘇岩山」(一等三角点・418m)の東隣りに位置する山。

「阿蘇岩山」と比較すると、

ずいぶん小さいが、

それなりの存在感はある。

逆に418mの「阿蘇岩山」が、

やけに大きく感じられる。

 もう昼近くになった頃、

咳止めの錠剤を服用して、

なんだかぼんやりした頭を抱え、

とりあえずスタートした。

そしていきなり倒壊した家屋の上を行く。

釘を踏まぬかと注意しながら歩くが、

足もとが不安定で怖い。

それを乗り越えると藪突入だ。

最初は太いイタドリの中を行き、

一旦トドマツの林に抜ける。

しかし長くは続かず、

適当な尾根に取り付いた。

そこそこの笹をかき分けて登ると、

古い林道跡に出る。

これは地形図上に破線で記されているものの、

もうほとんど笹に埋もれて消失してしまった。

ただ、この林道跡をたどって行くと、

よりピークに近付くのだが、

どうにも笹に埋もれた先が見通せない。

そこで意を決して、

その場から藪尾根を行くことにした。

するとこれが結構な藪漕ぎで、

これまでに3度登っているこの山のルートで、

最も辛い行程となってしまった。

藪に入ると後ろに下がるHiromiの姿が、

ほとんど笹に埋もれて見えない。

たまに頭が見えると、

その姿を写真に収めた。

 尾根筋をたどってピークを目指すが、

そんなきれいごとは言っておられず、

少しでも笹が薄い部分を狙って登る。

そして山ブドウのツルが現れると、

腰に付けたハサミを出して切断する。

そんな四苦八苦を重ね、

ようやくピークに続く主尾根に上がって、

「ホッ・・・」。

この尾根に上がると、

笹が急に薄くなって、

歩きやすくなった。

木の間越しに左前方の「阿蘇岩山」を眺め、

四等三角点「東阿蘇岩」

短い距離だったが、

もがき苦しんで疲れたぁ・・・

しかしHiromiは、

「面白かった」と言う。

 下山はルートを変えた。

主尾根をたどって南下し、

消失した林道に当てることにした。

そしてそれは正解で、

林道跡に下ると、

うっすらと笹の下に踏み跡が残っていた。

これをたどって歩くと、

笹薮を歩くよりはるかに楽だった。

  最後はトドマツの林に下ったが、

このとき笹の中でサングラスを落としたことを、

駐車地に戻って気付いた。

探しても見つかりはしないだろうと、

即あきらめた。

この後一旦帰宅して、

夕方久しぶりに「反省会」とした。

 

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2023.10.8 『矢作山』(ヤハギヤマ・250m)  青空と大地の中で

 先日の日曜日朝、

「奥門別山」に登った後、

「ホロカンナイ林道」から道々に戻り、

これを「義経峠」方面へ1.5kmほど走った。

すると伐採地の入口奥に林道が伸びている。

これを利用して「矢作山」へと向かう。

1年前に単独で登った山だ。

「於曽牛山」、「奥門別山」と、

樹林帯の中の登行が続いたので、

広い風景を眺めたくなった。

 この林道は入口から既に雑草に覆われている。

ただ雑草も盛期を過ぎ、

枯れ行く過程にあるので、

抵抗が小さくて済む。

 林道の入口からすぐそばに、

壊れかけたゲートが現れるので、

その横を通って先へと進んだ。

すると間もなく伐採地の風景が目に入る。

さっぱり紅葉が進まないこの秋だが、

周囲の木々は少し色付き、

それが青空の下で美しい。

この何とも言えないメルヘンチックな風景が好きだ。

それにしてもなんという好天か!?

 広く美しい風景を楽しみながら、

足もとの雑草をかき分け、

1kmほど歩くと、

右手に尾根の末端が現れるので、

これに取り付いて急斜面を登った。

私は前日からの疲労で、

この斜面を登るのもやっとだ。

恐るべしコロナ!

ここまでコロナの影響を受けるとは、

夢にも思わなかった。

先を行くHiromiもコロナに感染したのに、

そんなことはどこ吹く風、

とばかりにグイグイ登って行き、

すぐに姿が見えなくなる。

 白樺の多い樹林の中を歩き、

四等三角点「矢作山」

南側の斜面が崩れ落ちている。

5年前の「胆振東部地震」による崩壊だろう。

「矢作山」のピークから戻らず、

北へと続く尾根にのった。

そして伐採地の上部を目指した。

ところが尾根筋から古い作業道に入って、

少々まごつくことになってしまった。

前回ここを歩いた時は12月で、

木々の葉がすっかり落ち、

辺りの風景をうかがい知ることができた。

ところが今はまだ、

青々とした葉が全体を覆い、

全く先を見通せない。

作業道の枝を間違った方に入り、

その結果一本北側の尾根を進んでしまった。

ただでも疲れているのに、

凡ミスでさらに疲労が蓄積する。

戻って正しい尾根にのり、

樹林を抜けると一気に視界が開け、

伐採地の上部に出た。

するとちょうど正面に、

この直前に登った「奥門別山」が見えていた。

大変良い眺めの中で昼食。

Hiromiはこの日も最近定番の果物弁当だ。

バナナ、キュウイ、プルーン等。

タッパに詰められた果物は、

全然おいしそうに見えないけどねえ。

 昼食後伐採地の中を下った。

伐採後数年が経過しているので、

下草が伸び、

足もとが見えないため慎重に下る。

そして林道へ。

また雑草にまみれた林道を歩いて駐車地に戻った。

林道の途中でキノコ採り二組に出会ったが、

いったいこの時期は何が採れるんだろうね?

 この日も車中泊の予定だったが、

コロナやら寝不足やらで疲れ切っていたので、

一旦帰宅して自宅で休むことにした。

 

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