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2024.9.22 『深沢』(フカザワ・212m)  濃い笹にリタイア

 

 三連休中日の午前中、

厚真町で「知決辺川」に沿って伸びる林道を利用し、

「知決辺」(四等三角点・256m)に登った後、

同林道を3kmほど下流方向に戻り、

ちょうどよいところに駐車スペースを見つけた。

それを起点に「深沢」(四等三角点・212m)を目指すことにした。

「深沢」には尾根ルートで複数回登っているが、

笹が濃くて苦労するので、

別ルートを探ることにした。

 駐車地から林道を少し歩いて、

水量が少ない小沢に入った。

小沢を詰めて上部で尾根に取り付くことにした。

薄い笹薮であってくれ、

と願いながら。

まあ、いつもの出たとこ勝負だ。

 狭い小沢の藪は薄いのだが、

トゲのある植物が多く、

それらが次々ズボンを通して刺激してくる。

「痛い」、「痛い」と声をあげながら進む。

いくら声をあげても、

だ~れもいないからね~

 沢筋を進んで行くと、

前方に6年前の「胆振東部地震」による崩壊地が現れた。

予測していた光景だったが、

降雨による浸食で、

地肌に刻まれた深い雨裂が、

崩壊斜面の荒々しさに拍車をかける。

そして斜度がきつい。

ピッケルで身体を支えながら、

一歩一歩登って行くが、

辛くて何度も立ち止まって呼吸を整えた。

崩壊斜面を登りきって振り向くと、

いい風景だね~

しばしほんのり秋色に変色した木々の風景を眺め、

藪に入った。

ここから尾根筋を詰めて行くが、

笹は期待を裏切り結構濃い。

一旦藪を抜けて土場のようなところに出た。

そしてその向こうで再び藪に入った。

すると今度は頑強な笹だ。

丈が私の身長を超え、

密度もかなり濃い。

なかなか前には進めず、

早々とリタイアを決めた。

この辺りはどうも笹が濃いようだ。

厚真町ももう少し南側だと、

けっこう薄いところが多いのだが。

まあ、こんなこともあるさ~

と、下山を開始。

登路できつくて辛かった急斜面も、

ピッケルで身体を支えながら下るのは、

楽だし速い!

スタスタ下って沢筋へ。

またトゲのある植物に刺されながら林道に下りた。

そして駐車地へ。

誰が来ることもない広い河原で着替えて帰途に着いた。

「知決辺川」沿線は面白い!

次回は地震で崩壊した、

「知決辺川」の最深部まで入ってみよう!

 

 

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2024.9.22 『知決辺』(チケッペ・256m)  地震崩壊の知決辺川奥地探索

 昨年末厚真町で、

「知決辺川」に沿って伸びる林道に入った際、

その奥地で新たな林道の開削工事が進められていることを知った。

その林道名は「幌里チケッペ線」。

その前から「知決辺川」の奥地に興味があったので、

ぜひ新林道奥へ足を踏み入れてみたい、

と思ってきた。

但し、今尚工事が進められていると思われるので、

狙うなら工事を休む日曜日しかないと思っていた。

それで三連休中日は、

知決辺川奥地を探索することとし、

最終的には「知決辺」(四等三角点)に登ることにした。

「知決辺」にはこれまで北東側に位置する、

「安平道」(三等三角点・266m)経由で四度ピークに立っている。

また、地形図を見ると、

「知決辺川」をそのまま詰めて行くと、

「安平道」に突き上げる。

ただ、6年前の「胆振東部地震」が引き起こした、

「崩壊」の巣のような谷間なので、

どうなっているかはわからない。

 「知決辺川」は水量の少ない川だが、

河原がずいぶん広い。

そこに6年前の「胆振東部地震」による崩壊で、

大量の土砂と倒木が堆積された。

そしてながいことそのかたずけと、

河原の整備のため立ち入り禁止となっていた。

しかしそれも下流域では全て終了し、

知決辺川に沿う林道も付け替えられた。

 この朝車でゆっくり林道に入って行くと、

そこには今尚地震の爪跡がしっかりと残されていた。

堆積した流倒木や茶褐色の崩壊斜面が、

そこではむき出しのままだ。

林業用の重機が水没した場面さえ残っている。

 新しい林道をあまり奥へは乗り入れず、

適当なところを駐車地として歩き出した。

するとすぐに伐採地が現れた。

それも今まさに伐採されたばかりで、

その整備作業の最中だった。

但し、この日はもくろみ通り作業は全て休んでいた。

作業中だったら、

とても入ってはいけないだろう。

 林道を離れて伐採地に続く作業道に入った。

周辺の樹木が全て切り倒され、

それらも搬出された伐採地は、

すっきりして歩くのが実に気持ちいい。

伐採地のピークに上がるといい景色だ!

目指す「知決辺」のピークには、

伐採された尾根を詰めて行く。

伐採地を過ぎて作業道から樹林の藪に入った。

はじめは薄かった藪だが、

間もなく笹が濃くなり、

あっと言う間に丈も私の身長を超えた。

更に笹の密度が増し、

身動きするのも大変になった。

そこで尾根筋の前進をあきらめ、

一旦林道に下った。

伐採地から続く林道は、

尾根の北側に沿って続いていた。

 やっとの思いで林道に下り、

先へと歩を進めて行くと、

重機が3台作業を休んでいた。

そしてそれが林道の開削工事と理解できた。

今まさに林道が奥へと伸びているところだった。

目指すピークはその現場のほぼ真上にあったので、

そこから藪に入って、

四等三角点「知決辺」。

但し、この三角点は標石を目にしていない。

笹に包まれたピークだが、

標石をいくら探しても見つかっていない。

 ピークを後にして林道に下った。

そして駐車地に戻るため、

開削されたばかりの林道を歩いた。

辺りは地震による崩壊斜面が続く。

それらはまだ荒々しいままだ。

歩いていると工事標識が設置されていたので、

工事期間が確認できた。

工事は来年の2月までとなっていたが、

それでどこまで開削されるのだろう?

また興味津々だ。

 最後は伐採地の風景を眺めて駐車地へ。

この後もう一座知決辺川沿いでルートを探ることにした。

 

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2024.9.21 『辺富内村』(ペトムナイムラ・224m)  田園地帯で奇妙な点名へ

 

 9月の三連休初日、

平取町で「幌消末峰」に登った後、

未踏の三角点ピークを目指すべく、

道々131号線をむかわ町穂別安住まで戻り、

「鵡川」の上流方向に沿って伸びる農道に入った。

そしてこれを1kmほど走った地点で、

右に現れた「オソスケナイ川」に沿って伸びる農道に入った。

狭いが舗装された農道を入って行くと、

1kmほどで舗装が切れて、

砂利道となった。

そこにはこの道路の最終人家が建っていたが、

人が住む気配はなく、

すでに廃屋となっていた。

舗装が切れる地点に空き地があったので、

これを駐車地とした。

 林道を歩き出すと、

すぐに両側の草が林道にかぶりこんできた。

その中に古いエゾシカ防護柵が見える。

最終人家に住んでいた人が、

ここで農業を営んでいたのだろう。

 林道を100mも歩くと、

生い茂る雑草で見えないが、

「オソスケナイ川」に架かる橋を渡った。

地形図を見てここから藪に入って、

尾根に取り付くことにしていた。

しかし草ボ~ボ~で躊躇してしまう。

なるべく草の薄いところを狙いたかったが、

まあどこも同じようなので、

意を決して突入!

ところが「意を決する」までもなく、

草の藪を抜けたて樹林に入った。

すると藪はひじょうに薄く、

「ホッ」と安堵した。

ところがそれもつかの間!

斜度がきつく、

両手をついて登る場面も!

それでも長くは続かず、

尾根の頭に上がると傾斜が落ちて落ち着いた。

藪がほとんどない尾根筋を楽々登って行く。

そして垂直に交わる尾根に合流すると、

笹の高さが腰程度になった。

しかしこれも長くは続かず、

やがて膝程度になり、

尾根の幅が広くなった。

それを進んで行くと作業道に出た。

いったいどこから上がってくるのだろう?

作業道をまたぐ形で先に進む。

すると前方にこんもりと、

盛り上がったようなピークが見えてきた。

そしてそれに上がると、

三等三角点「辺富内村」。

誠に奇妙な点名だが、

点名の由来はいったい何なのだろう?

「右股」だの「左股」、

あるいは「二股」だのと言う点名よりは、

ずうっとましだけどねえ!

 下山は同ルートを辿った。

登るときには両手をつく場面もあった急斜面も、

下山となると楽なもので、

難なく下って林道へ。

駐車地に戻ると昼を少し過ぎたところ。

もう一座、

とも考えたが、

まだ三連休の初日、

早く帰って休みましょ!

 

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2024.9.21 『幌消末峰』(ポロケシマッポウ・266m)  思いがけない風景が!

 

 9月に入り、

空気が入れ替わって涼しさを感じるようになった、と思っていたら、

もう下旬に入ってしまった。

そんな秋の三連休は、

Hiromiが女子会登山で、

道北へ出かけて行ったので、

一人でのんびり山歩きを楽しむこととなった。

その初日は久しぶりに平取町とむかわ町で楽しもう!

 土曜日の朝厚真町経由でむかわ町穂別へと向かった。

これまでは穂別へと向かうのに、

夕張経由か厚真経由かと迷い、

先日その両方の走行距離を計測して、

私が住む江別市を起点とした場合、

夕張経由の方が3.6km短いということが判明した。

ところが先日厚真町から穂別へと抜ける、

道々933号線が災害復旧工事を終えて、

いつの間にか開通したことを知ったので、

今回はそれを走り抜けてみることにした。

そして先週訪れた「厚真ダム」と、

穂別の間を走るのが新鮮だった。

その結果、夕張経由とほぼ同じ走行距離であることが判明した。

ただ、車はめったに通らなし、

信号がない分厚真ダム経由が速いかもしれない。

 むかわ町穂別から道々131号線にのり、

平取方向へと車を走らせた。

そして平取町幌毛志で、

国道237号線に突き当たる2.5kmほど手前、

左手に林道の入口を見た。

これが今回利用した「幌毛志林道」だ。

林道入口の道々脇に空き地があるので、

これを駐車地とした。

「幌消末峰」に登るのは3度目か?

 林道に入るとすぐに橋が現れ、

橋を渡りきったところにゲートがあり、

きっちり施錠されている。

狩猟期間に入る前の、

静かな山歩きを楽しめる、

と思って先に進むと、

林道が半分崩れ落ちていた。

先日の大雨で増水した「ポロケシオマップ川」が、

コンクリートの護岸ごと崩したようだ。

 ゲートから100mほどで、

右手に現れる作業道にのった。

作業道とは言っても、

すでに崩壊が激しく荒れている。

足もとがひじょうに不安定な中、

雑草がはびこってよく見えない。

それを辛抱強く登って行くと、

やがて樹林に入り、

作業道は消滅する。

あとは薄い藪尾根を伝って、

一つ先のピークを目指し、

三等三角点「幌消末峰」(点名:ポロケシマップ)。

三角点脇の小木に取り付けられていた、

例の黄色い私製標識がなくなって、

小さなものが取り付けられていた。

やはり木肌にビス留めをする黄色い標識は嫌われて、

取り外されたのだろうか?

 ピークから南側の木々の向こうが明るい。

「もしや」と思い、

そちらに歩を進めると、

な、なんと、伐採地じゃないか!

今年伐採されたようで、

広々とした風景が広がる。

いやあ、気持ちいいね~っ!

伐採地の向こうに平取町振内の風景が広がる。

思いがけず素晴らしい風景に出会うことができた。

山は変化していくねえ・・・

 下山は同ルートを下った。

このところ冷え込んでいたので、

木々の葉がいくらか色を秋色に染めつつある。

もうすぐすると、

素晴らしい紅葉が辺りを染めるだろう。

そんなことを考えながら駐車地へ。

予想していなかった伐採地の風景を眺められてよかった。

それにしても気温が下がったわ!

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2024.9.16 『行千世奥』(ユクチセオク・436m)  厚真ダムを起点に藪尾根へ

 

 「行千世奥」とは奇妙な点名だが、

標高200m前後の丘陵地帯が続く厚真町にあっては、

このピークが最高峰となる。

そしてこの山には、

2年ほど前になるが、

「厚幌ダム」奥の「厚真川林道」に入り、

上空を走る送電線にほぼ沿って伸びる、

作業道を利用して登った。

ただ6年前に起きた「胆振東部地震」による崩壊で、

作業道及びその周辺は、

ズタズタに崩壊していた。

また、登山道のないこの山に挑むに当たっては、

当初「厚真ダム」を起点に、

藪尾根を伝って登る計画を立てた。

しかし、厚真町とむかわ町穂別を結ぶ、

道々933号線は、

災害復旧工事のため、

長い間「厚幌ダム」横の、

「厚幌トンネル」で通行止めとなっていた。

そしてそれが解除されたことを知ったのは、

この前週「一里沢」(三等三角点)に登った時のことだった。

通行止めが解除されたなら、

そこで早速「厚真ダム」まで車で入り、

ダムを起点に登ってみることにした。

 長い間通行止めが続いた「厚幌トンネル」前から、

「厚真ダム」までは5kmほどの道程だった。

初めて目にする「厚真ダム」周辺の風景は新鮮で、

あちこちをきょろきょろと見回してしまった。

ただ、先日の大雨による影響で、

湖の水が濁ったままだったのが残念だ。

また「厚真ダム」は渇水期を迎え、

水がほとんどなくなっていた。

 素晴らしい晴天の下、

ダム横の駐車スペースから、

そのまま目の前の尾根に取り付いた。

はじめは急な尾根を地面に手をついて登った。

しかし急登はすぐに落ち着き、

傾斜が落ちて楽になった。

そして尾根筋の笹は予想を裏切ることなく薄い。

まだ緑美しい樹林の中に続く尾根筋を、

慎重に選んで登って行く。

前を行くHiromiが、

時折携帯の地図を確認している。

後ろから行く私は、

帰路で枝尾根に惑わされそうなポイントに、

ピンテを付けて進む。

ただでも遅い私の足が、

写真撮影やらピンテやらで、

更にスピードが鈍る。

それに対して明瞭なルートだと、

どんどん先に行ってしまうHiromiだが、

この日は久しぶりに藪尾根ルートだったので、

あまり間隔が空くと、

立ち止まって待っていた。

そして一ヶ所ミスをした。

黙ってHiromiの後を着いて行くと、

とある尾根をどんどん下りだした。

「えらいアップダウンだなあ」、

と思いながら下るうちに、

おかしいと気付き地図を確認。

すると手前の小ピークで、

うっかり枝尾根に入ってしまっていた。

ピークで進行方向を確認しなかった私のミスだ。

100mほどを登り返して、

ルートを修正。

あとは問題なく進み、

390で作業道に出た。

これは2年前に利用したもので、

目指すピークはもう近い。

 作業道は前述の通り、

この下部でズタズタに寸断されている。

従って車が走行することはできない。

そんな平和な作業道を歩いて最後の詰めは、

薄い藪尾根の登り。

そして三等三角点「行千世奥」。

このピークからの展望は、

北側に続く山並みと、

南の平取町方面に続く山並みだ。

とにかく天気がいい!

南の風景を眺めながら昼食にしようとした。

するとスズメバチだ。

途中の休憩でもそうだったのだが、

スズメバチがひどくしつこくつきまとい、

顔の皮膚ギリギリまで接近してくる。

私に何かスズメバチを引き寄せる臭いがあるのだろうか?

そのうちスズメバチは、

1匹から2匹に!

黙っていては刺されそうなので、

昼食をやめて下山を開始した。

この日は最初からヘルメットを着用したので、

オニヤンマ君をつけていなかった。

しかし、ザックに付けておけばよかったと後悔した。

 ピークを下って作業道へ。

そして作業道を歩いた後、

再び長い尾根が続く藪に入ったのだが、

この取り付き点をHiromiは既に忘れており、

黙ってもていると、

2年前に利用した尾根を下りだした。

すぐに引き戻したが、

感というのはなかなにか磨かれないものだ。

 登路と同ルートを引き返し、

要所に付けたピンテを全て回収。

最後は樹林帯から突然ダムの風景の中へ!

いやあ、楽しい山行だったねえ!

Hiromiと二人満足して帰途に着いた。

そして夕方改めて「反省会」。

 

 

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2024.9.15 『発足山』(ハッタリヤマ・256m)  期待した広い伐採地にガックリ・・・

 

 先日の三連休中日、

日本海に面したところで、

大変広い風景を楽しんだ後、

更に少し北に進み、

厚田から当別に抜ける道々11号線に入った。

それを厚田から3kmほど走ると、

左手にロープで閉ざされた林道の入口が見える。

しかしこのロープは輪になった片側の端を、

ただかけてあるだけなので、

容易に取り外して林道内に入ることができる。

そしてそれを越えたところを駐車地とした。

そのまま車で入って行ける林道だが、

そう長くは走れず、

荒れた林道に立ち往生することを知っていた。

最後にこの林道に入ったのは昨春だったか?

この日の二座目は「発足山」の、

ピークそばに広がる伐採地で、

のんびりと昼食を摂ることにした。

 林道を歩き出すと、

すぐに1台の軽トラックが下ってきた。

今はキノコ採りのシーズンなので、

それが目的で入山したのだろう。

この後も少し先で、

もう1台車が停まっていたが、

この日はその奥で車を目にすることはなかった。

 林道の路面には雑草が生えており、

高度を上げるほどそれが濃くなっていく。

そして120の林道分岐から先は、

その草が更に濃くなった。

足もとを覆うハコベの多いこと。

小学生の頃うちで飼っていたセキセイインコの「ピピ」が、

このハコベを好み、

一度飛んで外へ逃げ出したが、

母がハコベを手に持ち、

「ピピ!」と呼ぶと、

すぐに飛んで家の中に戻ってきたっけ。

もう60年も前のことになるが、

このときはっきりとその光景を思い出した。

 林道は190にある壊れた簡易ゲートから、

更に荒れて草が濃くなった。

ススキが覆う林道を進んで行くと、

左手に崖が現れる。

すると目指すピークは近く、

崖とは反対の東側の樹木が切れて景色が見える。

ここは『別狩岳』(南・666m)の西側に位置する。

ただ、この日の『別狩岳』は、

濃いガスの中にあって、

その姿は全く見えなかった。

 崖下の林道から「発足山」(三等三角点)のピークへは、

結構濃い笹を漕ぐことになる。

しかしこの日は強い雨の後だったので、

藪漕ぎを控えることにした。

そこで引き返し、

簡易ゲートの少し下で、

藪中に伸びる小道に入った。

これは伐採地に抜ける笹刈り道だ。

そしてすぐにそれを抜けると、

な、なんと期待の伐採地が草まみれじゃないか!

思えばここが伐採されたのは、

おそらく3年前だ。

そこに初めて足を踏み入れたのが一昨年。

伐採された後3シーズンで、

こんなことになってしまった。

恐るべし雑草群!

伐採地の広い風景を楽しみながら昼食、

と思っていたが、

背の高い雑草の中にあっては、

それもままならない。

しかしまあ、少し草がおとなしいところを選んで昼食とした。

 下山は同林道を下った。

この林道は特に見るところもなく、

あまり楽しい林道ではない。

ここを歩く楽しみは、

唯一伐採地の風景だったのだが、

これでこの山には足が向きずらくなってしまった。

トボトボ下って駐車地へ。

この後私が住む江別市まで戻り、

ホームセンターに寄って、

先日Hiromiの庭で作業をした際に足りなかった砂利を購入した。

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2024.9.15 『嶺泊』(ミネドマリ・219m)  4,900回目は広い風景の中で

 

 三連休初日にHiromiのところで、

ちょっとした土木工事を行ったところ、

即臀部から大腿の後ろ側に筋肉痛を発症!

筋肉痛なんかずいぶん久しぶりだし、

その箇所がまた経験のないところなもんで、

下半身を使うのがなかなか大変になった。

夜中にトイレに起きた際、

一旦ベッドの上に座って立ち上がろうとしたら、

ズキン!

また座り込んでしまった

それからは歩くのも大変だし、

腰にも負担がかかったようで痛む。

 三連休中日の日曜日は、

明け方目覚めると、

ザーザーと雨音が激しかった。

その雨が朝7時ころまで続いた。

この朝は8時にHiromiが、

我が家に来ることになっていた。

そして藪に入る予定でいたのだが、

雨上がりではそんな気になれず、

Hiromiに広い風景を見せることにした。

 Hiromiの車を我が家に置き、

石狩市厚田区望来へと向かった。

そして国道231号線を厚田区嶺泊地区で、

「嶺泊覆道」を潜り抜けた地点で林道に入った。

ただこれが林道なのか、

または農道なのか、

あるいは市道なのか、

というところははっきりしない。

いずれにしても砂利道だ。

この砂利道を3kmほど走った地点を駐車地とした。

その先もゲートで閉ざされてはいないが、

道路から見渡す風景が好きなので、

その前に駐車して歩く。

 砂利道を歩き出すが、

この道を車が通ることはほとんどない。

この日もただの一台も車は来なかった。

 歩き出すと間もなく、

広々とした風景を見ることになる。

右前方に緑の原野が広がり、

左前方にはやはり緑の「嶺泊」(三等三角点)が見える。

一旦「嶺泊」の入口を通過して、

奥の原野へと向かった。

そして駐車地から2kmほどの地点で、

原野に向かう作業道に入った。

荒れた作業道は狭く、

深そうな水たまりもある。

ここを通過するには、

大型クロカン四駆でもなければ、

完全にスタックしてしまうだろう。

 草付きの狭い作業道を抜けると、

目の前には一気に原野の風景が広がった。

季節柄ススキが生い茂る原野は、

これまた風情があっていい。

ここは「阿蘇岩山」(一等三角点・418m)のすぐ西側だ。

原野の中にうっすらと伸びる作業道を進み、

終点で引き返して別の作業道にも入ってみた。

広い風景がとにかく好きな我々!

Hiromiもこの風景をすっかり気に入った様子。

 作業道から車道に戻って「嶺泊」を目指す。

「目指す」とは言っても、

ほんの少しのアルバイトで、

三等三角点「嶺泊」

但し、この三角点は標石を目にしていない。

昨年単独で訪れた際、

入念に探してみたが見つからなかった。

三角点の位置を含むピークには、

何かの古い施設が残されている。

その施設に埋没しているのかもしれない。

なんだかタンクのようなものがあり、

落ちて出られなくなっては大変なので、

壊れた柵の中に入ろうとしたHiromiを制止した。

 「嶺泊」を下ると、

駐車地まではわずかな距離だ。

雨が降り出しそうな空模様だったが、

降られずに済んでよかった。

そしてこれが私にとって、

通算4,900回目の山登りとなった。

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2024.9.14 「労働」  Hiromiのところで庭仕事

 

 週末土曜日からの三連休初日は、

Hiromiのところで労働をすることにした。

この日はHiromiの誕生日!

プレゼントは1週間前に渡している。

土曜日は以前Hiromiが、

「軒先に砂利をまきたい」と言っていたので、

三連休初日をその労働にあて、

残り二日間を山にあてることにした。

 砂利と縁石については、

事前にホームセンターに行き、

種類と購入量を決めていた。

金曜日の仕事帰り、

私が勤め先のキャラバンを借り、

ホームセンターに寄って、

あらかじめ決めていたものを購入した。

帰宅して隣家から借りた一輪車や、

スコップ、巻き尺、大工道具などを積み込んだ。

 昨日の朝6時に家を出て、

Hiromiの家に向かった。

Hiromiの家までは20分ほどで着く。

6時半前に工事を開始。

この土木工事素人のジジが、

ピンと張った糸に沿ってスコップ片手に地面を掘る。

ただの土の地面ではなく、

砂利や大石或いは妙なゴミが、

剣先スコップの先に当たり、

なかなか思うように掘り進めない。

そしてかがんでスコップを地面に対してほぼ水平に押して、

土を削り取って行く、

この動作が臀部から大腿の裏側に、

ひどい疲労をもたらした。

おまけに晴天で暑い!

もう呼吸が荒く、

ぜ~ぜ~、は~は~

そしてその状態で縁石用のコンクリートを一本一本運ぶ。

掘ったところに置いてみて、

傾いたり曲がったりすれば、

また縁石を取り出して、

小さなシャベルで地面を削り、

微調整をしていく。

いやあ、きつかった!

最後はもうヘロヘロになった。

しかしそこにHiromiお気に入りの赤みを帯びた砂利をまくと、

まあかわいいんでないかい!?

砂利が足りなかったので、

後日追加で購入することとし、

ヘロヘロ状態でやっとかたずけを済ませ、

休日出勤していたHiromiに作業終了のlineを入れ、

眠気半分で帰途に着いた。

土木仕事がこんなに疲れるとは、

70歳になって初めて分かった。

今頃になってわかっても、

もう遅いけどね~

 

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2024.9.8 『虚無僧山』(コムスヤマ・198m)  暑い中風通しの良い山へ!

 

 先日の日曜日、

厚真町で「厚幌ダム」湖岸から、

「一里沢」に登った後、

炎天下に出てみると、

いやあ、暑い暑い!

引き続き軽装で登れる山希望だが、

登山道のある山が皆無であるこの一帯で、

短パン軽装限定で登れる山はそうない。

そこで今年既に二度登っている、

風通しの良い「虚無僧山」に登って、

眺めの良いところで昼食とすることに決めた。

「虚無僧山」は以前藪山で、

初めて登った時は、

樹林の中の藪をかき分けて登ったものだ。

ところが昨年伐採が入り、

すっきりとした山容になった。

  厚幌ダムから幌内地区まで戻り、

作業道に入った。

すぐにエゾシカ防護柵が現れるので、

その扉を開けて中に入る。

すると広い土場となっているので、

そこを駐車地とした。

太陽がギラギラ照り付けて暑い中をスタート。

石がゴロゴロと堆積しているが、

これは先日の大雨で上部から押し流されたものだ。

その雨量を物語るように、

この後作業道に深い雨裂が続いた。

雨裂は深いところだと、

Hiromiの腰くらいまであった。

 雨裂を避けながら作業道を歩いて行くと、

突然前方の視界が開け、

広大な伐採地の風景が目に飛び込んでくる。

緑に染まった大地が美しい。

そして背後には、

次第に幌内地区の田園地帯の風景が広がって行く。

標高こそ低いが、

実に良い風景だ。

 作業道はヘアピンカーブとなって高度を上げて行く。

途中やはり大雨で、

作業道の端が崖下に崩れた箇所があった。

もう一度同じような雨が降ったなら、

作業道ごと崩れ去るだろう。

 蛇行して伸びる作業道は、

伐採地を離れて一旦樹林に入るが、

それを抜けると、

今度は第二の伐採地が現れる。

はじめの伐採地は数年前のものだが、

こちらは昨年伐採されたばかりだ。

従って植生も荒々しい。

素足を傷つけぬよう、

極力上部まで作業道を利用した。

そして伐採地のピークに上がる。

澄んだ青空の下、

実に見晴らしがいい。

この奥の三角点は少々藪を漕がなければいけないので、

この日はカットしてここで昼食とした。

この辺りは千歳空港に着陸する旅客機の空路となっているので、

上空を次々と飛行機が飛んで行く。

 下山は蛇行する作業道をショートカットして、

雑草の斜面を下った。

するとまたカマキリだ!

ブラキストンラインから北には生息していないはずのカマキリを、

また目にしてしまった。

しかも今度のは大きい!

北海道でカマキリを見たのは、

これで三度目だ。

しかもその全てが、

ここ厚真町の里山だった。

何らかの手段で北海道に入ってきたカマキリが、

ここでは間違いなく繁殖している。

 汗を拭き拭き下山。

駐車地に着くと農家のおじさんがやってきて、

「キノコ採りですか?」。

「いやぁ、山登り」、

と答えると、

ほとんど何も言わず、

ただ不思議そうな様子で立ち去った。

そして帰途に着き、

夕方いつもの「反省会」。

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2024.9.8 『一里沢』(イチリサワ・268m)  厚幌ダム湖岸で尾根に取り付く

 先日の日曜日は、

9月に入ってもまだ日中の気温が30℃になると言うので、

軽装で登れる山を選定。

この朝Hiromiを迎えに行き、

厚真町へと向かった。

そして久しぶりに厚幌ダムへ。

その途中の吉野地区には、

6年前の「胆振東部地震」で亡くなられた方々を弔う、

献花台がテントの中に設置されているところがある。

つい先日の6日もテレビや新聞等のニュースで取り上げられていた。

また、この献花台が設置された裏側の斜面は、

幅約1kmに渡って、

全てが一瞬のうちに崩れ去った。

そしていち早く取り組まれた災害復旧工事が、

一番最初に完了したところでもある。

 厚幌ダムまで走って驚いた。

そこを走る道々933号線はこれまで、

ダム横の「厚幌トンネル」の前でゲートが閉じられ、

その先へは車両を乗り入れられなかった。

6年前の胆振東部地震による災害と、

その復旧工事が進められるためだ。

それがこの度は開通したようで、

大きなゲートが開かれたままだった。

それでそのまま車で「厚幌トンネル」を抜け、

先へと進んで行った。

2年前には工事が停止する盆の期間中に、

Hiromiと徒歩で歩いた道々だ。

 道々を走り「厚幌トンネル」を抜けて、

二つ目の「一里沢橋」を渡ったところに、

ちょうどよい駐車スペースがあったので、

これを利用した。

そしてそれは取り付く尾根の目の前と言う、

絶好の位置にあった。

駐車地から眺めるダム湖は、

先日の大雨の影響で、

泥水が大量に流れ込んで濁っていた。

 駐車地から目の前の尾根に取り付いた。

このルートは2年前に歩いているので、

短パン軽装でピークまで行けることを知っていた。

尾根筋はすっきりして気持ちよく歩ける。

おまけに広葉樹の植生がよく、

尾根自体が大変美しい。

そんな尾根歩きを楽しみながら、

小さなアップダウンを越えて、

徐々に高度を上げて行く。

そして北側の樹木の切れ間から、

ダム湖とその向こうに、

「花美有山」(二等三角点・309m)が見えると、

目指すピークはもう近い。

一山超えて、

四等三角点「一里沢」。

ここの標石は地面から大きく飛び出していた。

また、2年前にはここから更に奥へと足を伸ばし、

「一里沢奥」(三等三角点・394m)を往復したことを思い出す。

 復路に入るころには日も高くなり、

天気予報通りかなり気温が上昇していた。

それでもこのルートは、

一貫して樹林の中を歩くため、

常に日陰なのでまだ涼しい方だ。

また、尾根上にはずいぶんたくさんのドングリが落ちていた。

先日大雨をもたらした低気圧が、

強い風を伴って木々の実を、

まだ緑のまま落としてしまったのだろう。

 復路も楽しく歩いて駐車地へ。

ここは本当に美しい尾根歩きを楽しめた。

暑いけれどもう一座に登りましょう!

 

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