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2025.1.25 『送電線』(ソウデンセン・299m)  期待通りの展望が!

 

 昨日の土曜日は朝から良く晴れた!

それで一昨日登る予定をしていた「送電線」へ。

 「送電線」とは奇妙な名称だが、

間違いなく三角点名だ。

栗沢町美流渡市街地の北側に位置する、

四等三角点だ。

この山には数年前の晩秋に登ったことがある。

この辺りは作業道が発達し、

複雑に走っているが、

近年林業の手が入らないようで、

作業道が藪の状態だった。

そこで今回は積雪期に登ってみることにした。

藪の中を登っても、

けっこう風景が良かったので、

今回もそれを期待して出かけた。

 栗沢町美流渡東栄町で、

「幌向川」に架かる「東栄橋」を渡った。

するとその先へと除雪された道が続いていた。

そしてタイヤショベルで押された雪が山となり、

あちこちに適当な駐車スペースを、

確保できるようになっていた。

こいつはありがたい、

とばかりに、

「東栄橋」を渡りきった地点を駐車地とした。

 準備を整えてスタート。

気温は-6℃。

この時期の朝としては暖かい。

きっちり除雪された道を少し歩くので、

ストックとスノーシューを手に持ってのスタートだ。

除雪が奥まで入っていると言うことは、

ハンターの進入に警戒しなければならないので、

ザックの鈴を出した。

ハンターにこちらの存在を知らせるためだ。

そして100mほど歩いた地点で、

スノーシューを装着。

北に向かって伸びる尾根の末端に取り付いた。

この尾根が目指すピークまで誘ってくれる。

尾根上の雪面は、

陽光を浴びて寒暖を繰り返し、

良く締まって傾斜のある斜面に、

スノーシューのアイゼンがよく効いた。

 尾根の頭に上がって驚いた!

何と数日前と思われる、

スノーシューのトレースが残っていた。

こんなローカルな四等三角点ピークに、

登る人がいることに驚かされた。

と思ったら、

そのトレースは、

直線的に伸びた尾根の最初のピークで消えていた。

地元住民の散策か?

 最初に立った小ピークから、

美流渡の市街地がそっくり見渡せた。

なかなかいい眺めで、

その先の風景に期待感がもてる。

 尾根はその性質故、

アップダウンを繰り返し、

徐々に高度を上げて行く。

そんな尾根筋が割と開けているので、

周囲の風景が木の間越しに透けて見える。

どこをとってもなかなかいい風景が続く。

やはり期待した通りのルートだ。

 尾根は狭い部分があったり、

大変広い部分があったりする。

また、尾根筋に沿って作業道が現れる部分では、

それを利用して歩いた。

そして標高280mで西側の樹木が切れ、

「幌向炭山」の全容が見えた。

実にいい眺めじゃないか!

「幌向炭山」の山肌では、

林業が冬季の伐採作業をしており、

その機械音が聞こえる。

また、コンパクトカメラのズーム機能を使い、

木材を搬出するトラックをとらえた。

 「幌向炭山」の美しい姿に見入って間もなく、

四等三角点「送電線」。

前回ここに立った晩秋は、

濃い藪の中で三角点標石を見つけられなかった。

また挑戦しよう!

 

 この三角点名の「送電線」を意味するものが、

ピークの少し奥にある。

もうすっかり錆びてしまったが、

かつては送電線を支えた鉄塔だ。

この辺りは旧産炭地。

炭鉱が栄えていたころ、

電気を送るのに使われていたものだろう。

歴史を感ずる遺構だ。

 下山はルートのほぼ中間点である、

170まで自らのトレース上を下り、

それを離れて下降する尾根に沿って伸びる作業道を下った。

そして「奈良川」に沿って伸びる林道に下り立った。

この林道は地形図上で、

大変立派なことになっているが、

もう廃道になって久しく、

かなり崩壊が進んでいる。

 尾根筋のアップダウンを嫌って、

林道に下ったはいいが、

もうかなり気温が上がって、

雪面の雪が腐り始めていた。

それに難儀しながら駐車地へ。

 いやあ、期待通りの風景が楽しめる、

いいルートだったねえ!

 

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2025.1.13 『幌向炭山』(ホロムイタンザン・361m)  東尾根を登る

 

 先日の三連休最終日は、

朝起きると喉の痛みがかなり薄れていた。

女房がよく効く薬を与えてくれたため、

この朝もぐっすり眠った後の、

良い目覚めで朝を迎えた。

そしてその目覚めが、

やはり6時半を過ぎていた。

 年が明けてからさっぱり降らない雪は、

この三連休中も同様で、

全く除雪の心配がない。

夜間に雪が降り、

朝から除雪に精を出すと、

山に対するモチベーションがガタ落ちになる。

その心配がないと言うのは、

本当にいいものだ。

ただ、このまま楽な冬が過ぎて行くわけではない。

今に来るだろう、ガッツリと!

 この日の朝も8時ころ家を出た。

そして向かったのが栗沢町美流渡地区。

そこで「幌向炭山」に登ることにした。

「幌向炭山」には春夏秋の3シーズンに登っているが、

積雪のある冬季だけは登ったことがなかった。

理由はアプローチの問題だ。

この辺りは岩見沢市の一部で、

ひじょうに積雪が多いところ。

従って駐車地を確保することが困難と、

はなからあきらめていた。

しかし今季は12月に大雪が続いたものの、

1月に入ってからはそんなニュースに接していない。

そこで、まあダメ元で行ってみた。

すると正解!

しばらく雪が降っていなかったようで、

美流渡の市街地の除雪が行き届いており、

あちこちに大型タイヤショベルで、

大量の雪を押し付けてできた駐車スペースができていた。

それで取り付きやすい小尾根に、

一番近いところを選んで駐車。

まさかここまで楽に駐車できることになろうとは・・・

 誰も来ないような農道の片隅をスタート。

田園の中を100mほど歩いて、

目の前の小尾根に取り付いた。

はじめきつかった傾斜も徐々に落ち、

あとは明瞭な尾根筋を登って行く。

足もとの雪は寒暖を繰り返してよく締まり、

ひじょうに歩きやすい。

また、周囲の植生は広葉樹林だ。

尾根筋の木々の切れ間から、

「鷲ノ沢」(三等・355m)や、

「石油沢」(三等・530m)などが見える。

なかなか良い眺めだ。

 尾根ルートの中間辺りで、

北側から重機のエンジン音が聞こえてきた。

そちらに目を凝らすと、

伐採作業が行われていた。

この日は祝日だったが、

林業は休めないんだなあ。

 緩やかな広葉樹林の尾根をつなぎ、

最後はピークに突き上げる尾根の急登だ。

これを一歩一歩登って行くと、

背後に木の間越しの風景がどんどん広がって行く。

300mちょっとの標高なのに、

やけに高度感が感じられる。

そして二等三角点「幌向炭山」

初めて積雪期に立った。

空腹感があり、

そこで昼食とした。

誠に穏やかな天候の下、

風もほとんどなく、

実に気持ちがいい。

 下山は同ルートを下った。

尾根上から麓で造材作業をしている様子が、

よりはっきりと確認できた。

あとは締まった雪上を楽々下って駐車地へ。

 天候に恵まれ、

除雪作業もなく、

平和で穏やかな三連休を過ごせたことに感謝!

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2025.1.11 『竹ノ子山』(156m)  喉も鼻も胸も痛い・・・

 

 毎年年が明けて最初の三連休は、

金山湖の「ホテルラーチ」に出かけて、

私的な「新年会」を開催してきた。

もう10年継続してきた「新年会」だが、

この度は中止とした。

理由の一つはその距離にある。

歳とともに年々長距離運転がおっくうになった。

そこへ昨年維持費の低額化を図るため、

車を小さくした。

すると余計長距離運転がおっくうになった。

そしてもう一つの理由は、

金山湖周辺の雪の少なさにある。

毎年年が明けた今頃はまだ雪が少なく、

中途半端な雪に苦しめられる。

そんなこんなで予約していたコテージを、

昨年末にキャンセルした。

従ってこの三連休をほぼ自宅で過ごすのは久しぶりだ。

 年末年始の休暇で我が家に来ていた娘が正月2日発熱し、

その後熱が下がらずほぼ寝て過ごした。

そして治りきらないまま、

5日に帰って行った。

それから2日後の7日、

我々夫婦が同時に喉の痛みを感じた。

「やべ! やられたか!?」

と感じても既に手遅れ!

喉の痛みはどんどん増し、

鼻水もジュルジュル!

ただ熱は微熱程度。

女房はそれから毎日寝て過ごしていたが、

私は仕事に出かけて休むことはなかった。

私も仕事を休んで養生したいというのが本音だが、

逆に「風邪なんかに負けてたまるか!」

という昭和の気概がメリメリと湧いてきて、

微熱と咳止めの薬の影響でぼ~っとした感覚だったが、

とにかく出勤した。

はじめは咳止めの薬を服用しても咳が止まらず、

会社の仲間たちに迷惑をかけぬよう、

気密性の良いマスクをして出勤した。

 咳止めの薬が効かない状態だったので、

夜眠れず昼間ぼ~っとしていたが、

金曜日の夜になってようやく薬が効き、

一晩ぐっすりと眠ることができた。

そして三連休初日は、

喉の痛みが癒えぬまま山へ!

風邪をひいたからと言って、

山に向かわないという選択肢はない。

しかし喉は相変わらず痛く、

体力的にも自信を無くしていたので、

栗沢町の「竹ノ子山」へ出かけた。

トドマツの風景が美しい丘陵地帯を歩いたが、

ちょっと傾斜を増すと呼吸がきつく、

肺に痛みを感じた。

けれど周囲の風景は美しく、

やはり外に出てよかった。

もし恒例だった「新年会」を、

予定通りに開催していたら、

この日金山湖で一泊するはずだった。

さすがにそれは無理だろう!

24時間近くをともに過ごすと、

誰かにうつしてしまう。

そんなことも含めて、

やはり中止してよかった。

 この日は昼過ぎに帰宅したが、

疲れ切って昼寝。

ぐっすり眠れた。

それにしても風邪なんかひいたのは、

いったいいつ以来だろう?

コロナ禍の数年前にかかったのが最後のはずだ。

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2024.12.29 『天狗山』(栗山・330m)  美しい雪景色の中で・・・

 

 昨年末の29日は、

久しぶりにHiromiと同行だった。

この朝Hiromiを迎えに行き、

夕張へと向かった。そして馬追丘陵を越えて驚いた。

馬追丘陵の手前、

つまり西側は新たな降雪が、

ほんのわずかだった。

ところが馬追丘陵の東側に下って行くと、

新たな降雪が20cmほどあった。

前日もその辺りを通ったのでわかるが、

一晩で20cmほど降ったのだ。

その処理のため、

除雪車があちこちで活動していた。

それで夕張へ行くことを中止。

確実に駐車できるところへ。

 栗山町南角田の「不動の沢林道」入口付近は、

道々の行き止まりとなっている。

かつてこの道々が、

「不動の沢林道」を飲み込んで、

夕張市清水沢方面へ抜ける計画があったらしい。


 道々の末端で準備をしていると、

除雪車がやってきて、

すぐそばまで近付いて来た。

「そこに車を停めるな」、

とでも言われるのかと思ったら、

一旦停止したのち、

そのままバックして去って行った。

 スタートして歩き出すと、

背後に雪雲と青空の境界が、

はっきりとHiromiのカメラに収められていた。

 雪が降るのは嫌だが、

降った後はその雪景色が素晴らしい!

四季を通じて回を重ねて歩いてきた林道だが、

降雪後はまた美しい。

Hiromiと「きれいだ!」、「素晴らしい!」、

を連発しながら歩いて行く。

この数日前と思われる、

スノーシューのトレースが残っていたので、

新たな降雪後もトレースの跡が締まって歩きやすい。

ただ、その歩きやすさがHiromiの足を速めるので、

どんどん先へと行ってしまう。

 美しい雪景色を眺めながら歩き、

250で林道を離れて、

送電線の作業道に入った。

そしてこれを登って行くと、

背後に雪をたっぷり蓄えた針葉樹の、

美しい森が広がった。

降雪後の樹林は本当に美しい。

 作業道を登りきると、

目の前に「天狗山」の頂上部が現れる。

無積雪期はちょっとした藪だが、

積雪期は楽に登って、

四等三角点「天狗山」。

以前にも指摘したが、

このピークの小木に付けられていた、

黄色地に黒文字の私製標識がなくなった。

その前に付けられた、

かまぼこの板のような木切れに、

黒マジックで「天狗岳」、

と書かれた私製標識は残っているのに。

二つの違いは、

前者が木の幹にビス留めしてつけたもの。

後者は木にコイル状の針金でくくりつけたもの。

樹木を傷つけるビス留めを、

「良し」としない登山愛好家が取り外したものか、

或いは付けた本人が外したものかはわからない。

夕張の「空池山」でも同様のことが起こった。

 下山は同ルートを下り、

再び美しい雪景色を楽しんだ。

登路で上空を覆っていた雲が、

時間の経過とともに晴れて行き、

駐車地に着くころには、

すっかり晴れ渡って申し分ない。

天気が良くていい年末を迎えられた。

 

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2024.12.28 『三角山』(栗山・336m)  馴染みの山で何かが始まった!

 

 年末年始の時の流れの関係で、

ここは少し戻って昨年暮れの話しになる。

 年末28日の朝、

天気予報で樺戸山地の南が、

昼近くから雪模様とのことだったので、

当別町に向かった。

ところが私が住む江別市を出ないうちに雪が降り出した。

車のサイドミラーで見る後方は青空なのに!

それですぐに方向を変えた。

そしてまた南へと向かった。

するとこの日も前日と同じく、

馬追丘陵の上空に、

北側の雪雲と南側の青空の境目ができていた。

それで千歳市と安平町の辺りを回ってみたのだが、

駐車できそうなところがなく参った。

雪が少ない地域なので、

以前のハイエースなら強引に入り込めるところも、

フィットでは簡単にあきらめざるを得ない。

スタックはしたくない。

この日もまた無駄に燃料を消費してしまい、

結局栗山町まで戻って、

「三角山」に登ることにした。

栗山町の「三角山」は、

確か2年ぶりになると思う。

 国道275号線を由仁町川端から、

夕張方向に走り、

「夕張川」に架かる「川端橋」を渡ると栗山町だ。

栗山町滝下に入ると、

間もなく左手に鉄塔が現れ、

そこが林道の入り口となっている。

 

入り口にはエゾシカの防護柵があるので、

その前のわずかなスペースを駐車地とした。

小さい車はこんな狭い駐車スペースだと、

ようやくその威力を発揮できる。

このときの外気温が-16℃!

昨年の12月は低温が続く。

 エゾシカの防護柵扉を開けて林道に入った。

ただ、林道とは言っても、

故人の所有地なのだろうか?

林道はきっちり除雪されている。

これは入口から600mほど先にある、

水に関する処理施設の維持管理のために空けられている。

従って、除雪はそこまでで、

その先は動物の足跡しかない。

 林道を歩いていると、

「ピットエリア」と書かれた貼り紙があった。

「ピットエリア」って何!?

かいもく見当がつかないまま、

更に歩を進めて行くと、

かつて最終人家が残っていた場所にその人家はなく、

車が数台停まっているのが見えた。

しかも雪に埋もれて放置されているようだ。

そしてその辺りにも「ピットエリア」の貼り紙や、

「徐行」だとか「一方通行」などの貼り紙が現れた。

この夏ここではいったい何が催されたのか!?

広い大地が広がり、

それを横断するが、

その中にどうやら道路が造られたようだ。

広い大地はかつて畑であり、

ここで農業を営む住民が離農してからは、

広い畑が雑草に覆われて行った。

それを今どうしようと言うのか?

ひじょうに興味がある。

 広い大地を横断して樹林に入った。

すると大地に張られていたトラロープが、

樹林の中にも続いていた。

どうやら土地を囲うように張られているようだった。

そしてトラロープは尾根筋に沿って伸び、

とうとう「三角山」の頂上基部まで続いて、

「✕」印で終息した。

 最後は空知平野の美しい風景を眺めながら登り、

四等三角点「三角山」。

木の間越しに南の「於兎牛山」が見えていた。

 下山を始めると、

空の雲が一気に流れて、

青空が広がった。

途中まで自らのトレース上を戻った後、

西向きの尾根にのって下降した。

そして更にショートカットして、

駐車地近くで林道に下った。

 この日は「三角山」に登る予定ではなかったが、

結果的にこの山に登って良かった。

気になる山中での催しは雪が融けたら改めて検証してみよう。

 

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2025.1.1 「くりやま湖」  正月早々リタイア!

 

あけましておめでとうございます

 本年もよろしくお願いいたします

 

 我が家は昨夕娘と息子家族がやってきて、

恒例の賑やかな年越しとなった。

みんな年末年始休暇に入っている中、

息子の嫁だけが昨夕まで仕事があり、

その帰りを待って宴会を始めた。

そしてごちそういっぱいの夕食の後、

これも恒例だが、

女房手製のゲームの始まりだ。

これに女房が長い時間をかけて小道具を作り、

賞金には我が家の500円貯金箱の硬貨を使う。

このゲームには女房から点数に応じた賞金が出るので、

みんな必死になって取り組む。

この70歳の年寄りも、

ついつい真剣になってしまった。

ゲームが終わると、

夜が更けるまで歓談を楽しんだ。

 今朝6時前に起きると、

階下で女房が既に雑煮を用意していた。

我が家の雑煮は今は亡き、

私の母親が女房に伝えたもの。

具沢山な雑煮は我が家の伝統だ。

 朝食後家を出た。

家にいてもしょうがないので、

一山登るつもりだった。

ところが車で向かった栗沢町は大雪!

元旦だから除雪車も走っておらず、

車道はモフモフの新雪に覆われていた。

当然駐車場所もなく、

そのまま走り抜けて栗山町の「栗山ダム」に向かった。

そして除雪されていない農道を走り、

「栗山ダム」の駐車場に到着。

未除雪の上タイヤ痕のない車道は、

地上高の低いフィットで走るにはギリギリだった。

 準備を整えて歩き出すと、

ふかふかの新雪にスノーシューが深く飲み込まれた。

大型のスノーシューを装着したが、

それでも膝付近まで取られた。

従って進むのが容易ではなく、

いくらも行かないうちにリタイアを決めた。

これはしばらく雪が落ち着くまで、

この地域では活動できない。

2025年の山活はリタイアで始まった!

 ちょうど昼頃帰宅し、

その時間帯に起きてきた孫たちと戯れた。

明日から改めて活動開始だ。

 

 

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2024.12.30 『南高山』(ミナミタカヤマ・242m)  今年もお世話になりました!

 

 昨日は我々の山行の年末最終日だった。

毎年12月30日を年間の最終日としてきた。

 昨日の朝は雪が積もっていたので、

除雪をしてからHiromiを迎えに行った。

そしてHiromiの家の庭も除雪。

するとそれを見ていたHiromiが、

「車の中にいるから!」。

おいっ!!

 

 最終日は三笠市で、

里山に登って終わろうと思っていた。

しかしいつものように、

空模様を見ながら車を走らせると、

この日も馬追丘陵から北側が、

分厚い雪雲に覆われていた。

それで自ずと境界より南側で活動することにした。

そして向かったのが、

栗山町東山地区。

だが、こちらも早い根雪で駐車スペースが確保できず、

更に南下して栗山町の端で、

林道に入ることにした。

そこには林道入口のエゾシカ防護柵ゲートの横に、

車1台分のスペースがある。

 スタート時点の気温が-16℃。

この12月は日々気温が低かった。

近年まれにみる寒さ!

従って歩いていても、

ストックを握る手の指先がいつまでも冷たく、

痛みさえ感じる。

 林道歩きが1kmに満たない地点で、

林道を離れて台地に上がった。

かつてこの奥に人家があり、

この台地は畑だった。

ただ私が初めてここに足を踏み入れた5年前には、

既に人家は廃屋で、

畑だった土地は雑草に覆われていた。

 広い雪原を突っ切って、

樹林帯に入った。

はじめは針葉樹林で、

多くがトドマツの林だ。

尾根筋から作業道にのり、

針葉樹林を抜けた。

すると上空を送電線が走っており、

その下を潜ってその向こうの広葉樹林に入った。

斜面を登って尾根筋へ。

すると葉がない樹林が透けて、

空知平野の風景が見える。

あとは尾根筋を辿って、

四等三角点「南高山」。

かつてここには私製標識が付けられていた。

今はその残骸だけが残る。

 下山は同ルートを辿った。

気温は低いが、

その分天気がいい。

今年の山行の最後にふさわしい青空だ。

おまけに風もなく、

大変穏やかな中を歩いて、

2024年の締めくくりとした。

そして今年もずいぶん楽しませてもらった山々に感謝!

「I am Amigo!」にお付き合いいただいたみなさんに感謝!

今年も怪我することなく、ともに楽しんだ相棒に感謝して、

2024年の山行を締めくくることにした。

みなさん、よいお年をお迎えください。

また来年もよろしくお願いいたします。

 

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2024.12.27 『長官山』(チョウカンザン・254m)  自由なバリエーションルート

 2024年の暮れも押し迫った27日は、

午前中のうちから雪が降り出す予報だったので、

何とかそれを逃れ、

しかも燃料の消費を抑えるべく、

この前日に続き近場の「馬追丘陵」で活動することにした。

 朝家を出て車で走り出すと、

前日の暖気で融けた道路の雪が凍り、

どこも路面がツルツル、てかてか状態!

 私が住む江別市の隣り、

南幌町から長沼町に入ると空が二つに分かれていた。

北側の雪雲と南側の青空の境界線が、

ちょうど目指す「馬追丘陵」の上空にあった。

雪雲が南下しないことを願いながら車を走らせた。

そしてこの度は「馬追丘陵」の南側で活動しようと、

駐車できるところを探した。

しかし既に根雪の今車を停められる場所などなく、

それを探しながら「馬追丘陵」をほぼ一回りしてしまった。

無駄に燃料を消費してしまったことを悔やむ小市民!

その結果、あきらめて「長官山」の火葬場登山口に入った。

随分久しぶりに登山道を往復して帰ることにした。

 前日の朝3℃だったがこの日のスタート時は-10℃。

長沼墓地の駐車場をスタート。

ところがどうも登山道をそのまま登って行く気がしない。

すぐに登山道から白樺林を抜け、

旧「マオイゴルフ場」に出た。

この白樺林の中にピンテが付けられていた。

何故ここにピンテ!?

意味が分からない。

前日に続いての同ゴルフ場だが、

前日に入ったのが南北に細長いゴルフ場の中央部分。

そしてこの日入ったのがゴルフ場の南端だった。

 

広いゴルフ場を歩き、

樹林に入って「長官山」に登ることに変更!

 ゴルフ場には二人分のスキーのトレースが残っていた。

以前は誰も入らなかったゴルフ場だが、

次第にこの中を歩く人が増えてきたようだ。

 固く締まったスキートレースを利用して、

楽に歩を進めて行った。

そしてこのトレースは私が利用する予定でいた、

樹林内の作業道上に続いて行った。

これはラッキー!

樹林に入るとそばのトドマツの幹に新しいヒグマの爪痕が残されていた。

以前「長官山」の登山道で出会って話したトレラン女子が、

「馬追丘陵にはクマがいないので一人でも安心して登れます」

と言っていたことを思い出した。

思えば今夏この馬追丘陵でヒグマの痕跡が確認され、

入山禁止措置が発令されたことがあった。

半径50kmをテリトリーとして常に動き回るヒグマだ。

いつどこに現れてもおかしくない。

 

 大木が林立する針葉樹林帯で、

スキーのトレースを離れて送電線の下に出た。

今度は送電線の作業道を登る。

驚いたことにそこにはツボ足の足跡が現れた。

数日前のものと思われる、

深く雪に取られた足跡が続いて行く。

すると今度は少し広いところに出た。

以前は作業道の両側が広葉樹に覆われていた。

よく見るとそばに大木の切り株だ。

そして上空には送電線が走っている。

これは大木が送電線付近まで伸びて影響を与えそうになったので、

切り倒されたものと推測できた。

表面がガリガリの雪にスノーシューを取られながら、

ヒーヒー登る急登でいつもとは違ったものが見られた。

 送電線下の急傾斜を登りきると、

その向こうに栗山町の市街地が見えた。

そして登山道に合流し少々の登りで「長官山」。

雪の状態が悪く体力消耗で空腹感あり!

頂上で昼食とした。

天候はまあまあで南側と西側の広い風景が見渡せた。

空腹を満たした後は「火葬場登山口」に向かって登山道を下った。

久しぶりに歩く登山道はしっかりと固まっており、

途中ですれ違った男性はツボ足だった。

そんな真冬の山のツボ足がなんだかなつかしく感じた。

そう、ここは冬でも人気の「長官山」なのだ、

と改めて認識した。

 しっかり締まった登山道を楽々下って駐車地へ。

出足は駐車地探しにまごついたが、

この日も楽しく活動できたことに感謝!

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2024.12.26 「馬追丘陵・文学台」(250m)  広い風景を楽しみに!

 

 先日の木曜日は夜半から気温が上がり、

朝起きてみると+3℃。

従って朝から車道の雪が融けていた。

ただ、天気予報で晴れるとのことだったので、

この前日に予定した「馬追丘陵」で、

広い風景を眺めることにした。

 馬追丘陵の西側麓を駐車地として、

旧「マオイゴルフ場」に入った。

すると東に馬追丘陵が北から南へと、

連なっている風景が一望できる。

そしてそばの池は結氷が始まっているものの、

完全には凍っていないようだ。

夏場の間水面に顔を出していた、

たくさんの魚たちは、

氷の下で土に潜って、

長い冬が過ぎ去るのを待っていることだろう。

 足下の雪は表面が氷状になって膜を作り、

カリカリ言うものの、

薄い氷の下は雪が湿っていた。

そこで少々深かったが、

小さいサイズのスノーシューを装着した。

 ゴルフ場の広い風景の中を、

北東方向に進んで行くと、

次第に高度を上げ、

前方に今年できた伐採地が見えてくる。

そこにのるために、

一旦小沢に下って登り返して伐採地に上がった。

これは先月の中旬歩いたルートだが、

まだ雪が降る前のそのときは、

この伐採地に上がったところで雨が降り出し、

その後は降られっぱなしだったことを思い出す。

 今年伐採された跡はそう広くない。

ただ、その周囲のトドマツが、

かなりの大木であることから、

まだ伐採面積が広がるのかもしれない。

 トドマツ林の中に続く作業道を進む。

すると間もなく分岐となるので、

北向きの林道に乗り換える。

そしてすぐ東向きの尾根に乗り換えた。

「文学台」へと続く尾根だ。

この尾根を忠実に辿り、

最後は急登に耐えて、

標高250mの「文学台」へ。

そこから石狩平野が遮るもののない中で見渡せるが、

遠くの景色はどの方角も雪雲に覆われて、

晴れているのは狭い範囲だったことが伺えた。

 下山は登路の尾根をそのまま下って林道へ。

そして登ってきた伐採地の、

一つ北側の伐採地を下った。

こちらは一昨年伐採されたところだ。

ここも面積は広くない。

伐採地の最下部まで下り、

小沢を越えてゴルフ場に戻った。

ひとりラッセル状態が続いたので、

空腹を感じて昼食とした。

その後はゴルフ場につけてきたトレース上を歩いて駐車地へ。

そのころには青空が、

すっかり雲に覆われてしまっていた。

そして更に融雪が進んで、

水が溜まる車道を走り続けて帰宅。

この夜からまた気温が真冬に戻る予報だった。

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2024.12.25 『最上山』(モガミヤマ・163m)  まるで水墨画の世界・・・

 突然ですが、

皆さん燃料代の高騰に困っていませんか?

私は最も単価が安い部類である、

「モダ石油」で給油しているのですが、

先日給油したところ178円/ℓでした。

これには驚きました!

一人では益々遠出できなくなりました。

今年の6月燃費の良い車に替えてよかったし、

それでも自由には走り回れません。

年が明けると、

更に単価が上昇すると言います。

困ったものです。

 私の仕事が23日で終了した。

24日から13連休が始まったが、

燃料費のことを思うと、

毎日山に出かけることはできないかと・・・

とりあえず初日の24日は、

朝から大雪の予報が出たので、

待機して午前中除雪とした。

この日は明け方から降り出した雪が、

みるみる積もって行った。

結局昼寝もして完全休養。

 年末年始休暇の二日目は、

やはり燃料代を気にする小市民!

晴天の下で広い風景の中を歩こうと思い、

直近の馬追丘陵に向かって家を出た。

ところが車で走っていると、

天気予報が言っていたように晴れてはくれず、

小雪模様だった。

そして目指す馬追丘陵も、

ぼんやりと霞んでいた。

それで途中の南幌町で方向を変え、

栗沢町で「最上山」に登ることにした。

 「最上山」は無積雪期だと、

ゲートのない「最上林道」が、

東西に走っている。

しかし積雪期になると、

林道の入り口は除雪車が跳ね上げた固い雪に閉ざされ、

駐車するところがなくなる。

それで、唯一駐車スペースがある北側の、

道々817号線沿いから尾根に取り付く。

そこには毎冬必ずタイヤショベルで雪を押し付けてできた、

車2台分のスペースがある。

 駐車地から道々を横断して、

すぐ尾根に取り付いた。

どんよりとした曇り空の下で、

景色全体がなんだか水墨画のようだ。

そんな色のない世界を黙々と登って行くと、

突然作業道に出る。

しばらくこれを利用して進む。

一ヶ所樹木が切れて、

伐採地が現れるのだが、

その風景もまた水墨画だ。

 伐採地を過ぎて長い直線の作業道を歩き、

直線歩を終えて右にカーブすると、

前方に目指す「最上山」のシンボルである、

巨大アンテナが見えてくる。

そして作業道を離れて、

「最上山」のピークにつながる尾根にのった。

これを詰めて行くと、

木の間越しに見上げる巨大アンテナが現れ、

四等三角点「最上山」。

この日はクリスマスで、

周りにはクリスマスツリーがいっぱいだ!

 下山は同ルートのトレース上を歩き、

途中の伐採地で早い昼食とした。

そして淡々と歩いて駐車地へ。

天気がいいと樹木に降り積もった雪が美しいのだが、

この日は最後まで水墨画の世界だった。

 

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