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2024.6.28 『真谷地炭山』(マヤチタンザン・463m)  ホームGで藪漕ぎ!

 昨日の金曜日は、

7月の繁忙期を迎える前に、

1日有給休暇を取ることにしていた。

朝から天気が良い中、

久しぶりにホームグラウンドである、

夕張の山を見ておくことにした。

そこでチョイスしたのが「真谷地炭山」だ。

無積雪期には、

もうずいぶん長い間登っていない気がしていた。

思い返してみると、

最後に登ったのが昨年の1月だから、

やはり無積雪期に最後に登ってから、

もう数年が経過している。

ホームグラウンドとして、

大変楽しませてくれる夕張の山は、

定期的に見ておきたい。

 昨日の朝私としては早い、

6時前に家を出た。

昨日は気温がかなり上昇する予報だったので、

涼しいうちに藪に入りたかった。

 夕張市沼ノ沢から、

道々を真谷地方面に入った。

そして人家がなくなって尚最奥まで進み、

開放された大きなゲートの先で林道にのった。

すると間もなく左手に林道の入口が現れる。

これが「真谷地炭山林道」で、

入口にはゲートが設けられ、

きっちり施錠されている。

林道入口を少し外した地点に、

駐車スペースがあったので、

これを利用して徒歩でスタートした。

別に車が来るわけでもないんだけどねえ・・・

 すぐにゲートを越えて林道に入った。

この林道は既に廃道と化し、

雑草に覆われている。

それを少し進むと、

前方にボタ山が現れるので、

その上に上がってみた。

すると南に露頭炭を採掘したところが見え、

それが今は緑に覆われて美しい。

近々行ってみたいと思った。

また、ボタ山の北の端から、

これから登り行く「真谷地炭山」のピークが望めた。

 上が平たんなボタ山を下り、

樹林の中に続く作業道に入った。

作業道は荒れた状態で樹林の奥へと続くが、

高度を稼ぐために枝の作業道を利用する。

しかし、すぐに作業道としての痕跡は消え、

ただの笹原に過ぎない。

それでは作業道を利用する意味がないので、

ただの笹薮に入って登って行く。

笹は濃い部分もあるが、

おおよそ並みの濃さで、

登行に大きな障害となることはない。

 周囲の植生が広葉樹から針葉樹に変わると、

藪は若干薄くなった。

しかし斜度が増すのでなかなかきつい。

そのノルマに辛抱強く耐えて行くと、

突然樹木が切れて、

三角点ピークに飛び出した。

ピークは樹木が切れているので、

なかなか劇的な最後だ。

三角点標石はすぐに見つかるも、

笹に覆われていたので、

ハサミを出して笹刈りをした。

そして三等三角点「真谷地炭山」。

 下山はどこを下っても笹の密度が変わらないので、

笹薮や作業道を適当に下って、

最下部の作業道に当てた。

このころになると、

気温がかなり上昇してきたので、

大汗をかいて衣服がベチャベチャ!

駐車地に戻って着替えをした。

そしてもう一座へ!

 

 

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2024.6.23 『冷水山』(703m)  白く染まった斜面を楽しむ!

 

 先日の日曜朝、

夕張で「砂金沢」に登った後、

同じく夕張の『冷水山』に向かった。

『冷水山』は「マウントレースイスキー場」として有名な山だ。

そして私が小学生のころ、

当時暮らしていた夕張の隣町である栗山町から、

この『冷水山』を眺めて、

その姿を『夕張岳』と勝手に信じ、

「いつかはあの頂に登ってやろう」、

と思い続けていた。

しかし中学に進学すると同時に、

父の転勤で滝川市へと引っ越したため、

『夕張岳』と信じていた山が、

実は『冷水山』だと知ったのは、

もう大人になってからだった。

そんな『冷水山』に初めて登ったのが、

31年前になるか・・・

当時も既にスキー場として切り開かれていたが、

谷間に登山道は残っていた。

今ではそのような形跡も、

全く残ってはいないが。

 記憶を掘り起こすと、

20年ほど前のこの山は、

スキー場一面が青紫のルピナスに覆われていた。

それを「マウントレースイスキー場」の、

運営会社が始めたのかどうかはわからないが、

「ルピナスの丘」と呼ばれる場所があった。

しかしその後純白のフランス菊の種が飛来してきて、

瞬く間にスキー場全体に広がった。

それはそれで素晴らしく、

一度目にすると毎年通いたくなる。

そして今年もそれを楽しみに出かけた。

 今は営業していないホテル脇の広い駐車場に車を停め、

徒歩でスタート。

駐車場から伺うホテル周辺は、

営業再開の雰囲気が、

まるで感じられなかった。

新聞紙上では運営会社が営業を再開する、

と報じられていたのだが・・・

 スキー場の下部では花が盛期を過ぎて、

純白から少し黒ずんで見えた。

しかし全体的には、

やはり美しい!

花たちは美しいのだが、

問題は私!

なんか辛いのよねえ。

この日は気温が上昇し、

暑かったせいだろうか?

辛くて辛くて足が出ず、

Hiromiがどんどん先に行ってしまう。

もう少し周囲の花を楽しみながら歩いてくれればいいのによ~

 スキー場の中間あたりから、

フランス菊の海は更に美しくなる。

スキー場の下部で盛期を過ぎたころなら、

標高差のある上部が盛期を迎える。

元気いっぱいのHiromiが、

作業道を黙々と歩いて登って行くが、

元気と余裕のない私は、

滑走斜面をショートカットして登る。

それもきついけどねえ・・・

しかし、元気なころはスキー場の麓から、

34分前後でピークに立ってきたのに、

ピークを目の前にして、

既に1時間を過ぎている。

やっぱり単に老化?

 ようやく『冷水山』(二等三角点:鹿ノ谷)の頂上へ。

そこにある木製ベンチにへたり込んだ。

そして簡単な昼食だが、

食欲もなく手製サンドイッチを、

ドリンクとともに無理やり流し込み、

お湯を入れたものの、

とても食べる気になれないカップ麺を、

Hiromiに食べてもらった。

自分のカップ麺も食べたHiromiが、

二つも食べた後で気持ち悪くなった、と・・・

 下山でもまた素晴らしい花の斜面を楽しみ、

あとは作業道を淡々と下って駐車場へ。

ひどく疲れたけれど、

この時期のこの山はやはり外せない。

来年もまた楽しみましよう!

帰宅後あらためて「反省会」。

「反省会」となると元気が出るのよねえ・・・

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2024.6.23 『砂金沢』(384m)  夕張メロンの畑の奥へ

 6月のこの時期は、

毎年夕張で花を楽しむことにしている。

今年もそれは外せないので、

日曜日の朝Hiromiを迎えに行き、

夕張へと車を走らせた。

天気予報は終日「曇り」でパッとしない。

事実、家を出た時は微かだが霧雨模様だった。

しかし夕張に向かって走って行くと、

幾分空が明るくなったので、

花見の前に一座藪に入ることにした。

 夕張市清水沢まで行くと、

すぐ近くに目指す「砂金沢」が見えてくる。

こんもりとした樹木に全体を覆われた山を眺め、

清水沢清陵町から農道に入って、

取り付き点を目指した。

農道の周辺は有名な「夕張メロン」の生産農家の畑がほとんどで、

そのビニールハウスが建ち並ぶ。

有名ブランドの「夕張メロン」を生産することは、

大きな利益につながるようで、

どの農家も家屋が大きく立派だ。

 農道の最上部で廃道となるので、

その辺りを駐車地とした。

そして目の前の林道に入った。

林道とは言っても、

これもまた廃道となっている。

草にまみれた林道は、

300mほど歩くと突き当りとなり、

何かの施設がある。

しかし今は用をなしていないようだ。

そしてその施設の裏手で藪に入った。

カラマツ林の尾根は笹に覆われて、

取り付きから少しの間、

濃い笹に難儀した。

しかし上部を走る尾根まで登ると、

笹の密度が薄くなり、

歩くのがずいぶん楽になった。

そんな尾根筋を忠実に北方向へと向かって行く。

直近でこの山に登ったのが、

今冬だった。

冬の間は樹木に葉がないので、

麓清水沢の風景が見えていたが、

しかし今はびっしり若葉に覆われて、

視界はほとんどきかない。

 小ピークを二つ過ぎて、

三等三角点「砂金沢」。

そばの立ち木には、

「砂金山」と書かれた、

例の黄色い私製標識が付けられている。

三角点標石周りの笹が濃くなってきていたので、

周囲の笹刈りをした。

その後ここで記念撮影をした写真を持ち帰り、

自宅パソコンで見て感じた。

Hiromiがやけに痩せてガリガリになってきた。

この前日久しぶりにRumiと同行した際、

Rumiがふっくらとしていたので、

自ずと比較してしまい、

余計痩せて見えるのかもしれない。

それにしても痩せすぎじゃないの~?

 下山は最短時間で下れる、

同ルートを引き返した。

早朝は重苦しい雲に覆われていた空も、

この頃になると青空が広がりだし、

早く花を見に行きたくなった。

 駐車地に着くと、

陽が射してかなり気温が上昇していた。

汗をかいたので着替えて、

さあ花見に向かおう!

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2024.6.22 『芦ノ沢』(499m)  3年ぶりのRumiを交えておしゃべり道中

 この週末の土曜日は、

ずいぶん久しぶりにRumiが北の都市からやってきた。

Rumiは金曜日にこちらに来て一人で登り、

その夜Hiromiの家に宿泊した。

 Rumiに会うのは2021年9月に登った、

樺戸山地の『ピンネシリ山』(1,100m)以来だから、

もう3年も前のことになる。

またRumiは私の娘と同じ歳であり、

息子のRyoの嫁であるSatomiの高校の先輩でもある。

そんなこんなで、

Rumiも娘のような存在だ。

 昨日の朝Hiromiを迎えに行くと、

縁側の戸を開けてRumiが先に顔を出した。

やはりなつかしい!

そしてちょっとふっくらとしたようだった。

 この日は芦別市の南端の山で活動することにしていたが、

Rumiが一緒なら、

のんびりおしゃべりをしながら登れる山に変更することにした。

しかもRumiが帰途に着きやすいよう、

少しでも北で活動しようと、

三笠市の「桂沢湖」へと向かった。

道々を「桂沢湖」に向かい、

国道452号線に合流する地点で、

国道に乗り換えて「桂竜橋」を渡る。

そしてすぐに「桂沢トンネル」を潜り抜ける。

これを潜り抜けてすぐ、

左手に「桂沢林道」の入口が現れ、

ゲートも確認できるのだが、

そこは駐車しにくいので、

更に走り左カーブに入る。

すると再び左に林道の入口が現れるので、

これに入ったところを駐車地とした。

 準備を整えてスタートしようとすると、

Rumiが日焼け防止用の覆面で顔面を覆った。

それがHiromiの覆面とほぼ同じものだから、

二人はまるで姉妹のようだ。

 車を停めて歩き出した林道は、

既に廃道で車が進入してくる心配はない。

この廃道を登って行くと、

「桂沢湖」を見下ろせるロケーションに出る。

その風景にRumiが小さく感動を表すと、

Hiromiも同じく感嘆の声をあげる。

しかし、Hiromiがこの風景を目にしたのは、

一昨年に続いて二度目だ。

何度登っても初登の山のように感動できる、

誠に便利なやつだ。

 湖を間近に見下ろす部分を過ぎると、

「桂沢林道」に出て、

今度はしっかりした林道歩きが始まる。

奥地で工事か伐採の作業が行われているようで、

重量の重い車両が走って、

路面を固く締めていた。

 歩きやいす林道をおしゃべりしながら歩いて行くと、

いつしか高度が上がり、

「桂沢湖」を眺められるところに出る。

そこはまた送電線の長い刈り分けが続くところでもあり、

樹木がなく大変見通しがよい。

そんな風景を眺めて再び林道歩きだ。

すると目の前の路面でじっとしていたシマヘビを、

Rumiが気付かずに踏むところだった。

ヘビを見るのはこれで三週連続だ。

 駐車地から4kmほど歩いた地点で、

「芦ノ沢」の基部に達した。

そしてなるべく藪の薄そうな部分を選んで取り付いた。

藪はそこそこ濃いが、

笹の茎が細いので、

たいした抵抗はなかった。

一藪漕いで、三等三角点「芦ノ沢」。

標石周りの笹刈りをして、

Rumiを交えた記念撮影。

Hiromiがくれたワッフルが美味かった。

 藪から林道に戻って復路に入った。

するとHiromiがポツリ、

「ずいぶん下るんだねえ」。

確かに登路ではそんなに登ってきた気がしなかった。

まあ、Rumiを交えて、

話しにも夢中だったしねえ。

 その後送電線の下をくぐるところまで下って、

右手の鉄塔まで登り、

景色の良いところで休むことにした。

曇天予報とは裏腹に陽射しがあり、

少々暑い鉄塔下だった。

そこで地面に腰をおろそうとしたRumiが、

背中側の傾斜に取られてひっくり返った!

それを私とHiromiが同時に撮影!

そこではRumiがドーナツをごちそうしてくれた。

 ゆっくり休んだ後は、

 

また林道を淡々と下って桂沢湖へ。

再び湖の風景を眺めて駐車地着。

ダニの心配もあるので、

3人とも着替えた。

そしてRumiは遠い北の都市へと帰って行った。

そして我々も早めの帰途に着いた。

 

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2024.6.16 『安平道』(266m)  地震崩壊地のその後を訪ねる

 

 先日の日曜日は、

また胆振東部地震で崩壊した山中の、

その後の状況を検証するべく、

安平町へと向かった。

そして瑞穂地区から狭い農道に入り、

「ハビウ林道」入口を駐車地とした。

ここを起点に「ハビウ林道」から、

「ハビウ支線林道」に入り、

地震で崩壊した谷間を抜けて上部林道に上がる。

その後「安平道」まで林道を利用して歩き、

下山は「ハビウ林道」を歩いて戻るという、

ほぼ周遊ルートだ。

 駐車地をスタートして、

田園の中の「ハビウ林道」を進む。

すぐにエゾシカの防護柵ゲートが現れるので、

扉を開けて歩を進めた。

ゲートから300mほど歩くと分岐となり、

ここから「ハビウ支線林道」に入った。

しばらく樹林の中の林道を歩くが、

そこにチェーンゲートが設置されていた。

最後にここを訪れたのが2年ほど前か?

そのときは重機がたくさん入っており、

地震で発生した流倒木の処理作業を行っていた。

重機でグチャグチャになった林道を、

Hiromiとともに泥にまみれて歩いた。

そしてどろんこで進行不能となり、

左手の尾根上に逃げて、

その先へと進んだ。

そんな谷間が今はきれいにされ、

広々とした風景が広がっていた。

ただ、回収しても再利用できないためか、

あちこちに集められた木々が目立つ。

それでもこの谷間に初めて足を踏み入れた3年前は、

斜面の崩壊で発生した流倒木が、

幾重にも折り重なって、

この谷全体を埋め尽くしていた。

それはもう迫力ある光景だった。

 小沢に沿って作業道が続いて行く。

それにのって歩き、

突き当りまで進んだ。

そして沢形から斜面に取り付いて、

上部を走る林道に上がった。

この崩壊した斜面は、

草がしっかり根付いていないと、

グサグサ崩れて足もとが全く安定せず、

登るのがひじょうにきつい。

そこで体力を消耗した。

 上部を走る林道は、

やはり6年前の「胆振東部地震」発生時に、

大部分が崩壊した。

しかしその後復旧作業が続き、

かなり復活している。

従って真新しい部分が多い林道歩きだ。

 「安平道」に向かって林道を歩いて行くと、

林業用の重機が停まっていた。

この日は日曜日だったので、

作業を休んでいたのだ。

重機は地震による流倒木の処理作業のためか、

あるいは新たな伐採か?

土場に積み上げられた木材の切り口を見ると、

新たに切られたものだということがわかる。

どうやら近くで伐採が始まったようだ。

 重機を眺めて間もなく、

「安平道」の基部に達したので、

少々の藪漕ぎを経て、

三等三角点「安平道」。

そして林道に戻るが、

そこにはおびただしいタイヤ痕が残されていた。

どうやら「安平道」の先で工事がされているようだ。

おそらくズタズタに寸断された、

林道の修復が行われているのだろう。

以前はそのような気配がなかった。

次回はそちらに足を向けてみよう。

 重機のところまで戻り、

その後は「ハビウ林道」を忠実に下った。

歩いていると路面上で、

シマヘビがじっとしていた。

先週の万字林道でもヘビを見た。

ヘビを見るといいことがある、

と誰か言っていたが、

いいことなんか何もない。

 「ハビウ林道」のチェーンゲートを越えると、

間もなく「ハビウ支線林道」との分岐に出合い、

ここでちょうど辺りを一周したことになる。

安平の山もいつも楽しませてくれる、

と思いながら駐車地へ。

そして愛車フィットに乗って帰途に着いた。

途中でHiromiの家に寄り、

この週末行われた工事の仕上がりを確認してねえ。

Hiromiは出かけていなかったが、

きれいになった部分を確認した。

金をかければ家もどんどん良くなるねえ!

 

 

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2024.6.15 『奥千代谷』(オクチヨタニ・252m)  とんでもない悪臭が・・・

 先週末の土曜日、

午前中三笠市で「緑」(四等三角点)をリタイアした後、

どうにもやる気のないまま車で移動。

栗沢町まで戻り、

上幌地区で「シコロの沢林道」に入った。

ここは舗装された立派な林道が続く。

町道から「千代谷川」に沿って伸びる林道を、

2kmほど走ると「千代谷貯水池」が現れる。

なかなか風景のよい貯水池だ。

そこを駐車地として、

広く舗装された林道を歩き出した。

この林道は最高標高当たりで通常の狭い林道に変わる。

そして栗沢町美流渡へと下って行く。

また、この立派な林道を走る車はめったになく、

この日も1台の車も通らなかった。

しかし、そんな林道でも整備の手が入り、

この日は路側帯の草刈りがされた後だった。

そこにウルシがたくさん自生していた。

 舗装された広く立派な林道を2kmほど歩くと、

「奥千代谷」の基部に達する。

そこで藪に入るが、

笹が出ているのは取り付き部分だけ。

その後はきれいに伐採された部分を登って行く。

そして四等三角点「奥千代谷」

雑草がなくすっきりしたピークだ。

 三角点ピークを後にし、

林道まで下ってそこにある分岐で、

舗装を離れて砂利の林道に入った。

この林道を歩いて1km弱で伐採地が現れるので、

そこでいい風景を眺めながら、

のんびり昼食を摂ることにした。

しかしその前に一旦伐採地を通り過ぎて、

すぐ奥の箱ワナを見に行ってみた。

そこには常にヒグマ用と、

小動物用の箱ワナが仕掛けられている。

ただ、獲物がかかっているところを目にしたことはない。

今回はどうだろうか?

と、好奇の目をもってそこに近付いて行くと、

ゲッ!

すごい臭いだ!

箱ワナに動物の死骸でも仕掛けてあるのか、

強烈な臭いが辺りを覆っている!

何が仕掛けてあるのか、

確認する余裕もなく吐き気が込み上げた!

そしてただちにその場を後にした。

いやあ参った!

初めて体験したひどい悪臭に、

昼近かったが食欲が失せ、

伐採地のいい風景を少々眺めて復路に入った。

砂利の林道から舗装道路に戻り、

ただ淡々と歩いて行くが、

直前で体験した強烈な臭いが鼻から抜けない。

それでも「千代谷貯水池」に着くころには落ち着き、

貯水池のいい風景を眺めながら、

いつもの簡単な昼食とした。

嫌な悪臭を体験したが、

それはそれでよかったのかも・・・

 昼食を終えてフィットで帰途に着いた。

フィットって、

運転しているときには「小さい車」、

と言う感じがしないんだよね。

でも降りて外観を眺めると、

やっぱりちっちゃいわ~

しかし分相応・・・

 

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2024.6.15 『緑』(186m)  緑濃い中で「緑」を目指す

 

 先週末はHiromiが家のことで動けないため、

山には出かけられなかった。

またムーミンも仕事が忙しくなってきて、

しばらく同行登山はできそうにない。

それで土曜日の朝、

一人で三笠市へと向かった。

ハイエースからフィットに乗り換えて初めての山行だ。

これからはフィットが山への足となる。

どうか燃費がよいことを願います~

この日は三笠市で未踏の三角点ピークをチョイスした。

それが三笠市幌内地区北側の「緑」(四等)だ。

これに登るには幌内地区と、

唐松青山町を結ぶ林道が利用できそうだった。

どちらから入っても、

その距離に差はないようだ。

それで地形図を眺めると、

よりしっかりしていそうな、

唐松青山町側から入ることにした。

 広い林道を車で入って行くと、

ゲートがなくどこまでも行けそうなので、

それはやめて適当なところを駐車地とした。

林道の端に駐車して歩き出したが、

立派な林道の割に、

車が入ってきそうな気配が感じられない。

まあ、車が来ないことに越したことはないのだが。

 緑いっぱいの林道が高度を上げ、

最高標高に達した時道端に「forenta」、

と書かれた標識が現れた。

「forenta」って何?

そして林の中にテントが張られていた。

しかし車がなく、

人の気配も感じられなかった。

いったいここは何なのか?

 林道の最高標高点が林道分岐となっていたので、

そこで現れた枝に入った。

枝の作業道ははじめ草刈りされた後だったが、

長くは続かず雑草が生い茂る中を進むことになった。

すると道筋に白いマーガレットの花が見られるようになり、

これがまたかわいらしい。

この辺りでは満開の様だ。

そんなかわいらしいマーガレットを眺めながら進んで行くと、

やがて作業道が終点を迎えたので、

尾根筋の藪に入った。

そして藪をかき分けて行くと、

目指すピークの直前で樹木が切れた。

樹木がない笹原は、

太陽光をいっぱいに浴びて成長する。

丈が高く密度の濃い笹原に突入するも、

そこまでの暑さも加わって、

何とか進もうという意欲が沸かない。

あっけなくリタイア。

雨具を着用して藪入りできる季節にまた挑もう。

この日は朝から暑くて汗びっしょりだ。

 復路もまた緑と白い花を楽しみながら駐車地へ。

まだ時間が早かったのでもう一座と思うが、

どうもこの日は意欲が沸かず、

気乗りしない。

暑いので風通しのよいところを歩こう!

 

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2024.6.13 「車両入替」  さらばハイエース!

 

 いつかは手放すハイエース。

その時が意外に早くやってきた。

 車中泊をしながら山登りを続けるためにハイエースを選び、

現在は2台目で、

購入してから丸5年が経過した。

その間に126,000km走り、

車中泊した数は5年間で225泊となった。

ずいぶん活躍してくれたハイエース。

もう感謝しかない!

 私は来月70歳の誕生日を迎える。

そんな私は歳とともに運転ばかりか、

車中泊もおっくうになってしまった。

山から下りると、

家に帰って自分のベッドで休みたくなる。

そんな車中泊が昨年は2回程度で、

最後に車中泊したのが、

今年の正月だった。

また半年前に新居を構えたHiromiも、

山行後は自宅でくつろぐことを好むようになった。

 車中泊をしなくなると、

一人でハイエースを乗り回していることが、

ひじょうにもったいなく思えてきた。

燃料が割安の軽油だと言っても、

長距離走行での燃費が10km/ℓと、

決して良いものではない。

また、私の勤めがあと1年となったことも、

ハイエースを手放すことに拍車をかけた。

来年から燃費10km/ℓのハイエースに乗って、

毎年車検を受け続けることはひじょうにきつい。

そんなこんなで手放すことにした。

 ハイエースの売却にあたっては、

買い取り業者数社の査定を受け、

最も高額だったガリバーに売却を決めた。

そして売却後に乗る車となると・・・

ハイエースしか必要としなかった私は、

それを降りた時希望の車がなかった。

そこでハイエースの売却を決めた時、

同じくガリバーの広い中古車展示場を見て歩いた。

そこで目にとまったのが、

ホンダのフィットだった。

初度登録から10年近く経過しているが、

走行距離が32,000kmと少なかったことで、

「ああ、これでいいや!」

と即決した。

本当に何でもよかった。

排気量1300ccのフィットなら、

燃費だってハイエースよりはるかにいいはずだ。

 ハイエースの売却と、

フィットの購入を同時に契約してから1か月近くが経過した13日午後、

前日にようやくフィットの納車準備が整ったとの連絡を受けていたので、

ガリバーへと向かった。

しかしその前に、

活躍してくれたハイエースを洗車し、

ワックスがけをした。

そして積み荷を全て下ろし、

室内もきれいに掃除した。

すると益々車内が広々とし、

やはりこれに乗り続けるのはもったいない、

という感じがこみ上げた。

全ての荷物を下ろした後は、

ゴミ袋に入れたスタッドレスタイヤを積んだ。

そしてガリバーへ!

 今年の12月だった車検を繰り上げて取得してしまい、

色々手続きを済ませていざフィット!

思えば昭和52年の春社会に出て、

初めて購入した車がトヨタスプリンター(1200cc)の中古。

そして今1300ccのフィットだ。

やはり人生は最初に戻って行くのねえ・・・

 ラッキーなことに、

受け取ったフィットには燃料が半分以上残っていた。

それで給油することなく帰宅し、

きれいな室内を更にきれいにし、

かなり減らした荷物を積んでみた。

後部座席をつぶして平らにし、

そこに必要な荷物を積んだが、

やはりすぐ満杯になってしまった。

しかし、それでいいんだわ!

このサイズの車で十分だ。

あとは燃費に期待して、

早速ワックスがけをした。

それを終えて、

この日革細工の定期講習に出かけていた女房を迎えに行った。

すると女房、

「今度の車はまたずいぶんちっちゃいねえ!」。

いいえ、分相応ですからぁ・・・

 

 

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2024.6.9 『久茶運内』(クチャウンナイ・632m)  適量のタケノコを持ち帰り・・・

 先日の日曜日は、

午後から雨の予報だったため、

朝から重苦しい雲が空を覆っていた。

それで夕張でタケノコを採ることにした。

もうすっかり山菜採りが苦にならなくなったHiromiは、

タケノコが採れることを楽しみにしていた。

 日曜日の朝Hiromiを迎えに行き、

夕張へと向かった。

天気予報では午後雨が降り出す、

とのことだったが、

もういつ雨が落ちてきてもおかしくない空模様だった。

おまけに向かう先が山だから、

雨足は早いはず。

 夕張市から栗沢町万字に向かって峠を登る。

そして丁未風致公園を過ぎて更に進むと、

道々脇に車がたくさん停まっている。

それらは皆タケノコ採りの連中だ。

夕張市と岩見沢市の境界線を越えてすぐ、

左手に「万字林道」の入口が現れるので、

これに入って間もなく林道脇に駐車。

この「万字林道」はゲートがないため、

車が自由に出入りできる。

ただ、普段はほとんど車が入らない。

ところがこのシーズンだけは別で、

タケノコ採り目的の車がたくさん入る。

その結果、おびただしい不法投棄が見られる。

今年は昨年よりその数が増えていた。

ひじょうに残念で腹が立つ。

 駐車地をスタートすると、

ここもやはり緑が美しい。

そんな林道で脇の笹薮が気になり、

ついついかき分けてタケノコを探してしまう。

しかし笹が細いので、

出でいるタケノコも細い。

また、時折木々の切れ間から、

三笠市の山々が見える。

歩いている林道自体、

600mほどの高度があるので、

目にする遠くの風景がなかなかいい。

しかし、そんな中で現れるゴミ!

まずはたばこの吸い殻を、

まとめて捨てた輩がいた。

わざわざこの山の中に入り込んで、

何故そんな蛮行に及ばねばならぬ?

その後も無造作に捨てられゴミが、

何か所も現れた。

サッカーのワールドカップでは、

日本人サポーターによる、

「試合会場のゴミ拾い」という善行が全世界に知らされた。

それを見た外国の人たちは、

「日本人はいい人ばかり」と感じたことだろう。

しかし現実は違う。

「自分さえよければ」、

という輩が横行し、

山で不法投棄を繰り返す。

 駐車地から3.5kmほど歩き、

林道から作業道に入った。

両側の笹がかぶってきており、

車での走行は難しい。

この作業道から更に枝に入ると、

間もなく「久茶運内」の基部に達する。

そこで藪に入り、

距離は短いが濃い笹をかき分けて、

三等三角点「久茶運内」。

笹薮の中のピークで視界は利かないが、

樺戸山地方面の一方向だけ、

少し風景が眺められる。

 三角点から作業道に戻り、

更に先へと進むと、

すると広い伐採地に出て、

北側の展望が広がる。

そこで一休み。

そして復路に入りタケノコ採りだ。

この辺りのタケノコは、

少々細いが集中すれば量は確保できる。

しかし今はHiromiが藪に入りたくない時期。

Hiromiをそう待たせるわけにはいかないので、

短時間で収穫をやめた。

それでもHiromiと二人で分けて、

十分な量だった。

 緑豊かな林道を歩いて駐車地に戻り、

少し移動して落ち着ける場所で昼食。

するとポツポツと雨が落ちてきた。

これは濡れずに済んでラッキーだった。

 帰宅して女房にタケノコの処理を任せた。

量が少ないので大丈夫!

そしてその後の弁当がタケノコご飯!

私はこれが大好物さ!

 

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2024.6.8  樽前山『西山』(994m)~『東山』(1,022m)  シシャモナイから入って外輪山周遊ルートへ 

 

 先週末の土曜日は、

久しぶりにHiromi、ムーミンと、

3人で登ることになった。

そしてHiromiとムーミンが希望していた『樽前山』へ。

人の多い山には全く足が向かなくなってしまった私。

ところが今年は『樽前山』の、

7合目登山口から先で工事が行われているらしく、

入山できないと耳にした。

それで静かな『樽前山』を期待して登ってみることにした。

 土曜の朝Hiromiを迎えに行き、

千歳市から道々16号線を走って支笏湖へ。

そして国道276号線に乗り換えて、

支笏湖の湖岸を「オロフレ峠」方面に向かって走った。

すると今は入山できない「苔の洞門」の入口が現れるので、

そのすぐそばを駐車地とした。

途中で合流したムーミンと、

2台連なって到着。

そこに着くまで支笏湖の釣りを楽しむ人々の車の多いこと!

こりゃあ駐車スペースを確保できないかな?

と、ちょっと心配したが、

そこに着いてみるといつもの駐車スペースが、

そっくり空いていた。

 この朝そこに向かう途中、

低い雲に覆われた地域だったが、

駐車地に着くと青空が広がりだして、

「ホッ・・・」。

作業道を歩き出すと、

周囲の緑が美しい。

Hiromiはムーミンと、

4月の『アポイ岳』で出会って私に紹介した。

ところがその後色々なことがわかってきた。

実はHiromiとムーミン、

はるか昔からの知り合いだったことが判明。

それが仕事がらみの関係だったことから、

なかなか気付かずにいた。

しかしこの日はそれがわかったことで、

歩きながら二人の会話がはずんだ。

 作業道は2004年9月の風台風で、

おびただしい数の倒木が発生した。

それが20年を経た今も、

そのまま放置されている。

従って作業道をそれらが覆っているところもあり、

越えて行くのが大変だ。

しかし人が入っているようで、

倒木が発生した直後に比べると、

かなり越えやすくなっている。

 作業道を2.5kmほど歩くと涸れ沢を渡る。

この涸れ沢を下流に向かって歩いて行くと、

「苔の洞門」の中に入って行く。

涸れ沢を渡り、

左岸を上流方向にたどって行く。

そこにうっすらと踏み跡が残っているが、

これは以前より薄くなった気がする。

それを見ると、

やはり人はほとんど入っていないようだ。

 苔が美しい涸れ沢の左岸を歩いて行くと、

やがて前方の視界が開け、

正面に『樽前山』の外輪山と、

その向こうに溶岩ドームが見えてくる。

そして辺りは溶岩台地上で、

美しい自然の庭園が広がる。

このルートを歩くのが初めてのムーミンは、

目にするもの全てに感動しきりだ。

 溶岩台地は斜度があり、

外輪山取り付きの手前で気付けば、

すでに高度が700mに達していた。

そこでこのルート中もっともきつい、

外輪山北の縁への登りとなる。

斜度がきつい上に足もとがゴツゴツとした溶岩で、

ひじょうに歩きにくい。

そしてここでムーミンに異変が!

急登に耐えて登るムーミンが、

ひどく苦しそうだ。

少し登っては立ち止まって、

呼吸を整える動作を繰り返す。

「私今日はダメかも・・・」。

この時点で外輪山を周遊することを中止し、

「西山」で折り返すことに変更した。

ムーミンには腰をおろして、

何かを口にするよう指示。

美しい風景を眺めながら、

しばし休息をとった。

そして立ち上がってからは、

やはりきつそうではあるものの、

なんとか外輪山北の縁まで上がった。

あとはほぼ平坦な登山道を「西山」に向かう。

と、同時に驚いた。

人が歩いている。

それも一人や二人じゃなく、

何パーティーも目に入ってくる。

7合目登山口からの入山は禁止じゃないのかよ~

 ムーミンは「西山」への登りで、

また弱音を吐いたものの、

問題なくピークに至った。

そして昼食とした。

 「西山」から登路のルートを引き返すことに変更したが、

その後のムーミンの状態が改善されたので、

「東山」へと向かうことにした。

「東山」へのルートは雄大な風景が広がる。

久しぶりにここを歩くHiromiも感動しきりだが、

私はただ単に見慣れた風景としか思えなくなってしまった。

やはり人の姿が目に付くせいか?

誰もいない里山に戻りたくなる。

 「東山」に向かって歩を進めて行くと、

7合目から外輪山に上がった辺りに、

人の姿が多く見られる。

7合目の駐車場まで車が入れるのか?

しかし「東山」に立って下を見下ろすと、

駐車場に車は1台もなかった。

と言うことは、

ここに登ってくる人全てが、

5合目付近にあるゲートから歩いて来たということか?

さすがは人気の『樽前山』だ。

人がいないなんてことはあり得ないのだ、

と言うことを再認識した。

 

 「東山」から外輪山を更に進み、

「932mP」への登山道を外れ、

外輪山のトラバースを始めた。

トラバースしながら下降し、

溶岩台地の踏み跡に戻る。

ただこのトラバースが厄介だ。

足もとに溶岩の塊が無数に転がり、

それに足を乗せてふらつく。

従ってなかなか進まない。

来月『富士山』に登る予定のムーミンが、

「ガレ場の歩行訓練をしたい」

と言っていたので、

ここはちょうどよいだろうと思っていたら、

それどころではなかったようで、

後で「こんなきつい下りは初めてです~」、

と言う声が聞こえた。

 溶岩台地の踏み跡に戻ると、

ムーミンは脚の疲労がひどく、

ちょっとした石にもつまずいてよろける。

それをなんとか踏ん張って歩を出すが、

下半身にきていることは明白だった。

そしてなんとかかんとか駐車地へ。

予定の全行程を消化することはできず、

カットした部分もあったが、

天気に恵まれた中で活動できたことに満足して帰途に着いた。

 



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