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2021.5.30 『天狗山』(330m)  雨の狭間の新緑が美しい!

 

 昨日の日曜日も雨の予報だったが、

朝のうちは曇りでじきに降り出すとのこと。

であるならば、早く短いところに登ってしまおうと、

朝Hiromiを迎えに行き、

そこから馬追丘陵以外で、

最も近い一座に登ることにした。

私は先日もギョウジャニンニクを採りに登ったが、

Hiromiはちょうど一年前、

私とこの山に登って以来だ。

Hiromiはそのときの記憶を、

ほとんど留めておらず、

それはそれで新鮮でいい。

 

 7時半近く栗山町南角田の、

「不動の沢林道」入口に着いた。

低いガスがかかっているものの、

まだ雨は落ちてこない。

と言うか、朝方まで降っていた雨が、

一時的に上がった状態だ。

林道は多量の水分を含んで、

ぐちゃぐちゃに荒れている。

 林道入口を駐車地として、

7時40分スタート。

最近歩いてきた林道が、

どこもそうだったように、

ここも新緑がとにかく美しい。

その新鮮な緑一色の風景の中に、

Hiromiの赤いバンダナ、雨具、ザックが映える。

この新緑というのは、

明るい陽光を受けても美しいが、

こうして雨上がりのあとは、

また色濃く深みを増すように感じられる。

 林道入口から800mほど歩いて、

エゾシカの防護柵を抜け、

その先500mほどで、

「不動の沢林道」のゲートを越える。

そして傾斜が増していくと、

林道は「不動の沢」を離れて、

徐々に高度を上げて行く。

その道すがらHiromiが口にするのは、

「ここやっぱり初めてだなあ。全然記憶ないも・・・」

まあ、あちこち林道やら、

藪やらを連れ回してきたから、

頭の中で整理しきれないんだなあ。

 Co.250で林道から、

北電の送電線保守管理用の作業道に入る。

まるで登山道のような作業道は、

送電線下に付けられ、

これを登っていくと視界が開ける。

しかしこの日は折からのガスで、

遠くの風景が見えない。

そして作業道を登りきると、

Co.300で「不動の沢林道」の、

支線である「天狗林道」だ。

この辺りまで登ると、

さすがにHiromiも送電線の風景が蘇ったようだ。

「天狗林道」からは目の前に、

『天狗山』の頂上が姿を見せている。

あとは薄い藪漕ぎでピークを目指し、

8時45分、四等三角点「天狗山」

もう樹木に若葉が生い茂っているので、

木の間越しにも下界の風景は見えない。

それでも落ち着いた雰囲気のピークは、

そこに座ってゆっくりしたくなる。

しかしいつ降り出すかわからない空の下、

速やかに下山を開始した。

下山でも新緑を楽しみ、

うまそうなフキを横目で見ながら、

ただ淡々と下る。

歩きながらHiromiが、

今シーズン目標とする山々を披露する。

それらは登山道が整備された山でも、

体力的にきついところばかりで、

諸条件が揃わなければ狙えない。

そういうことを考えると山は逃げる。

「山は逃げませんから」などと口にする者には、

理解できないことだ。

 9時50分、駐車地。

結局雨には当たらずに済んだ。

しかし帰途で降り出した雨は、

大粒で結構強かった。

 

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2021.5.29 『奥千代谷』(おくちよたに・252m)  雨の中の貯水池めぐり

 この週末もまた雨模様となった。

これで7週連続で週末が雨に見舞われている。

このことを一昨日のテレビで、

気象予報士が話していた。

今は週の中に晴れて週末雨模様となっているが、

それが一週間のパターンとなっており、

一旦このパターンが確立されると、

しばらく続くという。

いやはや面倒なことになったもんだ。

休みが多くて適当に遊んでいる私はいいが、

日々ストレスを抱え、

週末の山行を楽しみにしているHiromiが気の毒だ。

ただ雨模様だからといって、

山に向かわないという選択肢はないので、

昨日の朝Hiromiを迎えに行き、

栗沢町上幌から「シコロの沢林道」に入り、

「千代谷貯水池」に向かった。

そして「千代谷貯水池」を過ぎて間もない待避所に駐車。

折からの降雨で、

あちこち足元が汚れているので、

アスファルトの上に駐車したい。

 9時10分、駐車地をスタート。

このころの雨は小降りだった。

広く舗装された「シコロの沢林道」を歩く。

そして歩いているうちに雨足が強くなる。

カメラを出すのが辛い。

何を濡らしたくないかって、

カメラを一番濡らしたくない。

雨が強いのでレンズにも水滴がつく。

この日カメラを忘れてきたHiromiはラッキーだ。

 9時35分、四等三角点「奥千代谷」

この日のピークはここだけで、

あとは貯水池を眺めに行く。

「シコロの沢林道」に戻って、

支線林道に入り歩を進めていく。

雨は変わらず結構な勢いで降り続く。

道端のフキが青々とてうまそうだ。

しかし採っては帰れない。

先日のウドも持ち帰ってから、

女房の機嫌が悪くてかなわん。

処理が大変だったら私がやる、

と言うのだが、

私には手を出させない雰囲気がある。

 10時05分、「茂世丑二の沢貯水池」。

雨で落ち着かないので、

ちょっと眺めて引き返す。

途中にヒグマと小動物用の、

箱ワナが設置されていた。

中に何も捕われていなくて「ホッ・・・」。

続いて伐採地となるが、

ここからの眺めがいい。

しかし雨は相変わらず強く、

次へと歩を進めていく。

そして最後は「シコロの沢林道」に戻り、

駐車地を過ぎて、

10時50分、「千代谷貯水池」。

この辺りには貯水池が多い。

水のある風景は美しい。

しかし降り止まぬ雨は鬱陶しい。

10時55分、駐車地。

雨の中の後片付けはいやだ。

急いで済ませて帰途に着いた。

そして翌日曜日もまた雨の予報・・・

 

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2021.5.27 『坊主山』(168m)  こちら意外に二等三角点!

 栗山町の『坊主山』は、

西側の神社に続く細道を利用して登るのが、

ポピュラーだと思われる。

しかしそれではつまらなさそうなので、

南側の町道から取り付こうと考えていた。

 木曜日の朝『継立山』下山後、

そのまま北側の『坊主山』に向かった。

すぐ目の前であることと、

駐車スペースが確保できるか不明だったので、

車は『継立山』の麓に残した。

「ポンアノロ川」の橋を渡り、

町道を50mほど東に向かって歩くと、

古い作業道跡があったので、

これを入って取り付くことにした。

作業道は伐採のために開削されたようだが、

今は荒れた状態で、

車での走行は不可能だ。

そんな作業道跡から、

適当なところで伐採された広い斜面に取り付く。

当ブログで何度も触れてきたが、

私は伐採地の広々とした風景が大好きだ。

登るほどに背後の風景が広がる。

山間部だが奥の方まで畑が見える。

この直前に登った『継立山』も、

すっきりと見えている。

風景を楽しみながら斜面を登りきると、

一旦笹原に入る。

しかし奥行きは浅く、

再び別の伐採斜面に出た。

すると前方に黒々とした針葉樹の林が見え、

その奥に三角点が存在することを伺わせる。

そしてこの斜面もまたいい風景が眺められる。

「昼飯はここだな」と決めて、

まずは三角点を目指して進む。

針葉樹林帯に入り、

ゆっくり登っていくと、

ピーク周辺は笹に包まれており、

展望は笹越しとなってよく見えない。

そこで二等三角点「坊主山」

すぐに薄暗いピークを離れて、

広々とした伐採地に戻つた。

ここで昼食だ。

手製のサンドイッチにカップ麺。

今年は日帰りが多いので、

いつも昼食はこのセットだ。

 ゆっくりしたあとの下山では、

ウドが目に付く目に付く!

採って帰るとまた女房が、

嫌な顔をすることはわかっている。

しかし無尽蔵に生えている旬の山菜を、

ただそのまま放って帰られるほど、

意志の強くない私。

持てるだけは採った。

そして持ち帰ったウドを、

隣りの家にもあげた。

で、女房だが、

「何この量!? もう嫌だあ~」

申し訳ございません・・・

 

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2021.5.27 『継立山』(つぎたてやま・175m)  故郷の里山へ!

 私は小学校就学前、

栗山町継立の隣りにある、

南学田に住んでいた。

そこから当時どういうわけか、

我が家に同居していた叔母に手を引かれ、

約3km離れた継立保育所に、

砂利道を歩いて通っていたことを覚えている。

当時私の父は「南学田小学校」で、

教鞭をとっていた。

というわけで、この地には深い思い入れがあり、

そこに昔からあった『継立山』には、

ぜひ登ってみたいと思っていた。

しかし夕張への行き帰りで、

南側の道々から目にするこの山は、

エゾシカの防護柵が張り巡らされ、

どうにも入れそうにない。

一箇所あるクレー射撃場に向かう扉は、

開いていたり施錠されたりしていて、

いつも状況が落ち着かない。

それで今回は北側の農道から、

どこか取り付き点がないかを探ってみた。

すると一箇所畑に上がっていく道があり、

これを利用させていただくことにした。

土地の所有者に了解を得ようと思ったのだが、

入口の農家は廃屋のようで、

全く人の気配がない。

それで広い空き地に、

無断で駐車させていただいた。

 畑の小道を上がって行くと、

やはりこちらにも防護柵が巡らされている。

ただ、どこかにそれを越えられる箇所がありそうで、

そのまま歩を進めていった。

するといくらも行かないうちに、

柵が押しつぶされたところに出た。

おそらく雪でつぶされたのだろう。

迷わずそこを越えた。

辺りは伐採地で広々としている。

風景を楽しみながら登っていくと、

やがて頂上部が見えてきた。

背後にはこの後登る予定の、

『坊主山』が鎮座している。

また周辺には田園地帯が広がり、

穏やかだがなかなかの眺めだ。

そして最後は結構な密度の笹漕ぎだ。

ただ距離は短いので苦にならない。

笹が濃くて標石が見つかるのかと、

少々気になったが、

問題なく四等三角点「継立山」

また原風景の中の一座に立てた充実感。

 下山は同じルートで、

防護柵もピンポイントで越えた。

短い里山登りではあるが、

伐採地ゆえ眺めがよく、

またそのうち登ることになるだろう。

 

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2021.5.26 『空池山』(からいけやま・560m)  林道と作業道から楽々藪漕ぎ

 昨日は夕張市の『空池山』へ。

この山には昨年の2月に、

Hiromiと登っている。

しかし無積雪期には登っことがなかったので、

今回藪漕ぎで挑んでみることにした。

 朝はゆっくり家を出て、

夕張市紅葉山地区の、

「紅葉橋」そばから「山夜沢林道」に入った。

紅葉山地区を走っていくと、

正面に平坦で長い尾根を持つ、

『空池山』が望まれ。

それを一旦右端の上まで登って、

左端付近まで歩くことになる。

こういう言い方が、

一番わかりやすいのではなかろうか?

紅葉山地区は畑作農家の、

ビニールハウスが建ち並び、

夕張メロンの栽培が盛んであることを伺わせる。

 林道を入って行くと、

間もなく施錠されたゲートが現れる。

その横に駐車して、

10時20分にスタートした。

「山夜沢」に沿って伸びる林道には、

最近車が入ったという痕跡がない。

そしてこの日も緑、緑、緑!

日々新緑の中を歩ける幸せ・・・

 この日の予定は林道を歩いて、

標高360mまで高度を稼ぎ、

そこから藪に入って、

530mまで高度を上げて尾根の頭に上がり、

南北に長く平坦な尾根を、

北に向かってピークを目指すというもの。

ところがCo.230のカーブで、

正面に小道が現れた。

上空を見上げると送電線が走っている。

この小道は送電線の、

保守管理用の作業道だった。

これはラッキーっ!

迷わずそれにのった。

まるで登山道のような、

とても気持ちの良い作業道を行く。

そしてそれは林道を、

大きくショートカットすることとなった。

いくらも歩かないうちに、

正面が開けて前方の尾根上に、

送電線をつなぐ鉄塔が見えてきた。

それを過ぎると元の林道に合流した。

少し林道を歩き、

林道がこちらの目的とは反対方向にカーブしていく、

Co.360まで上がった地点で、

「いよいよ藪突入か?」、

と思った時だった。

正面にまた小道が現れた。

一旦は林道に合流した送電線の作業道が、

ここからまた上に伸びている。

こりゃまたラッキーっ!

ここからは傾斜が急なので、

ジグを切って伸びている作業道。

途中でシマリスが飛び出した。

私の前には何も出てこなくていいから・・・

藪で苦労すると思った、

この登りは助かった。

みるみる高度を稼ぎ、

Co.530で送電線の鉄塔下に出た。

送電線の下は樹木が刈り払われているので、

実によい眺めを楽しめる。

しばし風景を眺めて、

更に伸びて行く作業道を辿る。

おそらく次の鉄塔へ続いていくのだろう。

途中で藪に入る予定も、

また開けた風景を期待し、

次の鉄塔まで行ってみることにした。

そしてそこには期待通り雄大な風景が広がっていた。

こいつは本当に拾いものだった。

まさかこんな風景を堪能できるとは、

全く思っていなかった。

素晴らしい風景を満喫したあとは、

気持ちを切り替えて藪に突入!

とは言っても笹の背丈が低く、

なかなか快適な笹漕ぎだ。

凡そ平坦でゆるいアップダウンを越えてく。

時折木々の間から、

残雪模様の『夕張岳』や、

夕張市内の山々が見える。

そんな中にはまだ未踏の三角点ピークもあり、

次なる目標が定まる。

最後は小高いピークに上がり、

12時40分、三等三角点「空池山」

ここにはあちこちの山で見受けられる、

黄色い私製標識が付けられている。

夕張市内の山だと、

他には『仲勃山』(ちょぼつやま)と、

『砂金沢』につけられていのを目にしている

 下山も快適な同ルートを利用。

また緑の世界を楽しみながら、

一旦送電線下に出て風景を眺め、

作業道から林道へ。

林道を淡々と下る。

登路では感じなかったが、

この林道はけっこう傾斜があった。

そして14時30分、駐車地。

一昨日の『金剛岳』では、

ひどい雨にたたられたが、

この日は天気もよく、

納得のゆく山行を締めくることができたことに感謝し、

冷えたビールが待つ我が家へと車を走らせた。

 

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2021.5.25 『金剛岳』(701m)  雷が怖かったぁ~

 『金剛岳』は積雪期にしか登れないと思っていた。

積雪期に芦別市野花南地区から入山するのが、

ポピュラーであろう。

しかし、人がつけたトレースが、

必ず残っているであろうと思うと、

そこに足が向くことはなく、

逆の奥芦別側からルート取りをすることを考えてきたが、

そちらは駐車スペースを確保できず、

長い間ダラダラと先延ばししてきた。

ところが先週同一山域の、

『夕暎山』(ゆうばえやま)に登って、

少々意識が変わった。

また、昔から遠目で見てきたこの辺りの山は、

多くの面積が濃い緑色に染まっている。

これは針葉樹林帯であり、

針葉樹林が発達しているなら、

その裾は薮が薄い。

以上のことから、

藪漕ぎ覚悟で挑んでみることにした。

 今朝家を出て奥芦別に向かった。

そして国道452号線の、

「玉川橋」を渡って100mほど芦別寄りにある、

「金剛沢第一林道」の入口に到着。

林道の入口に車一台分の駐車スペースを確保。

この林道を利用して、

取り付き点まで向かう。

今日の天気予報は不安定で、

いつ雨が降り出すかわからない。

まず、到着して準備を始めた途端、

パラパラと降ってきた。

 9時50分、駐車地をスタート。

すぐに施錠されたゲートを越えた。

そして林道を進んで行くと、

周りは緑、緑、緑!

新緑の美しいこと!

緑一色の世界を歩くだけで心がなごむ。

まあ、最初からなごみっぱなしだけどねえ・・・

 「金剛沢第一林道」は、

1kmほど歩くとロープが張られ、

その先で決壊していた。

それを横目に見て歩いていると、

きたきた雨が!

急いで雨具着用だ。

ただ、雨だけではなく雷がすごい!

真上でガラガラ、ゴロゴロ!

ザックにくくりつけている、

ピッケルのスピッツェめがけて、

落ちてくるんじゃないかと、

もうヒヤヒヤものだった。

 その後スタートして約2km、

Co.300で斜面に取り付いた。

かなり斜度のある斜面だ。

しかし読み通り針葉樹林帯で、

足元のブッシュがきれいなものだ。

取り付き点にピンポイントで下らなければ、

崖状地形に下る恐れがあるので、

要所にピンテをつけて登る。

この急斜面で100m高度を稼ぎ、

Co.400で頂上に続く尾根上に上がった。

そこで斜度は落ち、

しばらくは緩やかに登って行く。

この頃になると、

ようやく雨が上がって、

雷も暴れることをやめたよう。

穏やかな尾根を歩き、

Co.600で急登となり、

いよいよ藪突入だ。

しかし頂上は樹木の間から、

それとわかるくらいに見えている。

しかし藪と言ってもたいしたことはない。

それより大変なのが、

登るほどに見えてくる岩肌だ。

垂直の岩が並んでいる。

こりゃあダメかな?

と思ったが、今日は一人だ。

Hiromiが一緒だったら、

間違いなくここで撤退だ。

Hiromiに「冒険」と言うには、

あまりにも危険すぎる状況だ。

その危険箇所を、

このジジはなんとかかんとかクリアし、

いよいよ最後の藪漕ぎ。

これがまた大変なのよ!

太く背の高い笹が、

これまたびっしり密度が濃い。

更に山ぶどうその他のツルが絡み、

もう四苦八苦!

濃い笹に三角点標石が、

なかなか見つからなかったが、

それは北の端の笹が薄い部分にあった。

12時30分、二等三角点「金剛岳」

笹のピークからは何も見えないと思っていたが、

芦別の市街地がよく見えた。

また、西から北をまわり、

東方面がよく見える。

そんな中で先週登った、

『夕暎山』(ゆうばえやま)も見えていた。

 下山はまず頂上直下の岩稜帯を下ると、

ただただ「ホッ・・・」。     

あとは慎重にゆっくりと下る。

登路でのひどい雨はすっかり上がり、

上空には青空が広がっていく。

急下降で目にした真っ白い花。

これはなんだったか?

去年夕張の『人漁山』で、

Machikoが教えてくれたんだが・・・

 登路でつけたピンテは全て回収。

林道に下ると陽光が眩しい。

あとは楽な2kmの林道歩きを経て、

15時10分、駐車地。

今日は二泊の予定で家を出たんだが、

雨に濡れた藪漕ぎで、

「もうおうち帰りたい!」

というわけで一旦帰宅。

自分の布団に寝たくてねえ・・・

 

 

 

 

 

 

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2021.5.23 『楓』(379m)  雨の中二つの林道をつないで藪へ

 昨日の朝北夕張で目覚めると、

外は雨が降っていた。

前夜天気予報を最終チェックしたときは、

ピンポイントで夜間から日曜日にかけて、

曇り模様が続くとのことだった。

また予報に騙された感が拭えないが、

この週末の当初からの予報を考えると、

正に想定内のこと。

この日も林道を歩いてピークに近付き、

わずかな藪漕ぎで三角点に至る「楓」とした。

 「楓」という点名はどこにでもありがちだ。

夕張市内にもいずれも四等で、

二つの「楓」が存在する。

そして今回は栗沢町美流渡から、

「美流渡一の沢川」に沿って伸びる、

「西美流渡林道」を利用するもの。

 昨日の朝夕張から「丁未風致公園」を越えて、

万字に下って美流渡に移動した。

そして道々から500mほど入った、

林道沿いに駐車地を見つけた。

この林道はゲートがないので、

自由に走行できるが、

我々は林道歩きを楽しむことにしているので、

迷わずそこから歩くことにした。

小雨の中外に出て準備をしていると、

すぐそばに小型の箱ワナが仕掛けられているのを目にした。

いったい何を狙っているんだろう?

 7時30分、駐車地をスタート。

水たまりが多く汚い林道を行く。

雨は小降りだが不快感は拭えない。

ところがHiromiは、

「私はこんな日も好き。気持ちいい!」

などと言っている。

それはそれはようございました。

しかし、それにしても汚い路面が続く。

ただ、左手を流れる「美流渡一の沢川」の流れが、

いくらかでも心を癒してくれる。     

 「西美流渡林道」は、

駐車地より約3km歩いた地点で、

西から下りてくる「シコロの沢林道」と合流する。

そしてこの合流点からは、

「シコロの沢林道」として先に伸びて行く。

その「シコロの沢林道」が大変立派で、

道幅が広い上に完全舗装されている。

直線的な林道を歩いて行くと、

左に大きくカーブを描いた先で、

地形図上の破線林道に入ることにしていたが、

この取り付き点に気付かなかった。

林道の新たな工事が昨年終了したようで、

このときに我々が予定した破線林道を捨て、

別の林道に結んで、

それを拡張して舗装を行っていったようだ。

そのことに気付いたものの、

戻って廃道の破線林道を、

藪こぎする気にもなれず、

そのまます進むことにした。

遠回りにはなるが、

三角点ピークのそばまでは行ける。

そしてピークを越えた辺りで藪に入った。

けっこう濃い笹をかき分けて進むと、

本来予定していた林道跡に出た。

それを利用するも、

最後はやはり濃い笹の中で三角点に至った。

但し、笹が濃い上足下には大量の落ち葉が散乱し、

標石が全く見つからない。

雨に濡れた濃い笹漕ぎで、

全身ずぶ濡れの身では、

根気よく探す気にもなれず、

あきらめてとりあえず、

9時20分、四等三角点「楓」

いずれまたここを訪れ、

標石を探し出すことにする。

 下山は当初予定した、

破線林道を下ることにした。

笹を漕いで一旦見晴らしの良いところに出たあと、

草と笹にまみれた廃道を下っていく。

このとき凄まじいフキの海を目にした。

そのどれもが青々としておいしそう!

採って帰りたいが、

女房はもう処理をするのが嫌だから、

持って帰るなと言うし・・・

この日も後ろ髪を引かれる思いであとにした。

そして間もなく「シコロの沢林道」に下った。

そこで見落とした地点を再確認。

あとはまた長い林道を淡々と歩き、

10時45分、駐車地。

往復12kmほどの行程だったが、

雨でなければもっと楽しめたなあ。

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2021.5.22 『清光山』(せいこうざん・301m)  廃道覚悟の林道歩きが・・・

 今回の週末は天候が悪い予報で、

予定の立てようがなく、

土曜の朝Hiromiを迎えに行ってから、

車の中で地形図のファイルを広げ、

ようやく『清光山』に決めた。

すぐに雨が降りだすという状況の中、

近いにこしたことはない。

三笠市幌内に向かって車を走らせた。

そして利用する林道を探すのだが、

どうも見つからない。

車から降りて地形図を見ながら、

行ったり来たりして辺りを探す。

そして結論。

地形図に示されたような、

立派な林道なぞもう存在しないのだ。

既に廃道となっていた。

『清光山』とはなんとも宗教じみた名称だが、

仏教あたりと関係があるのかね?

 9時25分、市道脇を駐車地としてスタート。

市道とは言っても、

ほとんど車が通ることはないようだ。

すぐ地形図上の林道に下りてみるが、

かろうじてその姿を留めている程度で、

先行きに不安を感ずる。

歩いていくうちに、

笹に埋もれて進退窮まることを、

覚悟しなければならない。

奔幌内川は旧産炭地の名残であろうか、

山奥まで護岸がコンクリートで固められ、

それをびっしりとコケが覆っていた。

歩き始めて1kmほどで、

地形図に記された幅広の林道から、

一般林道に入った。

チェーンゲートが設けられていたが、

鎖は地面に落ちていた。

それよりも何よりも、

そこまで車では入れない。

この後は単調な林道歩きが始まる。

路面は概ね歩きやすいが、

時折笹がはびこる場面に遭遇する。

また、突然ワラビが自生する箇所が現れ、

それを収穫できず進まなければならない辛さ!

もう惜しくて惜しくて・・・

ちょうど食べ頃なんだよねえ。

 スタートから約4kmで沢に出た。

ところが橋がない。

いつかの大雨で、

橋げたごと流されたらしい。

沢に下って先の林道につなげた。

しかしここからは、

林道が何ヵ所も崩壊しており、

これを復旧するのは大変なことだ。

また、前述の橋崩壊箇所の手前から、

地形図上の林道は、

破線に変わっている。

その事も事前に心配していた。

もう笹に埋もれて進めないのではないかと。

しかしこの林道は、

不思議なほど元の姿を留めており、

それがありがたい。

Co.300で広い土場に出た。

伐採があったようだ。

と言うことは、

地形図にはない、

新しい林道が別方向から開削されたのだろう。

この土場からは、

急に道幅が広くなり、

それまでの危うい林道歩きが嘘のようだ。

そして最後は尾根に上がり、

細尾根を伝って、

11時40分、四等三角点「清光山」

このピークはワラビがたくさん生えた、

夢のようなところだった。

昼食を摂りながら、

ワラビを採る。

結構な量になった。

 さて下山だが、

ルートを変えることにした。

往路の林道は、

途中から反時計回りで、

弧を描くように歩いてきた。

分かりやすく言うと、

カタカナの「コ」の字を描いたようになった。

それで「コ」の字の上と下を繋いで、

正方形にしようと企てた。

もちろん藪漕ぎ覚悟の上で。

Hiromiも同意したので、

登路とは逆の尾根を下った。

ところがすぐに地形図にはない、

古い林道が現れ、

それを利用した後、

いよいよ藪突入か、

と思いきや藪がない!

下草がほとんどない中を下り、

沢への急斜面を、

慎重に下って沢床に下りた。

その後対岸の急で危うい細尾根を登り、

間もなく林道に上がった。

計算するとこのショートカットは、

ちょうど2kmの短縮となった。

その後淡々と歩き、

登路で記憶しておいた箇所で、

ワラビとウドを収穫。

とっくに降りだしているはずの雨は、

この時点でも尚降らず、

ありがたいと感謝しながら歩き続け、

13時35分、駐車地。

乾いた心地よいそよ風が吹くなかで、

のんびり後かたずけをし、

栗山町にある、

シャトレーゼゴルフ場の温泉に向かった。

往路6.3km、復路4kmの、

誠に有意義な山行だった。

 

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2021.5.21 『最上山』(163m)・『竹ノ子山』(156m)  栗沢町の丘陵地帯でハイキング!

 昨日は正午頃から雨が降り出す、

との予報に極力近くで楽しむことにした。

栗沢町の市街地から、

道々817号線を茂世丑方面に走ると、

峠を超える手前に「最上林道」の入口がある。

これを入るとすぐに広い駐車地が現れるので、

ここを起点に動くことにした。

まず駐車地から南側の、

「最上林道」を進む。

はじめ丘の上から茂世丑方面を見下ろしてみた。

のどかな田園地帯が広がる。

そして足元を見ると、

真っ赤なチューリップが3本。

おそらくそこにかつて、

人家が存在した名残なのだろう。

それにしても雑草の中に、

真っ赤なチューリップは場違いな感じだ。

 「最上林道」は舗装されている。

昨夏この林道をHiromiと逆の、

栗沢側から入って『最上山』まで歩いてみた。

そのときは車が一台も通らなかった。

しかし今回は山菜採りの車が数台、

停まっていたり走ってきたり。

見るとじいさんばっかり。

あっ、俺もじいさんか・・・

また、こういうところを歩くと、

必ず目にするのが不法投棄だ。

税金から支出して、

「不法投棄禁止」の立札を立てても、

「自分さえよければ」という連中には、

一向に効果がない。

どうして自宅のゴミをそこまで運んで、

自然の中に投棄できるのか、

いくら考えても理解できない。

人間やめますか!?

 『最上山』の頂上には、

巨大アンテナが建っているので、

遠くからでも確認できる。

それに近付いていくと、

カラン、コロンと音が聞こえる。

そして近くなった地点で、

何事かを確認すると、

アンテナに人が登って、

なにやら作業をしている様子。

数名で行われているようだ。

それならば邪魔はできないと、

アンテナを遠目で見て引き返した。

ただ、その辺りにタラの芽が出ていたので、

ザックから小袋を取り出して、

この夜の天ぷら分を収穫した。

けっこう採られたあとは見受けられたが、

それは林道に近い辺りだけで、

足元の悪い奥はほとんど手つかずだ。

山菜採りの連中なんていうのは、

歩きたがらないものだから、

車を山の奥まで入れて、

駐車地点のほんの周りだけ採って帰る。

 「最上林道」を一旦駐車地まで戻って

今度は逆の北側の林道に入った。

こちらの林道名は不明だが、

どうやら大手製紙会社の社有林の中を行くようだ。

ここには昨秋足を踏み入れてみたが、

足元がドロドロ状態だったので、

Hiromiと二人して嫌になり、

いくらも歩かぬうちに引き返した。

しかし今回は路面が乾ききって歩きやすい。

昨年行われていた、

伐採作業は終わり、

荒野が広がっている。

そしてその奥には、

今回の伐採を免れた針葉樹が林立する。

そんな風景を見ながら進んで行くと、

たぶんあれだろう、

と思われる小ピークが見えてきた。

伐採地から斜面に取り付いて登っていくと、

ピーク付近はすごい笹だ。

細いが密度が濃く、

身体に絡みついてくる。

それを押しのけて進み、

三等三角点「竹ノ子山」

その名の通りのピークだつた。

ピークからは笹が邪魔をして視界がない。

すぐ林道に戻った。

ダニは少々。

戻る方向に歩き出すと、

なんだかヨモギがやけに目立つ。

私は山菜の中で、

このヨモギの天ぷらが一番好きだ。

どこにでも無尽蔵に生えているヨモギが。

安上がりでしょ!?

それでヨモギを少々摘んだ。

そして茂世丑側の風景を眺めようと、

小高い丘に上がって行くと、

期待も何もしていなかったウドが目の前に!

それを採ろうとしたら、

足元にはいかにも悪さをしたそうな、

ピカピカ光る葉を持つウルシがたくさん!

こいつに触れるとえらいことになる。

気をつけながら、

ウドを収穫する。

その後昼食としたあと、

東の茂世丑の田園地帯を眺めて、

また林道に下って駐車地に戻った。

すると雨がポツポツ落ちてきた。

ギリギリのタイミングに、

まあ運が良かったなあ。

 帰宅して女房に天ぷらを希望。

タラの芽、ヨモギの天ぷらに、

先週採ったギョウジャニンニクの酢味噌和えが、

この日の夕食となった。

あっ、酢味噌和えにしてしまった、

ギョウジャニンニクについては、

もう何も言わなくなった女房だ。

それでいいんだよ。

金のかからない、

自然の恵みで腹いっぱい!

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2021.5.20 『夕暎山』(ゆうばえやま・846m)  林道から沢へ、そして藪突入!

 昨日久しぶりに出勤すると、

やはり仕事は限られており、

全てを処理し終えたのが14時。

そして次の出勤日は31日だ。

ありがとうございます!

 

『夕暎山』には以前から登ろうと思いつつ、

これまで登らないままできた。

藪はキツイであろうと、

積雪期にのみ登るつもりだったのだが、

今冬もそれを逃してしまった。

今冬こそはと意気込んで様子を見に行くと、

毎年開いている、

林道入口のスペースが、

この冬は開けられていなかった。

であるならば、

林道の雪が融けて、

上部の薮が雪渓に埋まったままの時期、

ということで狙いを定めていた。

 今朝車の屋根にMTBを積み上げて、

三笠市経由で富良野方面に向かった。

そして道々三笠~富良野線の、

「富芦トンネル」手前1kmほどのところにある、

「近藤沢林道」入口に入った。

林道ゲート前に駐車スペースは確保できた。

MTBを降ろし、

準備を整えて、

9時40分、MTBでスタート。

しかしゲートを越えると結構な傾斜があり、

しばらく押して歩くことになった。

そこから見下ろす「近藤沢」の水が、

透き通ってとてもきれいだ。

このところ雪融け水で濁った沢ばかり見てきたので、

この眺めは心を洗われる思いだ。

別に心が汚れてるっちゅうわけじゃないけどねえ・・・

その後は割と快適な林道走行が続いた。

それでもちょっと傾斜が出るときつい!

MTBでの林道走行は、

もう2年ぶりか・・・

心肺機能の低下で、

下半身に十分酸素を送り込めない。

以前なら強引にペダルを漕いで進む傾斜も、

「ちょっと待て・・・」、

と言って降りて押す。

情けないが歳には勝てない。

それでも歩くよりは速い。

 「不徳沢」に沿って伸びる、

今日の林道は片道約5kmで、

そのほぼ中間点に右手から、

「近藤沢」が流れ込む。

この沢の水もきれいで、

それを渡る橋は「ゆうばえ橋」。

そして「近藤沢林道」は、

そのまま「近藤沢」に沿って行き、

「ゆうばえ橋」から先は、

「不惑沢林道」に変わる。

なんかこれはおかしいぞ!

その先を流れるのは「不徳沢」だ。

それなのにその沢に沿って伸びる林道が、

「不惑沢林道」とは・・・

だいたい「不惑沢」なんてどこにある?

 「ゆうばえ橋」を渡ると傾斜が増し、

MTBを押して進む。

その後は押したり乗ったりを繰り返し、

10時50分、Co.610でMTBをデポすることにした。

そして明るく広い林道を歩き、

時には雪で手を冷やし、

11時10分、Co.650で林道最奥地点。

林道はここでUターンして、

「不徳沢」の右岸を下降していく。

さて、林道を離れるここからが問題で、

3つのルートを想定していたが、

周囲の植生を見る限り、

自ずと沢筋を進むしかない。

きれいな小沢を登って行く。

間もなく枝沢が現れるので、

左股に入って高度を上げる。

ここまでは順調、快調だ!

しかしいつまでもそんなはずはなく、

Co.680で藪突入。

雪渓なんか残ってはいなかった。

最初は笹が濃くて進退窮まった。

頑強な笹が密度も濃く・・・

しかしここでやめるわけには行かず、

ダニに噛まれる覚悟で突き進む。

笹の背丈が高くて、

全く先が見通せない。

それでも地道に励めば、

いつか着くさ三角点!

12時20分、三等三角点「夕暎山」

笹に埋もれた標石はコケに覆われていた。

やはりここは積雪期にしか登られないのだろう。

標石のコケを落とし、

笹刈りをして昼食とした。

そして周囲を見回すと、

笹の向こう北側に、

広い雪渓が残っており、

そこに移動すると、

芦別市の市街地と、

イルムケップ山塊が見えていた。

逆に芦別市からは、

この『夕暎山』を確認できることになる。

改めて芦別市から眺めてみたい。

 12時50分、下山開始。

下山は笹の方向が下降側に倒れているので、

登路とはノルマが雲泥の差だ。

ピンポイントで小沢に下り立ち、

慎重に下って、

13時30分、林道。

くたびれた身体を励まし、

林道を淡々と歩き、

13時50分、MTBデポ地点。

その後は快適、

いやはやガタガタドコドコの林道下りで、

MTBが壊れるんじゃないか、

ブレーキのゴムが擦り切れるんじゃないか、

という思いで下り、

14時15分、駐車地。

長年懸案だった『夕暎山』だが、

いざ登ってみると、

4時間35分の行程だった。

しかしこの高齢者は疲れた。

今日は一泊の予定で出かけたのだが、

切り上げて帰宅した。

自分の布団でゆっくり寝たくなってねえ・・・

 

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