北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2025.2.8 『坊主山』(三笠・161m) ルートを変えて東から
私は今日から4連休。
仕事が暇な今の時期、
会社のカレンダーが10日(月)を休みとしているためだ。
それで今朝は軽く除雪した後、
三笠市に向かって出かけた。
このところ空知地方は大雪の予報が続いていたので、
積雪の状態をみるため負荷の小さい山へ。
また、この山に登って検証したいことがあった。
岩見沢市上志文から、
道々30号線を三笠方面に走って行くと、
右手に両市の境界が走る、
「市来知川」に沿って伸びる農道が現れる。
これに入って行くと、
間もなく左手に採石場が現れる。
「坊主山」に登るときは、
いつもこの採石場の左手の尾根に取り付く。
但し、今日はルートを変えることにして、
農道を更に進んだ。
広く除雪された農道は、
やがて農道だか林道だかわからないまま、
奥へと続いて行く。
しかし、奥で何らかの工事が進められているため、
広く除雪されているのであろうと推測し、
適当なところを駐車地とした。
駐車地から西に「坊主山」が見える。
駐車地でスノーシューを装着したが、
はじめは除雪された車道を歩いた。
ただ、それをちょっと外して雪原に入ってみると、
予想とは違い、
新雪の下に割と締まった層があり、
なかなか歩きやすかった。
車道脇の雪面を登って行くと、
峠状地形にパワーショベルが停まっていた。
やはり工事中だったが、
今日は休みらしい。
そして何の工事かと言うと、
どうも新たな車道の開削工事らしい。
重機の辺りが開削工事の先端のようだ。
急斜面に取り付いて、
尾根の頭に上がると、
工事現場の全体を見渡すことができた。
なかなかいい眺めだ。
尾根筋を登って行くと、
やがてピークに到着。
三等三角点「坊主山」。
そこには独特の雰囲気ある、
私製標識が付けられている。
実はこの私製標識の有無を確認したかった。
色々な山で見受けられるこの私製標識だが、
実は夕張の「雨霧山」や、
栗山の「坊主山」に付けられていたものがなくなった。
この両山については、
私製標識が設置されたことと、
外されたことの両方を確認している。
いったい誰が何の目的で取り外したのだろう?
とりあえずこちらの「坊主山」は、
設置されたままになっていた。
下山は尾根筋を戻った後、
車道から一段下の畑を下った。
そして広い風景を眺めながら駐車地へ。
雪がそこそこ締まり、
なかなか快適な山歩きを楽しめた。
2025.2.2 『楓』(カエデ・354m) 厳冬期の藪漕ぎ!
先日の日曜日はHiromiと同行だったので、
朝迎えに行って夕張に向かった。
そして夕張市十三里地区で、
「人漁山」の麓に入った。
そこにはいつも車を停めるスペースが空けられていた。
ところがこの日はそれがなく、
一旦最寄りに見つけたスペースに車を停めた。
しかしよく考えると、
そこは明らかに直近の農家が、
何らかの目的をもって空けたスペースだと判断できた。
それで「人漁山」をやめて移動。
昨秋樺戸山地で農家に通報され、
警察官がパトカーでやってきたことがあった。
面倒なことは避けねばならない。
「人漁山」から変更となると、
直近の位置に「楓」があったので、
久しぶりに登ってみることにした。
「楓」には四季を通して、
何度か登ってきた。
ただ、大雪の後の積雪の状態が心配だった。
石勝樹海ロードを少し戻り、
夕張市滝ノ上地区で道々「夕張~厚真線」に入った。
この道々は800mほど先の、
「夕張川」に架かる「滝の上橋」手前で冬季通行止めとなっている。
その通行止め地点の右側に入る細い道があり、
これは除雪されている。
それに入って行くと、
すぐに橋が現れる。
「滝の上橋」と並ぶ橋だ。
そしてそのすぐ手前を駐車地とした。
道端に十分駐車できるスペースがあった。
まあ、誰も来ないだろうけど。
準備を整えてスタート。
すぐ「夕張川」に架かる橋を渡った。
夕張川は自治体の境界線が走っているので、
この橋を渡ると夕張市から由仁町に入ることになる。
しかし、あくまでも夕張市の山、
と言う印象が強いので、
私のブログ上の分類は、
「夕張市の山」ということにした。
橋を渡って林道に入ると、
深い!
心配していた雪の状態が最悪だ!
ここ数日で降り積もった雪が柔らかく、
スノーシューをズブズブ飲み込む。
前を行くHiromiに、
「深いなあ!」と声をかけると、
「深いねえ!」と返ってくるのだが、
その割にはスイスイ進んで行くように見える。
これが体重の差だ。
私の一歩はHiromiが踏んだ上に重ねても、
更にズブズブと沈んでしまう。
それでHiromiは、
あっと言う間に見えなくなってしまった。
林道を歩きだした時点で、
もうリタイアの予感いっぱいだった。
深い雪の中で尾根の取り付きを慎重に選ぶも、
どこも急で取り付きが困難なので、
沢筋に入って少し進んだ地点で、
意を決して急斜面に取り付いた。
この登りが大変だったが、
何とか尾根の頭に上がった。
すると今度は藪だ!
笹が立ち上がったままで。
厳冬期の藪漕ぎとなってしまった。
これも今冬の積雪の少なさを物語っている。
笹を漕ぎながら尾根筋を登って行くと、
突然トドマツの林が現れ、
何とも美しいメルヘンチックな世界が広がった。
そしてトドマツの林の中にも、
笹薮が続いて行った。
しかし最後はスッキリした尾根を歩き、
急登を経て、
四等三角点「楓」。
僅か1.2kmほどの行程に2時間を要した。
久しぶりに立つピークからは、
僅かに麓の風景が見える。
その後登路の途中で現れた、
古い作業道跡まで戻って昼食とした。
そして登路で利用した尾根を末端まで下って、
改めてより良い取り付き点を確認して駐車地へ。
なかなか面白い行程だった。
雪が深くてきつかったけどね~
Hiromiも「面白い山だった」との感想だったので良かった。
この後一旦帰宅して、
夕方今年初の「反省会」とした。
2025.2.1 『御園山』(ミソノヤマ・284m) 大雪に翻弄されて・・・
先週末土曜日の朝も、
まずは除雪から始まった。
ただ、この日の夜中から早朝にかけて、
排雪を依頼している業者が、
家の前の雪をすっかり片付けてくれたので、
当分雪捨て場には困らない。
除雪を終えて家を出た。
この日は三笠市で活動する予定だった。
天気予報では雪が降るものの、
じきに止むとのこと。
私が住む江別市から、
隣りの南幌町に入ると、
積雪がグンと増えた。
そしてその向こうの栗沢町に入って驚いた!
大雪だ!
新たな降雪が30cm近くあったのではなかろうか?
栗沢町の市街地では、
町民総出で除雪に励んでいた。
「こりゃあヤバイかな?」、
と思いつつ未除雪の道々を更に走って行くと、
雪が降り出した。
それもかなり強く、
ワッサ、ワッサと!
それで栗沢町上志文で引き返した。
そして栗山町へと向かった。
空を覆う雪雲は、
栗山町継立地区辺りで切れて雪が止んだ。
しかし道路がほとんど除雪されていない。
地上高の低いフィットで走るのが怖い!
下から雪を巻き上げて、
エンジンルームに入るんじゃないかと、
ひやひやしながら走った。
もう昔の話しになるが、
ハイエースでこの辺りを、
同条件で走っていたとき、
下から巻きあげた雪が、
ファンベルトを外してしまったことがあった。
もうどうにも走っているのが落ち着かなく、
とにかく駐車できる場所へ、
と言うことで、
栗山町南角田の「不動の沢林道」入口に向かった。
するとそこの道々は、
早々と除雪済みで、
道々の最奥に駐車することができた。
そしてもうどうでもいいから、
そこを起点に「御園山」に登ることにした。
スノーシューで林道に入ると新雪はふかふかで、
そこそこ深かった。
こりゃあきついノルマだ!
ルートを短縮するべく、
林道に入ってすぐ左手の尾根に取り付いた。
しかしいくらも進まぬうちに、
エゾシカの防護柵に行く手を阻まれた。
まあ想定内ではあったが。
やむなく林道に戻った。
ズブズブスノーシューを取られながら歩いていると、
そばのトドマツの幹に、
真新しいヒグマの爪痕だ。
冬眠する前のものであろうが、
以前はなかったものだ。
周囲には古い爪痕があちこちに残されている。
エゾシカの防護柵扉をすり抜けて、
間もなく左手の尾根に取り付いた。
林道上より雪が深くなった。
急登を経て平たんな尾根に上がると、
西の空が青く美しい。
その下には空知平野が見える。
しかし、除雪の疲労がずいぶん残っている、
と思われる我が肉体は情けないほど苦しい。
それで地形図上の「244m標高点」手前でリタイアを決めた。
そしてそこで昼食とした。
昼食後は同ルートを下山。
自らのトレースを辿って楽をした。
駐車地に近付くほど青空の面積が広がるものの、
上空には青空と雪雲の境界線が、
はっきりとみてとれた。
この日ははじめから失敗だった。
もっと天気予報を観察し、
南へ向かうべきだった。
しかし、こんな日もあるさ~
2025.1.31 「文学台」(馬追丘陵・250m) とうとう大雪がやってきた!
年が明けて早いもので、
今日から2月が始まった。
年末年始から、
さっぱり降らずに楽をしてきた雪だったが、
とうとう1月も末になって降り出した。
今週の木曜日から金曜日にかけて、
24時間で50cmほども降ったんじゃないだろうか?
木曜日の朝まで雪が何もなかった我が家の前が、
金曜日の朝にはもう、
雪を捨てる場所がなくなってしまった。
そして裏に回ると、
このところの暖気ですっかり融けてしまった物置の屋根の雪が、
写真の通りとなった。
嫌だねえ、雪・・・
昨日の金曜日は仕事が休みだったからよかったが、
出勤日なら除雪しきれなかった。
連日夜明け前から外に出て除雪に励んだ。
すると昨日なんか、
もう山に向かうモチベーションがガタ落ちで、
除雪終了後は家の中に留まり、
しばらくダラダラと過ごした。
しかし、いつまでもそれではいけないので、
10時近くになって家を出た。
女房に「馬追丘陵にでも行ってくるわ~」、
と言い残して。
連日の大雪で、
どこへ行っても駐車地に困る。
そんなときは確実に駐車できるところが一番だ。
馬追丘陵に向かって走って行くと、
雪雲の中に青空が見えていた。
歩いているときは降らないでくれ、
と願いつつ旧「マオイゴルフ場」の正門前まで入った。
この車道は冬季間そこまで除雪されている。
除雪終点を駐車地としてスタート。
車道を少し進んだ後、
「馬追林道」に入って、
樹林帯の中から「文学台」に上がることにした。
ところが、歩き出すと、
心臓がバクバク言い出した。
そして呼吸も辛い!
いったいどうしたのか?
はじめは驚くばかりで、
意味が分からなかった。
しかし冷静にスピードをガッツリ落とし、
ゆっくり歩きながら考えて結論を出した。
除雪作業のせいだ。
前日は早朝と夕方に除雪し、
この朝も早朝から除雪に励んだ。
その除雪の時に違和感はあった。
やけに除雪が辛くて、
呼吸を整える場面もあった。
理由は今冬の異常な小雪だと感じた。
思えば今冬は「ほとんど」と言っていいほど、
除雪をしていない。
全然降らないものだから、
除雪の必要がなかった。
それがこの直前24時間で、
ずいぶんきつい労働となった。
それで身体が悲鳴を上げた、
と言うことだと思う。
もっと若い時なら、
そんな変化にも十分対応できたが、
気が付けば70歳という身は、
鍛えているつもりでも、
思い通りにはならないということだ。
つまり歳取ったんだわ~
はじめきつかった体力面は、
歩くほど楽になり、
そのうち平常に戻った。
この平常に戻すのにも、
随分時間がかかるようになったと思う。
体調の不具合を感じたので、
単純に車道を歩いて、
「文学台」を往復することに切り替えた。
周囲は大雪が降った後で、
その雪が木々の枝に降り積もり、
誠に美しい限りだ。
そんな風景を眺めながら歩くだけでも楽しい。
そして「文学台」から、
石狩平野の広い風景を眺めて復路に入った。
復路では途中で昼食とした。
すると上空を覆っていた雲が流れ出し、
青空の面積が広がった。
青空の下で雪が大量に降り積もったトドマツが美しい。
駐車地に着いて後片付けをして帰途に着いた。
ただ、帰る途中でHiromiの家に寄って除雪をしてやった。
あいつ忙しくて除雪なんかしていないだろう、
と思って寄ってみたが、
案の定何も手が付けられておらず、
ママさんダンプさえ雪に埋もれていた。