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2024.11.9 『至仁湾沢』(レニワンザワ・193m)  カラマツの美しいとき!

 11月第二週の週末は、

久しぶりにHiromiと同行することになった。

Hiromiは私と違い、

私よりはるかに若いので、

まだまだ登ってみたいメジャーな山がたくさんある。

もう人が登る山には足が向かなくなってしまった私とは、

別行動になることが増え、

それは今後も多くなることだろう。

HiromiにはHiromiの大切な人生がある。

納得できる行動をし、

悔いを残さない生き方をしてもらいたい。

車の燃料代割り勘をなかなか当てにできなくなったので、

やはり維持費が安くて済む車に替えてよかった。

 この週末土曜日は、

カラマツの紅葉を楽しむべく、

林業の盛んな厚真町へと向かった。

厚真のカラマツ林は、

実に広大な面積を誇る。

6年前の「胆振東部地震」で、

膨大な数のカラマツが斜面の崩壊で倒木となったが、

そんな風景も含めて、

大変楽しませてくれる。

 道々「平取~厚真線」を走り、

厚真町とむかわ町の境界が走る「あづほ隧道」を越えて、

むかわ町に入った。

そしてむかわ側にほぼ下りきった地点の、

道々脇に今回の三角点ピークがある。

そこには農地への入口があるので、

その脇にそっと駐車させていただいた。

もう農業もシーズンが過ぎ、

作業に来る車もないが。

 駐車地からすぐ斜面に取り付いた。

カラマツの紅葉は進んでおり、

狙い通りだった。

また、取り付き部分のトドマツの幼木がきれいだ。

前方には見上げるような急斜面が現れ、

そこに古い作業道跡が続くので、

それを利用して登って行く。

まともに笹の急斜面を登るより、

いくぶん楽をすることができる。

上空を覆うカラマツが美しい。

ただ、この時は曇り空だったので、

その美しさが際立たない。

 作業道が尾根上に続くようになると、

傾斜が落ちてゆるい登りで進んで行く。

すると短いこのルートの先に、

目指すピークが見えてくる。

そして三等三角点「至仁湾沢」。

三度目のピークだが、

この時期は初めてだった。

もう木々の葉が落ちて、

麓の様子が木の間越しに伺える。

いい季節だ。

 ピークに長居はせず、

次もまた色付いたカラマツを楽しむ予定があるので、

速やかに下山を開始した。

下山では登りの段階で見るカラマツが、

また違った角度から楽しめる。

それにしても青空が欲しかった!

 駐車地に着いて、

即移動を開始した。

 

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2024.11.3 『有明』(アリアケ・231m)  新たな紅葉を求めて!

 

 11月の三連休中日は、

どうもよくない予報だったが、

雨を避けるべくむかわ町へと向かった。

まだ薄暗いうちに家を出て、

途中の安平町追分手前辺りまでは、

ずうっと雨が降っていた。

しかし、厚真町からむかわ町辺りまで行くと、

雨に当たらないという確信があったので、

途中まで降り続いた雨は気にならなかった。

 むかわ町有明の少し手前で、

「有明林道」に入った。

すぐに分岐となり、

それを左手に進むと「有明林道」が続き、

直進すると「有明支線林道」だ。

この分岐のすぐ手前に空き地があるので、

これを駐車地とした。

そして車外に出て準備を始めると、

ハンターの車が1台やってきて、

「有明林道」に入って行った。

 駐車地から支線林道を歩きだした。

すぐに「有明支線橋」を渡った。

その橋には「湯の沢川」のプレートが貼り付けてあったが、

地理院地図ではこの沢が、

「右の沢川」と記されている。

そして「湯の沢川」は、

二本東側の川で、

この少し下流で「右の沢川」が、

「湯の沢川」に合流することになっている。

 「有明支線橋」を渡るとすぐ、

また分岐となる。

これを直進すると「有明支線林道」が続く。

しかし右の更に支線に入った。

これが「有明」に続く林道となる。

  林道が斜度を増し、

ひと登りすると、

緑のカーペットを敷き詰めたような風景に出会う。

これは芝を養っている畑だと思う。

と、地面に目を落とすと、

砂地で分かりにくいがね

ヒグマが通った足跡だ。

この後しばらくヒグマの足跡を追うこととなった。

 思えば紅葉のシーズンこの山に登るのは初めてだった。

林道が荒れて深い雨裂ができ、

車の走行が不可と思われる辺りから、

周囲に赤いモミジが映えだした。

まだこんな紅葉が楽しめるとは、

期待していなかったので、

特別手当をもらったような気分だ。

 林道は完全に決壊した場面を越えて伸びて行く。

落ち葉のじゅうたんを踏みしめて歩いて行くと、

前方の視界がパッと開けて、

伐採地の風景が広がった。

この風景が好きなんだよねえ!

 伐採地のピーク付近まで上がると、

作業堂脇の赤いモミジが美しい。

それを楽しみながら歩き、

作業道を離れて薄い藪の尾根筋へ。

そして四等三角点「有明」。

  このあと伐採地のピークまで戻り、

東側の風景を眺めた。

そこには北から東にかけての風景が、

遮るもののない中に広がる。

朝のまばゆいばかりの陽光を浴びて、

実に美しい風景だ!

それを堪能し、

作業道に戻って下った。

スタート時は雲に覆われていた空も、

下山時にはほとんど青空で、

とにかく気持ちがいい!

天候を読んでむかわ町に出かけて、

本当に良かった、

と密かに喜びを噛みしめて駐車地へ。

さて、次はカラマツの紅葉を楽しみましょう!

 

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2024.10.5 『長峰』(ナガミネ・308m)  荒れ行く作業道も周囲の藪は薄い

 5日の午前中むかわ町穂別で、

「一本椴」をリタイアした後、

林道から道々に下り、

道々を夕張方面に1kmほど戻った。

すると大きく蛇行して流れる「穂別川」に架かる、

二本の橋が現れる。

「炭住橋」と「キウス橋」だ。

この二つの橋の間に農道の入口が見えるので、

これに入って行く。

そして狭いが舗装された農道を2kmほど走ると、

山の方向に向かう、

草に覆われた頼りない道が現れるので、

これに入って進む。

すると間もなくエゾシカの防護柵ゲートが現れ、

その前を駐車地とした。

振り向くと直前にリタイアした、

「一本椴」の大きな山体が鎮座する。

 エゾシカ防護柵の扉は、

隙間が空いているので、

そこからエゾシカが出入りできないよう、

鎖が2本かけられていた。

思えば以前ここを訪れた時、

こちらの気配に気付いたエゾシカが、

大慌てでこの隙間から山中に消えて行ったっけ。

その時は鎖がなく、

大きな隙間が開いたままだった。

 ゲートから先は短いが、

一直線の林道が続く。

この林道はずいぶん雑草に覆われたものだ。

ただ、林道とは言っても、

その先で沢筋の護岸工事をするために開かれたものらしいが。

従ってすぐに終点を迎える。

そこで藪に入った。

しかしこの辺りは藪が薄くて歩きやすい。

急こう配に耐えて登りきると、

ほぼ平坦な地形となり、

針葉樹林帯に入る。

そして笹が濃く深くなるが、

長くは続かずその上部で作業道にのる。

初めてこの作業道にのった数年前は、

しっかりとた路面だったのだが、

年々荒廃していく。

今回は雑草がかなり増えていた。

 作業道は尾根筋に沿って高度を上げて行く。

その登りがきつくてヘロヘロだ。

どうもこの日は調子が良くない。

途中で作業道ごと流された崩壊地が現れるが、

南東方向の風景が見渡せた。

そして作業道は尾根上にのる。

あとは作業道を歩いても、

尾根上の薄い藪を歩いても同じこと。

とにかく尾根筋を詰めて行く。

一つの小ピークを越え、

一旦下って登り返すと、

四等三角点「長峰」。

一昨年の11月、

Hiromiとここに立った途端、

すぐそばで突然銃声がして、

大慌てで逃げ出したことを思い出す。

誤射の対象にはなりたくない!

 下山は同ルートを引き返した。

私はここの尾根歩きが好きでねえ・・・

どこでも歩ける大変気持ちの良い尾根が続く。

途中で現れる枝尾根も魅力で、

そちらの枝に入って、

どんどん先へと歩いて行ってみたくなる。

この日は天気が良かったので、

そんな気持ち良さも倍増だ!

そして足下にはたくさんのドングリ!

やはりこの秋は豊作か?

 苦しかった登りも、

下りとなれば楽なもので、

楽しく下って駐車地へ。

ゆっくり着替えて帰途に着いた。

農道から振り返ると、

「長峰」手前のピークが見えていた。

 

 

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2024.10.5 『一本椴』(イッポントド・512m)  残念リタイア!

 皆さんは家の中を歩いていて、

壁の角や椅子、

或いは家具などに足をぶつけることがありませんか?

私は昔そのようなことが頻繁にあったものの、

もう長いことそんなことはなかったんですよ。

ところが最近またやっちゃいましてねえ。

しかしそれがもうどこにぶつけたのかも忘れてしまった。

この日は登山靴が履けないんじゃないか、

と危惧して出かけました。

 この日は無積雪期としてはずいぶん久しぶりに、

「一本椴」に登ってみることにした。

「一本椴」とはむかわ町穂別で、

『坊主山』(791m)の南隣りにある山。

そのピークは二等三角点を有し、

夕張方面から走って行くと、

なかなか存在感のある山容が目に入る。

初めてこの山に登ったのは、

もう5年前になるか?

Hiromiと正月が開けてすぐに登った。

この一帯で正月早々は、

まだ積雪がわずかなため、

ほとんど藪漕ぎだった。

林道を歩いているうちはいいが、

上部で藪に入ると笹の密度が濃くて、

やっとの思いでピークに達したものだった。

その後2度積雪期に登っている。

 この日を含めた週末は、

Hiromiと別行動だったので、

まっすぐ穂別に向かって車を走らせた。

そして道々沿いの「穂別川」に架かる、

「炭住橋」を渡って1kmほどの地点で、

左手の「下穂別林道」に入った。

エゾシカの防護柵ゲートが開きっぱなしなっていたので、

奥で工事か伐採作業がされている予感。

大型トラックが出入りしていると思われるタイヤ痕が、

はっきりと残っていた。

ちょっと躊躇したが、

とりあえず入ってみることにした。

林道入口から2kmほど走ると、

分岐が現れるので、

その枝に入ったところを駐車地とした。

こちらの枝には最近車が入った様子は見られなかった。

 駐車地から分岐に戻り、

「穂別林道」に入った。

ゲートはないが徒歩で進む。

路面には大型トラックのタイヤ痕が続く。

それに前夜かなり雨が降ったようで、

大きな水たまりやぬかるみが現れる。

あっ、足のけがの件だが、

駐車地で心配しながら登山靴に足を入れてみた。

すると固い靴を使用したため、

しっかりと固定されて、

痛みはほんの微かな程度で済んだ。

 まだ紅葉が深まらない中を歩いて行くと、

突然林道脇に木材の集積場が現れた。

大型トラックのタイヤ痕は、

木材搬出のためのものだった。

そばでは伐採作業が行われていた。

但し、この日は前夜の雨を受けて、

作業を休止したようだ。

雨でぬかるむ伐採地は、

重機も自由に作業ができないだろう。

 木材の集積を眺めて更に進んで行く。

「高度が上がっても木々の葉は色を深めないねえ」、

と思いながら歩いていると、

380で右手に作業道が現れた。

もう荒れた作業道だが、

ピークに向かって伸びて行くという予感。

それにのってみることにした。

前回の取り付きは、

林道を更に奥へと進んでからだったが、

あの笹の濃さではもう入る気にはなれない。

 雨水をたっぷり含んだ草が生い茂る作業道を行く。

下半身が次第に濡れて行く。

そんな不快感に耐えながら登って行くと、

西側の風景を見渡せる場面に出た。

すると突然行き止まりとなった。

その先は濃い笹薮が広がる。

そしてその向こうに目指すピークが見えている。

意を決して藪突入!

しかし途端に撃沈!

雨水をたっぷり含んだ、

ひじょうに密度の濃い笹藪に抵抗する気が失せた。

汗だくで雨具着用は無理!

この山は今後積雪期だけにしよう。

あっさりとリタイアを決めて復路に入った。

藪漕ぎはだいたいすんなりと行くのだが、

嫌でとても耐えられない時がある。

まあ、気分次第的な・・・

 復路の道のりがやけに長く感じた。

緩やかな下り一辺倒なのに、

どうも疲労が激しい。

そんな体調の時は、

とにかく長く感じる。

そしてようやく駐車地に着いた時はもうぐったり。

何なんだろうね、

この体調の悪さは。

しかしまだ時間は早い。

気分治しにもう一座!

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2024.9.21 『辺富内村』(ペトムナイムラ・224m)  田園地帯で奇妙な点名へ

 

 9月の三連休初日、

平取町で「幌消末峰」に登った後、

未踏の三角点ピークを目指すべく、

道々131号線をむかわ町穂別安住まで戻り、

「鵡川」の上流方向に沿って伸びる農道に入った。

そしてこれを1kmほど走った地点で、

右に現れた「オソスケナイ川」に沿って伸びる農道に入った。

狭いが舗装された農道を入って行くと、

1kmほどで舗装が切れて、

砂利道となった。

そこにはこの道路の最終人家が建っていたが、

人が住む気配はなく、

すでに廃屋となっていた。

舗装が切れる地点に空き地があったので、

これを駐車地とした。

 林道を歩き出すと、

すぐに両側の草が林道にかぶりこんできた。

その中に古いエゾシカ防護柵が見える。

最終人家に住んでいた人が、

ここで農業を営んでいたのだろう。

 林道を100mも歩くと、

生い茂る雑草で見えないが、

「オソスケナイ川」に架かる橋を渡った。

地形図を見てここから藪に入って、

尾根に取り付くことにしていた。

しかし草ボ~ボ~で躊躇してしまう。

なるべく草の薄いところを狙いたかったが、

まあどこも同じようなので、

意を決して突入!

ところが「意を決する」までもなく、

草の藪を抜けたて樹林に入った。

すると藪はひじょうに薄く、

「ホッ」と安堵した。

ところがそれもつかの間!

斜度がきつく、

両手をついて登る場面も!

それでも長くは続かず、

尾根の頭に上がると傾斜が落ちて落ち着いた。

藪がほとんどない尾根筋を楽々登って行く。

そして垂直に交わる尾根に合流すると、

笹の高さが腰程度になった。

しかしこれも長くは続かず、

やがて膝程度になり、

尾根の幅が広くなった。

それを進んで行くと作業道に出た。

いったいどこから上がってくるのだろう?

作業道をまたぐ形で先に進む。

すると前方にこんもりと、

盛り上がったようなピークが見えてきた。

そしてそれに上がると、

三等三角点「辺富内村」。

誠に奇妙な点名だが、

点名の由来はいったい何なのだろう?

「右股」だの「左股」、

あるいは「二股」だのと言う点名よりは、

ずうっとましだけどねえ!

 下山は同ルートを辿った。

登るときには両手をつく場面もあった急斜面も、

下山となると楽なもので、

難なく下って林道へ。

駐車地に戻ると昼を少し過ぎたところ。

もう一座、

とも考えたが、

まだ三連休の初日、

早く帰って休みましょ!

 

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2024.9.21 『幌消末峰』(ポロケシマッポウ・266m)  思いがけない風景が!

 

 9月に入り、

空気が入れ替わって涼しさを感じるようになった、と思っていたら、

もう下旬に入ってしまった。

そんな秋の三連休は、

Hiromiが女子会登山で、

道北へ出かけて行ったので、

一人でのんびり山歩きを楽しむこととなった。

その初日は久しぶりに平取町とむかわ町で楽しもう!

 土曜日の朝厚真町経由でむかわ町穂別へと向かった。

これまでは穂別へと向かうのに、

夕張経由か厚真経由かと迷い、

先日その両方の走行距離を計測して、

私が住む江別市を起点とした場合、

夕張経由の方が3.6km短いということが判明した。

ところが先日厚真町から穂別へと抜ける、

道々933号線が災害復旧工事を終えて、

いつの間にか開通したことを知ったので、

今回はそれを走り抜けてみることにした。

そして先週訪れた「厚真ダム」と、

穂別の間を走るのが新鮮だった。

その結果、夕張経由とほぼ同じ走行距離であることが判明した。

ただ、車はめったに通らなし、

信号がない分厚真ダム経由が速いかもしれない。

 むかわ町穂別から道々131号線にのり、

平取方向へと車を走らせた。

そして平取町幌毛志で、

国道237号線に突き当たる2.5kmほど手前、

左手に林道の入口を見た。

これが今回利用した「幌毛志林道」だ。

林道入口の道々脇に空き地があるので、

これを駐車地とした。

「幌消末峰」に登るのは3度目か?

 林道に入るとすぐに橋が現れ、

橋を渡りきったところにゲートがあり、

きっちり施錠されている。

狩猟期間に入る前の、

静かな山歩きを楽しめる、

と思って先に進むと、

林道が半分崩れ落ちていた。

先日の大雨で増水した「ポロケシオマップ川」が、

コンクリートの護岸ごと崩したようだ。

 ゲートから100mほどで、

右手に現れる作業道にのった。

作業道とは言っても、

すでに崩壊が激しく荒れている。

足もとがひじょうに不安定な中、

雑草がはびこってよく見えない。

それを辛抱強く登って行くと、

やがて樹林に入り、

作業道は消滅する。

あとは薄い藪尾根を伝って、

一つ先のピークを目指し、

三等三角点「幌消末峰」(点名:ポロケシマップ)。

三角点脇の小木に取り付けられていた、

例の黄色い私製標識がなくなって、

小さなものが取り付けられていた。

やはり木肌にビス留めをする黄色い標識は嫌われて、

取り外されたのだろうか?

 ピークから南側の木々の向こうが明るい。

「もしや」と思い、

そちらに歩を進めると、

な、なんと、伐採地じゃないか!

今年伐採されたようで、

広々とした風景が広がる。

いやあ、気持ちいいね~っ!

伐採地の向こうに平取町振内の風景が広がる。

思いがけず素晴らしい風景に出会うことができた。

山は変化していくねえ・・・

 下山は同ルートを下った。

このところ冷え込んでいたので、

木々の葉がいくらか色を秋色に染めつつある。

もうすぐすると、

素晴らしい紅葉が辺りを染めるだろう。

そんなことを考えながら駐車地へ。

予想していなかった伐採地の風景を眺められてよかった。

それにしても気温が下がったわ!

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2024.8.24 『下穂別』(シモホベツ・290m)  暑い日当たりから涼しい樹林へ!

 

 先週末の土曜日は、

やはり暑いと言うことで、

軽装で歩ける山を選定。

むかわ町穂別へと向かった。

しかしこの朝はまた寝不足感でいっぱいだった。

と言うのも、

暑くて寝苦しい夜が深い眠りを妨げたためだ。

寝室の窓を全開にし、

扇風機を作動させたまま眠りにつき、

自分ではゆっくり寝たつもりでいても、

朝起きてみると寝た気がせず、

どっぷりと疲れた感でいっぱいだった。

 朝Hiromiを迎えに行き、

穂別へと向かったのだが、

私はここでいつも迷う。

むかわ町穂別へは、

夕張経由で行くのがいいのか、

または厚真町経由で行く方が早いのか?

そこで今回は行きを夕張経由とし、

帰りを厚真経由として、

その距離を測ってみることにした。

 夕張経由で走って行くと、

空を覆う濃い色の雲が鬱陶しく、

雨が降り出す懸念さえあった。

しかし穂別に到着すると、

上空を覆っていた雲がどんどん遠ざかって行き、

青空が広がりだした。

そして直射日光が暑い!

ただでも湿度の高い空気の中で暑いのに、

寝不足感いっぱいの身体を、

太陽光が容赦なく攻撃してくる。

 穂別スキー場の麓を駐車地として、

スキー場の斜面を登り始めた。

湿度の高い空気と、

直射日光がとにかく暑い!

スキー場の斜面を登って行くだけで、

もうヘロヘロな感じだ。

しかし、そんなコンディションの中でも、

Hiromiは元気いっぱいだ。



 緑美しい斜面を登って行くと、

背後に穂別の市街地の風景が広がって行く。

そして遠くには『坊主山』や『一本椴』の山並みが広がる。

そんな風景を楽しみ、

スキー場の最上部から樹林の中に入った。

するとそこに作業道が現れ、

尾根上に続く。

これは林業における作業道が、

遊歩道として利用されているものだ。

そしてその始点だが、

麓に入口があるのだろうと、

この朝探ってみたが見つからなかった。

どうやらスキー場の斜面を登って、

この遊歩道にのるのが正常らしい。

 遊歩道は尾根筋に沿って伸びて行く。

従ってアップダウンが結構激しい。

登る前からバテ気味の私には堪える。

それでアップダウンの激しい遊歩道を避け、

平たんな作業道を進んで行った。

遊歩道が急な登りに差し掛かると、

必ず作業道がそれを回避して、

尾根を回り込んでその先に出るように続いて行く。

しかし、Hiromiはあえてアップダウンを越えて進む。

 途中で一ヶ所樹林が切れて、

東方向の風景が広がる場面がある。

そこで目にするのは『宿弗山』(867m)だ。

それを目にすると、

久しぶりに『宿弗山』に登りたくなった。

またこの風景が見えると、

目指すピークは近い。

作業道を離れて薄い藪の尾根に取り付いた。

傾斜のある急な登りだが、

Hiromiは持ち前の脚力でグイグイ登って行く。

それに対し平地でも歩くのが辛い私は、

ヒーヒー言いながら、

ゆっくりゆっくり登った。

そして三等三角点「下穂別」。

藪のないすっきりしたピークだ。

 下山は同ルートを引き返した。

往路と同じように、

Hiromiは積極的にアップダウンに挑み、

私は逃げるようにそれらを避けて、

平たんな作業道を歩いた。

ゆっくり高度を下げて行き、

樹林の向こうに穂別の市街地が見えるとホッとする。

あとはスキー場を下るだけだ。

しかし樹林の日陰を出ると、

とにかく暑い!

駐車地に着くと、

そばの立ち木に栗が実っていた。

それを目にすると、

秋の訪れが近いことを予感させる。

 冒頭で記した穂別までの走行距離だが、

私が住む江別を発着点として測ったところ、

夕張経由と厚真経由では、

厚真経由の方が3.6km長かった。

車で走行する3.6kmが長いか短いかは、

各々方の感じ方によるだろう。

それにしてもその距離に、

ほとんど差がないことに驚いた。

 

 

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2024.8.14 『有明』(アリアケ・225m)  雨から逃げて緑のフィールドへ!

 今年の盆休みは7連休だったが、

その前半はHiromiと別行動で、

晴天の中近場で活動していた。

しかし暑くてねえ!

そして後半に入ると、

毎日が雨の予報でぐずついた。

但し、この前日体調を崩した日は、

天気予報が外れて晴天だった。

ところがこの日は天気予報通り雨降りで、

それから何とか逃れようともがいてみた。

 雨が降っても蒸し暑さは変わらないので、

この日も軽装登山と決め、

小雨が降る中Hiromiを迎えに行き、

まず厚真町へと向かった。

しかし雨は止むことなく降り続いた。

それで厚真町を通り過ぎ、

むかわ町へと向かった。

そしてむかわ町有明で、

「有明林道」に入った。

林道入口に広いところがあるので、

これを駐車地とした。

と、走行中小降りになっていた雨が、

ここでピタリと上がった。

何と絶妙なタイミングか!?

車外に出て準備をし、

雨が降ったなら濡れる覚悟で、

蒸れる雨具は持たずにスタート。

 駐車地から「有明支線林道」に入り、

「有明支線橋」を渡った。

この橋には「湯の沢川」、

というプレートが付けられていたが、

地形図を見ると「中の沢川」と、

「右の沢川」の合流点となっている。

両河川が合流して「湯の沢川」と言うことか?

 「有明支線林道」は、

橋を渡るとすぐに分岐が現れるので、

支線林道から右の更に支線に入った。

この林道は地形図上で分岐から1kmほどで、

破線林道に変わるが、

実際にはいくらも進まないうちに、

荒れて車の走行は不可となる。

 はじめ蛇行して登る林道は、

すぐに樹木がなくなり、

広いグリーン地帯に出る。

これは芝を育てているのかね?

人はおらずただ広々とした芝生が広がる。

 再び樹林帯に入り、

荒れ始めた林道を行く。

ここも年々雑草がはびこり、

草の背丈も高くなってきた。

そんな荒れた林道を詰めて行くと、

突然前方の視界が開け、

広い伐採地に出る。

ここの緑がまた美しい!

今年はずいぶん美しい緑を楽しんできたが、

ここでもまた感動を得られたことに感謝!

 伐採地の中に続く作業道は、

最上部まで続くと、

右から回り込むように奥へと続いて行く。

そして一旦少々下った地点で尾根に取り付いた。

背丈の低い笹の中を、

尾根筋に沿って登って行く。

最後ははっきりしたピークに上がり、

四等三角点「有明」。

軽装で立てるいいピークだ。

このピークは樹木に覆われて視界は効かないが、

伐採地の最上部まで戻ると、

東に広がる風景が美しい。

そこには伐採地がいくつも見えていた。

 美しい風景を眺めていると、

雨が降り出した。

しかし強くなることはなく、

また上がってくれて助かった。

蒸し暑いけれども、

雨に当たった分体温が下がり、

まあちょうどよい程度で歩いて駐車地へ。

うまく雨から逃れられてラッキーだった!

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2024.5.4 『振富山』(フレトミヤマ・317m)~『町境』(マチザカイ・322m)  境界線上の尾根歩き

 GW後半の4連休は、

Hiromiに3日の日仕事が入っていたので、

4日からの同行となった。

そして4日はむかわ町と平取町の間で活動した。

 道々131号線を、

むかわ町富内から平取町振内方向に走って行くと、

道々の最高標高点を両町の境界線が、

ほぼ東西に走っている。

以前からこの境界線上を歩いてみたいと思っていた。

地理院地図を眺めると、

この境界線上には、

「振富山」と「町境」と言う、

2つの四等三角点があるので、

これを結んでみることにした。

ほぼ全線が両町の境界線上に続く尾根ルートだ。

 道々を走って境界線を越え、

振内側へ少し下ったところに、

車1台分のスペースがあるので、

これを駐車地とした。

 準備を整えて、

駐車地横の尾根に取り付いた。

急な尾根を登って行くと、

すぐに斜度が落ち、

一面が丈の低い笹に覆われている。

どこでも歩ける状態の中を行く。

間もなく目の前に斜度のきつい斜面が現れるので、

これを登って行くが、

手をつくような場面もあった。

そしてそれを登りきると、

四等三角点「振富山」

点名は振内と富内からとったことが明白だ。

 「振富山」からは慎重に尾根筋を選んで歩を進める。

前回ここを訪れたとき、

「振富山」から少し下った地点で銃声がした。

もう猟期に入っていたので、

これはまずいと撤退を決めた。

2年ほど前のことか?

 「振富山」からはけっこう下って行く。

すると古い作業道が現れるので、

それを利用できるところは利用する。

そして前を行くHiromiが、

うっかり枝尾根に入ってしまったときは、

それを修正してやる。

そこにHiromiがピンテを付けて進む。

周囲は丈の低い笹原が続き、

景色としては変化に乏しいが、

木々には若葉が萌えだし、

鮮やかな黄緑が美しい。

 いくつものアップダウンを越え、

曲がりくねった尾根を慎重に見極め、

もう東の『振内山』(740m)が、

近くに見えるころ、

四等三角点「町境」。

むかわ町富内と平取町振内の町境だ。

大木の根元で標石が地面から飛び出していた。

それにしても、

この辺りは藪が薄いので、

標石が容易に見つけられていい。

 復路ではまたアップダウンを越えて行く。

そして「振富山」まで戻ったところで昼食とした。

陽射しはあるのだが、

風が冷たいので、

じっとしていると半そでシャツでは寒い。

 最後は転げ落ちそうな「振富山」の斜面を下って駐車地へ。

なかなか楽しい境界線上の尾根歩きだった。

 

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2024.1.3 王幸納(オサツナイ・309m)  ピークを目の前にして撤退!

 

 3日の昼近く、

「二風谷林道」を出て、

道々を「義経峠」に向かった。

そして「義経峠」の最高標高辺りに駐車。

そこには車1台分の駐車スペースがある。

ここから目指す「王幸納」には、

2年ほど前の暑い日に単独で登っている。

今回はHiromiが初めてとなる。

 「義経峠」は平取町と門別町の境界となり、

ここから「王幸納」(二等三角点)までは、

一貫して両町の境界線上を歩くことになる。

最初から最後まで境界線上を歩くと言うのは、

この歳になってもワクワク感が芽生える。

また、ルートの全てが藪尾根だ。

但し藪は極薄く歩きやすい。

 駐車地からそのまま藪に入った。

そして尾根の頭に登る。

これが平取町と門別町の境界で、

ここから延々と境界線上を歩いて行く。

なかなか雰囲気の良い森の中に続く尾根筋。

はじめは細くはっきりした尾根筋だが、

やがて広くなり、

復路では間違って足を踏み入れそうな、

微妙な枝尾根も出てくる。

前を行くHiromiが、

珍しくピンテを付けた。

しかし、要所のとらえ方があまいので、

それを補って私もピンテを付けて行く。

なのに復路でピンテを回収する際には、

「これAさんのだっけ?」。

俺が付けたもの、ばっか!

 

 まだ正午くらいだと言うのに、

日の短いこの時期は、

まるで午後3時過ぎの陽光のような気がする。

以前はHiromiに、

「おい、もう3時過ぎみたいな気がしないかぁ?」、

と言うと、

「いや~」、

ととぼけていたが、

今は「うんそうだね~」、

と納得する。

Hiromiも歳をとってきたか・・・

それにしても天気が良くて、

実に気持ちよく歩ける。

 ルート中の3分の2の部分で、

穏やかな尾根歩きを楽しんだ後、

標高200付近から細尾根となった。

片側がスッパリと切れ落ちており、

滑落したら大変なことになる。

時には木々を支えにしながら、

慎重に歩を進めて行く。

木の間越しに平取町の風景が透けて見える。

なかなか良い尾根ではあるのだが、

決して気は抜けない。

「腹が減ったなあ」、

と思いながらも、

「昼食はピークで」、

という思いで歩を進める。

そしてピーク間近になると、

細尾根は更に細くなり、

足もとは凍っている。

両手で小枝を握りしめて進むので、

もうカメラなぞ出してはいられない。

私が滑落したら大変だが、

ここでHiromiに事故が起きると、

更に大変なことになる。

前回登ったのが夏。

こんな危険個所があったという記憶がない。

やはりうっすらと雪が積もった今だからこその危険個所だ。

それでも目指すピークは目の前だ。

ところが最後の最後に、

越えられない場面となった。

目の前の岩に雪がついている。

そして足下はナイフリッジ。

目の前のピークを断念!

そしてそこから戻る細尾根だって、

危なくてゆるくない。

実はこの前日も、

門別側から目指したのがこの峰だった。

二日連続で嫌われたか・・・

今年雪が融けたらリベンジしよう。

 復路は同じく境界線上の尾根を忠実に戻った。

そして途中の暖かい日差しの中で、

ちょっと遅い昼食とした。

 駐車地に戻り、

一旦帰宅してゆっくり休むこととし、

この翌日の年末年始休暇最終日は、

近場で活動することにした。

 

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