北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2022.12.30 『御園山』(284m) 今年もお世話になりました
私の山行は毎年12月30日で終わる。
現在中学1年生の孫が生まれる前は、
大晦日も元旦も関係なく、
ひとり山旅に出かけていた。
しかし孫が生まれてからは、
大晦日に必ずやってくるので、
31~1日は家にいるようになった。
そしてここ10年近くは、
Hiromiと30日に最後の山に出かけ、
締めくくることを続けてきた。
昨日の朝は20cmほどの新たな降雪があったので、
朝除雪をしてHiromiを迎えに行った。
先日も申し上げたが、
私が住む江別市は除雪の状況が悪く、
なかなか除雪車が出動しない。
従ってこの朝も積もったまま道路に放置された雪を、
蹴散らすように車を走らせた。
このとき既にガタガタになった路面もあった。
それに引き換え、
この日南幌町から長沼町、由仁町、栗山町へと車を走らせたが、
どこもきれいに除雪されていた。
どうも江別市の対応が納得できない。
今年最後の山は、
Hiromiのところから近い「御園山」に決めた。
前夜雪が降り出したときに、
「御園山」の雪が降り積もった、
針葉樹の風景を見たくなった。
晴れてくれれば素晴らしいだろう、
との願いを込めて!
そしてその願いは叶った。
栗山町南角田から「不動の沢林道」に入るころ、
どんよりと曇っていた空に、
青空が顔を出し始めた。
「これはいけるぞ!」、
と期待が膨らむ。
林道には20cmほどの新たな降雪があり、
それがなければまだツボ足で歩けた。
昨年の12月28日、
単独でここに入った時には、
深雪に腰まで埋まって身動きがとれなくなり、
途中でリタイアしたことを思い出す。
スタートして1.5kmほどで、
林道を離れて藪に入った。
まだ積雪が少ないので、
笹や他の雑草が立ったままだ。
ただ、藪とは言っても、
古い作業道の跡が残っているので、
それにのって進む。
そしてトドマツの林を抜けると、
おおーっ!!
樹氷が輝いているじゃないか!
これが見たかったのよねえ~
先をラッセルして進むHiromiに声をかける。
「いつでも交代するぞ!」。
するとそのたびに、
「まだ大丈夫!」と返ってくる。
これはこのジジをいたわってのガンバリか?
あるいは自らの肉体を鍛えたいだけか?
まあ、それはトーゼン後者だろう。
美しい樹氷の林を抜けて尾根上に上がる。
ここからは尾根をつないでピークに向かう。
このルートはHiromiも歩いているのだが、
まるで初めて経験するように言う。
「ここはなかなか面白いルートだねえ」。
何度登っても新鮮な気持ちで登れていいねえ。
そして小さなアップダウンを越えて、
四等三角点「御園山」。
今年何度目かの、
我が原風景の中のピークだ。
下山は美しい樹氷の林を下らず、
尾根筋を西進してゴルフ場に下った。
ゴルフ場の広い風景もまたいい。
そしてHiromiは相変わらずラッセルを譲らない。
正直頼りになるわぁ。
この下山では色々なことが頭を巡り、
ひとり回顧にふける。
今年の山行は220回。
そのうちHiromiとともに登った回数が、
ちょうど100回だ。
また、新たなピークに立ったのが51座。
実に楽しい1年だったねえ。
最後の山行を締めくくるのに、
誠にふさわしい風景を眺めながら林道に下り、
駐車地に戻った。
そして今年も楽しませていただいた山々に感謝!
また、当ブログにお付き合いいただいた方々に感謝申し上げます。
最後に1年怪我をすることなくともに楽しめた相棒に感謝!
1年の締めはやはりいつものところで「反省会」。
来年は1月2日から活動を始めます。
天候がよければ3泊4日の山旅でスタートする予定です。
その場合はブログの更新が5日になりますので、
宜しくお願いいたします。
みなさん良いお年をお迎えください。
2022.12.29 『八ツ瀬』(221m) ここにも大規模崩壊地が・・・
昨日はHiromiの仕事納めで、
今日から長い年末年始休暇に入った。
それでとりあえず年内最後の車中泊山行とし、
1泊2日の準備をして今朝Hiromiを迎えに行き、
厚真町に向かった。
ところが車中で話すHiromiは元気がない。
そしていつものように寝入ってしまった。
明らかに過労で体力が減退している様子。
モチベーションも上がらないようだ。
それで車中泊を中止し今日の山行後帰宅して、
自らの寝具でゆっくり休むことを提案した。
すると元気な時だと反発して2日間通して登る、
と言うのだが今回は素直に提案を受け入れた。
やはり疲れてるんだわ。
一旦帰宅は決めたが、
翌30日はまた日帰りで登るんだけどねえ。
厚真町に入り予定した山へのアプローチ地点に着いてみると、
10日程前に降り積もった雪が道路の路肩にたまっており、
車の駐車スペースが確保できない。
それで変更を余儀なくされ、
他所に回るも条件は同じ。
仕方なく一旦厚真町市街地に戻り、
高丘地区に入って「八ツ瀬」に登ってみることにした。
この三角点ピークは私もHiromiも始めて登る。
高丘地区の「ヤチセ沢川」に沿って伸びる、
地形図上の破線林道入口を駐車地とした。
道路向かいから土地の所有者と思われる人物が出てきたので、
駐車の許可を要請した。
すると「そこは全く問題ない」と言って了承してくれた。
ところでこの人物には見覚えがあった。
「どこ行くのさ? 三角点探すのかい?」、
と声をかけられたこの男性、
年齢は私より幾分年配か?
昨年も一昨年もこの辺りで会っている。
そして「三角点を訪ね歩いている」、
と伝えたことがあった。
それで今回も「三角点を探すのか?」と尋ねてきたわけだ。
またその男性は農業の傍らハンターもやっており、
エゾシカ猟に精を出している。
ところがその男性曰くこの辺りのエゾシカが、
ずいぶん減ってしまったそうだ。
理由は4年前の「胆振東部地震」で広範囲において斜面が崩壊し、
笹原が激減したことで、
エゾシカにとってはエサ不足となり、
どこかへ行ってしまったと言うのだ。
なるほどそんなところにも地震の影響があるんだなあ。
駐車地から林道を歩き、
巨大砂防ダムを越えてすぐ左手の尾根に取り付いた。
それを上がって行くと、
前方に早速崩壊斜面が現れたので、
それを登って笹の尾根上に上がった。
そしてそれを詰めて行くと一旦小ピークに立ち、
そこから尾根越しに見える風景に息をのんだ。
そこにはものすごく広い面積の、
地震による崩壊斜面が広がっていた。
この辺りの崩壊地はずいぶん見てきたがここは特に広範囲で、
やはりここ高丘地区と、
隣りの幌内地区が最も大きな被害を被ったようだ。
すごい崩壊斜面はこの後歩を進めるごとに次々と現れた。
こんなことを言うと、
関係方面からおしかりを頂戴することになるが、
私は正直なところこの迫力ある崩壊斜面の風景が好きだ。
だから厚真町には何度も何度も足を運んできた。
もう雪をかぶってしまったので、
来年雪が融けたならまた必ずこの風景を見に行くつもりだ。
尾根筋には作業道が刻まれていたのだが、
多くの部分で崩壊斜面に飲み込まれている。
それをつなぎ合わせ進むが、
つながらないところは笹原を歩く。
そしていくつかのピークを越えて、
目標の「八ツ瀬」に到着するも、
うっすら積もった雪の下の三角点標石が見つからない。
Hiromiと二人、そこら中をストックでつつきまわした。
すぐそばまで崩壊斜面が迫っていたので、
あるいはそれに標石ごと飲み込まれたか?
この再捜索も雪が融けてからの課題としよう。
とりあえず、
四等三角点「八ツ瀬」。
ちょっと残念な気持ちのままピークをあとにした。
また尾根筋の作業道を戻り、
風が来ないところで昼食とした。
空からは天気予報にない雪が降っている。
いくつかのピークを越えて戻り、
最後のピークを登りきったところで、
東側の斜面を下って林道に下りることにした。
斜度はきついが適当な深さの積雪が滑落を防ぎ、
安全に下らせてくれる。
この下りの風景もなかなか迫力がある。
そんな急斜面の下降を好むHiromiが、
「これ楽しいねえ!」。
無事林道に下り立ち一本道の林道を駐車地へ。
新たな崩壊地を確認できたことは、
私にとって貴重な山行となった。
かたずけを済ませて帰途に着いた。
そし我が街江別市が近付くと、
また車が路外に飛び出していた。
今朝もこの近くで同様の光景を目にしたというのに・・・
2022.12.27 『三角山』(栗山・336m)~『南高山』(242m) コズは晴れ女だった!
昨日は栗山町でコズを、
「三角山」~「南高山」へと案内した。
先日一人で別ルートの、
「板江別林道」から「南高山」には登ったが、
昨日は久しぶりに栗山町滝下から両ピークを巡った。
朝JR石勝線の、
由仁町川端駅で合流。
川端駅から取り付き点までは近い。
石勝樹海ロードを夕張方面に向かい、
夕張川に架かる「川端橋」を渡って、
約500m走ったところ左手に、
エゾシカ防護柵扉を備えた、
林道の入口が現れる。
このゲートの前に、
ちょうど二台分の駐車スペースを確保できた。
正直この朝はここに、
駐車スペースを確保できるか心配して出かけた。
先日降った大雪の後、
ほとんど降らずに時間が経過したことがよかった。
8時05分、ゲートから林道に入った。
この林道はこの先しばらく続くが、
やがて荒れて廃道となっている。
はじめは除雪されているが、
その先に水関係の施設があるため、
その保守点検用にあけられている。
林道の除雪は500mほど先の施設までで、
その先は大型クロカン四駆が走ったのであろう、
深いわだちが続いていた。
おそらくハンターが入ったのだろうが、
その跡は古いものだった。
林道を奥に進んで行くと、
半壊した納屋が現れ、
その奥に人家が見える。
その人家も廃屋で、
以前中をのぞいた時は、
エゾシカのフンがじゅうたんを敷き詰めたように、
床いっぱいに広がっていた。
かつてここに暮らしていた家族は、
今どこでどう暮らしているのだろうか?
この辺りにはもう一軒人家の廃屋がある。
自ら山肌を切り開き、
畑として生計を立てていたのだろうが、
畑としては小規模で、
決して暮らし向きは楽ではなかったであろうと、
勝手ながら推察してしまう。
納屋を過ぎて林道を離れ、
少々の藪漕ぎで一段上の畑に上がった。
いや、厳密には畑の跡だ。
ここから藪を進むことになる。
ただ藪と言っても雑草が枯れた後なので、
大きな抵抗はない。
畑の跡を進んで尾根に上がった。
そして尾根筋を進んで行くと、
前方に「三角山」の頂上部が見えてくる。
また辺りのトドマツには、
ヒグマの爪痕が数多く残されている。
ヒグマの影がなかなか濃いところだ。
そんな風景を眺めながら、
最後は少々の急登を経て、
9時15分、四等三角点「三角山」。
「三角山」からは途中まで戻り、
そのまま北向きから西向きに変わる尾根筋を進んで行く。
高度がどんどん下がり、
畑の跡まで下って平たん地を歩く。
これは尾根筋のアップダウンを回避するためだ。
そしてその先で再び尾根筋に上がった。
すると長くは続かず、
トドマツのうっそうとした林の中の作業道に入った。
この作業道も短く、
突然前方の視界が開け、
送電線の下に出る。
あとは送電線の下をくぐって、
前方の斜面に取り付く。
雪をかぶった笹原が少々歩きにくいけれども、
特に問題なく登って行く。
そして登りきると、
あとは稜線状の尾根を、
ほぼ北に向かって歩いて行くと、
10時30分、四等三角点「南高山」。
木々の葉が全て落ち、
麓の田園地帯がよく見える。
空はどこまでも青く晴れ渡り、
風もなく誠に穏やかな中で昼食とした。
下山は送電線下からトドマツの林を抜け、
古い畑を横切って林道に下った。
そして11時40分、駐車地。
気に入ったルート歩きが終了した。
コズは「晴れ女」だそうで、
今回も良い天気にしてくれた。
ありがとう!
2022.12.25 『中小屋』(309m) ふくろう湖を眺めながらの尾根歩き
土曜日の夕方からまた降ると言われた雪は、
その後降り出すことはなく、
穏やかな日曜日を迎えた。
別に予報通りに降ってほしいわけじゃあないが、
降らないとわかっていたなら、
厚真町で未踏の三角点ピークを巡ったものを!
天気予報の精度の悪さは改善されることがない。
日曜日は久しぶりに、
樺戸山地へ出かけてみることにした。
この冬雪が降り出してからは、
初めて向かう樺戸山地だ。
例年は積雪量が安定しない12月を避けて、
年が明けてから足を踏み入れるようにしている。
しかし今冬は既にずいぶん雪が降り続いた模様なので、
様子を見に出かけてみることにした。
日曜日の朝Hiromiの車を我が家に置き、
当別町の「当別ダム」を目指して出発した。
そしてまず江別市を抜けて田園地帯を走ると、
どうも雪が少ない。
ちょっと心配になりつつ、
更に走って当別町に入ると、
やはり豪雪地帯!
車道脇の雪が走るほどに高くなっていった。
この日も確実に駐車できるところへ。
当別町で「当別ダム」手前に、
「緑ヶ丘葬苑」の入口がある。
これに入って葬苑の駐車場に、
車をとめさせていただいた。
「中小屋」は手軽に登れる山として、
積雪期以外は東側の国道275号線から、
「中小屋墓地」に入り、
墓地を起点に登っている。
しかし積雪期となると、
「中小屋墓地」へは入れず、
国道沿いに駐車スペースもない。
従って西側の「当別ダム」付近より、
尾根を伝って登るしかない。
今年の年明けに単独でこのルートを登ったが、
天気がいまいちだったことに加え、
今回はHiromiが初めてということで、
この日このルートを案内することにした。
9時30分、駐車場をスタート。
このところの暖気で、
雪面がカリカリ状態だが、
体重の軽いHiromiはスタスタ行くものの、
私は表面をズボッ、ズボッと踏み抜き、
ひじょうに歩きにくい。
それでも樹林帯を抜け、
一旦林道に出て歩くと、
雪質が変化して幾分歩きやすくなった。
林道歩きは長く続かず、
やがて林道を離れて尾根筋を進む。
広めで快適だった尾根は細尾根に変わる。
しかし樹木の密度が薄いので、
細尾根も問題なく登って行く。
また、アップダウンがけっこう激しいので、
この年寄りにはなかなかのアルバイトだ。
そして高度を上げるほどに、
樹間から「ふくろう湖」が見えるようになる。
なかなかいい眺めだ。
おおよそ東に向かう尾根筋は、
「中小屋」の手前で林道に合流する。
無積雪期に歩いている林道だ。
林道を200mほど歩いて針葉樹林に入った。
これを登って行くと、
突然前方の視界が開け、
空知平野の広々とした風景が目に飛び込んでくる。
そこでHiromiが言った、
「分監山みたい!」。
そうだ、『分監山』からも同じ空知平野を見下ろせる。
そして11時10分、三等三角点「中小屋」。
このピークは積雪期の方が、
はるから見晴らしがいい。
素晴らしい風景を眺めながら昼食とした。
下山は同ルートを引き返す。
すると今度は「当別ダム」方向に向かって、
青空が広がりだした尾根筋を下って行くので、
「ふくろう湖」を眺めながらの歩行となる。
前回は天候が良くなかったので気付かなかったが、
ずいぶん「ふくろう湖」が近い距離で眺められることに驚いた。
また、ロケーションの良いところでは、
純白の『神居尻山』~『ピンネシリ山』~『隈根尻山』、
の山並みが美しい。
それも青空の面積が広がったからだ。
やはり青空と太陽光があると、
風景の美しさが全然違う。
美しい風景を楽しみながら下り、
12時30分、駐車地。
この後戻って早い時間から「反省会」とした。
一ケ月ぶりの「反省会」だ。
2022.12.24 『坊主山』(栗山・168m) メリークリスマス!
今日はクリスマスイヴ。
そんな日にふさわしいトドマツの、
巨大なツリーを眺めて歩く山行だった。
但し我が家は高齢者夫婦の二人暮らし。
クリスマスなんか、
全く関係ないけどねえ。
このところ天気予報やテレビ、ラジオのニュースで、
「天候が荒れる」という予測ばかりが叫ばれる。
それでどうも腰が重くなってしまい、
今日~明日とまた厚真に出かけようと思っていた山行を中止。
近場で日帰り山行をすることにした。
雪が我が家の庭に降り積もる、
とわかっていながら、
車中泊の山旅には出られない。
近場の山で楽しむにしても、
突然降ったり融けだしたりする積雪を相手に、
駐車地の確保が難しく、
現地に出向いてみなければ、
何とも言えない状況だ。
それで今日は予定先を決めきれず、
とりあえずHiromiを迎えに行った。
そして中途半端な積雪状況の中で、
結論を出したのが、
栗山町の「坊主山」だった。
この山に登るための駐車スペースが、
確実に確保されるため、
現地に出向いての変更の必要がないため、
この山に決めた。
今朝湿って重たい雪を処理して、
Hiromiを迎えに向かったのだが、
家を出て市道から国道に出ると、
もう交通事故だ。
昨日何台も側溝に転落した車を目にしたばかりなのに、
また事故現場の目撃だ。
何度も繰り返すが、
江別市は除雪状況が悪い!
Hiromiを拾って栗山町桜山に向かった。
「坊主山」へは無積雪期だと、
ほとんどの登山者が、
西の鳥居から入って登るものと思われる。
しかし、私は南の継立側から藪漕ぎで登っている。
この両ルートは積雪期に入ると、
駐車スペースが全くないので、
取り付きようがない。
それで積雪期限定で、
北側から登る。
昨冬このルートから登ってみると、
なかなか良い印象を得たので、
今回も同ルートをたどることにした。
栗山町桜山の「シャトレーゼ洋菓子工場」すぐ奥に、
町道沿いの待避所があり、
冬季間も除雪されて広くなっている。
それを駐車地として利用する。
駐車地からは伐採ピークの奥に、
「坊主山」の頭が見えている。
ツボ足ではちょっと辛そうなので、
今シーズン初めてスノーシューを装着した。
そして町道から田園に下った。
下りきったところには、
コンクリート製の用水路が流れているので、
近くの橋を渡って田園の上を歩いた。
前方のカラマツ林の斜面を登るのだが、
その手前にも細い用水路が流れている。
私は飛び越せるが、
Hiromiは無理だろう。
昨冬はもっともっと積雪が多くなってから、
このルートを歩いたので、
用水路の存在は確認していても、
何の苦労もせずに渡った。
まだ雪の少ない今これを覗いてみると、
落ちたらまずい、
自力では上がれない深さだ。
偶然そばに何かの設備が用水路に蓋をしていたので、
これを利用して渡った。
ここで斜面への取り付きだが、
やはり雪が少ないので、
むき出しの笹が滑り一旦滑り落ちて登り返した。
カラマツの林を抜けると、
落葉樹の林となり、
短い距離でその先の伐採地に出た。
広い風景はいいのだが、
やはりまだ雪が少ないせいで、
少々ブッシュがうるさい。
この伐採地からは、
栗山の市街地方面が見渡せる。
なかなかいい眺めだ。
そしてここは我が原風景の中の山並みだ。
小学生のころ、
逆側からこの高みを眺めていたのだ。
伐採地の小山を越えて一旦南側に下る。
たいした高低差でもないが、
沢筋まで下って登り返した。
それを登りきったところでまた下る。
つまり尾根筋を二本乗っ越すことになる。
そしてまた沢筋まで下ると、
眼前に伐採地が現れる。
その端を登って行くが、
右手には見事なカラマツと、
トドマツが林立する林がある。
急斜面を登って行くと作業道が現れるので、
しばらくこれを利用する。
すると前方に雪をかぶった、
巨大クリスマスツリーがたくさん現れる。
そこまで何も感じていなかった「クリスマスイヴ」を、
巨大ツリーに意識させられた。
なかなかいい眺めだ。
最後は伐採地の急登から藪に入り、
二等三角点「坊主山」。
笹がむき出しになって、
スノーシューのアイゼンに絡みつくので、
頻繁につんのめり、
転倒する場面もあった。
下山はほぼ同ルートを引き返した。
そして最終場面では、
登路と同じところを下り、
用水路の橋にピンポイントで当てなければならなかった。
最後は町道に登り返して駐車地へ。
たかだか168mの里山ではあるが、
積雪期のルートは変化に富み、
アップダウンを繰り返す、
なかなか手応えのある山行となった。
この後はまた雪が降り出して、
積雪が増える予報だが・・・
2022.12.23 「馬追丘陵・文学台」(220m) 困ったときのマオイ
今週も月~木曜日の4日間出勤して終えた。
結局今年も金曜日まで仕事をすることはなかった。
来週の月曜日出勤して、
棚卸しと大掃除をして解散となる、
ところではあったが、
その棚卸しも大掃除も、
木曜日と金曜日の空いた時間に終えてしまった。
結局月曜日に出勤しても、
やることがないので、
みんなで有り余る有給休暇を取得して休むことにした。
結果、今日から年が明けて、
1月9日まで休みとなった。
18連休!
だからこの会社はやめられないもなあ。
全く楽なもんだぁ~
最近パターン化している、
金曜日のコズ同行登山を、
今日も実施する予定でいた。
ところが今朝起きてみると、
外は天気予報通り30cmほどの降雪があった。
しかも気温がプラスということで、
湿って重い雪だ。
それがその後も止む気配なし。
そんな状況では、
山に出かけても駐車スペースの確保が難しいため、
予定を立てることができない。
Hiromiと二人の場合は、
1台の車で出かけるので、
予定を次々に変更することができる。
結局今日はコズとの山行を中止した。
湿った重い雪は降り止まないが、
外へ出て除雪をしないわけにはいかないので、
8時ころになって外へ出た。
今年の年明けに向かいのお宅のご主人が、
病気で他界したため、
奥さんが未亡人となって一人暮らしをしているので、
そこも除雪してやらなければいけないので大変。
それを終えて9時過ぎに家を出た。
私が暮らす江別市は除雪が悪い。
除雪車がなかなか出動しないため、
居住地域をはじめ、
国道に出てもガタガタ道路が続く。
ところが隣りの南幌町に入ると、
早速除雪車が姿を見せて活躍していた。
従って路面の雪が削られて大変走りやすい。
そしてそのまま栗沢町に走ると、
やはり除雪車が活動していた。
何もしていないのは江別市だけだ。
栗沢町で山に登るための駐車スペースを探したが、
どこにも見当たらず、
栗山町を通り越して長沼町に入った。
こんなときは結局馬追丘陵だ。
馬追丘陵で先日目にした、
「文学台」に直接上がる刈りわけ道の入口まで、
ゴルフ場からではなく、
誰もがわかる林道入口からつないでみることにした。
「マオイゴルフ場」の正門前に駐車し、
ツボ足でスタートした。
そう、まだツボ足で歩けた。
ゴルフ場の正門前に冬季となると毎年あるバリケードと、
「通行止め」の立て札が見当たらない。
そばに行ってみて驚いた。
簡易的なバリケードと「冬季通行止め」の立て札を、
倒した上車で踏みつけて通ったバカ者がいる。
どうやら大型クロカン四駆に乗った者の仕業のようだ。
何故そんなことを平気でできるのかねえ?
この通りには人が住む民家だって3軒あるというのに・・・
ゴルフ場の正門前から約300mほど歩くと、
右手に「馬追林道」のゲートが現れる。
以前ゴルフ場から上がった林道は、
このゲートが入口だろうと予測していた。
ゲートを過ぎると林道はどんどん下降していく。
そして辺りは白と黒の、
まるで水墨画のような風景だ。
それはそれで美しいが、
私は青空の下でこの樹氷を楽しみたい。
蛇行して伸びる林道がおおよそ下りきった辺りで、
左手に「文学台」へと続く尾根が現れ、
ピンテとともに刈りわけ道が確認できる。
先日同様これを登って行く。
するとピンテの数が増えたようで、
他にも登る人がいるようだ。
この尾根が「文学台」に突き上げることを知っている人となると、
馬追丘陵全体を相当熟知した人だろう。
刈りわけ道を快適に登って「文学台」へ。
石狩平野を広く見下ろせるところから、
雪模様の今日は全く何も見えなかった。
ここで「長沼山岳会」製のベンチで昼食とした。
下山は戻らず車道を歩いて進む。
この秋紅葉を楽しんだ砂利道は今樹氷が美しい。
新緑、紅葉、樹氷と、
いつも楽しませてくれる砂利道だ。
砂利道から舗装道路に入って下って行くと、
「馬追林道」のゲートが左手に現れる。
ここでちょうど一周したことになる。
あとは300mほど歩いて駐車地へ。
湿った雪が降り続いたものの、
なかなか楽しい山歩きだった。
帰路で江別市に入ると、
三か所で車が側溝に転落していた。
うち一台はパトカーと救急車が、
到着したばかりのようで、
これから救助活動が始まるようだった。
これは未熟な運転者が起こした手事故とは決めつけられない。
江別市の除雪が悪いせいだろう!
特に我が家の辺りがひどい。
2022.12.18 『コロイ山』(164m) 標高の割には素晴らしい風景が・・・
日曜日の朝厚真町「こぶしの湯」で目覚めると、
外は20cmほどの新たな降雪があった。
前日は積雪0状態だったのだが、
雪の少ないこの辺りでは大雪だ。
この日予定していた山へは、
積雪の林道走行に問題があるので、
厚真町の隣りの安平町早来で、
『コロイ山』に登ることにした。
そしていつもの取り付き点である、
「早来墓地」へと移動した。
墓地に続く道は除雪されていなかったが、
問題なく最奥の駐車場へ。
すっかり晴れ上がった青空の下をスタート。
墓地の中を縦断して最上部へ。
4年前の「胆振東部地震」で崩れた墓石が、
今もそのまま放置されている。
墓の管理者が不在なのだろう。
だから墓なんかいらないっちゅうの!
墓地の最上部からわずかな藪漕ぎで、
小規模送電線の下に出た。
送電線の下には保守管理用の作業道があるので、
これを利用して一旦下り、
小沢を越えて登り返す。
斜度がきついので、
あっと言う間に高度を稼ぐ。
作業道に沿って登って行くと、
自ずと舗装された車道に出る。
この車道はこの先に数か所現れる、
アンテナ施設の管理道路だ。
立派な舗装道路だが、
ここを車が走るのを目にしたことがない。
管理道路の入口を見たことはないが、
ゲートで閉ざされているのだろうか?
明るい車道を歩いて行き、
最奥の終点にあるアンテナ施設の裏側に、
目指す『コロイ山』のピークがある。
最後は少々の藪をかき分け、
『コロイ山』(二等三角点:巨稜威山=ころいやま)。
初登のToshiにお付き合いバウム儀式。
バウムクーヘンは全てHiromiが持参してくれた。
Hiromi様、いつもごちそうさまです!
下山はまた車道を引き返すが、
途中で西側に広がる伐採地の斜面を下った。
そして下りきった先を登り返す。
広々とした伐採地の風景は、
Toshiも気に入ったようで、
「ここいいですねえ!」。
登り返してからは、
尾根筋に沿って進む。
すると一旦藪に入るが、
またそれを抜けて伐採地へ。
伐採地上部で北方向の風景を楽しんだ。
この日も北の空は、
びっしり雪雲に覆われていた。
そして一言漏らした。
「あの空の下には行きたくないなあ・・・」。
伐採地のピークから、
また藪に入ると間もなく、
北の端のアンテナ施設に出る。
この辺りでは、
千歳空港方向の風景が広がり、
いくつかの管制塔が見えていた。
最後のアンテナ施設からは、
斜面に刻まれた作業道を歩く。
そして当初の小規模送電線の下に出て、
それを伝って墓地に戻った。
ほぼ周遊ルートで、
その標高の割には雄大な風景を楽しめる、
なかなか良いルートだ。
駐車地に戻ったのが11時過ぎ。
かたずけを済ませて早来を後にした。
途中コンビニに寄って昼食。
Hiromiを送り届け、
自宅に帰り着くと、
やはり江別市も30cm近い降雪があり、
置いてでかけたToshiの車が雪に埋もれていた。
いやあ、楽しい二日間だったねえ!
2022.12.17 「忘年会」 こぶしの湯(厚真町)にて
土曜日の午後「鬼武士」下山後、
厚真町まで戻って「こぶしの湯」にチェックイン。
最近頻繁に寄るようになった「こぶしの湯」に、
初めて泊まってみることにした。
安いのよ、一泊5,000円/一人。
夕食をつけると2,100円アップと聞いたので、
今回は素泊まりにしてみることにした。
それでこの日の午前中、
飲食類の買い物をしてきたわけだ。
15時過ぎにチェックインしてすぐ、
一階の浴場へ汗を流しに行った。
ここの浴場はいつも割と空いている。
部屋に戻ると早速、
「カンパーイッ!」。
一応時期が時期だけに「忘年会」という名目だが、
ただ単に飲んでバカっ話しに花を咲かせるだけ。
そして「乾杯」の写真だが、
自宅に戻ってパソコンに落としてみてびっくり!
ToshiもHiromiも目を閉じているじゃないの!
こりゃあもう一枚撮っておくべきだったなあ。
一杯始めると突然Toshiからプレゼントだ。
きれいにラッピングしてくれた中には・・・
まあこれは山で使用するもので、
来年の夏になると力を発揮するもの。
来夏の山歩きが楽しみだ。
私とToshiはビールを飲んだ後、
ワインに切り替えた。
私が赤ワインでToshiはいつものように白ワインだ。
そしてHiromiはと言うと、
これもいつものように、
食事が終わるとすぐ横になる。
あっ、その前に、
酒のつまみ用に買って行った豆を、
ひとりでみんな食べてしまった。
しかも「腹がきつい」と言いながら、
更に手を出して食べ続けた。
挙句の果てにゴロンだからねえ。
横になればすぐ眠りにつくHiromiだ。
それは車中泊でも同じこと。
Toshiと2時間ほど飲んでいると、
ようやく起きだしてきたHiromi。
歯磨きをして顔にパックをすると、
またまたコロンだ。
結局またToshiとしゃべり続け、
22時半就寝。
翌日曜日の朝は6時半まで寝ていた。
そして窓を開けてビックリ!
前日までほとんどなかった雪が、
駐車場一面を覆っていた。
新たな降雪が20cmほどあった。
施設の玄関から車まで行くのに、
足が濡れてしまうので、
用意した朝食のサンドイッチを食べ、
除雪が済むのを待った。
除雪車がやってきたのは7時半。
その作業がおおよそ終わったのが8時を過ぎていた。
そのころになると、
降ったりやんだりだった雪が上がり、
ちょうどよかったか?
チェックアウト。
この日予定していた山を、
降雪があったため他に変更。
安平町早来に向かった。
2022.12.17 『鬼武士』(おにぷし・294m) 忘年会を控えた里山歩き
今回の週末は『ミニ山の会』としての活動だった。
『ミニ山の会』と言ったって、
いつものHiromiにToshiが加わるだけだけどねえ。
土曜日山に登った後、
温泉に一泊して「忘年会」を予定した。
土曜の朝Toshiの車を我が家に置き、
Hiromiを迎えに行って買い物。
宿泊は素泊まりとしたので、
夕食の買い物をして厚真町に向かった。
厚真町に到着したのが11時ころだったので、
コンビニに寄って早めの昼食。
その後道々「平取~厚真線」を走り、
厚真町とむかわ町の境界線上にある、
「あづほトンネル」手前500mほどの地点で、
砂利道の町道「豊丘~宇隆線」に入った。
そして1km弱走った地点を駐車地とした。
ここから長い林道を歩いて「鬼武士」に至る。
11時30分、町道脇の駐車地をスタート。
この辺りはほとんど積雪0状態だ。
しかし路上は一旦降った雪が、
車両に踏みつけられて融け、
それが全て凍りついていた。
従って滑る滑る!
そんなツルツル路面を、
ToshiもHiromiも登山靴で歩く。
ソールの固い登山靴は氷の上でよく滑る。
両手に持ったストックで、
バランスを取りながら進む。
それに対して私はスパイク長靴。
この日ほどスパイク長靴の、
恩恵を受けたことはない。
長靴の薄いが、
ソール全体に埋め込まれたピンが、
的確に氷をとらえてくれる。
私は正直スパイク長靴を「良し」、
とはしていない。
単に登山靴の消耗を抑えるため、
長靴で間に合う場面で使用している。
しかしこの日見直しましたよ~
ルート中のほぼ中間地点で、
町道から林道に入った。
施錠されたゲートがあり、
この一帯は三井物産の社有地だ。
そして林道上も町道と同様で、
凍り付いた路面が続く。
それを奥へ奥へと直線的に進んで行く。
凍てついた林道は、
ゲートから2.5kmほど歩くと、
急に高度を上げだした。
これを240まで上げると、
林道分岐となり、
笹の尾根に取り付く。
この尾根を利用して登る人がいるようで、
踏み跡がありピンテも見られる。
なかなか気持ちの良い尾根筋を登って行くと、
眼前に反射板が現れる。
するとひと登りで反射板のあるピークに達する。
そこには黄色の私製標識が付けられているが、
三角点ピークはその先にある。
一旦反射板のピークを下り、
登り返して、
13時15分、三等三角点「鬼武士」。
このピークに立つのは3度目で、
今年2度目だが、
何度訪れてもよい山だ。
三角点ピークから反射板のあるピークに戻り、
改めて素晴らしい眺めを堪能する。
そこからは西から北、
そして東の眺めが遮るもののない中にある。
またこの日は穏やかな天候で、
遠く日高山脈の『幌尻岳』が見えていた。
下山は笹の尾根筋から林道に下り、
登路とは別の林道を下る。
歩行距離が短縮となるこちらの林道だが、
枝が次々に現れ、
一つ間違えるととんでもない方に下ってしまう。
今年の春この林道を歩いているので、
道筋ははっきりと記憶している。
複雑で滑るがのどかな雰囲気の中を楽しく歩き、
14時30分、駐車地。
15時のチェックインにはちょうど良い時刻だった。
厚真町「こぶしの湯」に向かってGO!
2022.12.16 『本安平』(215m)~『郡界』(283m) コズからオファーでリベンジ
先週コズを「支安平奥」に案内した際、
安平町には「安平」を冠する三角点ピークが、
全部で5座あることを説明した。
それは、①「本安平」(二等・215m)
②「本安平奥」(四等・244m)
③「支安平」(三等・197m)
④「支安平奥」(三等・364m)
⑤「安平道」(三等・266m)
の5座だ。
先週はコズのオファーで④へと案内した。
するとコズから今度は、
「安平」を冠する三角点ピーク全てに登ってみたい、
との要望があった。
私は同じ山に何度登ってもかまわないので、
その要望を承諾することにした。
まあ、燃料代と相談しながらだけどねえ。
今回は①の「本安平」へと案内することとし、
今朝由仁町のJR川端駅で合流し、
取り付き点へと向かった。
この山へは二本のルートが考えられる。
一本は先週「支安平奥」へと案内した際に利用した、
「クオーベツ支線林道」から更に枝の林道に入り、
数キロ歩いて藪に入るもの。
もう一本は安平町追分旭地区から、
「安平川」に沿って伸びる林道を利用して藪に入るものだ。
いずれにしても三角点ピークへは藪漕ぎとなる。
今時期は積雪の状態を、
現地で確認してみなくてはわからないので、
どちらのルートから登るかは、
現地判断としてとりあえず合流した。
すると積雪が全く増えておらず、
逆にサラッと積もった雪が、
締まった状態だった。
それで前者の「クオーベツ支線林道」から入ることにした。
このルートへは先日単独で入ったのだが、
藪を進む途中で銃声が響き渡ったため、
撤退を余儀なくされた。
従って私としてはリベンジとなる。
8時05分、林道入口をスタート。
-7℃のスタートは寒い。
コズは登山用の高級パンツをはいているが、
それで藪漕ぎをしてもいいのか?
歩き出して間もなく右手の針葉樹林を抜け、
広い伐採地に出た。
これを登って見下ろす風景がいい。
背後に栗山町の「三角山」が見えている。
そして登りきると上部林道に出る。
するとまた景色がよくなり、
暖かい日差しが気持ち良い。
ちょっと移動しただけで、
天候が全然違う。
今日も西から北方面には雪雲が張り付いている。
陽射しのよい林道歩きは楽しく、
また「老人クラブ」の友人と、
歩きながら話しをしているようで会話がはずむ。
スタートして4kmほどの林道歩きを終え、
尾根の末端に取り付いた。
そしてここで私がミスをした。
予定のルートより左に寄りすぎて歩いていたため、
一本南側の尾根に入ってしまった。
先日この辺りの右側で間近の銃声を耳にしたので、
無意識のうちに左に寄ってしまったようだ。
しかしここは標高の低い里山だ。
一旦沢床まで下って登り返しても、
たいしたアルバイトではない。
迷うことなく斜面を下って、
水量の少ない沢筋まで下りた。
そして登り返して、
一本北側の尾根筋に上がった。
あとは黙々と西に伸びる尾根上を歩き、
10時05分、二等三角点「本安平」。
木々の葉が落ちてしまった今、
由仁町川端地区の田園風景が、
木の間越しに見渡せる。
これはこれでいい季節だ。
「本安平」からは、
最初に予定していた尾根筋を歩いて林道に戻った。
ところがこの尾根は結構アップダウンがあり、
間違って入り込んだ尾根経由の方が楽であることが判明。
次回またここに登るとしたなら、
やはり今回間違った方の尾根を利用し、
一旦沢筋まで下って登り返す、
というルートを選択することになるだろう。
林道に戻ったところで昼食とした。
コズは「おにぎらず」を持ってきたが、
空腹感がないと言って、
ほとんど食べなかったようだ。
代わりにスープのようなものを、
何杯も飲んでいた。
林道を少し戻って、
再び藪の尾根に取り付いた。
こちらもリベンジになる。
前回「郡界」の三角点標石を見つけられなかった。
それで今回こそは、
とコズとそこら中をストックでつつきまわした。
しかし見つからない。
最後はあきらめることとなった。
しかし帰宅して過去の記録を調べてみると、
2020年8月30日に、
雨の中でこの標石を探し当てていた。
いやあ、残念!
また行かなきゃならん!
そして周囲の笹をきれいに刈ってこよう。
とりあえず11時30分、四等三角点「郡界」。
下山はそのまま藪をかき分けて、
北斜面を下り既に廃道の林道に当て、
1kmほど歩いて、
12時10分、駐車地。
周遊ルートが完結した。
今日の歩行距離は、
コズのヤマップ地図によると約8km。
藪漕ぎを交えてのいい距離だった。
そしてコズは今日も、
すぐにかたずけを終えて?
パッと帰って行った。
天気に恵まれて、
実に楽しい山歩きを締めくくった。
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