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2020.6.28 『冷水山』(703m)  今年もシャスタ・デージーが見事だ!

 土曜の夜は栗山の端で車中泊。

その夜何気なく後輩のY澤と連絡を取ったところ、

翌日曜日に我々が予定していた、

夕張の『冷水山』が未踏とのこと。

名前の付いた山には全て登ろうとしているY澤が、

我々の予定を知ってすぐに食いついてきた。

連日の雨予報に予定も立たずにいたらしい。

それで日曜の朝、遠路を走ってくることになったのだが、

これがまたいい時に来たもんだあ!

例年この時期はシャスタ・デージー(フランス菊)が、

「マウントレースイスキー場」の斜面いっぱいに咲き乱れる。

従って必ず一度はHiromiとそれを眺めることにしている。

かつてこのスキー場の斜面は、

ルピナスの花で埋め尽くされていた。

それに関してはこのスキー場を管理する、

過去の経営サイドが手を加えたようだ。

ところが経営が他に譲渡されると、

花々は放置されたままで、

色とりどりだったルピナスも、

青紫一色に染まっていった。

交配を重ねて作り出した色とりどりのルピナスは、

人が手を加えないでいると、

最後は青紫一色に戻っていくのだそうだ。

昔花き農家の方に聞いた話しだ。

そんなスキー場の斜面に、

いつの頃からかフランス菊が咲くようになった。

この花も繁殖力がひじょうに強く、

年を重ねるごとに数が増え、

今では遠くから眺めると、

まるで斜面を雪が降ったように白く染めるほどだ。

 朝7時過ぎにY澤がやってきた。

予想より早い到着に驚いた。

早速身支度を整えて「レースイの湯」の駐車場をスタートした。

Y澤と歩くのはこれで3度目だが、

なんだかもっと以前から知っていたような気がする。

HiromiもY澤にはなついていて、

歩きながら話しがはずむ。

そしてシャスタ・デージーが咲き乱れる、

美しい斜面を目にしたY澤が感動する。

シャスタ・デージーの中に、

青紫のルピナスの花が混じっているのがまたいい。

辺りは終始霧雨模様で鬱陶しいはずなのだが、

Y澤の出現でその鬱陶しさも飛んでいった。

また、高度を上げるとガスが濃くなり、

晴れていたならもっと美しいであろうと想像させられる。

美しい花々と楽しい会話を楽しみながら歩き、

Y澤にとっては初めての三角点へ。

頂上には二等三角点があり、点名は「鹿の谷」

ここでY澤がザックからスウィーツを取り出して頬ばる。

とにかく甘いもの大好きで、

昼食はスウィーツオンリーだ。

私とHiromiは空腹感がないので、

何も口にせずY澤を見つめるだけ。

 下山もまた花とおしゃべりを楽しみながら歩く。

そして下山後はY澤が帰路どこかに登って帰ると言って、

早々に立ち去った。

私とHiromiは片付けを済ませて、

途中いつものようにコンビニに寄り、

早めの昼食を済ませる。

夕方の「サイゼリヤ」に備えて、

早い時間に昼食を済ませておくのだ。

 雨に濡れっぱなしの二日間ではあったが、

それなりに楽しめる山行を終えられたことに感謝!

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2020.6.27 『254m峰』(点名:朝日)  廃道の林道と作業道をどうにかつなぐ

 この週末は久しぶりに、

土日の両日とも良くない予報だった。

それでまた近場で楽しむこととし、

土曜の朝Hiromi を迎えに行き、

栗沢町上志文に向かった。

家を出てHiromi を拾っても、

ずうっと霧雨が降りっぱなしで、

全くモチベーションが上がらない。

すぐ目の前の馬追丘陵でさえ、

麓までガスに包まれていた。

そして上志文の林道入口に着くと、

ようやく霧雨が止んで、

空が幾分明るくなりだした。

このうっとうしい天候は、

この週の中から続いていたし、

その先もしばらく続く予報だった。

それを誰も口にしようとはしないが、

これは明らかにエゾ梅雨だ。

北海道には梅雨がないとされているが、

本州が梅雨の時期になると、

北海道も同じように天候がぐずつく。

林道入口で準備をしていると、 

白いランドクルーザープラドが一台やって来た。

中から中年の男性が一人降り立った。

そして快活に声をかけてきた。

その男性は工事が始まる前の地域で、

動物や鳥の生態を観察するのが仕事だという。

つまり工事が始まることによって、

生態系にいかに影響を及ぼすことになるかを調べるため、

その場に長時間静止して、

四つ足の動物や鳥の種類や数を確認するのだそう。

この仕事には資格は必要ないが、

動物や鳥に詳しくなければダメだという。

そんな仕事もあるんだなあ、

と感心させられた。

逆に三角点を求めて山に入る我々に対して、

妙に関心を持ったように見受けられた。

  9時ちょうど、林道入口をスタート。

すぐ樹林帯に入った。

めったに車が入ることはなさそうな林道だが、

下草がきれいに刈られていた。

しかもそれはこの前日行われた作業のようだった。

ただ路面はウェットでドロドロ。

アップダウンのある林道を進んでいくと、

一ヵ所分岐を間違って入ってしまったが、

 

いくらも行かないうちに気付いて、 

戻って修正した。

林道は草刈りがなされていた、 

わずかな部分を過ぎると荒れ出して、

イタドリが被る部分も現れた。 

そして次なる分岐からは更に荒れ、

しまいには完全に廃道となってしまった。

それからは藪こぎだ。

Hiromi は上下雨具着用としたが、

私は暑いので下だけ着用した。

藪は笹とその他の雑草。

笹の密度が濃い部分では、

「これはリタイアかな?」と、

あきらめかけた。

Hiromi もいつものように、

「もうここでいいんじゃない?」と口にする。

しかしそんな難所の先には、

また藪の薄い部分が現れることを期待して進む。

そしてCo.170で進行方向左側に見える、

尾根に上がることにした。

これが正解だった。

尾根筋は笹が薄くて歩きやすい。

おまけにシカ道があって、

まるで登山道のようだった。

いくつかのピークを越えて、

10時40分、四等三角点「朝日」

途中であきらめなくて本当によかった、

と心から思える瞬間だ。

と思っていたら雨が降りだした。

この日の日中は降らないという予報が、

またもやここで覆された。

下山も藪こぎからドロドロ林道を歩き、

途中で小さなダム湖を見て、

12時ちょうど、駐車地。

朝会った自然調査の方が、

それを終えるところだったので、

また少し話しをしたあと、

次なる現場に車を走らせて行った。

我々はまだ時間が早かったものの、

雨に降られて疲れたので、

直近の入浴施設である、

「シャトレーゼゴルフ場」の駐車場で、

ゆっくり昼寝をした。

いやあ、気持ちよかったねえ。

この一週間も忙しく働いてきたHiromi は、

すぐに寝るし、なんぼでも寝るんだわ。

 

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2020.6.25 『309m峰』(点名:中小屋2)~「204mP」(点名:町林道)  近場の三角点へ

 今週も月~水曜と3日間出勤したものの、

仕事がなくなってしまったので、

今日から月曜日まで休みとなった。

楽なもんだぁ~

私はただのアルバイト、責任もなにもなく、

ただただありがてぇ~

そんな会社に出勤すると、

話題はいつも太ったという話し。

おばちゃんたちは皆太り、

糖尿病を持っている人は、

二ヶ月に一回の通院で済んでいたものが、

血糖値の上昇で毎月の通院に変えられたとのこと。

そりゃそうだろうよ、

みんなただ食っちゃ寝、食っちゃ寝しているだけだもの~

こっちは毎日山に登ってたって、

だんだん腹が出てくるんだからねえ。

 また新たにできた時間で、

今日は当別町中小屋に出かけた。

一人だからなるべく燃料がかからない近場へ。

天気予報ではいつ雨が降り出すかわからないしねえ。

 国道275号線を走っていると、

中小屋温泉の辺りで西側に、

オレンジと白に彩られた巨大アンテナの建つ山が見える。

この山の北側に今回目指した三角点を有する山がある。

スタート地点は中小屋墓地の狭い駐車場。

誰も訪れることのない墓地の、

最奥に駐車させていただき、

9時10分、スタートした。

そしてNTTの管理道路を歩く。

間もなくゲートが現れるが、開放されていた。

ここを通って中に入るのは3度目だが、

ゲートが開放されているのは初めてだと思う。

しかしそれもそのはず、

道路が雑草に覆われてひどいことになっていた。

当然車なんかが走行できる状態ではない。

クロカン四駆で傷を気にせず、

ガンガン草を弾き飛ばして行くなら別だが。

その草の中でもイタドリの背の高いこと!

私よりはるかに高く見上げるほどだ。

そんなイタドリに感心していてもしょうがないけどねえ・・・

 古くて荒れた舗装道路は、

Co.250で砂利道の林道と出合う。

しかしその砂利道の方がはるかに広く、

路面もしっかりしている。

交通量が多いということもすぐにわかった。

ここをそのまま直進して行くと、

オレンジと白の巨大アンテナに至る。

しかしここからその砂利の林道に乗り換える。

すると間もなく針葉樹林帯の中に、

新しい作業道が見えた。

どうやら近いうちに伐採作業が始まるらしい。

伐採後の風景が楽しみなので、

その頃を見計らってまた登らなくては!

 林道は一旦東側がすっぱりと切れ落ちた部分を通る。

ここからは空知平野の風景が一望できる。

このルート中最も感動するところだ。

そしてその尾根をそのまま北進すると三角点なのだが、

まだ距離がある上笹が混んでいるので、

林道に戻って北進することにした。

右手に中継局の大きなアンテナが現れる。

そこから見るピークはまだ先だが、

例の新たな作業道はここにも伸びており、

幸運にも覚悟していた藪こぎなしで、

ピークに立てることが予測できた。

そして何の苦労をすることもなく、

10時10分、三等三角点「中小屋2」

東側の樹木がないのでここも空知平野を一望できる。

 この後林道に戻って更に北進を続けた。

北進と言ってもこの辺りの最高標高点が「中小屋2」なので、

林道は下降ていくことになる。

下降は楽だが雨が降りだしたので鬱陶しい。

そして次の三角点脇まで歩き、笹薮に突入した。

こちらは林道からわずかばかりの場所なのだが、

濃い笹に阻まれて思うように進めない。

しかも三角点の上にいるはずなのに、

肝心の標石が見つからない。

濃い笹の中では足を一歩踏み出すのも容易ではない。

そこにピンクテープはあるものの、

とうとう標石を見つけることはできなかった。

土中に埋まっているのかもしれない。

しかしまあ、

10時55分、四等三角点「町林道」(ちょうりんどう)。

また林道に戻って更に北進する。

実はもうひとつの三角点も狙っていたのだ。

ところが次なる分岐で地形図にある林道に入ったが、

荒れて既に廃道となっており、

1kmも進むと濃い笹で完全に進行不能となった。

この最後の三角点は当別ダムでせきとめられてできた、

「ふくろう湖」に面する地点にあるので、

そこから見渡す風景に期待ていたのだが・・・

11時45分、リタイア。

再び「中小屋2」近くの中継アンテナまで戻り、

11時30分、いくらかでも雨を防げそうなその下で昼食とした。

その後は林道からNTTの管理道路に戻り、

淡々と古い舗装道路を下る。

道路の中央部にコケが生えており、

この上を下るとクッションになってここち良い。

13時10分、駐車地。

雨には降られたが、なかなか面白い山歩きができたことに感謝!

 

 

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2020.6.21  乃々と虎がやってきた!  孫との面会自粛解除

 今日は随分久しぶりに乃々と虎の日。

新型コロナウィルスの影響で、

我が女房もいまだ医療従事者の一人であることから、

孫たちとの接触を避けてきた。

そなん今日はママのSa~も休みだったので、

申し訳ないが二人を車に乗せて来てもらった。

このジジは歳とともに札幌市内に出かけることが、

ひどく億劫にになってしまったのでSa~に頼んだ。

 今朝我が家にやってきた孫たちは大喜び!

こんなジジとババのところに来るのを、

いまだ楽しみにしてくれていることに感謝!

久しぶりに手にしたおもちゃで、

虎がひとり遊びを始める。

そして乃々は今流行りのYouTubeで、

流行の我々が理解できない何かに見入る。

それならジジとババのところにきた意味がないべ。

そんなことを1時間近く続けて外に連れ出した。

途中で昼食を買い込み、いつもの野幌運動公園へ。

そこにはこれまで目にしたことがない、

素晴らしい光景が広がっていた。

それはコウリンタンポポの大群落だ。

大群落とは言っても、

これまでの草原に広がったものだが、

その密度の濃さがとにかくすごい。

昨年まではほんのまばらにしか咲いていなかったのに、

す強烈な繁殖力に驚くばかりだ。

そんな光景の中で遊ぶ。

そして昼食。

食べた食べた、たらふく食べた。

満腹になったあとはまた遊ぶ。

3歳10ヶ月になる虎は、

わけのわからないことでちょっとごろついたあと、

花を摘んで遊んでいた。

また5年生になった乃々は、

私と歩きながら色々話しをする。

5年生ともなると、もう普通の会話ができる。

世の中がこんな状況の中、

乃々の小学校は秋に運動会が実施されるそうだ。

ババと歩く乃々は来年あたり、

身長でババを追い抜きそうだ。

公園から帰る頃の午後、

虎が突然「しっこーっ!」と言い出した。

「トイレはどこだ」と慌てるママ。

しかしトイレなんかない。

そう言ってやると、はいっ、虎くん初めての野しっこ~っ!

生まれてからこの日まで、

トイレでしかしっこをしたことがないそうだ。

虎は初めての体験にニコニコ顔だった。

よかったねえ!

 我が家に戻るまでの車中で、

虎はいつものように寝てしまった。

一旦寝込むと絶対に起きないのが子供だ。

我が家についてそのまま寝かせた。

1時間半も寝て起きたあとは、

虎の昼食用に煮ておいたのだが、

忘れて出かけてしまったニンジンをおやつに食べさせた。

これがまた食べるんだわ、むしゃむしゃと。

相変わらずニンジンが大好物だ。

そんなかたわらで、ジジと乃々はおしゃべりの続き。

今日は随分乃々と話しができた。

そして4時半ころ3人が帰っていった。

久しぶりに孫たちと遊べたことに、

深い幸福感を抱くジジとババだった。

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2020.6.20 『252m峰』(点名:奥千代谷)  霧雨の中の楽しい林道歩き

 この週末は土曜日だけの山行だ。

明日日曜日は久しぶりに孫たちの相手をする。

昨日の夕方Hiromiを迎えに行き、

私の原風景の中で車中泊。

そして今朝目覚めてガックリ!

外は霧雨模様だった。

天気予報では雨の話しなぞなく、

全くその心配はしていなかった。

一気にモチベーションが下がり・・・

予定していた少し長めの林道プラス藪こぎを中止し、

車を走らせて栗沢町上幌に向かった。

しかしたいした距離ではない。

代案の三角点「奥千代谷」(おくちよたに)は、

町道を走って「千代谷貯水池」の先にある。

このあたりからは林道と言うべきだろうが、

舗装されている上ゲートもない。

歩く距離はある程度確保したいので、

「千代谷貯水池」から歩くことにした。

外は相変わらず霧雨が降り続いていた。

8時20分、千代谷貯水池をスタート。

貯水池からは東に「奥千代谷」が見えていた。

車が一切通らない舗装道路を歩く。

一貫して緩やかな傾斜となっており、

徐々に高度を上げていく。

そしてCo.200の林道分岐で林道を離れ藪に突入、

と言いたいところだが、

そこに藪はなく木々が刈り払われていた。

その広い刈り分け地形がピークまで続いており、

全く藪漕ぎなしで楽にピークへ!

9時ちょうど、四等三角点「奥千代谷」(おくちよたに)。

止まぬ霧雨は鬱陶しいが、

時間があるので林道分岐に戻って、

今度は舗装されていない方の林道に入ってみることにした。

地形図ではその先に「茂世丑二の沢貯水池」というのがある。

とりあえずそれを目指して歩いて行くと、

突然右前方が開けて大規模伐採地が現れた。

その広い風景の向こうには、

スタート地点の「千代谷貯水池」が見えている。

しばし広い風景を楽しんだあとは、

すぐに箱罠が現れた。

大小二つの鉄製箱罠は使用を休止していた。

なんだか短いルートの中で、

色々なものが見られるのが面白い。

更に進むとまた分岐で、これを荒れた方に入る。

この荒れた林道は下降を続け、

標高100mまで下ると、

「茂世丑二の沢貯水池」が見えてきた。

9時35分、「茂世丑二の沢貯水池」。

樹林帯の中に突然現れる湖は小さいが、

なかなか神秘的な雰囲気がある。

そして紅葉の時期には、

素晴らしい風景を見せてくれるであろうと想像させてくれる。

Hiromiと二人して「来てよかったなあ」と声にした。

そしてここを今日の終着地として引き返した。

10時35分、「千代谷貯水池」。

総行程約7km。

短いこ行程ではあったが、

なかなか盛りだくさんで楽しい林道歩きだった。

秋には必ず再訪したい。

 

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2020.6.18 「馬追」(202m)  トレーニングコース整備

 昨日後輩のY澤がラインで、

私がやっているスキー場でのトレーニングについて、

どうもピンときていないようだったので、

今日のトレーニングの様子を伝えることにした。

 去年からトレーニングとして、

「長沼スキー場」の滑走斜面を登下降している。

このスキー場のピークには、

三等三角点「馬追」の標石が埋まっている。

滑走斜面は斜度があるので良いトレーニングになる。

その斜面は雑草が猛威を振るって伸びるため、

去年はそれを踏んで踏み跡をつけるのが大変だった。

それで今年は雪融けと同時に、

まだ芽吹かぬ草を踏みつけて去年の踏み跡を確保した。

しかし雑草の猛威に対しては、

ただ踏みつけるだけではかなわない。

そこで思い切って草刈りをすることにした、

「草かき」という道具を使って。

折しも今年は新型コロナウィルスの影響で休みばかり。

草刈りには十分な時間ができたわけだ。

他の山に出かけない日はほとんどここにいる。

朝弁当を持って出かけ、

午前中はトレーニングをする。

そして1時間昼休みを取り、

午後は草刈りに徹する。

まるで長沼スキー場へ仕事に出かけているようだ。

しかしねえ、それもかわいい弟子が、

仕事帰りに寄って気持ちよくトレーングできれば、

という思いからなんだわ。

今年からHiromiもここでトレーニングをするようになった。

去年のように私一人なら草刈りまではしなかった。

そのHiromiだが、先日自由に登らせるため、

しばらく単独行動をさせようと思ったのだが、

もう7年もの間びっしり一緒に登ってきたので、

今離れるということはお互いに、

様々な弊害が生じることを知った。

それでこれまでと同様に行動することにした。

give&take、もちつもたれつ・・・

まあ、堅苦しく考えず気楽に行こう!

 

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2020.6.17 『人漁山』(487m)  作業道に助けられて・・・

 一昨日までの5連休を終えて昨日は出勤した。

ところがやはり注文が少なく、

今週の仕事を昨日の午後までに終わらせてしまった。

それで今日からまた5連休となった。

公休であるゆえ賃金はある程度確保される。

ならば正直休みの方がいいわけで・・・

 今日も休みが合ったMachikoを連れて、

夕張の『人漁山』(にんりょうやま)に登ってきた。

この山には今年の3月にHiromiと初めて登った。

従って積雪がなくなってから登るのは初めてだ。

登山道がない山は実際に登ってみなければ状況がわからない。

藪が濃くて登りきれないことが想定される。

今日もそのあたりが気がかりだったが、

新しい作業道がそれを助けてくれたため、

無事に登りきることができた。

 9時45分、夕張市十三里の道東自動車道下の駐車地をスタート。

これも今冬利用したところで、

このあとも3月のルートに沿って登る。

市道をしばらく歩き、

高速自動車道の下をくぐるトンネル、

「夕張13」を利用して山に入った。

そしてすぐ尾根に取り付く。

真横の高速自動車道を車がビュンビュン行き交う。

尾根の笹薮はそれほど濃くないので助かった。

更にたいしてて登らないうちに、

新しい作業道が現れ、

これを利用してCo.270で地形図上の林道に当てた。

更にこの林道を利用して奥行きを稼ぎ、

大きく右にカーブした先のCo.300で、

『人漁山』に続く尾根に取り付いた。

この尾根に取り付くと笹が濃くなったので、

なるべくシカ道を選んで歩く。

しかしこれもCo.400辺りでまた新たな作業道が現れたため、

極力それを利用させてもらった。

そして最後は約60mの急登だが、

ここは笹が濃くゆっくり漕いで進む。

11時30分、四等三角点「人漁山」(にんりょうやま)

ガスで視界は効かないが、

「何故?」と首をかしげたくなるくらい、

真新しい三角点標石が印象的だ。

我々が登った東側とは反対の、

西の尾根筋にピンクテープが見えた。

西側から登った人もいるのだろうか?

地形図を確認してもルート取りは厳しいが。

また、感心したことだが、

Machikoは私が一方的に選定する山には、

異論を唱えることがない。

数日前に送る「山行予定」に対し、

ただ一言「了解しました」と返ってくるだけだ。

従ってそれが低山の藪山であっても、

何一つ不満をもらすことなく黙って着いてくる。

だからまた連れて行ってやろうと言う気になる。

昔いたんだわ、直前で変更すると、

「変更は好きじゃない」とか、

「その山ならひとりでも行けるから行かない」とか言う輩が。

こっちは金をもらって案内するガイドじゃないっつうの!

 下山は多少ショートカットしたものの、

ほぼ登路のルートに沿って下った。

藪漕ぎでダニの付着が心配だったので、

Machikoにはすぐ着替えをさせた。

私としては積雪期だけではなく、

今この山に登ることができたことに満足だった。

 帰途でMachikoには申し訳なかったが、

ちょっとスーパーに寄らせてもらった。

ささやかな花を買うためだった。

今日は私たち夫婦にとって41回目の結婚記念日だ。

帰宅して女房に「41年間あがとうごさいました」、

と言って花を渡すと、しばし呆然としてそれを眺めて、

「あっ! 忘れてた!!」

昨日職場のおばちゃんたちに言ってたんだよねぇ、

「明日は我々夫婦の結婚年日だけど、

うちの女房は絶対忘れてるから」と。

私の予想は辛くも、悲しくも、はかなくも的中したのでした。

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2020.6.14 『249m峰』(点名:停車場上)  短時間だが藪漕ぎで

 土曜の午後『ピンネシリ山』から下山して、

まだ時間が早かったので、

美唄に移動して今後のために林道を確認して歩いた。

すると途中で雨が降りだし、

空は真っ黒で結構な降りようとなつた。

美唄で入浴してどうしようかと思いつつ、

美流渡に車を走らせた。

いくつかの地形図を用意していたので、

その中から容易に攻められそうな一座を選んだ。

雨に降られると、翌日のモチベーションまで下がる。

 日曜の朝起きると素晴らしい晴天だ。

美流渡市街地のすぐ南側に位置する、

「停車場上」(ていしゃばうえ)を目指す。

なんともローカルな点名だ。

地形図を見ると林道が続いているのだが、

それをたどってみると、

いくらも進まないうちに廃道と化していた。

路面はフキやヨモギに覆われて地面が見えない。

見えない足元に注意しながら進む。

林道は針葉樹林帯に入って、

一旦足元がスッキリするものの、

長くは続かない針葉樹林を抜けると、

今度は密度の濃い笹が林道全体を覆う。

進行が不可能な状態なので、

一旦引き返して針葉樹林帯の中を登って、

蛇行する一段上の林道に上がった。

あとはわずかな先にピークらしき地形が見えていたので、

笹を漕ぎながらピークを目指した。

そして三等三角点「停車場上」

高度や周囲の状況から察して四等では?

と思っだが、帰宅して確認してみると、

間違いなく三等と記されていた。

樹木が多くて展望はない。

しかしこの山はダニがいない。

結構笹を漕いだにも関わらず、

Hiromiとお互いの衣服を確認するも、

ただの一匹もついていない。

珍しいねえ・・・

 下山も短時間で終え、

早い時間に帰宅してかたずけを済ませた。

そして夕方いつもの「サイゼリヤ」へ。

そこでHiromiに提案した。

私も加齢で体力的にHiromiの山行意欲を満たしてはやれないので、

しばらく一人でやってみたら、と。

Hiromiも独力でどこまでやれるのかを、

試してみたい思いがあり、

一旦距離を置くことにした。

思えば私が『1839m峰』を、

日帰りで往復したのが55歳のとき。

従って55歳までは進化し続けられたと自負する。

その年齢を迎えるまでに、

Hiromiは今しばらく時間がある。

納得のいくように活動してみるといい。

ただ、Hiromiは「すぐに戻ってくるかもしれないよ~」

と言って帰っていった。

このブログ記事を綴っている今日、

6月15日は私とHiromiにとって出会いの記念日だ。

今からちょうど7年前の6月15日、

『神居尻山』で出会って一緒に登ることになった。

よい区切りの時を迎えたと言えよう。

 

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2020.6.13 『ピンネシリ山』(1,100m)  暑さにバテバテ・・・

 今週末は『夕張岳』金山コースを歩こうと決めていた。

ところが高温の予報だ。

長い樹林帯の中を歩くことになるので、

気温が高いのは勘弁だ。

金曜日の夕方Hiromi を向かえに行った時点で、

急きょ予定を変更した。

そしてMTBを積んでいたので、

『ピンネシリ山』の一番川コースに向かった。

ここ数年一番川キャンプ場奥の林道が、

災害による決壊で放置されたままだ。

それをMTBで走って登山口を目指すもの。

 金曜日は一番川地区の近くで車中泊し、

土曜日の朝はゆっくり寝ていた。

それでもHiromiは「起きれ」と言うまで起きなかった。

一番川キャンプ場に向かうと、

キャンプ場手前で通行止めのバリケード。

これは先日見てわかっていたので、

今回は自己責任でこれをよけて、

中に入るつもりだった。

ところがよく見るとバリケードの裏側に、

登山者はよけて入ってくれと書かれていた。

更に一番川キャンプ場に着いて、

正直おどろいたのだが、

キャンプ場にはテントが幾張りも張られていた。

「なあんだ、閉鎖じゃねえのかよ!」

車の屋根からMTB をおろし、

準備を整えて8時15分、

キャンプ場最奥の駐車場をスタート。

この駐車場は去年まで地面が砂利だったのだが、

今年はきれいに舗装されていた。

 林道入口にはロープが張られているが、

簡単に外して通過できる。

登山口までの約4kmの林道は、

少しずつ高度を上げていく。

従って登り一辺倒なので、

すぐに汗をかかされる。

傾斜がきついところは押して進む。

昨年まで車での通行が不可能だった箇所だが、

大型クロカン四駆が何度も往き来したためだろうか、

普通車でも通行できるようになっていた。

その他にも数ヵ所普通車では通過がきつい、

と思われる箇所があったが、

いずれも車の下回りをガツガツ擦る覚悟がおありの方は、

登山口まで車を乗り入れられる。

 8時45分、登山口。

暑い!

既に汗でびっしょりよだ。

MTB をデポしてスタート。

MTB では常に遅れをとったHiromi が、

敵討ちみたいに歩きだし、

どんどん先を行く。

大汗かくのによ!

Hiromi の速度は衰えることがない。

とうとう見えなくなってしまい、

こちらとしては写真を撮ることができない。

撮りたいところで撮れないのでは、

私にストレスが生じる。

結局『待根山』との分岐まで、

ほとんど写真を撮ることができなかった。

これじゃあ一緒に登る意味がなく、

一人で登っても同じこと。

だからと言ってHiromi が、

私のスピードに合わせるとなると、

今度はHiromi がストレスを抱えることになる。

やはり考えどきかな・・・

『待根山』分岐からは160mの標高を、

急登で稼ぐことになる。

ただそこには楽しみがあった。

ハクサンイチゲの群落だ。

今年は雪融けが早かったのでもう遅いかなと思っていたが、

ちょうど盛期に間に合った。

10時50分、『ピンネシリ山』。(一等三角点:賓根尻山)

私がこのピークに初めて立ったのは、

中学一年の秋だった。

友達に誘われて当時住んでいた滝川市の、

市民登山会に参加したものだった。 

もう53年も前の事だ。

その後陸上競技に没頭して、

高校三年の山形インターハイから戻った翌日、

自宅から砂金沢登山口まで自転車で行き、

二度目の『ピンネシリ山』に立った。

『ピンネシリ山』の頂上は、

ひんやりした風が少々強く、

黙っていると寒いくらいだった。

しかし下山を開始すると、

高度を下げるほどに暑くなり、

結局暑くてバテバテ。

66歳近くになってようやく気付いたよ、

俺って暑さに弱いんだぁ・・・

情けねえ~

12時40分、登山口。

ここから駐車場までの約4kmは楽だった。

ほとんど下りで、スピードを押さえるのが大変!

13時ちょうど、駐車場。

暑いが楽しい山行だった。

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2020.6.11 『坊主山』(791m)  小雨の中でも視界良好!

 週明けの8日(月)、約1ヶ月ぶりに出勤した。

しかし観光菓子製造工場であるゆえ、

いまだにほとんど注文が入らず、

昨日まで3日出勤してまた休みとなった。

とりあえず今日から5連休!

あのう、大きい声では言えませんが、

私いくら時間を頂きましても、

決して無駄には致しませんので・・・

 というわけで、今日休みが合ったMachikoと、

Machikoが未踏だという穂別の『坊主山』に登ってきた。

ただ天気予報が良くない。

ほとんど100%雨に当たる予報だった。

今回から行き先によって、

一台の車に同乗して出かけることにした。

燃料代がバカにならない。

今朝我が家にMachikoの車を置き、

私の車で穂別に向かった。

穂別の稲里地区で登山口方面に入った。

これを登山口まで車で入ってしまうと、

歩く距離が短すぎるので、

いつも林道の適当なところに駐車して、

徒歩で登山口まで歩く。

しかし今日はいつ雨が降り出すかわからない状況だったので、

登山口まで車で上がった。

そして準備を整えて登山口から入山した途端、

ポツポツと雨が落ちてきた。

早速の雨にザックカバーをかけて歩く。

ただ雨は強く降ることなく、

このあとも一貫してポツポツを続けた。

ここを初めて歩くMachikoは、

いつものようにあれやこれやと写真を撮りまくる。

樹林帯の中の登山道はCo.720で樹林が切れ、

一気に視界が開けて目指すピークを視認できた。

その後は遮るもののない中を、

周囲の美しい風景に魅せられながら歩く。

そして「坊主小屋」を過ぎると高度を稼ぎ出し、

前方に見えるピークの美しいこと。

楽しく歩を進めるうちに細尾根となり、

すっきりとしたピークに飛び出す。

二等三角点「坊子山」。(点名は「坊主」の字が違う)

360遮るもののないピークからの眺めが素晴らしい!

今日は小雨にも関わらず、

『幌尻岳』をはじめとした日高の山々が姿を見せていた。

また『夕張岳』方面に目をやると、

折り重なる山並みがまるで水墨画のよう。

雨を承知の上で登って本当に良かった。

雨の中だったので昼食はカットし、

急ぎ下山を開始した。

 下山後長沼スキー場に寄り、

Machikoが好きだというエゾカンゾウを見せた。

しかし先週美しかったのも、

もう終わりかけていた。

花の命のなんとはかなきことか・・・

 

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