北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2022.4.29 『双珠別岳』(東・1,383m) 融雪が進む日勝峠
今年のGWは Hiromiがカレンダー通り、
前半、後半がそれぞれ三連休だ。
しかし、前半の二日間を過ぎると、
あとは雨予報が続く。
先行きが心配な中、
金曜の朝Hiromiを迎えに行き、
日勝峠に向かった。
随分久しぶりに、
日勝峠で活動するつもりだった。
ところが現地に着いて驚いた。
国道脇に雪がない!
見事に融けたものだ。
そもそも積雪が少なかったのだろう。
この冬は私が住む地域や、
樺戸山地、増毛山地などで積雪が多かったため、
どこも多かったものと勘違いしてしまう。
予定したルートの入口である、
『労山熊見山』の取り付き点に、
全く雪がなく、
笹が広くむき出しになっていたので、
少し日高町側に戻り、
沢筋に駐車可能箇所を見つけ、
8時40分、スタート。
沢筋の左岸尾根に取り付いた。
日陰で雪が残っていると予想した。
ところがいくらも進まないうちに、
見事に雪渓が切れ、
深い笹の海に足を止められた。
しかたがないので、
再び沢に下り、
右岸から斜面に取り付いた。
するといい具合に雪面が続き、
はじめからこちらを登ればよかった、
と後悔することに。
快適な雪の斜面を登っていく。
そしてCo.1150で樹林が切れ、
見通しの利く広い尾根筋に出た。
この辺りはスキーであちこちに登ってきたので、
懐かしい風景だ。
広く見通しの良い尾根を登り、
前方のアンテナ施設に向かう。
そして背後には「日勝ピーク」から、
『沙流岳』にかけての雄大な風景が広がっていく。
大きな山容の『双珠別岳』を眺めた後、
アンテナ施設を過ぎ、
雪に埋もれた車道を歩く。
これを800mほど、
高度を下げながら歩き、
『双珠別岳』への稜線に上がるべく、
ハイマツ混じりの斜面に取り付いた。
稜線手前で頑強なハイマツに捕まったが、
短い距離だってので、
難なくかわして稜線に上がった。
そこから見る『双珠別岳』は見事だ。
こんなに大きかったかな?
というのが率直な印象だ。
稜線は一旦下って、
大きな雪庇を抱えた小ピークへと登る。
この稜線からは、
東側のすぐそばに『オダッシュ山』、
そして遠く「十勝連峰」から、
東大雪の山岳風景が雄大に見渡せる。
そんな風景なぞお構いなしで、
この日もHiromiがどんどん先を行く。
11時35分、『双珠別岳』。
このピークには山名も点名もない。
ただ通称名がついているだけだ。
この西約10kmのところにも、
同名の『双珠別岳』(1,347m)がある。
そちらには7年前に登っている。
『双珠別岳』から稜線上を、
北の『狩振岳』(1,326m)まで行く予定だった。
ところが『双珠別岳』から眺める『狩振岳』は、
ピーク周辺で広く融雪が進み、
ハイマツがむき出しになっていた。
それで中止を決めたが、
その前に眼前に頑強なハイマツ群が立ち上がり、
稜線に出られないという現実があった。
10年ほど前のGWに、
同ルートを往復したときは、
ハイマツなぞ全てが、
まだ雪の下だ゛ったのだが・・・
下山は往路をそのまま引き返す。
斜面の雪がかなり締まっているので、
ソールで滑るように下る。
そんな下りを楽しむHiromi。
私は空が気になっていた。
天気予報は「晴れ」だったのに、
一貫して曇り空で暗い。
締まった雪面を快適に下り、
13時35分駐車地。
まだ早い時間だったが、
日高町まで戻り、
「日高高原荘」で汗を流した。
そして平取町へ。
2022.4.27 『幌向炭山』(361m) 春めく里山で林道歩きを楽しむ
26(火)でGW前の仕事が終わった。
そして昨日から14連休がスタートした。
祝祭日以外は「コロナ休」が続く。
昨日の朝栗沢町美流渡に向かった。
極力燃料代を抑えなければならないので、
近場の山に出かける。
道々脇の砂利道を入って行くと、
地形図にない林道がある。
その林道を入ったところに駐車。
昨秋「幌向炭山」の南尾根を登ってみようと思い、
偶然この林道を見つけた。
すぐそばを小規模送電線が通っている。
送電線の保守管理用作業道に入り、
すぐ送電線の下をくぐって作業道にのった。
古い作業道で、
もう利用されなくなっている。
作業道は少し高度を上げ、
水平に続いて行くので、
作業道を離れて尾根筋を登った。
傾斜のきつい尾根だ。
それを登りきると水平状態で続く。
ふとそばのトドマツに目をやると、
古いがヒグマの爪痕が残っている。
そしてそれがあっちにもこっちにも!
人家がすぐその下にあるというのに、
なかなかヒグマの影が濃いところだ。
藪の薄い尾根筋を進んで行くと、
突然林道に出た。
辺りをよく見ると、
林道の中間部に出たのではなく、
終点に出たことが分かった。
いったいどこが入口なのだろう?
ここから気持ちの良い林道歩きが始まる。
はじめは曲がりくねって延びる。
すぐに「幌向炭山」の頂上部が見える。
日陰部分にはまだ雪が残っている。
林道をちょっとはずれると、
汚れたエゾシカの角が落ちていた。
そうそう、前述の尾根筋は、
エゾシカのフンがひどくてねえ。
絶対に避けようがないほど、
フンが散らばっている。
どこの山もそうだが、
エゾシカの数がすごい勢いで増えている。
林道に出ると、
そのフンがほとんど見られなくなるのでホッとする。
林道の途中で見通しの利くところがある。
そこから美流渡の集落が望まれ、
その向こうには「幌向川ダム」が見えている。
そしてその北側には、
これまでに登った三角点ピークが、
いくつか見えている。
この辺も随分登ったものだと、
しみじみそれらのピークに見入る次第だ。
だれも知らない山ばかりだけどねえ・・・
曲がりくねった林道が、
直線的になると、
やたらとフキノトウがでている。
いかにも春先といった風情だ。
300で林道は「幌向炭山」の西側を、
霞めるように伸びていく。
そこで斜面に取り付いた。
するとピンテならぬ、
オレンジテープが現れた。
これは昨秋登った折にも気になっていたものだ。
数が多いのだ。
最初のテープから3m先に次のテープ。
その次は10m先で、
またその次は5m先だ。
こんなテープの付け方ってあるかい?
だいたいすぐ下を林道が走っているのに、
テープなんかいらねえし・・・
そんなテープを気にし、
足下のフンにも気を配りながら登り、
ニ等三角点「幌向炭山」。
三角点の標石上にも小動物のフンだもねえ・・・
昨秋から気になっていたオレンジテープ。
二度目の今回は放っておけず、
上から回収しながら下った。
するとピークから林道までの、
わずか150mほどの間に回収したテープが、
なんと14本だ!
150mで14本、
つまりほぼ10m間隔と言うことだ。
誰だいったい!?
全てがオレンジだから、
同一人物の所業だろう。
ここのところ風が強くてねえ。
この日もゴーゴーと強風が吹き荒れていた。
そんな風に木々の上部が、
大きく振られて怖いようだ。
時々大きな音に驚かされる。
「あっ、折れた枝が落ちてくるのか?」と。
それでも楽しい林道歩きだ。
昼を少し過ぎたころ下山し、
帰宅して女房と買い物。
そして今日は朝からGWの山へのお出かけ準備と、
今年初めてのワックスがけ(車)に精を出した。
2022.4.24 『天狗山』(栗山・330m) ネギ採り爺さんだよ~ん!
日曜日はHiromiが「母さん孝行の日」で、
日帰り温泉に連れて行くことになっていたので、
グッドタイミング!、
と言うことで、
ギョウジャニンニクを採りに出かけた。
もう一週間早いかな?
とも思ったが、
この日に収穫しなければ、
アルバイト先が27日から休みに入るので、
待っているおばちゃんたちに渡せなくなる。
日曜の朝はゆっくり出て、
栗山町南角田に向かった。
そしていつもの「不動の沢林道」入り口を駐車地として、
徒歩でスタートした。
もう南空知の里山には、
雪がほとんど残っていない。
歩き出してすぐ、
こぶしの花が目についた。
幼少の頃の思い出の中では、
こぶしはまだ雪がたくさん残る中で、
白い花を咲かせていたと記憶しているが、
それは間違いだったのだろうか?
林道歩きで次に目についたのが、
すぐ脇のトドマツの幹につけられた、
ヒグマの爪痕だ。
一週間前にここを歩いた時にはなかったものだ。
ヒグマが動き回り、
人里近くまで出てきている。
エゾシカの防護柵内に入って、
一旦沢に下りショートカットをした。
沢から林道への斜面には、
見事なトドマツの林が続く。
そこにつけられた標識には、
稙付け年が「S31年」となっている。
その当時2歳だった私は、
この林に近いところに住んでおり、
いつもこの山の方を眺めていた。
その時にこんな大木群の若木を、
植える作業が行われていたことを思うと、
一種のロマンを感ぜずにはいられない。
更に林道を進み、
高度が上がって行くと、
上空を飛ぶ飛行機が目につくようになる。
千歳空港に着陸する飛行機は、
一旦栗山町の上空まで来て旋回し、
北側から千歳空港に着陸する。
その数が一昨年から激減していた。
新型コロナウィルスの影響だ。
しかしこの日は結構次から次へと飛来し、
便数が増えたことを思わせる。
230で林道から送電線下の作業道に入る。
それを登って行くと視界が開ける。
やがて「天狗山」の頂上部が見えると、
一旦「天狗山林道」に出て、
目の前の藪に入る。
登る人が増えたようで、
踏み跡ができてきた。
そして四等三角点「天狗山」。
真新しい私製標識の取り付け位置が高く、
雪が降り積もった積雪期に付けられたことを思わせる。
簡単な昼食を済ませ、
下山途中でギョウジャニンニクの収穫だ。
一週間早いのでは?
と、心配していたが、
もう十分いい感じに生育していた。
短時間でレジ袋大二つ分を収穫して下山。
それを翌日会社に持っていくと、
待ち望んでいたおばちゃんたちが、
あっと言う間に奪い合うようにして、
それぞれの分を確保した。
我が家にはただの1本も持ち帰らず、
全てをおばちゃんたちにあげた。
俺って、ホントいい爺さんだよなあ!
まあ、家には持ち帰れないんだけどねえ・・・
2022.4.23 『別狩岳』(北・726m)~『羅宇根』(らうね・565m) 豊富な残雪を楽しむ
この週末の土曜日は、
久しぶりに北の『別狩岳』を目指すことにした。
この山は積雪期にしか登れないが、
アプローチ地点の国道451号線には、
駐車できるところがない。
国道の両側は除雪車で跳ね上げられた雪が、
うず高く積み上げられているのが常だ。
とても路上駐車をする気にはなれないので、
この時期まで待つ。
先日『萌留山』に登った帰り、
ここを通り駐車スペースができたことを確認していた。
林道入り口の雪が若干融けて、
ギリギリ一台分のスペースができた。
また、やはり雪が多く、
全てがまだしっかりとした雪の下にある。
8時40分、国道脇の駐車地をスタート。
分厚い雪の下となっている林道を歩く。
1kmちょっと歩くと、
「五番川」に架かる危なげな橋に出合う。
『別狩岳』へのアプローチは、
ここが重要なポイントとなる。
林道を歩いて行くと、
自然に橋を渡って「五番川」の左岸を歩くことになるが、
左岸を行くと尾根への取り付き点がある右岸へは、
二度と戻れなくなる。
この橋の上流にはもう橋がない。
水量が多いのでスノーブリッジもない。
それですぐ右岸に取り付く。
そして右岸沿いに進んで行くと、
堆積した雪が垂直に近い状態で、
川面に突き出している部分があるので、
それは辛抱して高巻く。
9時55分、橋から2km弱で、
予定した尾根の取り付き点に到達。
ここから地形図上の「628m標高点」を目指し、
標高差400mの急登となる。
この登りがルート中最大の難所だ。
Hiromiがこの日も元気に、
そしてガンガン先を行く。
急登のピッチが速いのよ!
Hiromiとの間隔が広がりすぎると、
写真を撮れなくなるので、
極力着いて行こうとはするが、
ジリッ、ジリッと間隔が広がってしまう。
しかし何とか高度を上げ、
10時40分、「628m標高点」。
眼下に歩いてきた「五番川」ルートが、
そっくり見下ろせる。
そしてここからは広い稜線歩きとなる。
しかし風が強い!
稜線を歩いていると急に風が強くなり、
Hiromiなんか飛ばされるんじゃないか、
と心配になる場面も。
強風に耐えながら歩いて行くと、
左手に目指す『別狩岳』の頂上部が見えてくる。
登行意欲を掻き立てられる山容だ。
ピークが近付くにつれ、
稜線は左に弧を描くようになる。
すると頂上は近い。
春のチリをかぶって変色した稜線は、
頂上近くで細くなり、
先に到達したHiromiが万歳!
11時25分、『別狩岳』(ニ等三角点:別狩岳)。
風が強いので長居はできない。
しかし素晴らしい眺めだ。
ただ小雨交じりの雲に覆われているのが、
少々残念だった。
ピークから下った風のこないところで昼食。
昼食後再び歩き出して、
広い稜線上を「628m標高点」まで戻り、
そこから尾根を下降せず、
更に稜線を直進しながら高度を下げた。
そして12時20分、三等三角点「羅宇根」。
初めて立つ三角点から来し方を振り返ると、
随分下ったもんだ。
さて、ここからは目で見て、
適当な尾根を選んで下る。
どこも傾斜のきつい尾根だが、
雪が緩んでしっかりとかかとを打ち込めるので、
滑落の心配はない。
それどころかHiromiは、
そんな下降が大好きで、
「楽しい!」を連発する。
そして問題なく「五番川」に下った。
この頃になると雨が強くなり、
非常に不快だ。
淡々と歩き、
13時40分、駐車地。
雨と強風には見舞われたが、
終わってみれば素晴らしい山行だった。
Hiromiともども満足して帰途に着き、
いつものように「反省会」!
2022.4.22 『中瀧ノ沢』(256m)~『二番川西』(208m) 今年最初の未踏三角点へ
今週は火~木曜日の3日間出勤し、
今日から三連休。
そして来週は月、火曜日の二日間出勤して、
GW前の仕事が終わるため、
水曜日から長い休みに入る。
全く楽なもんだぁ~
昨夜地理院地図で、
当別町青山の辺りを眺めていると、
道民の森「青山ダム地区」の奥にある、
三等三角点が目についた。
面白そうなので、
早速今日登ってみることにした。
今朝家を出て当別町から、
「道民の森」がある青山奥を目指した。
そして「青山ダム地区」の入口に、
1台分のスペースを確保した。
昔は春先になると、
「青山ダム地区」までの舗装道路が除雪されて、
GWの開業に備えたものだった。
しかしここが閉鎖状態になって久しい。
8時40分、道々脇の駐車地をスタート。
足下の雪は多少ザクザクしているが、
ツボ足で歩くのに支障はない。
直線的な道路を歩いて行く。
すぐ背後に『神居尻山』(947m)が見えるようになる。
そして1.5kmほどで、
ダム湖に架かる大きなつり橋を渡る。
橋の名前は「もりりんはし」、
と表示板が付けられている。
どういう意味だろう?
今から30年も前に架けられたようだ。
周囲にはいくつかの建物も見受けられるが、
長い間放置されたままなので、
老朽化が進んでいる。
今は人が訪れることなぞ殆どないのだろう。
そんな風景を眺めながら歩を進める。
そして施設群の中を通り抜けると、
「湖畔林道」となる。
ただ、「湖畔林道」はそのまま湖に沿って続き、
終点は「青山ダム」の施設前となる。
「湖畔林道」の表示板から、
すぐ分岐を右手に進んだ。
林道名は不明だが、
ゆっくり高度を上げていく。
そして針葉樹林帯へと続く。
しかし長くは続かず、
また見通しの利く地形に出た。
すると前方に目指す「中瀧ノ沢」が見えてきた。
高度を稼いだが、
またゆっくり下って、
「ラウネナイ川」に架かる橋を渡った。
橋と言っても簡易的なもので、
真ん中が沈んでいる。
スノーモビルのキャタピラ痕が残っていたが、
よくこの橋をスノーモビルで渡ったものだ。
「ラウネナイ川」を渡ると、
林道を離れて前方の斜面に取り付いた。
下部は融雪が進んでいるので、
残っているところをつないで行く。
取り付き部分は多少笹が出ていたが、
少し上げるとしっかり雪が残っている。
そして濃い針葉樹林が続く。
これは雪が融けても登れる。
最初のピークを過ぎて、
次のピークが目指す三角点だった。
10時40分、三等三角点「中瀧ノ沢」。
北側の樹木が薄く、
遠く増毛山地や近くに、
『丸山』(500m)や『察来山』(590m)が見えていた。
また、この位置から見る『神居尻山』は新鮮だ。
下山は「ラウネナイ川」を渡らなければならないので、
往路をそのまま引き返した。
そして「青山ダム地区」に戻って昼食。
その後道路沿いのピークに上がり、
12時10分、四等三角点「二番川西」。
ここはピークの雪が消えて、
三角点標石が飛び出していた。
長い積雪期が過ぎて、
今年初めて目にする初登の標石だねえ。
また車道に下り、
トボトボ歩いて、
12時45分、駐車地。
「中瀧ノ沢」は雪が消えたら再び登って、
標石を確認してこよう!
2022.4.18 『屏風山』(334m) 雨降る前に里山へ
Hiromiが振替休日だった月曜日は、
各地で雨が降り出す予報だった。
そこで極力雨に当たりにくく、
尚且つそう遠くないところへ出かけることとし、
朝Hiromiを迎えに行き、
むかわ町穂別に向かった。
そしていつ雨が降り出しても、
すぐ下山できる里山へ。
茂別地区から「ペンケベツ沢川」に沿って伸びる、
「穂別林道」に入った。
この林道はゲートがなく開放されているが、
胆振東部地震の影響で、
奥地は崩壊していると思われる。
そこで道々から2km弱入った地点を駐車地とした。
8時35分、いつ降り出してもおかしくない、
と言った感じの空の下、
駐車地をスタートした。
辺りは雪が融けたばかりで、
草木の新しい葉がが出ているわけでもなく、
荒涼として殺風景な感じだ。
しかしそれはそれで好きな風景だ。
シンプルでいいし、
木々に葉がないことで、
木の間越しに遠くの風景を見渡せる。
この「穂別林道」の奥には、
「一本椴」(ニ等三角点・512m)のピークがあり、
その途中の作業道を入ると、
「屏風山」に取り付ける。
一昨年の正月にHiromiとこの両ピークに立った。
今回は雨の心配があるのと、
深い藪漕ぎは避けたいので、
「屏風山」だけ登って帰ることにした。
歩き出して間もなく、
林道分岐となるが、
これはしっかりした右手の林道ではなく、
どことなく危うい直進方向を進む。
そしてHiromiとおしゃべりをしながら歩いていると、
嫌なものが目に入るんだよねえ。
エゾシカの白骨体だ。
そんなものは見たくないので、
思い切り目をそらしながら、
急いで通過する。
しかしHiromiは興味津々で死骸に近寄り、
シャッターを切っている。
こっちはもう吐きそうだ!
その他エゾシカの脚が何ヵ所かに落ちていたし、
死骸そのものも、
この日だけで3頭分を目にした。
雪が融けるとそんなものが出てくるので、
のんびりと歩いてはいられない。
林道にはまだ若干雪が残っているところもあり、
そこを歩いたヒグマの足跡も。
エゾシカは半端なく多いが、
ヒグマもなかなか影の濃い地区だ。
スタートして約2km歩いた地点で、
左手の作業道と出合う。
これは地形図には載っていない。
前回もこれを利用した。
この作業道は目指すピークの、
尾根筋に沿って伸びている。
下から尾根の頭を見上げる格好で、
取り付きやすそうなところを探しながら進む。
そして標高が落ちて、
濃い笹漕ぎが短そうな部分を選んで取り付いた。
笹は濃いが雪が融けたばかりで、
重い雪の下敷きになっていたため、
まだしっかりとは起きておらずおとなしい。
すぐ尾根の頭に上がった。
すると笹は背が低くなり、
密度も小さくなった。
そんな尾根上を、
その下まで歩いてきた方角に戻るように進む。
足下はエゾシカのフンがいっぱいだ。
踏みたくはないが、
とても避けようがない。
それでも必死になって踏まぬように歩く。
笹は一旦深く濃くなるものの、
またおとなしくなり、
尾根上の最高標高点を過ぎた、
最奥のピークに三角点はあった。
先に着いたHiromiが、
「あったあ! シカのフンだらけだわ! きったねえ!」。
10時15分、四等三角点「屏風山」。
そしてそこはエゾシカのフンが、
最悪の状態となっていた。
フンがカーペットのように、
三角点標石に押し寄せている。
ゲゲゲのゲーッ!
長居することなく、
即下山を開始した。
前回は三角点ピークから、
ショートカットしようと藪に下ったのだが、
これが予想以上に濃くて苦労したので、
今回は素直に登路を引き返した。
そして作業道に下り立ち、
お互いの服装をチェック。
ダニのチェックだ。
笹の中ではそう多くはなかったが、
ズボンや軍手に数匹のダニがついていた。
作業道から林道に戻って、
あとは淡々と歩いて行く。
途中で「屏風山」が、
まさに「屏風」に見える地点があった。
われわれはその「屏風」の上を、
北から南へと歩いたのだった。
11時30分、駐車地。
心配した雨には当たらずに済んだ。
安堵して帰途に着き、
夕方改めて二日間の反省会!
2022.4.17 『泥川』(459m)~『萌留山』(もえるやま・686m) 増毛山地の端で楽しむ
この週末はHiromiが土曜出勤で、
その振替休日が月曜日となっていたので、
私もそれに合わせて休みを取っていた。
そして土曜の朝Hiromiを迎えに行き、
車中泊一泊の予定で、
石狩市浜益区を目指した。
今回目指したのは、
三等三角点『萌留山』。
この山は増毛山地の『知来岳』から、
南東に伸びる稜線上にある。
稜線は新十津川町と石狩市の境界となっており、
『萌留山』は境界線より、
幾分石狩市側に位置する。
またこの稜線の新十津川町側は、
徳富川までの間が、
緩やかな丘陵地帯となっているのに対し、
石狩市側は急峻な傾斜が続く。
今回は国道451号線から入山し、
「泥川」(三等三角点)と合わせて、
周遊ルートとした。
国道451号線を、
滝川方面から石狩市浜益区に向かって走ると、
浜益区御料地で、
絶妙な位置に駐車帯がある。
アスファルトの駐車帯は、
冬季も除雪して空けられている。
ここを駐車地として、
8時25分、ツボ足でスタート。
もう雪が締まって歩きやすい。
駐車地からすぐ目の前の小尾根に取り付いた。
まず三等三角点「泥川」を目指し、
その後尾根筋を伝って、
反時計回りで弧を描くように、
「萌留山」に向かう。
スタートして間もなく、
地形図にはない林道が現れたので、
これにのって奥へと進む。
しかしこの林道は長くは続かずに消滅した。
それで尾根に上がって進む。
すると間もなく前方に、
「泥川」であろうと思われる塊りが見えてきた。
地形図では最後の詰めで、
等高線がかなり混んでいる。
「泥川」の姿がしだいにはっきりするにつれ、
傾斜が増してゆき、
最後は転倒すると止まらないほどとなったので、
アイゼンを装着して登った。
9時40分、三等三角点「泥川」。
そこからは北西方向に、
目指す「萌留山」が美しい姿を見せていた。
「泥川」から南東方向に伸びる尾根にのり、
一旦下って細尾根を登り返した。
すると広い尾根に出た。
どこでも歩ける広い尾根を、
好きなように歩いて行く。
この日は午後ににわか雨が降る予報だったが、
この時点では青空が見えていた。
尾根は徐々に高度を上げてゆき、
10時20分、「594m標高点」。
広くてどこが最高標高点なのかわからなかったが、
偶然ドンピシャでその上に立っていた。
「594m標高点」からは、
更に広い尾根を500mほど進み、
「萌留山」への稜線と交わると、
ほぼ90度向きを変える。
ここがちょっと思慮を要した。
どちらの尾根、稜線とも幅が広く、
果たして出合ったのが、
稜線なのか斜面なのかが判別つかず、
はじめは少し行き過ぎた。
広い稜線はそのまま広い幅で続く。
北東方向に時折『徳富岳』が見える。
そしてここまで白樺とダケカンバ一辺倒だった植生に、
550から針葉樹が入るようになった。
すると前方に「萌留山」の頂上部が見えるようになる。
それに向かい、
Hiromiがガンガン先を行く。
もう写真を撮るのにギリギリの距離だ。
少し考えながら歩いてよねえ・・・
最後は樹木が切れ、
すっきりした稜線を歩いて、
11時40分、三等三角点「萌留山」。
ここから目にする南側の風景が素晴らしい!
雄大ですごい高度感だ。
とても1000mに遠く及ばないピークからの眺めとは思えない。
ただ残念なのは、
重苦しい曇り空であること。
これが青空の下であったなら、
一層素晴らしい世界が広がったことだろう。
下山は「萌留山」から南に下る尾根にのった。
樹木のない急な尾根を下ると、
地上に吸い込まれていくような感覚を覚える。
そして樹木が出てきたところで急斜面を下り、
沢形に下りて風を避けるように昼食とした。
その後はけっこう水量のある「泥川」に出て、
適当なところで渡渉し、
対岸の尾根を乗っ越した。
この後も次なる尾根を乗っ越し、
駐車地に近付けた。
この尾根を乗っ越すアルバイトを続けないと、
駐車地からかなり離れた位置で、
国道に下ることになる。
そうすると歩道のない国道を歩いて、
駐車地を目指さなければならなくなる。
それを避けるためのアルバイトだった。
もう駐車地が近くなったころ、
樹林の奥にこの朝登った「泥川」が、
くっきりと見えていた。
この辺りにおいては小粒だが、
なんとも形の良い山だ。
13時25分、駐車地。
Hiromiがこの日も、
「いやあ、今日も楽しかったなあ!
ありがとうございました!」。
ここで天気予報をチェックすると、
どうも雨が降りそうなので、
一泊を中止して一旦帰宅することにした。
帰宅して改めて地形図を眺めると、
う~ん、いいルートだねえ・・・
2022.4.16 『別狩岳』(南・666m) 詰めの細尾根でリタイア
『別狩岳』は同名で二山ある。
しかも直線距離で10km未満の近距離だ。
そこで北の『別狩岳』、南の『別狩岳』と区別している。
この両『別狩岳』は、
それぞれ三角点を有し、
北の『別狩岳』の点名は、
そのまま「別狩岳」だが、
南の『別狩岳』の点名は「二番川」だ。
南の『別狩岳』は気に入っている山で、
毎年のように登っている。
そんな南の『別狩岳』に今年も登ってみた。
そして初めて敗退した。
今朝家を出て当別町の「青山ダム」方面に向かった。
途中の「ふくろう湖」では、
氷が融けたところで白鳥が、
シベリアに向かう前に羽を休めていた。
「青山ダム」の手前約2kmの地点に、
災害時通行止めとなる、
大きなゲートがある。
そのすぐ手前に駐車帯があるので、
そこを駐車地とする。
これは絶妙な位置にあり、
積雪期には他に駐車できるところはない。
7時55分、駐車地をスタート。
素晴らしい快晴だ!
駐車地からすぐそばに見える、
「当別川」に架かる橋を渡った。
この橋は老朽化していて、
崩れやしないかと気がかりだ。
雪融け水で増水した川に落ちると大変なので、
慎重に渡って行く。
そして一段上の大地に上がる。
すると平地の上を送電線が走っている。
これをくぐって樹林に入る。
このルートははっきりした3つのパートに分かれる。
最初はここから始まる樹林帯だ。
地形が複雑で沢形があちこちに走っている。
第一のパートは、
ルートファインディングの難しさがポイントだ。
もうこのルートを歩くのは何度目か?
昔初めてに登った時、
地形図も何もなしで、
ただ勘に頼って登ったことを思い出す。
そして一発で頂上に立った。
樹林の中の尾根筋を拾って登って行くと、
突然尾根が左右に分かれる。
地形図上では右手に「288m標高点」がある。
目の前には「586m標高点」までの、
登路の全貌が広がっている。
ここからこの尾根を乗っ越すかたちで、
50mほど下って行く。
そしてここからが第二のパートで、
きつい登りの連続となる。
一旦230まで下った後は、
登り一辺倒で「586m標高点」を目指す。
最初は傾斜がきついのでジグを切り、
その後は直線的に登って行く。
すると背後に樺戸山地の風景が広がって行く。
苦しさに耐えながら、
一歩一歩歩を出していくと、
460で突然樹林が切れ、
目の前に純白の大斜面が広がる。
雪が多い!
この斜面は通常3月に入ると、
斜度に耐えかねて降り積もった雪がずれ落ちる。
そしてクレバスが口を開ける。
それがもう4月中旬だというのに、
純白の斜面は無傷のままだ。
4月のこんな光景は初めて目にした。
9時45分、「586m標高点」。
ここからの眺めは素晴らしい!
まず樺戸山地全体を見渡せる。
そして北には増毛山地の山並みが美しい。
また、南側には『別狩岳』から、
「桂沢」(四等三角点)への稜線が伸びている。
しばし絶景に見入った後は、
第三のパートが始まる。
西に見えている『別狩岳』頂上への細尾根だ。
「586m標高点」から一旦下り、
560で細尾根となる。
今年は雪が多いので、
たっぷりと雪庇が張り出している。
慎重に歩を進めていくと、
ナイフリッジで突然段差に出くわした。
ナイフリッジの雪庇上で、
一段落ち込んでいる。
小さな段差ではあるが、
両側がスッパリと切れ落ちているので、
一段下に飛び降りなければならない。
ところが飛び降りる雪庇には亀裂が見えている。
そこに飛び降りたなら、
雪庇ごと崖下に滑落の可能性大だ。
迷った。
しかしここで滑落したなら、
他人に多大な迷惑をかけることになる。
歳とともに迷惑をかけることも、
一種の恐怖となる。
10時05分、中止。
撤退を決めた。
雪の状況が例年通りなら、
既にブッシュが出ているので、
それを頼りに通過することができた。
雪の多さがこんなところにも影響したのだ。
下山は同ルートを辿り、
澄んだ空気の中で、
美しい風景を存分に楽しんだ。
そして11時35分、駐車地。
もう雪が締まって歩きやすいので、
予定よりずいぶん速く下山できた。
2022.4.15 『御園山』(284m) ネギはまだ早すぎた~
今週も月~木曜日と4日間出勤して、
今日から月曜日まで4連休。
この時期になると勤め先では、
しばしば山菜の話しになる。
そして「Aちゃん、ギョウジャニンニク食べたい!」、
とおばちゃんたち。
そう言われると、
この人のいい爺さんは、
「採ってきてやるかぁ」と、
ついついその気になってしまう。
それで今日は栗山町で『御園山』に登り、
ギョウジャニンニクの状況を見ることにした。
今年は雪が多かったので、
おのずと雪融けも遅くなり、
まだちょっと早い気がしていた。
北海道ではギョウジャニンニクのことを、
「アイヌネギ」と呼んで親しんでいる。
今朝栗山町南角田から、
林道入り口を駐車地として、
「不動の沢林道」に入った。
もう歩きなれた林道を行く。
しかし、雪というのは融けだすと早いもので、
先日まで白一色だった世界が、
もうほとんど雪が融けて、
春先の殺風景な世界が広がる。
ただ、藪に入るにはその方が都合よい。
雑草が勢いを増すと、
やたらと抵抗が大きくなる。
かつてはこの林道沿いに人家があったらしい。
牧畜を営んでいたようで、
サイロだけが残っている。
それを過ぎて林道を離れ、
古い作業道に入った。
沢沿いに続く作業道は、
やがて向きを変えて林の中に続く。
辺りは次第にカラマツオンリーの林となる。
ただその中に杉が林立する部分がある。
北海道には自生しない杉が、
何故ここに生えているのか?
その数は20本ほどと思われる。
作業道はカラマツ林に吸い込まれて消滅。
そこから藪を漕いで尾根筋に上がるが、
さして濃くはない藪なので楽に進める。
そして尾根上に上がると、
進行方向左手に「御園山」のピークが見える。
あとは尾根筋を忠実に歩いて行くのだが、
ピンテが目についた。
以前はなかったもので、
これがまた5~10m間隔で付けられている。
以前にもこういう付け方を目にしたが、
なに? この間隔の狭さ!?
だいたいはっきりした尾根筋である上、
枝尾根も決して間違うようなものではない。
必要のないところに、
やたらピンテを付け、
それを回収もしないのは、
山にゴミを捨てることと何ら相違はない。
やめてほしいものだ。
また、笹に触れるとダニが着く。
今年もダニの季節がやってきた。
わかりやすい尾根筋を忠実に詰めて、
四等三角点「御園山」。
この辺りに自生しているはずのギョウジャニンニクだが、
残念ながら全くない。
まだ雪が融けたばかりで早すぎた。
その後下山しながら見て歩くも、
今生えてきたばかりのものが少々。
まだ2週間かかるなあ。
下山は藪斜面を下らず、
尾根筋を進んでゴルフ場に出た。
そしてまだ営業されておらず、
ところどころに雪が残る中を歩き、
ふと斜面下に目を落とすと、
ゴルフボールが落ちている。
最初は気にも留めなかったのだが、
辺りを見渡すと、
結構な数のボールが落ちているので、
それを集めたくなった。
まるで子供が宝探しをするように、
それに没頭する67歳!
枯れた草の上や中からどんどん見つかるので、
これがまたなかなか楽しい。
そして見つけた数は50個を超えたようだ。
私はゴルフに興味がないので知らなかったが、
ゴルフボールってカラフルになったんだねえ。
集めたボールはそのままにして立ち去った。
するとまた目について拾う。
それがすぐ手のひら一杯になる。
ギョウジャニンニクは早すぎたものの、
思いがけない遊びができて楽しかった。
2022.4.10 『察来山』(さっくるやま・590m) 今年はいまだ雪がたっぷりだ~
日曜日はHiromiと樺戸山地に出かけたのだが、
予定していた山へのアプローチにつまずき、
変更を余儀なくされた。
まあ、登る山はいくらでもあるので、
別に大した問題ではない。
すぐに移動して『察来山』に登ることにした。
私は昨シーズンもヤマッパーを連れて登っているが、
Hiromiは何年ぶりかな?
国道451号線を滝川方面から、
石狩市浜益区方向に走って行くと、
新十津川町南幌加を過ぎて、
「青山トンネル」を抜ける。
すると間もなく小さな「四番川橋」を渡る。
この橋の右手に林道の入口がある。
これがアプローチ地点となる。
この上空には送電線が走っており、
その保守管理のための車両用、
と思われる駐車帯が毎冬できている。
除雪車で数台が停められる面積を空けている。
従ってここは駐車の心配がない。
しかしこの朝そこに行ってみると、
いつも広く空けられているのに、
この度は車一台分のスペースしかない。
やはりこの冬は雪が多く、
除雪関係者も余分な作業をする余裕がなかったのだろう。
そしてこの日は誰もおらず、
一台分の駐車スペースを満たして、
9時05分、ツボ足でスタートした。
雪の表面が融けてザクザクだったので、
スノーシュー装着をとも考えたが、
いずれにしてもスピードは変わらない。
林道をゆっくり歩いて行く。
相変わらずHiromiは速いのだが、
私はただでも遅いのに、
右ふくらはぎの肉離れ箇所が痛む。
更にザクザクの雪が鬱陶しい。
林道を1.8km歩いた地点で、
林道分岐となる。
『察来山』へは通常この分岐を右に入るのだが、
私は分岐の間に突き出した尾根に取り付く。
そしてこの尾根を忠実に登る。
すると400で樹林を抜け、
ゆるやな疎林の大地に出る。
この頃になると、
上空を覆っていた雲が動き始め、
青空がどんどん広がりだした。
緩やかだった傾斜が斜度を増し、
前方の急登に耐えて登りきると、
巨大な雪庇を抱いた台形上の地形が目に飛び込む。
この風景こそこの山の魅力だ。
そして雪が多い!
例年この時期になる前の3月、
ここにはクラックやクレバスが現れる。
それも大変大規模に。
ところが今回は4月も中旬になろうとしているのに、
全くそんなところはなく、
純白の分厚い雪庇に覆われたままだ。
ここで春先のこのような風景は初めて目にする。
巨大な雪庇の上に上がると、
『神居尻山』から『ピンネシリ山』の山並みが、
実に迫力ある姿を見せる。
また、辺りの尾根の複雑なこと。
空はすっかり晴れ上がった。
素晴らしい風景を眺めながら、
巨大な雪庇の上を西から東へと歩き、
それが終息した地点で、
北に向きを変える。
すると前方に『察来山』の頂上部が現れる。
頭一つ飛びぬけた頂上だ。
急斜面を登るが、
雪が融けたところは笹の茎を握って登る。
そして11時10分、『察来山』(ニ等三角点:察来山)。
ここは360度遮るもののない風景が楽しめる。
どの方向に目をやっても素晴らしいのだが、
特に純白の「増毛山地」の眺めがいい。
ただ、この日はなんだかモヤがかかったように、
薄ぼんやりとした空気が漂っており、
済んだ風景は望めなかった。
しかしHiromiも大満足。
二日連続の晴天の中で、
これまた二日連続のニ等三角点だ。
風も弱いのでピークで素晴らしい風景を眺めながら昼食とした。
そして下山は同ルートを下る。
登路で晴れ始めた空は、
下山時かなり空気を透明化してくれた。
樺戸の複雑な尾根に、
吸い込まれるように下って行く。
林道に下ると更に雪が融けてザクザク度を増した。
これが結構な負荷となり、
もうくたびれて12時50分、駐車地。
ザクザクの林道歩きはきつかったが、
結局この日はこの山に登ってよかったと、
Hiromiともども大満足して帰途に着いた。
そしていつもの「反省会」!
今週もいい週末だったねえ~
« 前ページ |