北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2017.8.27 『落合岳』(1,166m) 俺は雨男か~っ!?
昨日の土曜日はあらかじめ休みを取っておいたが、
雨混じりの予報に遠出をやめ、午前中馬追丘陵でトレーニング。
そして午後、この日の午前中仕事に出ていたHiromiと『夕張岳』に向かった。
途中の夕張市内では雷と豪雨。
天気は突然変わる。
『夕張岳』の大夕張側は現在登山口へ通ずる約9kmの林道が、
昨秋の災害で通行止めとなっている。
それでMTBを積んで出た。
林道をMTBで走行して登山口に向かうためだ。
林道入口の施錠されたゲート近くで車中泊。
昨日の夕方から今朝にかけて10台ほどの車がやってきては帰っていった。
林道の通行止めを知らずにやって来て、諦めて帰って行ったのだろう。
私も数年前の通行止めに当たり、ゲートから歩いて登山口まで行き、
そのまま登って帰ってきたことがある。
それほどハードなわけではないが、林道歩きが単調であきる。
今日のまだ夜が明ける前、車の屋根をたたく雨音で目覚めた。
「おいおい、マジかよ~っ!?」
天気予報では雨が降るなんて言ってなかった。
5時前に起きてラジオのスイッチを入れる。
すると、「今日は全道的に晴れて行楽日和となるでしょう」と言っている。
何が行楽日和だ!?
目の前で雨が降ってるんだよ!
雨は止みそうにないため意を決して外に出、前日降ろしておいたMTBをまた積み上げ、
そして迷わずその場を離れた。
ドロドロの林道を走り、どっぷりと大量の雨水を含んだ笹をかき分けて登るのはまっぴらだ。
変更先は直ぐに決まった。
以前から登ってみたいと思っていた『落合岳』だ。
ただ、登ってみたいと思っていたのは積雪期であり、
『マム山』からの縦走と決めていた。
夏道は幾寅峠頂上からNTTの管理道路を歩くだけなので、考えていなかった。
ところが過日、この地を訪れたときに幾寅峠が災害で通行止めの情報を得た。
通行止めならMTBを積んで登ってみましょうと思ったわけだ。
今朝幾寅峠に向かう「石勝高原幾寅線」の大きなゲート前に移動しても、尚止まぬ雨。
しばらく待機しながら携帯電話で天気予報をピンポイントチェック。
しかしこの地の下トマムも、峠の向こうの南富良野町も終日晴れマークのみ。
雨どころか曇りさえも予報していない。
しかし、目の前で雨が降り続いてる現実がある。
天気予報の精度の悪さには、改めてあきれかえるばかりだ!
雨が霧雨程度になった。
8時05分、石勝高原幾寅線の下トマムゲートをMTBでスタート。
ゲートのすぐ向こうにヒグマのフン。
それからこの行程でいったい何十箇所のフンを目にしたことか。
ヒグマのフンガ次から次へと現れ、踏まぬように歩くのが容易ではない。
これほじヒグマの影が濃い地域とは・・・
舗装された広い道路を走るのは実に気持ちがいい。
しかしHiromiは低速ギアに入れたまま走っているので、さっぱりスピードが上がらない。
道はやがて砂利道に変わり、峠への登りが始まる。
ただ、自動車道なので傾斜が緩く、中間ギアで登行できる。
ところがHiromiはここでも最低速ギアに入れたままなものだから、
歩いているようなスピードだ。
だから、振り向くと視界から遠ざかってしまったHiromiをしばらく待つ。
そして追いついてきたらまた先に行って待つ。
そんな繰り返しで、私は休んでばかり。
ゲートから峠までの約9kmを登り終え、
9時35分、NTTの管理道路ゲート着。
ここまでの間も、雨は弱いながらも降り続いていた。
NTTの管理道路に入ると、支笏湖の『紋別岳』や夕張の『真谷地岳』を思い出す。
みな同じように施設されている。
ただ、この『落合岳』の管理道路はそれらに比べて古く荒れていた。
頂上の高層アンテナ群を保守管理するのに、この道を車で上がっていけるのだろうか?
と、首をかしげてしまう。
そしてヒグマのフンだらけで、踏まぬようHiromiに声を出しながら歩く。
視界が効かずつまらない4.5kmの管理道路歩いて、
10時35分、頂上。
そこにはいかにも頂上らしいピークがあった。
折からの雨やガスで、あまり展望は良くなかったが、
そこには想像していた通りの風景が広がっていた。
またおびただしいヒグマのフンを踏まぬように注意しながら歩き、
11時55分、NTT管理道路ゲート。
ここからはMTBに乗って下る。
ガタガタ道をブレーキかけながら。
一箇所、私の鈴の音を聞いてヒグマが笹薮に飛び込んだ。
その後すごい重量感を漂わせながら沢沿いに下っていった。
下りでもHiromiを待ちながら、楽ちん楽ちんで走り抜いて、
12時35分、駐車地。
どんな山でも初登の山は楽しい。
ただ、雨が降るとは言われていないのに雨が降り、
その雨から逃れようとしても逃れられない私は、
やはり女房が言う通り「雨男」なのだろうか・・・
2017.8.20 乃々&虎と楽しむ夏の終わりの日曜日
今日は月に一度の乃々と虎と遊ぶ日だ。
前回は6月11日で、もう二ヶ月以上空いた。
7月は私の休みが少ないので勘弁してもらった。
ただ、その間に二度息子が家族で我が家を訪れ、泊まって行っている。
今朝札幌の自宅に迎えに行き、車に乗り込んでくるなり、
虎はもうニッコニコだ。
本当に愛想がいい。
そして仕事と子育てで疲れているであろうママのSa~も一緒だ。
「疲れているんだから、家で休んでてもいいんだぞ」と言ってやるのだが、
「だいじょぶで~す!」と、めんこい嫁だ。
いつものように一旦我が家に戻って遊ぶ。
乃々がまだ小さかった頃、迎えに行ってはどこかへ連れて行こうとした。
しかし、乃々にとってはジジとババの家に来ること自体が「お出かけ」なのだ。
どこに行っても途中で、「ジジとババのおうちにいかないの~?」と聞かれたものだ。
我が家に着いて遊んでいても、相変わらず乃々は虎の面倒をよくみる。
けれど扱いが乱暴なので、時々ハラハラさせられる。
それでも乃々が大笑いすると一緒になって笑う虎。
逆に乃々が泣くと、虎も泣き出すそうだ。
姉弟は正に一心同体といった感じだ。
また、ママのSa~は変わらず乃々の話しをきっちり聞いてやり、
質問には丁寧に答えてやる素晴らしい母だ。
そしてしつけもしっかりできている。
Sa~ゴメン!
このジジはSa~なんか子育てもしつけもできないと思っていた。
今は息子が本当にいい嫁をもらったと思っている。
11時ころ家を出た。
今日は申し分のない天候だ。
途中スーパーに寄って弁当を買う。
これは我が家の恒例で、めいめいが食べたいもの、飲みたいものをババの持つカゴに入れる。
私は決まってのり巻きといなり寿司。
そんな買い物最中に、虎は抱っこする私の腕の中で眠ってしまった。
めんこいなあ~
乃々が同じ年の頃はこの私、けっこう泣かれた。
でも虎には随分好かれて、ババに抱っこをバトンタッチすると、私の方に戻ろうと泣き出す。
これには参る。
いやあ、このジジに来るってかい!
めんこい、めんこい!
弁当をたくさん買って野幌運動公園へ。
もう昼になっていたので、すぐシートを広げてランチタイム。
木陰だと涼しい風が通って実に気持ちがいい。
虎はスーパーでの買い物から寝たままだったので、4人で「いただきま~す!」。
息子抜きでSa~とこんなふうに野外ランチを楽しむのは初めてだ。
よく私たちになついてくれたな、Sa~・・・
おなかいっぱいになったあとは駆け回って遊ぶ。
そのうち虎が目覚めて、と言うより乃々が無理やり起こして虎のランチ。
目が覚めただけでご機嫌な虎だが、その上満腹となると、もう元気いっぱい!
靴を履かせたものの、まだ歩けないので地べたをハイハイし、アリンコを追う。
しかしアリの足は速く、虎にはまだ捕まえられない。
ところがそこに現れたのが、どういうわけかミミズだ!
地中から暑い地表に迷いでたらしく、アスファルトの上でのたうちまわっている。
それを見つけた虎、右手でムンズとつかんで口へ!
間一髪払い落としたが、ミミズを口の中へ入れるところだった。
ひぇ~っ! 目が離せないわぁ。
野外での遊びを2時間ほど続けて、また我が家に戻った。
戻るとババが虎におやつを与える。
乃々は一人で遊ぶ。
そうこうしているうちに疲れたSa~が眠り込んでしまった。
すると嫁に遠慮することがなくなったババが、更におやつを与える。
そしたらもう虎はババから離れない。
好きなのはジジだけど、おやつをくれるならババに乗り換えだ!
そんなもんだよねえ~
楽しい時はまたたく間に過ぎる。
夕方今朝と同じ道を走り、送って行った。
そして、「またね~」と言って、来月の「乃々と虎の日」を約して別れた。
孫ってホントめんこいねえ・・・
今日はいい日だったと、ババと二人満足して家路を急いだ。
2017.8.15 『神居尻山』(947m) 《盆休山旅④ー④》
今年の盆休み最終日は『神居尻山』の麓で目覚めた。
先週も登っているが、山旅の最後はここに決めた。
ここは足元が綺麗で車内が汚れることのない、素晴らしい車中泊地がある。
連日の雨で車内が汚れ、うんざりしていた。
それで前日『神居山』下山後、Hiromiに、
「最後は神居尻山にするべやあ」と提案すると、
「あいよ~っ!」。
Hiromiもまた『神居尻山』が大好きなのだ。
また、この朝のラジオから流れてくる天気予報では、
上川地方がこの日もまだ霧雨が降り続いているという。
前日決断して北大雪を離れて本当に良かったと思う。
6時50分、道民の森神居尻地区最奥の駐車場をスタート。
今回もAコースを登り、Bコースを下ることにしたのだが、
登り口を変えてみた。
最奥の駐車場を目指して車を走らせると、
Bコース登山口の手前で大きくヘアピン状にカーブする。
そのヘアピンカーブに入る手前左手(北側)に登り口がある。
今は何の表示もないので誰も足を踏み入れたがらないと思うが、
これは7~8年前だったか、新たに開削された登山道で、
「彫刻の森」散策路につながっている。
誰も利用しないうちに廃道となってしまったが、
今改めて地面の草が人為的に削り取られていた。
それが何故なのか、その時はわからなかったが、
登って行き、Aコース登山道に合流した時点で理解できた。
その合流点には今登ってきた方向を矢印で指し示し、
「Aコース登山口」と書かれていた。
現在Aコースの登山口は駐車スペースが狭い。
そして目の前には宿泊施設があり、シーズン中は宿泊者の車でいっぱいになる。
それで「宿泊者以外の駐車禁止」と貼り札が貼られている。
それでもそこに駐車して入山する登山者があとを絶たないため、
Aコースの登山口自体を変更しようとしているのではなかろうか?
ただ、このルートをたどるといくらか短縮になるので、私は歓迎だ。
Aコースに合流して登って行くと、
1時間ほどで見通しが効く展望台的箇所に出、ここから開けた尾根歩きとなる。
この尾根歩きが私は好きだ。
美しいダケカンバ帯を行く登山道歩きが実に楽しい。
今回もまたいつもと同じ所どころで、いつもと同じ写真を撮って歩いた。
8時40分、稜線上『ピンネシリ山』分岐。
この稜線に出ると遮るもののない山岳風景を楽しめる。
その風景はとてもこの山が、たかだか1,000mに満たない低山だとは思わせない。
実に魅力的な『神居尻山』。
稜線を楽しく歩き、
8時55分、頂上。
まだ朝のうちで腹も減らず、水分補給だけで下山開始。
気温が低く気持ちが良い。
淡々と下って、
9時50分、駐車地。
この4日間の山旅で、初めて雨に当たらなかった。
それだけでも締めくくりを『神居尻山』に決めて正解だ。
ただ、いつもの山旅なら、帰途の車中で「楽しかったなあ。このまま明日も登り続けたいなあ」
と口をついて出るHiromiの言葉はなかった。
それは雨で予定していた山行のことごとくが変更を余儀なくされ、
燃焼しきれなかった悔しさの表れにほかならない。
本当にひどい盆休みとなった。
また、この日の『神居尻山』が、Hiromiにとって今年100回目の山登りとなった。
私と知り合って4年。
回数を追い求める私を真似て、知り合った翌年には年間165回の山登りをこなし、
それから年間100回以上の山登りを続けて3年だ。
その回数はHiromiを一気に強くした。
そんな体力、筋力、心肺機能を駆使して新たなことに挑戦しよう。
下山後、近くの沢でどろんこの登山靴を綺麗に洗い、帰途に着いた。
そして早い時間に帰宅し、たくさんの洗濯物やその他の後片付けに精を出した。
ひどい天候続きの山旅で、
みなさんに期待していただいたような内容の報告には至りませんでしたが、
4日間お付き合いいただいたことに深く感謝申し上げます。
また、Hiromiも大変お疲れ様でした。
2017.8.14 『神居山』(799m) 《盆休山旅④ー③》
山旅3日目の朝、北大雪スキー場駐車場で目覚めるも、
辺りは前日同様すっぽりとガスの中。
空からはいつ雨が落ちてくるかわからない状況だ。
即、そこを離れる決断をした。
高速自動車道を利用して深川へ。
高速自動車道から見るカムイリンクススキー場は、緑美しく広がっていた。
そこで『神居山』(カムイリンクススキー場)に登ることにした。
深川インターで下車して、カムイリンクススキー場へ。
通常オフシーズンはスキー場へのゲートが閉じられている。
ところがこの日は両開きのゲートの片方が開いていた。
そして「第三リフト改修工事」の案内板が。
中に入ってみると、どうもいつもと様子が違う。
いつもはゲートが閉じられているので、別のところから入り込んで登っていた。
センターハウス横には車が数台駐車していた。
降りて登る準備をしようとすると、私よりちょっと年配と思われる男性が近付いてきた。
どうもそこの管理者のようなので、「山に登りたいんですが」と言ってみた。
すると「そうですか。どうぞ登って下さい」とのこと。
そして広いスキー場の登路について色々説明してくれようとしたので、
「いえ、何度も登っていますから」と、遮った。
状況から察したが、どうやら「グラススキー」なるものの営業を始めたようだ。
9時ちょうど、センターハウス横をスタート。
ここはスキー場であるから、どこでも登れる。
しかし連日の雨で、スキー斜面の草は大量の雨水を含んでいる。
登りで足を濡らしたくないので、作業道を登ることにした。
ただこの作業道がなかなか複雑だ。
過去の登行である程度は把握していたので、この日は遠回りを覚悟して未知の作業道を登ることにした。
そして作業道は、私が描いていた通りに刻まれており、やがてゴンドラ終着駅へ。
10時20分、ゴンドラ終着駅。
頂上はまだ先なので、そのまま作業道を進む。
高層アンテナ2本を過ぎて進むと、反射板が現れ、その奥に頂上がある。
10時25分、頂上基部。
頂上は濃いブッシュの中にあるのでスルー。
ゴンドラ終着駅まで戻って、今度はスキー斜面を下る。
この日は盆休みで人の姿が見られなかったが、スキーリフトのかけかえ工事の最中だった。
重機が入り、草が剥ぎ取られた地面が登山靴を泥んこにする。
300mほど下った地点のリフト降り場で早めの昼食とした。
昼食後はスキー斜面を下る。
なかなか斜度のある斜面を下っていくと、泥んこの登山靴はみるみるきれいになった。
そして斜面から見る景色は雄大で美しい。
北大雪のじめじめした山間部を抜けてきて、本当によかった。
11時45分、駐車地。
この山の頂上付近で、少々雨に降られたので、3日間の山行全てで雨に当たったことになる。
長い山歴の中でこんなことは初めてではなかろうか?
下山後、最寄りの「まあぶの湯」で汗を流し、
私の故郷滝川市に移動して諸々の行動をして『神居尻山』麓に向かって、「カンパーイッ!」。
ようやく雨のない外での夕暮れを楽しむことができた。
この日の『神居山』で、今年の山登りが100回となった。
2001年に初めて年間100回登山を達成してから毎年それを続け、これで17年連続となった。
この先どこまで続けられるかなあ・・・
2017.8.13 『ピヤシリ山』(987m) 《盆休山旅④ー②》
7時25分、登山口ゲートをスタート。
頂上手前のピヤシリ小屋までは林道歩きだ。
霧雨に濡れながらの歩行は不快で、二人とも無言で歩く。
その歩行距離が示す通り、間もなくピヤシリ小屋。
そしてここからがちょっとやっかいだ。
登山道を覆う笹の海が広がる。
しかも降り続く雨水を大量に蓄えている。
あっという間に全身びしょ濡れだ。
但し、2年前にも登っているので、想定内。
いくら濡れても、すぐに下山して着替えられる。
7時55分、頂上。
全く視界が効かない頂上にはこの日も3分ほど留まっただけで、即下山。
淡々と下って、
8時25分、駐車地。
いやあ、つまんね!
まだ時間が早かったので、名寄市内をグルグル走ってみたり、最北のイオンで買い出しをしたり・・・
その後となりの士別市に向かい、Hiromiの大学時代の後輩を訪ねた。
予め連絡はせず、行き当たりばったりの訪問に、驚嘆するHiromi。
そう、この後輩も同名(漢字も)のHiromiなのだ。
そんな後輩Hiromiは、私もフェスブック上で「友達」になっているので、
二人の子供たちを含め、写真で顔はしっかり覚えていた。
HiromiとHiromiが話している間、私は二人の子供たちと遊び・・・
短い滞在の後、滝の上町に向かって車を走らせた。
そして滝の上町で入浴し、北大雪スキー場へ。
しかし、この日も雨は強弱を繰り返すものの、決して止むことはなく、
北大雪スキー場に着いても、濃いガスに包まれた中、霧雨が降り続いた。
そこで、翌朝も同様の天候が続くなら、そこを離れて帰途に着こうと決断。
二人とももう雨の中の歩行はうんざりだった。
2017.8.12 『ウエンシリ岳』(1,142m) 《盆休山旅④ー①》
ようやく待ちに待った盆休み。
私は11~16日までの6連休。
11日の午前中、女房と墓参りを済ませた。
そしてその午後、Hiromiを拾って出発した。
今年は表大雪と北大雪で過ごすことにしての出発だったが、どうも天候が怪しい。
そんな不安を抱えて走っていると、
いくらも進まないうちに雨が降りだした。
目指す方角には雨雲がびっしりへばりついている。
それで北に向かうほど雨の確率が低いことから滝の上町に変更し、
『ウエンシリ岳』に登ることにした。
盆の大移動が始まっていたため、
高速自動車道や幹線道路の利用を避け、
幌加内町から士別市を経由して『ウエンシリ岳』登山口に着いたのが19時近かった。
辺りは濃いガスに包まれて、どうにもいやな感じだ。
翌日の天気予報は「曇り時々雨」。
しかしそれは平地の予報である限り、山では間違いなく雨だ。
12日(土)、朝8時25分、重い腰を上げて中央登山口をスタート。
雨は降っていない。
しかし濃いガスで周りが何も見えない。
見えるものと言ったら、目の前の登山道とHiromiの姿だけだ。
つまらないが、黙々と登るしかない。
登山道は思いの外整備されていたが、
私の背丈以上もあるイタドリが多い尽くした箇所は実に不快だ。
山を歩いていると、頭の中を色々なことが巡る。
それから数えて、今回が4度目となる。
遠隔地で、なかなか訪れることがない。
黙々と登り続けて、
10時45分、頂上。
思えばこの山に初めて登ったのが16年前だ。
この頂上に着く少し前から雨が降りだした。
雨が降りだし、頂上からの展望も全く望めないので、そこに5分と留まらずに下山を開始した。
するとそれまでポツラポツラ程度だった雨が、ザ~ザ~と降りだした。
雨具着用には体温が高すぎるので、
そのまま下山を続けたが、結果すぐにずぶ濡れになった。
そして雨の中の登山道はよく滑り、下るのが大変長く感ずる。
12時30分、登山口。
なんとか携帯電話の電波が通じるその場で、翌日の予報をチェック。
ダメだ、また雨だ。
悩んだ結果、北大雪とは逆方向の名寄を目指して車を走らせた。
登る山の高度を下げるためだ。
途中下川町の五味温泉で汗を流した。
その後、『ピヤシリ山』の東側登山口に入ろうとしたのだが、
周辺でサンルダム建設の大規模工事が進められており、道々が付け替えられていた。
従って目的の林道に入ることができない。
原点に返って旧道々を進んでみるも、その道はサンルダムの建設現場に続いており、
現場手前のゲートで通行止めになっていた。
仕方がないので、ピヤシリスキー場奥の林道を進み、登山口で車中泊とした。
辺りはガスに覆われ、小雨が降り続いていた。
2017.8.10 おわったぁ~っ!! 長いトンネルを抜けて・・・
終わった。
7月の頭から続いた長いトンネルを、ようやく抜けた。
今のアルバイト、別に仕事内容が不満なわけではない。
おばちゃんばかりの工場で日々バカっ話しを繰り返し、みんなでゲラゲラ笑いながら楽しく仕事をしている。
ただ不満の一点は土曜休みがない繁忙期があることだ。
それは年に3回あるのだが、この7月から盆までの約1ヶ月半がもっともきつい。
土曜も残業で夜帰宅すると、せっかくの日が長い時期を楽しめない。
しかしそんな欲求を抱えながらも、今日で終わった。
明日の午前中女房と墓参りを済ませ、午後移動日として北大雪方面へ出かける。
6連休となるが、同行するHiromiの都合で15日に帰宅する。
従って、今年も山行日とブログをアップする日にタイムラグを生じることをご容赦いただきたい。
先日の『神居尻山』下山時にウルシにやられてしまった。
ずいぶん久しぶりだ。
ただ、ジュクジュクとジュクっては来ない。
このまま終息しそうな気配だ。
これは時期的にウルシの毒性が弱まったせいなのか、
または私の耐性が強いためなのか?
いずれにしてもわずらわしい限りだ。
ではみなさん、次回15日まで・・・
2017.8.6 『神居尻山』(947m) 好きな山に癒されて・・・
ウダウダと愚痴をこぼしながら嫌な7月が過ぎ、
8月に入ったものの11日からの休日を前に、
追い込みのため仕事は益々忙しさに拍車がかかる。
そんな中、週6日勤務を終えると、やはりモチベーションなんか上がらない。
どうにかこうにか重い腰を上げて、今朝「道民の森神居尻地区」に向かった。
7時ちょうど、最奥の駐車場に車を止めてスタート。
今日は久しぶりにAコースを登り、Bコースを下った。
Aコースを登るのは、今年の2月5日以来だ。
駐車場から一旦下って車道をAコース登山口方向に歩いていくと、
宿泊施設の前を通るのだが、その駐車場が満車だ。
思えば今子供たちは夏休みの真っ最中。
うちの子供達(現在長女36歳、長男33歳)が小学生だった頃、
この時期は毎週末、一日そこにいても誰も来ない山の中でキャンプをしていたとを思い出した。
子供は自然の中で遊ぶのが一番!
そこには創造力を育むものがたくさんある。
Aコース登山口手前で右手の散策路に目が止まった。
以前は確か「彫刻の森」と書かれた看板が立っていたはずだ。
それが今は何もない。
久しぶりにこれを入ってみることにした。
ずいぶん前になるが、この散策路を利用したことがある。
そのときは下草が伸びて鬱陶しかったので、
その後それを利用することはなかった。
というわけで、この散策路が上部でAコース登山道に合流することは分かっていた。
6~7月と若々しかった草木の緑が、
太陽光を十分吸収してずいぶん色が濃くなった。
気温はそう高くないのだが、登るほどに汗は滴り落ちる。
しかし空気は乾いており、なかなか気分爽快だ。
Aコース登山道は小さなアップダウンを繰り返しながら、
徐々に高度を上げて行く。
途中で2組を追い越した。
それでもこちらはゆっくりのんびり。
自作自演の物語を仕立てるために何度も立ち止まり、
三脚を立てて写真を撮りながら進む。
ところで、Aコースを登る人に出会うのは大変珍しいことだ。
『神居尻山』山頂に続く3つの登山道のうち、このAコースが最も長い。
長いと言ったって、5.8kmの話しだが。
他の2コースは3.2kmほど。
そのため登りには敬遠されるのだろう。
適度な長さに加え、変化に富んだ風景が美しいコースなんだがなあ。
『ミニ山の会』のメンバーは皆このコースが大好きだ。
美しい風景を眺めながら、そして自画像を撮りつつ楽しく登って、
9時ちょうど、『ピンネシリ山』分岐。
ここから『ピンネシリ山』への登山道は、10年以上前の災害で決壊したあと、
修復されることなく廃道となってしまった。
『ピンネシリ山』分岐から見る頂上はガスの中だった。
しかし歩を進めるほどにガスが晴れ出し、
9時15分、頂上に立ったときには、とりあえずその部分のガスは晴れてれた。
人は誰もおらず、大変静かな頂上。
ただ何も見えないので長居することなく、Bコースを下りだした。
この下山ではガスで殆ど何も見えなかった。
膝をいたわりながらゆっくり下って、
10時15分、駐車地。
駐車場には車が増えていたが、それでも今日は少なかった。
下るほどに気温が上がり、暑くなったので早いうちに登ってよかった。
『神居尻山』は何度登ってもいい山だ。
今日は重い腰を上げてよかった。
仕事はあと4日で長いトンネルを抜けられる。
さて、とりあえず「サイゼリヤ」でワインだ!