北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2018.7.29 『無名山』(805m)~『沖里河山』(802m) 久しぶりに音江連山を歩く
待望の盆休みまであと二週間!
この二週間がまた忙しく長い。
先週末は日曜しか休みがないこの身に、
日曜日だけ雨を降らせる予報。
「この俺がいったい何をした~っ!?」と思っていたら・・・
今回は4ヶ月ぶりにMikaが参加。
HiromiもMikaの参加を心待ちにしていた。
日曜日の早朝、二人を乗せて出発した時点では、
札幌市内方向を除く全ての方角が低いガスの中で、
どうにも心を揺さぶられる。
このブログで何度も言ってきたが、
雨やガスで何も見えないならどこに登っても同じ、
と言う基本的な考え方が私の中にある。
従って、そんなときは遠出することなく、
札幌市内の山か、馬追丘陵で過ごすのがいい。
無駄に燃料、労力を使う必要はない。
しかしこの朝は晴れる予感があったので車を走らせた。
気温が高くなる予報だったので、
低いガスは気温の上昇とともに消えて行く。
そして予想は的中。
久しぶりに目指す深川市の音江連山は、
滝川市を過ぎるあたりからガスが晴れ始め、
深川市豊泉の登山口に着く頃には快晴!
エアコンが効いた車から降りると暑い!
8時10分、豊泉の『音江山』登山口をスタート。
黙っていても暑い中のスタートだ。
スタートして間もなくの急登ではすぐに汗が吹き出す。
そしていくらも登らないうちに、
先頭を登るHiromiが「ひゃ~っ!」と叫んでのけぞった。
そのあとに続くMikaも体を翻す。
何事が起こったかと思ったら、蛇が現れたものだ。
もうかれこれ3,300回ほども山登りを続けてきた私だが、
登山道で蛇に遭遇したのはほんの数回だ。
それくらい希にしか現れないのだが・・・
先頭を行くHiromiはその体質からジャバジャバ汗をかく。
この「ジャバジャバ」という表現を、
みなさんは「おおげさ」と受け取るだろうが、決してその表現に誤りはない。
Hiromiの後を進むMikaも今回はそれを確認した。
そしてMikaはと言うと、あまり汗をかかないようで、
着用している衣服が濡れ色に染まることはない。
私も滴る汗をタオルで拭いながら、二人の後をやっとの思いで着いて行き、
9時10分、『音江山』分岐。
ここからは視界が開けるものの、
樹林帯を抜けるため直射日光が突き刺してくる。
暑くてきつくて二人に着いていくのがやっとの私。
その途中で先を進む二人がまた蛇に遭遇。
しかし沈着冷静な二人は感心感心・・・
二度も蛇に遭遇するということは、それだけ気温が高いということの表れだ。
二人から少々遅れて、
9時40分、『無名山』。
「無名」であることを、この山ほど強調しているピークを他に見ない。
そしてこの後は小さなアップダウンの登山道を楽しく歩いて、
10時10分、『沖里河山』。
ここで早めの昼食だが、
いつものようカップ麺を用意するHiromiと手製握り飯を頬張るMikaに対し、
私はなぁんにもいらない。
それまで口にしてきたスポーツドリンクの甘さで腹が満たされていた。
体力が減退するということは、
暑さに対する抵抗力も衰退するという現実を認識。
情けねえ~
そんな風情の中でぼんやりしていると、
我々と同コースを登り詰めてきたと思われる男性が現れた。
しかしこの男性、何度も会った記憶がある。
そんな目で見ているとその男性が、「お久しぶりです」。
だべえ~ 「Pだと思ったぜえ」。
ここでこの男を単に「P」としか表現できないのが心苦しい。
この「P」なる人物は、私よりも18歳も年下の46歳。
今回で偶然山中で出会ったのが8回目になるだろうか?
体力に任せてガンガン登るやつなんだが、
昨春突然音沙汰がなくなった。
心配していたところの今回の出会い。
なんでも足の怪我から始まって、
その後病気も患ったそうだ。
結局昨シーズンは死んでいた(本人の表現)とのこと。
Hiromiも「P」との再会を喜んだ。
「P」の独壇場とも言える『沖里河山』頂上で話しを聞いていると、
日が暮れてしまいそうなので、
適当に打ち切って別れた。
我々はそこからイルムケップスカイライン(林道、4.6km)を下り、
「P」は登ってきたルートをトレーニングとして戻っていった。
長い林道を女性二人がぺちゃくちゃおしゃべりしながら下り、
11時55分、駐車地。
暑かった~
最寄りの「まあぶの湯」で汗を流した。
その時点での気温がMikaのスマホによると33℃。
ひぇ~っ!
※後で気付いてみると、Hiromiは顔だけを隠し、 Mikaは顔だけを出し・・・
なんじゃこりゃ~っ!
2018.7.22 『風不死岳』(1,102m) 北尾根を登るもヘロヘロ~
今日の週一休日も昨日の朝までは雨の予報だった。
しかし昨日の午後になって予報が変わったので、
終業後にHiromiを拾って支笏湖に向かった。
早朝の運転はまっぴらなので、
今回も前泊ということにした。
今朝まで『風不死岳』登山口で寝ていたが、
暑くて車の窓4枚を網戸にして寝た。
それでも夏用の薄いシュラフには入れず、
その上に寝て朝まで過ごした。
今朝7時、登山口をスタート。
と同時にHiromiの脚を見ると、
既に蚊に刺されており、そこが腫れている。
Toshiも同じように刺されたところがすぐ腫れる。
これはアレルギー反応だろうか?
私はいくら刺されても腫れることがない。
ただムヒを塗布するだけだ。
この「ムヒ」というのは本当にいいもので、
刺された箇所に塗布するとかゆみが完全に抑えられる。
二合目までは古い作業道を歩き、
三合目近くで登山道となる。
『風不死岳』は二合目までは古い作業道を歩き、
三合目近くで登山道となる。
『風不死岳』北尾根コースは支笏湖の湖畔に端を発し、
奥行きが浅いために五合目辺りから急登の連続となる。
7時30分、五合目。
その急登が始まって私の調子が悪くなった。
呼吸が荒く、一歩一歩が辛くてたまらない。
私は毎年夏から秋にかけて調子が悪くなる。
昔は調子の良し悪しなぞは感じたことがなく、
常に全開モードで登り続けた。
しかし、50代後半くらいになると調子の善し悪しを感じるようになった。
夏場から初秋にかけて、どうにも登るのが辛くなる。
そしてこれは毎年のことなので、
私の体のリズムなのだろうと思うようになった。
ただそのリズムの底も歳とともに深くなり、
悪い時の辛さが次第に大きくなってきた。
まあ、一週間後には64歳の誕生日を迎えるわけだから、
しょうがあんめえなあ~
また秋になったら回復するだろう。
北尾根コースは八合目を過ぎると危険箇所が出てくる。
段差が大きかったり、崖状地形だったりと。
数年前の正月に、
そんな箇所を慎重登っていくうちにガスに包まれた。
今日はガスで何も見えないことを覚悟で登っているので想定内。
8時45分、『風不死岳』。
賑やかな頂上を覚悟していたが、
意外にも我々の他に2名パーティー1組だけだった。
しかしガスで何も見えないので、
5分ほど留まって下山を開始した。
登ることにひどく辛い思いをした今日の北尾根コースも、
下山となれば楽なものでスタスタ下って、
9時55分、登山口。
まだ時間が早かったので、
いつもなら「馬追丘陵」に寄って登るのだが、
今日は辛い思いをしたのでその気にはなれなかった。
しかし夕方Hiromiとしっかり「サイゼリヤ」には出かけた。
20218.7.15 『冷水山』(702m) 観光地化が進む
蝦夷梅雨は続くよ、いつまでも・・・
たまたま先週は雨の予報が外れて晴れた日曜日だったが、
この週末も予報はひどく悪く、それでも土曜休みがないので、
なんとか有意義な山行を求めて、土曜の夜Hiromiを拾って出かけた。
トマム方面を目指すことにしていたが、チェックする予報があまりにもひどく、
夕張まで行って先に進むのをやめた。
雨の予報ならどこに行っても同じだ。
とある車中泊地でゆっくり酒を飲み、翌日は遅くまで寝ていることに決めた。
そして日曜日の朝、天気予報は決して良い方に変わることはなく、朝からザーザー降り。
全くモチベーションが上がらず、また眠りについた。
大変心地よい眠りが続き、再度目覚めてビックリ!
時計を見ると10時を過ぎていた。
いやあ、疲れているんだなあ俺・・・
ただ、それまで同じく起きないHiromiもまた疲労が蓄積している。
私の手製エッグサンドの朝食を済ませて移動。
「もうこうなったら冷水に行くべやあ」
「そだね~」
雨の中は樹林帯を歩くより、広いスキー場を歩く方がいい。
しかし、『冷水山』の麓に着いても一向に雨足が弱まることのない雨にうんざりし、
そばまでやってきて草を食むシカをぼんやりと眺め、
ラジオから流れるNHKの「のど自慢」を聴いているうちにまた眠くなり、昼寝。
やはり疲れている。
いくらでも寝られる感じだ。
こんなことは初めてかもしれない。
そしてHiromiもまた眠る。
いやな雨だが、Hiromiと二人、ちょうど良い休養になったかなあ・・・
午後2時過ぎ、ようやく重い腰を上げて「レースイの湯」の駐車場をスタート。
この時になって初めて雨が上がった。
しかしまたいつ降り出すかもしれないので傘を手にして登る。
駐車地では肌寒かった気温だが、歩き始めるとすぐに暑くなる。
ルートは水を大量に含んだ草地の斜面を避け、作業道を歩く。
歩き始めていくらも高度を上げないうちに、もう濃いガスの中。
山というのはガスで何も見えなけりゃあどこに登っても同じ。
遠出をしなくて良かったと思える瞬間だ。
歩を進めるごとに汗が滴る。
スタートして50分ほどで頂上へ。
と、ここでいつもとは違った雰囲気を察知!
頂上周辺がきれいに草刈りされ、
頂上に続く小道に小灯が施設されている。
明らかに夜そこへ観光客を招き入れる設定だ。
頂上を示す表示版が設置され、ベンチも新しいものが施設されている。
そこで推測した、これは夜になって麓のホテルに宿泊した観光客を、
そこまで車で上げて夜景を楽しませるものだろうと。
その後相変わらず濃いガスの中をゴンドラの頂上駅に向かって少し歩いてみると、
私の推測は覆された。
ゴンドラで観光客を運んでいるのだ。
前述の小灯が、道案内のように頂上まで夜の観光客を誘っているのがわかる。
涼しい風に当たりながら淡々と下り、
ゴンドラの麓駅に寄ってみた。
すると一時なくなっていた登山届所を再設置。
また大きな案内板が設置され、それを見ると登山可能時間は8時から17時まで。
なんじゃそりゃ~!?
これまで200回ほども自由に登ってきたこの山で、
そんなことを指定されてもなあ・・・
また、登山道も作業道一本に限定されており、
スキー場の斜面を登ってはいけないよう。
昨年経営が変わり、中国資本が入ったとされるこのリゾート地は、
なんだか窮屈になってしまった。
まあ今後もルート、時間ともこれまで通り自由に登らせてもらうけどねえ・・・
麓でゴンドラ営業のパンフレットを目にした。
夜間だけの営業だった。
このゴンドラは10年ほど前、一夏だけ日中に営業運転されたことがある。
しかし乗る人がほとんどなく、すぐにやめてしまった。
『冷水山』を冬のスキー場だけではなく、
夏場も観光地としたい新経営陣の施策がどこまで通用するのか、
正直見ものだと思っている。
この翌日の「海の日」は休日出勤となったがそれを拒否。
しかし天候は相変わらず霧雨とガスのため、
再び『冷水山』に登り、帰途で『長官山』に二度登って終了。
そしてもちろん「サイゼリヤ」で打ち上げだ。
2018.7.8 『萩の山』(157m) 利根別自然休養林で緑を楽しむ
7月に入ると休日が週一の日曜日だけ。
従ってただの日曜日ではなく、大変貴重な日曜日となる。
なのに予報は雨ばかり。
土曜の終業直後に天気予報をチェックすると、
深川方面が雨から曇りに変わった。
すぐHiromiにメールし、その夜出かけることを伝えたが、
急な変更に速やかな対応ができず、当初の予定通り、
日曜日日帰りで雨の中を利根別休養林を歩くことにした。
しかし、それだけでは終わりたくない私。
土曜の帰宅後にシャワーを浴びて馬追丘陵の麓に行って車中泊。
この夜は一晩中雨が降り続く予報だったが、ひとりなら何とでもなるものだ。
ところがだ、雨は一向に落ちてこない。
それはそれにこしたことがなく、ゆっくり飲んで就寝。
そして朝4時に目覚めてビックリ!
外は雨どころか青空だ。
いったいどうなっている!?
まるで狐につままれたような感覚だ。
外に出ると、青空は広く快晴だ。
トレーニング登山で2度登り、予定通り7時にHiromiを迎えに行った。
Hiromiを拾って岩見沢市の利根別休養林へ。
この利根別休養林は、昨年の雪が降りだした頃に初めて歩いてみた。
そこで気に入ってしまい、次は緑が盛んな頃に歩いてみたいと思っていた。
それを天気がぐずつく中の先日、Hiromiに提案したところ、あっさり却下。
Hiromiは体力を使ってガンガン登ることを希望する。
誰でもそうだが、最初は私が決めた山に何も言わずに着いて登る。
ところがちょっと力がついてくると、「そっちじゃなくあっちに登りたい」と言い出す。
だったらひとりで勝手に行けっちゅうの!
そんなHiromiも今回は雨一色の予報だったので、異論を唱えることなく従った。
去年に続き今回も「岩見沢公園」のパークゴルフ場横から入山した。
最初は「萩の山スキー場」を目指す。
濡れた下草が予想以上に伸びており、その下の地面もウエットであまり良い気はしない。
しかし、空は思いもかけず晴天で青く、拾い物の山行となる。
幅は広いのだが、草だらけの遊歩道を歩いて「萩の山スキー場」へ。
一気に視界が開ける。
私はやはり広いスキー場の風景が好きだなあ。
3機あるスキー場のリフト終点をつなぐように遊歩道が施設されているが、
その北の末端で途切れてしまった。
牧草が生い茂り、初めてそこを訪れた人ならその先に道はないと、
諦めて引き返してしまうだろう。
しばし牧草を漕いで先の遊歩道に出る。
その後は草に覆われることはなかった。
この後なるべく外回りの細い登山道をつなぎ、
「東山の三叉路」~「中央園地」~「大正池」~「中央園地」と歩き、
また「萩の山スキー場」に戻った。
そしてリフト終点で早めの昼食。
行儀悪い格好でねえ~
昼食後淡々と下り駐車地へ。
この利根別休養林の歩行距離は感覚的に12kmほどと記憶した。
まだ午前中だったので、
馬馬追丘陵に戻り、『長官山』に登ってからHiromiを送って帰途に着いた。
しかしそれでは終わらず、夕方いつもの「サイゼリヤ」で反省会。
「反省会」ったって、バカッ話しをしてゲタゲタ笑っているだけだけどねえ~
それにしても、見たいと思っていた利根別自然休養林の緑は素晴らしかった。
とにかく緑、緑、緑・・・
今度は紅葉の時期に歩きたい。
2018.7.1 乃々と虎が来たけれど・・・ 雨で外に出られない
いやあ、ひどいな天気!
北海道に「蝦夷梅雨」と言われる季節が毎年7月辺りに訪れるが、
今年のは正に「梅雨」そのものでないかい?
これも温暖化の影響か・・・
今朝雨の中、乃々と虎を迎えに行った。
今回はSa~が仕事で来られないので、乃々と虎だけだ。
3年生の乃々は、
今回もジジとババの家に来るのを楽しみにしていてくれたようだ。
今朝連れてきてまっすぐ買い物に行った。
今度の土曜日、7日は乃々の9歳の誕生日なので、
何か欲しいものをプレゼントしようと思ってのことだ。
私が虎を見ている間に、乃々がババと色々見て回り、
これがいいと決めたのが、
「キラキラさくらちゃん」。
リカちゃん人形のロングヘアーブルーバージョン。
う~ん、このジジはよくわからん。
しかし乃々はひどく気に入って、
午前中いっぱい一人でさくらちゃんと遊んでいた。
いいろな会話を一人で演出してねえ・・・
そして虎はと言えば、このところババが大好きになり、
常に「ババ! ババ!!」と叫んでいる。
スーパーで買い物をしていても、ちょっとババの姿が見えないと、
「ババはぁ?」と聞いてくるし、
ババの姿を見つけると、
大声で「ババ!」と叫ぶ。
家でもババから離れず、
またババも虎についてやるので、
ほとんど位置を変えずに二人で座り込んで遊んでいる。
昼食は外が雨なので、
二階に上がってピクニック形式だ。
これは乃々が気に入っており、
「二階は暑いから」と言っても譲らない。
虎は次から次へとむしゃむしゃ食べるし、
小さい頃食が細かった乃々もたくさん食べるようになった。
午後は雨が上がってくれると外で遊ぶことにしていたのだが、
結局この日は終日雨が止むことはなかった。
従って午後も家の中で遊ぶことになったが、
いつも退屈がる乃々は何故かよゆー。
まあ、このジジが遊んでやったからなあ。
そんな乃々はまだこのジジの膝にのってきて、
あちこちなめったりなめられたり。
ジジが乃々のどこかをペロッと舐めてやると、
大声で「汚い!」と叫ぶくせして離れない。
ホントいつまでたってもめんこいなあ・・・
雨で一日外に出られない日ではあったが、
時間の経過を長く感ずることなく、
夕方になって二人を送って行った。
その車中では二人が頭をくっつけ合って、
深い眠りについていた。
そして外はまた雨が激しく降っていた。
2018.6.30 『神居尻山』(947m) 蝦夷梅雨の合間に新緑を楽しむ
この週末は土曜だけの山行だ。
そしてこれが最後の土曜休みで、
この先は盆まで日曜だけの週一休日となる。
これが現在の勤め先に来て3度目の夏季繁忙期となるが、嫌だねえ・・・
6月も中旬を過ぎてからの北海道は、
梅雨の季節が到来したようなぐずついた天候が続く。
元々北海道には「蝦夷梅雨」と言われる時期がある。
それは通常7月で、6月からぐずつくのは珍しい。
この週末も天気予報では土曜日が「降らないだけまし」程度。
そこで全く期待せず、久しぶりに『神居尻山』に登ることにした。
土曜の朝はゆっくり寝ていようと、金曜の終業後にHiromiと出かけた。
そして『神居尻山』が見えるところで車中泊。
土曜の明け方目が覚めて『神居尻山』に目をやるも、
麓まで濃いガスに覆われて、その姿は全く見えない。
想定内、想定内・・・
7時近くまでダラダラと寝ていた。
これがまた気持ちいいのよねえ~
Hiromiは私が起きるまで絶対に起きないしぃ・・・
8時ちょうど、道民の森神居尻地区の最奥駐車場をスタートした。
ルートはAコースを登り、Bコースを下る。
入山はAとBの間にできた登山口を選んだ。
ここから入るとすぐに「彫刻の森」遊歩道に合流し、
やがてAコースに合流することになる。
この日は湿度が高く、登り出すとすぐに汗が吹き出だした。
『神居尻山』の標高差だが、
「北海道夏山ガイド」には697mと記されている。
しかしそれは単純に登山口と頂上の標高差であり、
アップダウンがなく、登り一辺倒のB、Cコースの話しだ。
それがAコースとなると5.8kmの登山道に、
けっこうアップダウンがあるため、
獲得標高が単純な標高差を超えることになる。
今回はそれをHiromiのGPSで検証してもらった。
そして帰宅後に送ってくれたデータによると、
Aコースの獲得標高は853mであった。
新緑が美しい中を登って見通しがきく南向きの尾根にのると、
辺りの笹薮にタケノコが目立ち始めた。
北海道には竹がないため、この笹竹をタケノコと呼んでいる。
こういう山の幸を目にすると、だまって通り過ごせないのよねえ~
笹薮の奥には入らず、登山道の脇に生えているものだけを採る。
山菜採りには興味のないHiromiだが、
いつになく協力的で、「これはどうだ?」、「あれはどうだ?」と、
男丸出しの言葉で前を進みながら次々と教えてくれる。
小さなビニール袋をほぼいっぱいにできたので、
また歩行を続けて頂上を目指す。
早朝は麓まで重苦しくおおっていたガスだが、歩を進めるごとに上がっていく。
そして頂上に続く稜線に出ると、ついにガスに捕まった。
南から吹き上げてくるガスが辺りを覆う。
10時35分、『神居尻山』。
ガスで何も見えない中でラーメンタイム。
ところがラーメンが出来上がる頃になると晴れだした。
スッキリとはいかないが、
流れるガスの合間から、時折遠くの景色を望むことができた。
その後下山を開始し、
Bコースの北に伸びる尾根の末端辺りまで下ると、
とうとう頂上まですっきりと晴れた。
そして湿った空気の中、太陽光線が加わって暑い、暑い。
12時ちょうど、駐車場。
天候を全く期待していなかった割には良い山行ができたことに満足。
そんな満足感に浸りながら、
戻ってきて今週も「サイゼリヤ」へGO!