北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2020.11.29 『野々沢』(249m) 思いがけないメンバー参加!
土曜の夕方三笠市の南端の、
もう真っ暗な林道で車中泊を決め、
一杯やっていると、
Hiromiに岳友のMeguからラインが入り、
翌日の山行予定を尋ねてきた。
Meguは予定を絞りきれなかったようで、
日曜の朝合流してともに登ることとなった。
そしてそこには土曜日Meguと一緒に登った、
Yukiも来ることになった。
Meguとは今年9月の『初子山』以来。
但し最近Hiromiが何度か、
「女子会」として一緒に登っている。
また、Yukiはちょうど一年前に、
留寿都の『貫気別山』で出会って以来だ。
そのYukiだが、すごい顔の色!
茶褐色そのもので手まで同じ色をしている。
「北海道藪山プリンス」に「土人」と笑われたそうだ。
顔を絶対直射日光にさらしたくない、
と言うHiromiとは対照的だ。
三笠市の南端にたたずむ『坊主山』(161m)の南側に、
「市来知川」(いちきしりがわ)が流れ、
これに沿って東進する林道奥に貯水池がある。
日曜の朝7時、その手前の空き地で合流した。
再会の挨拶も早々に支度を整え、
7時15分、駐車地をスタート。
すぐ林道に張られたロープをくぐる。
そして少し歩くと水源地だ。
この水源地は用途が農業用ではなく、
水道水として利用しているとのこと。
どうりでこの時期になっても水量が豊富なわけだ。
また、この貯水池に流れ込む「市来知川」は、
三笠市と岩見沢市の境界に当たる。
女性が3人も集まると賑やかだ。
ぺちゃくちゃとおしゃべりが止まらない。
そんな女性陣が貯水池を離れる辺りの、
最初の林道分岐で私に異論を唱えた。
私が先頭で進みゆく方向が違うというのだ。
説得しようにもなかなか納得しない。
Hiromiまでそれに同調するのだから参る。
しかし結局は納得して着いてくる。
めんどくせ~
またぺちゃくちゃとしゃべりながら歩いていると、
後ろからランドクルーザープラドが1台やってきた。
ハンターだった。
車の窓越しに少し話しをした。
それによるとここは国有林で、
国有林には初心者のハンターが、
入れないことになっているそうだ。
それを聞いてホッとする。
そして「これからハンターが来るのて気をつけてね」、
と言い残して林道奥に入っていった。
気をつけるのは我々よりも、
ハンターの方だっちゅうの!
間もなく現れた次の分岐で、
ハンターが入っていったタイヤ痕とは別の枝に入った。
ここでもホッとする。
その後地形図にない林道や作業道が現れ出す。
地形図が読みにくくなったので、
おおよその方角を目指して、
登りやすいピークに登ってみた。
薮がほとんどなくどこでも歩ける状態だ。
これは意外だった。
自由に歩けるので尾根筋を行く。
すると突然伐採地に出た。
これはうれしいプレゼントだ!
東側の広い風景が見渡せる。
思わず記念撮影だ。
それが終わると女性陣がこの先のルートを、
GPSや紙地図を使って調べている。
黙って聞いていると「登ったり下ったり」だとか、
「あれを越えたとこじゃないの?」とか・・・
そして終いにはMeguが、
「Amigoさんに任せよ!」。
「おいおい、そこまで議論したなら、
自分たちで探し当てろ、今回は勉強だ」。
と言って、その後は何も言わず最後尾を歩いた。
先頭を行くMeguが、ちょっときつすぎるんじゃないの?
という斜度のある斜面を登ったが、
Yukiもまあなんとか登り、
8時35分、三等三角点「野々沢」。
自分たちの力で三角点ピークに立てた喜びを、
十分噛み締めて欲しい。
初登のバウムクーヘンは、
Hiromiがみんなの分を用意していた。
下山は尾根筋を戻らず、
『野々沢』から西側の林道に下り、
その後は忠実に林道を歩いて貯水池に戻った。
そして9時50分、駐車地。
楽しい山行を終えて皆満足。
心配した天候もまずまずでよかった。
また機会があったら一緒に登りましょう。
ここで解散し、MeguとYukiは直近の『坊主山』に向かい、
私とHiromiは帰途に着いた。
毎週恒例の山行後の反省会だが、
このところの新型コロナウィルス感染拡大を受けて、
最近は広いスペースのあるところで実施している。
そこには私の高校時代の後輩が経営する飲食店があり、
これがなかなかうまいのよねえ・・・
2020.11.28 『三ノ沢』(174m) 穏やかな里山へ
『三ノ沢』は上志文町の「萩の山スキー場」向かいの里山。
地形図を見ると田園地帯から、
一筋の林道がピークに向かって伸びている。
この林道を利用して登ることにする。
林道を入ったところに、
良いタイミングで駐車スペースが現れた。
そして歩き出すとすぐ左手に墓地だ。
しかし墓地の駐車場はない。
皆さんどこに車を停めて、
墓参りをするんだろうね?
墓地の前にバリケードがあった。
バリケードから先は直線的な林道が続く。
標高差にして90mほど上がると、
地形図にはない林道が、
左にカーブを描いて伸びていた。
しかしピークは目の前にあるので、
笹藪に入ってピークを目指す。
短いがなかなか濃い笹藪を漕いで、
三等三角点「三ノ沢」。
はじめ笹に埋もれた標石が見つけられなかった。
こんな簡単に登ることができる三等三角点が、
これまで誰の目にも触れずに来たと言うのか?
なんだか不思議な感じだ。
標石周りをきれいにしてやるが、
Hiromiがいつにもましてガシガシ笹を刈る。
まるで土俵でも造るのか、
と思えるような勢いで広く刈った。
そしてバウムクーヘン!
展望はないがいい感じの里山だ。
登路をそのまま下って、
更に簡単な三角点に向かい、
林道をあるき始めたが、
路面がドロドロで汚い。
その林道を使って伐採作業が行われていたのだ。
作業車やトラックが頻繁に出入りするものだから、
路面がグチャグチャなのだ。
あまりのひどさに中止して車に戻った。
そして栗山町へ入浴に向かった。
2020.11.28 『366mP』 シコロの沢林道奥探索
今回の週末はずいぶん久しぶりに、
土日だけの休日だった。
年末を迎えるにあたり、
いくらか忙しくはなったが、
まだまだ暇のはんちゅうで、
日々15時に仕事を切り上げて帰宅している。
週末の土曜朝Hiromiを迎えに行き、
近くの栗沢まで走った。
今年馴染みとなった「シコロの沢林道」に入り、
適当なところに駐車し、
準備を整えて林道を歩き出した。
雪が積もった林道には、
大きなヒグマの足跡だ。
この日の早朝そこを歩いたようだ。
駐車地から200mも歩かないところに、
新しい作業道の入り口があり、
これに入ると突然広大な伐採地が現れた。
まだ先で「シコロの沢」林道から、
尾根に取り付く予定だったが、
伐採地の作業道が行きたい方に向かっていたので、
これを利用することにした。
実はこの先の尾根から、
藪漕ぎで約2km先の、
『本鳥遠別』(二等三角点)を狙うつもりだった。
ところが・・・
伐採地の風景は広々として、
実に気持ちがいい。
雪が積もって白くなった分、
余計広く感ずる。
そんな気持ちの良い風景の中を歩き、
2kmで樹林帯の作業道に入った。
ここからは笹に覆われた、
作業道跡と言うべきだろう。
少し歩いて一段上の作業道跡に上がるも、
この作業道跡から離れがたく、
そのまま歩いてしまった。
これが間違いだった。
古い作業道は笹に覆われているものの、
尾根筋の藪を漕ぐよりかなり楽なため、
ついついそれを利用したくなる。
ずいぶん下降するのでおかしいと思ったが、
とき既に遅しで、
本来進むべき尾根筋から大きく離れてしまった。
藪漕ぎでそれを挽回するのは時間的に難しく、
尾根が分かれる原点の「366mP」に立ち、
『本鳥遠別』方向を眺めて下山とした。
しかし『本鳥遠別』までの尾根筋を、
肉眼で確認できたことは大きい。
ただこの先一週間の予報によると、
日々雪が降り続きそうなので、
次回狙うのは来春になりそうだ。
久しぶりに悔しく、、
後ろ髪を引かれる思いで下降を開始した。
そんな悔しさの中、
Hiromiが「1年て361日だっけ?」。
おいっ!!
また伐採地の広い風景の中を歩き、
とっておきの高台で昼食とした。
すっきりとしたここからは、
広い風景が存分に楽しめる。
そして駐車地に戻ってもまだ早かったので、
近くの『三の沢』に登ることにした。
2020.11.23 『千代田』(387m) 樹齢2000年のイチイを求めて
三連休最終日の月曜朝、
Hiromiを迎えに行き夕張に向かった。
湿った雪が降りだしてうっとうしいが、
この時期はそんなものだと、
適当に割り切るしかない。
この日予定した『千代田』は、
今月2日に単独で登っている。
今回は登ることよりも、
林道ゲートから3km先にある、
樹齢2000年と言われる、
「錦水の松」(イチイ)を見ることだった。
ところが・・・
8時20分、「夕張トンネル」栗山側出口そばの、
「千代田林道」ゲートをスタート。
歩き始めてすぐに広い風景を見渡せる。
西の風景だが、真下を走る国道をも見下ろす。
展望がなく何も見えないところばかりを歩くより、
こういうところが一箇所でもあると、
私の中でその林道の価値が自ずと上がる。
雪が多少降り続くが雨具着用なので問題ない。
昨今の林道事情がどこでも同じように、
夕張でも廃道と化した林道があちこちにある。
しかしこの「千代田林道」はしっかりしていて、
まだ現役として利用されているのだろう。
ただ倒木や大きな枝が、
路面に落下しているところがあった。
ゲートから約2.5kmほど歩いた地点に、
「錦水の松」への案内板が現れ、
そこから500mとのこと。
それに従い「千代田林道」を更に進むと、
今度は歩道を登れば「錦水の末」、
と言う案内板が現れた。
それで辺りを見るのだが歩道などない。
どこかで見落としたものかと、
林道をやってきた方に戻ってみた。
結局「錦水の末」まで500m、
の案内板まで戻ってしまった。
仕方なく再び「歩道」の案内板まで歩いた。
そしてあらためてよく探してみたが、
やはり歩道の痕跡すら見られない。
廃道となってしまったのだ、
と結論付けるしかなかった。
ただ、林道から歩道を○○m、
との表示がないことから、
すぐ近くに違いないと、
藪に入って探してみたが見つからない。
雪も降っているので早々にあきらめた。
しかし気になる存在ゆえ、
あらためて探索に出かけたい。
林道を戻って途中のCo.230で、
東側の斜面に取り付いた。
そしてCo.280で尾根にのり『千代田』に向かう。
笹の上には雪が積もりだした。
笹は濃くてきつい部分もあるが、
概ね腰以下でそう苦にはならない。
それにしても天気予報では、
日中に雪が降るようなことは言ってなかった。
辺りも日光がなくて暗い。
雪景色は晴れると美しいが、
天候が悪いと気が滅入る。
最後は細尾根の急登を経て、
10時40分、四等三角点「千代田」。
Hiromiは初登だ。
ここでカップ麺の簡単な昼食とした。
山での昼食は汁気が欲しくなるので、
私はほとんどインスタントラーメンを、
コッヘルで作って食べる。
それが冬ともなると汁気+温かいものとして、
更にインスタント麺やカップ麺の価値が上がる。
空腹をちょっとだけ満たし、
登路とは逆側に下山を開始した。
そして北尾根から西斜面を下って林道へ。
あとはトコトコ歩き、
11時20分、駐車地。
あまり良い天候とは言えなかったが、
近場で楽しい山歩きができた三連休。
Hiromiと二人満足の三連休を振り返った。
2020.11.22 『宇佐美』(194m)~『本沢』(152m) くりやま湖を周遊して2座へ
土曜日の夕方栗山町で入浴したが、
けっこう人がいて落ち着かず、
体だけ洗い浴槽には浸からずに出た。
そして「栗山ダム」で車中泊。
天気予報を確認するも、
翌日曜日はどうもよくない。
雨の確率は午後急激に高くなるが、
いつ降りだすかわからない状況だ。
そこでその場を離れず、
栗山ダムを基点にダム湖を周遊し、
その間里山二座に登ることとした。
寒くなると早起きがおっくうで、
つい遅くなってしまう。
8時10分、栗山ダムの駐車場をスタート。
ここには展望台があり、
ダム下にはパークゴルフ場などがあって、
観光地として人々に親しまれているようだが、
季節がら訪れる人はなさそうだ。
スタートしてすぐダムの堤を渡る。
開放されていてゲートがない。
このダムは幅が広く、
500mはあろうか?
中間ほどで両側を覗き込んでみたが、
なんか怖いよねえ・・・
ダムを渡りきると林道分岐となるので、
右に進んで『宇佐美』を目指す。
この林道はほとんど廃道だった。
間もなく現れるエゾシカの防護柵も、
その扉が開けっぱなしだ。
そして次に現れる分岐からは、
しっかりとした林道となった。
頻繁に車が往来しているようなこの林道は、
いつハンターが入ってくるかと、
落ち着かない雰囲気だ。
しかしそんな不安が的中することはなく、
9時05分、三等三角点『宇佐美』。
今年この三角点に立つのは、
これが四度目になる。
ここからは北に下降する尾根を、
藪漕ぎで下ってダム湖を周遊する林道に当てる。
藪はそれほど濃くはないので助かった。
下部で古い作業道が現れた。
そしてゲートへ。
そこには「王子製紙」の社有地と書かれていた。
なるほど、森林管理署の管轄ではなかった。
そしてダム湖の周遊林道を歩き出すと、
「王子川」に「王林橋」だ。
ここは何でも「王子」絡みのようだ。
更に進むと伐採現場に遭遇した。
重機が数台置かれていたが、
この日は日曜で作業が休み。
重機はに「菊地造材」と書かれていたので、
そのまま読むとHiromiが、
「プチギョーザ?」。
朝からとぼけたやつだ。
しかしまだある。
伐採現場の直後、
ダムとはちょうど反対の位置に立ち、
その端から端までを眺めることとなったので、
「おい、あの長さは何メートルあると思う?」
と尋ねてみた。
すると、「う~ん? 100mあるかなあ??」。
ちょっとちょっとぉ、やめてよねえ!
500mほどありますからあ・・・
Hiromiとの会話は、
相変わらず噛み合わない。
しかしながら湖の周りを歩いていると、
新鮮な風景が色々見られるので楽しい。
湖の奥の方では車 7台が見えたので、
ハンターではとハッとしたが、
それはヘラブナ釣りを楽しむ人たちだった。
ここがヘラブナのポイントだとは知らなかった。
そんなのどかな光景を過ぎると、
ダム湖周遊の最奥地に達するが、
そこに現れたのが「ポンウエンベツ川」だ。
この川にはたくさんの思い出がある。
小学校就学前から卒業するまでの間、
私はこの下流のポプラ団地でくらしていた。
そこに流れていたのが、
「ポンウエンベツ川」であり、
外遊びの多くの時間をこの川で費やした。
いつもどろんこになって遊んだっけ!
様々な思い出が甦る。
ダム湖周遊も終盤になって、
「本沢」への尾根に取り付いた。
少々藪を分けると伐採地に出た。
広い風景が広がる。
それは登るほどに雄大となって、
感動を与えてくれる。
そんな中先ほどの釣り人たちの姿も見えていた。
湖の対岸には直前に登ってきた、
『宇佐美』が見えている。
そんな風景を楽しんで再び藪へ。
そして10時30分、四等三角点「本沢」。
この三日前に一人で立ったピークだ。
下山は登路とは別の、
西側の伐採地を下った。
林道に下りて歩いていると、
ハンターの車がやって来た。
中には高齢のハンター4名が見受けられた。
11時05分、駐車場。
もう一泊車中泊の予定だったが、
この後の雨模様を考慮し、
一旦帰宅することにした。
ここまで雨に当たらなかったことに感謝し、
この夜は「サイゼリヤ」から他の場所に変えて「カンパイ!」。
2020.11.21 『砂利山』(ざりやま・222m)~『安斉ノ沢』(218m) 二つのピークを尾根で結んで周遊
今年最後の三連休(私は別だが)初日は、
前夜から降り続いた雨が、
土曜の朝になっても止む気配がなかった。
天気予報では上がる予想時刻が延びるし・・・
土曜の朝Hiromiを迎えに行き、
三笠に向かった。
この三連休は天候が良くないことと、
新型コロナウィルスの感染拡大を考慮し、
近場の里山を巡ることにした。
金曜日『安斉ノ沢』に登って帰宅し、
地形図を眺めていると、
『安斉ノ沢』の北東に『砂利山』(三等三角点)があるのを目にし、
更に尾根筋を読むと、
この両ピークが尾根でつながっていることに気付いた。
それではと、この両ピークを踏んで、
周遊してみることにした。
その行程で心配されるのが、
藪の濃さだが出たとこ勝負だ。
周遊ルートを組む上で、
起点とするのに都合よく、
「前田の沢溜池」があった。
そしてその手前にも、
駐車可能なスペースが確保できた。
駐車地で雨が止むのを待ったが、
シビレを切らして小降りになった、
11時40分スタート。
まず狭い農道を600mほど歩いて、
「前田の沢溜池」へ。
この時期の貯水池はみな水がない。
貯水池の縁を時計回りでまわりこみ、
尾根に取り付くつもりだったが、
そこに古い作業道跡が続いていたので利用する。
そして貯水池の中ほどで、
左手に張り出している尾根に取り付いた。
藪は期待通り薄い。
それを登っていくと、
左手に三笠市の「中央霊園」が見えてきた。
純白のシンボルタワーが目立つ。
尾根を更に進んで、
12時30分、三等三角点「砂利山」(ざりやま)。
展望はないが、
なかなかスッキリしたピークだ。
Hiromiとは久しぶりの、
バウムクーヘンならぬ、
ベルギーワッフル初登祝い!
ここから『安斉ノ沢』に向かうが、
まずは針葉樹林帯の中の、
下草のない快適な歩行だ。
この快適さは予想外だった。
小さなアップダウンを繰り返して、
南向きの進路が弧を描くように、
西向きに変わるまで快適な歩行は続いた。
そして弧を描き出すとフツーに笹藪へ。
ただうっすらとシカ道が続いているので、
何もない笹藪を漕ぐよりはましだ。
途中新しい作業道が現れたが、
近々伐採が始まるのか?
13時20分、四等三角点「安斉ノ沢」。
前日ここに立って笹刈りをしておいたので、
標石周りはきれいなもの。
初登のHiromiをたたえて、
ここでもベルギーワッフル。
甘いものだけで空腹感がなく、
この日の昼食はなし。
三角点ピークを離れ一旦西に下って、
前日目にした雄大な風景をHiromiに披露した。
そしてまた尾根上に登り返し、
貯水池に向かって下降を始めた。
するとここからはなかなか藪が濃く、
四苦八苦して越える場面も。
それでも下降はあくまでも下降であり、
登行よりははるかに楽なわけで、
ゆっくり下って、
貯水池手前の農道に当てた。
そして14時25分、駐車地。
この頃になってようやく青空が戻ってきた。
う~ん、なかなか面白いルートだった。
近場にはまだまだ面白い里山がある。
2020.11.20 『安斉ノ沢』(あんざいのさわ・218m) 実に楽しい里山歩き!
今日は三笠市の南端で里山歩き楽しんできた。
昨日一日中降り続いた雨が、
今朝になっても止まず、
現地に着いてしばらく止むのを待った。
今日の『安斉ノ沢』へは、
道々30号線を志文から三笠方向に走り、
岩見沢市宝水町で右折し、
「市来知川」(いちきしりがわ)に沿って伸びる、
舗装された農道に入る。
初めて入るところだが、
山あいの奥まで農家が点在することに驚いた。
そしてここはギリギリ三笠市。
「市来知川」が市界となっている。
道々から農道に入り、
約2kmちょっとで左手に林道が現れる。
この林道を利用して登るのだが、
ゲートがなく開放されている。
そこで林道に入ってすぐ、
幅の広い部分を見つけ、
それを駐車地として徒歩でスタートした。
開放感のある明るい林道は快適だ。
もう木々の葉が全て落ちてしまい、
木の間越しに遠くの景色が見える。
この時期ならではの楽しい山歩きが楽しめる。
最初直線的だった林道は、
やがて急カーブを描いて高度を上げる。
そしてまた長い直線となり、
尾根への取り付き点に達する。
ちょっとした笹を漕いで林に入ると、
針葉樹林帯で足元がすっきりしていた。
しかし短い急登で尾根の頭に上がると、
そこからはフツーに笹漕ぎとなった。
それでもそんなに濃いわけではないので、
たいして気にもならずに歩を進める。
最後は明瞭なピークが見え、
笹をかき分けて四等三角点「安斉ノ沢」。
人が訪れた痕跡はない。
標石周りをきれいにし、
下山は登路の尾根を戻らず、
そのまま西の林道に下りた。
すると突然牧草地に飛び出し、
雄大な風景を目にすることができた。
なかなかいい山だ!
この風景を目にできただけで大満足!
必ずまた訪れる山だ。
その後は林道をてくてく歩いて駐車地へ。
午後は女房との買い物があるので、
急ぎ帰途に着いた。
明日からHiromiが三連休なので、
二泊三日の山旅に出かける予定だが、
天気が悪そう!
それに新型コロナウィルスの感染拡大で、
札幌ナンバーの管内からは出ない方がよさそうだ。
2020.11.19 『茂世丑』(もせうし・192m)・『本沢』(ほんさわ・152m) 故郷の里山を歩く
今週も今日から休みで5連休となる。
しかし今日、明日は雨の予報だ。
そこで故郷栗山近辺の里山で、
三角点を訪ねることにした。
今朝栗山町のとなり栗沢町茂世丑に向かった。
そして農道から「茂世丑一の沢貯水池」に入った。
この貯水池の北東には「千代谷貯水池」があり、
南東には「茂世丑二の沢貯水池」があって、
その二つは今年二度に渡り、
シコロ林道とその枝を歩いてつないでいる。
「茂世丑一の沢貯水池」の手前ゲート横に駐車し、
雨の中をスタートした。
雨の日は短い距離しか歩く気にはなれない。
歩き出すと早速貯水池だが、
渇水期で池の水はほとんどない。
来春雪解け水がたっぷりと蓄えられた頃に、
また訪れてみたいものだ。
水が涸れた貯水池の北側斜面に取り付いた。
最初は笹の密度が濃くて、
先行きが心配されたが、
少し登ると薄くなった。
丈も顔の高さまではないので、
ゆっくり登る分には苦にならない。
斜面から尾根上にのり、
北へ進路をとると古い作業道跡と交差した。
それを越えると間もなくピークだ。
三等三角点「茂世丑」。
人が訪れた様子はない。
標石周りをきれいにして下山だ。
下山はほぼ登路のルートを下った。
そして水のない貯水池を再び眺め、
車に戻ってすぐに移動した。
二つ目の里山は栗山町の「栗山ダム」からスタートする。
ダムの駐車場に車を止めさせていただき、
まず目の前の展望台に上がってみた。
こちらのダム湖はそれまでの涸れた貯水池とは違い、
展望台から眺めると水をたっぷりと蓄えていた。
そしてそこには「ダムの水は水道水になります」と、
書かれた立札が立っていた。
なるほど、それでは大量の水を、
常に蓄えていなければならないわけだ。
展望台を下りて林道を歩きながら、
取り付き点を探す。
すると500mも歩くと、
目指す側に地形図にはない林道が現れたので、
迷わずこれに入った。
そしてわかったことだが、
これは伐採作業をするための作業道だった。
規模は大きくないが伐採地に出て、
その中を登って行く。
作業道は既にその使命を終えて時を経たようで、
歩くのさえ大変な状況になっていた。
しかし距離は短く伐採地を見渡せる尾根へ。
やはり広い景色はいい。
この頃になると雨はほんの小降りとなった。
その後伐採地から笹藪に入り、
わずかばかりを漕いで、
四等三角点「本沢」。
こちらは四等にも関わらず、
人の手で標石周りの笹や小枝が刈られていた。
四等でこんなに綺麗なのも珍しい。
ここで目にしたピンテをつけてこられた方なのだろう。
面白そうなので、
そのピンテに着いて行ってみたかったが、
雨がまた強まったので早く下山したく、
登路をそのまま下った。
そしてまた展望台に上がって昼食とした。
午後から雨が強まる予報に、
本日の山行はここまでとし、
のんびりと帰途に着いた。
2020.11.15 『北炭』(362m) 炭都として栄えし頃をしのぶ
日曜の朝は夕張市登川で目覚めた。
外気温が-3℃!
私の車はまだ夏タイヤなので、
この早朝の低温で濡れた路面が凍結してはまずいと、
前日夕張に入っておいた。
この朝はようやく青空が広がった。
気持ち良い青空の下、
登川地区の林道を歩き出した。
すると100mほどしか歩いていないところで突然、
バーン!
銃声だ!
既にハンターが入っており、
林道の浅い地点でエゾシカ猟が始まっていたのだ。
これでは先に進めず、
速やかに車に戻って移動した。
そんな事態は想定内だったが、
さてどこに変更しようか?
思いを巡らせながら車を走らせ、
結局一番近い真谷地の『北炭』に決めた。
もう連休最終日だし、
早く帰ってあと片付けに精を出したい。
夕張市真谷地の集落入口に廃寺がある。
その先で左に入ると『北炭』に至る。
この左手の道は一見林道のようだが、
かつてはその奥に炭鉱住宅がひしめく、
町道だったのだろう。
旧町道を入ったところから歩き出すと、
段々に整地された地形や、
道路脇にコンクリートで固められた跡が見受けられる。
いずれもこの時期になって、
雑草が枯れてしまってるから見られるだけで、
盛夏だと一面を覆う雑草で、
かつての痕跡なぞ何も見えはしないだろう。
町道だったと思われる道は、
倒木や枯れ草に覆われて、
もう原形を留めてはいない。
歩きやすそうな部分を選んで進むと、
カラマツ林の中にはっきりとした林道が現れる。
それを少々利用したあとは笹の中へ。
ただ先日大量に降り積もった雪が残っていて、
笹を漕ぐより楽に進める。
そして四等三角点「北炭」。
いつものように笹に覆われた三角点の、
標石周りの笹を刈っていると、
何やら取水弁のようなものが現れた。
炭都として栄えし夕張の名残が、
こんな山のピークでも見られる。
栄枯盛衰・・・
下山は適当に歩いて駐車地へ。
早々と帰途につき正午前には帰宅して、
3日分の洗濯その他の後片付けに精を出した。
2020.11.14 『長知内』(おさちない・394m)~『福山』(198m) 思いがけず展望に恵まれたピーク
土曜日の午前中『主辺山』から下山し、
沙流川の対岸に位置する、
長知内地区の墓地に移動した。
地形図で平取の山々を眺めていると、
今回の「長知内」に目が止まった。
この辺りの植生を考えると、
ミヤコザサが快適で楽しい尾根歩きを、
楽しませてくれるものと、
希望を抱かせてくれた。
10時55分、「長知内墓地」に駐車させて頂き、
スタートしてすぐエゾシカの防護柵内に入った。
そして西に伸びる林道から、
すぐ北側の急斜面に取り付き、
80mほど登って尾根の頭に上がった。
足元の植生は期待した通り!
背の低いミヤコザサがパラパラと生えている程度だ。
こういう環境での尾根歩きは実に楽しい。
そんな快適な尾根は、
小さなアップダウンを繰り返し、
徐々に高度を上げて行く。
下山時にピンポイントで墓地に下りなければ、
エゾシカの防護柵外に出られず、
面倒なことになるので、
要所にピンクテープをつけて行く。
そして北海道電力の送電線が、
木の間越しにチラチラ見え出すと、
手入れされた登山道状の道が現れた。
これは北電が送電施設の、
維持管理用に刈分け整備したものだ。
またこの送電線直下は木々が払われて、
広い風景が楽しめる。
しばし雄大な風景を楽しみ、
北電の管理道と分かれて、
また快適な尾根筋を登って行く。
地形図上の270m標高点を過ぎると、
古く平坦な作業道跡に出て、
なんとものんびり歩かされる感じがした。
そして細尾根の約80mの急登に耐え、
稜線状の上部尾根に上がった。
するとそこにまた作業道跡だ。
この地域でいかに林業が盛んだったか、
と想像させられる。
ただここからの作業道跡は、
背の高い笹がそこそこ密生していて、
とても快適とは言えない歩行となった。
途中偽ピークが現れ、
一応三角点標石を探してみる。
結局約800mの笹漕ぎを経て、
12時40分、二等三角点「長知内」。
このピークは南から西にかけて、
樹木がないため太平洋まで一望できて驚いた。
なかなか素晴らしいピークだ。
三角点は二等なのだが、
訪れる人がいないようで、
一面笹に覆われていたので、
丁寧に笹刈りをしてやった。
そして昼食。
下山は登路の尾根をそのまま引き返した。
ただ、麓に近いCo.190からの枝尾根上に、
もう一つの三角点があるので寄ってみた。
14時40分、四等三角点「福山」。
その後ピンポイントでエゾシカ防護柵のゲートに当てて、
14時55分、駐車地。
予想以上に楽しく印象に残る山だった。
この後穂別の樹海温泉「はくあ」で汗を流し、
夕張まで戻って車中泊とした。
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