北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2015.12.30 『鳩ノ巣山』(622m)
ようやく今日30日から年末年始休暇に入った。
12月の喧騒が過ぎ、ホッ・・・
今朝6時半過ぎに家を出た。
我が家がある江別市は突然すごい勢いで雪が降りだした。
そんな中、Hiromiを拾って夕張に向かったものの、降り続く雪と鉛色の空に気持ちは晴れない。
ところが、気持ちは晴れないはずなのに、Hiromiはゲラゲラ笑っている。
自らアホなことを口にしたり、何かを思い出したりしてだ。
思えばこの一年、ずうっと笑い続けてきたような気がする。
「人生たった一度きり、日々笑ってくらさなきゃ損!」が心情の私だが、笑いすぎだろう・・・
夕張の積雪状態がわからなかったので、登る山は現地にて決めることにしていた。
そしてまだ積雪が少ないので、歩行距離が短い『鳩ノ巣山』に登ることにした。
9時ちょうど、「ホテルマウントレースイ」の駐車場をスタート。
スタートと言っても、いきなり駐車場北側一帯にあるカラ松林の急登に入る。
雪が固く締まっていれば、グイグイ高度を上げて尾根の頭に出られるのだが、中途半端な雪はスノーシューを笹の中に飲み込む。
ゆっくりゆっくり、一歩ずつ歩を進める。
Hiromiはスノーシュー歴3シーズン目に入り、随分テクニックが上達した。
最初は登るのはもちろん、下りに苦労したものだ。
尾根上に出ると、あとは尾根から尾根へと渡り歩き、小さなアップダウンを繰り返して『鳩ノ巣山』へ向かう。
そして頂上の基部まで登ると、曇り空がどんどん青空に変わった。
「ラッキーっ!!」
しかしだ、ここからが今日の最大の苦難。
笹が深い。
笹の上に積もった雪が、寒暖を繰り返して硬い層を作る。
その上に積もった雪ならば、その層の部分でスノーシューの埋没を止めてくれるので、登行が容易だ。
ところが今日の状態は、笹の上にふわふわの新雪がそのまま積もったもので、スノーシューをまるごと、何の抵抗もなく地面まで飲み込んでしまう。
そうなると雪に埋もれたスノーシューを引き上げ、前に繰り出すのが非常に困難となり、さっぱり進まない。
数年前の1月、Toshiとこの登りで雪に腰まで埋まり、結局リタイアしたことを思い出した。
しかし今日はそこまで深くはなかったので、なんとか頂上へ。
10時40分、頂上着。
いつも通りインスタントラーメンを食べて下山を開始。
だけど、ひょんなことからHiromiがまた笑い出し、しかも今年最大の音量でぇ・・・
冬眠に入ったであろうヒグマが目を覚ますんじゃないだろうか、と心配になる。
下山はHiromiのテストだ。
Hiromiはこの山にひとりで何度も登っている。
私が開いた最短ルートをたどって。
それで今日は下山にそのルートを指定し、Hiromiに先導させてみた。
すると最初の下降尾根を選定する段階で✕。
新雪が降り積もると、山の景色は一変する。
そんなことを教訓にできるできごとであった。
その後は下降ルートを探りながら、蛇行して下るも、まあまあのできだった。
12時5分、駐車場着。
駐車地を基点とし、ちょうど一周するルートであった。
天気が良ければ山は100倍楽しい!
この『鳩ノ巣山』が今年最後の山登り。
3月から始めたブログにお付き合いいただいた方々、大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。
2015.12.27 『三菱山』(482m)~『盤渓山』(604m)
年末も押し迫ってきたが、私の仕事は明日が山。
そして明後日29日まで続く。
このところ土曜休みがなく、祝日(天皇誕生日)も通常出勤だったことで、疲れがたまっている。
それで今日はゆっくり出かけて札幌の山に登ってきた。
Toshiとは盤渓市民の森駐車スペースで合流した。
ほとんど同時に到着したのには少々驚いた。
今日は寒い。
いや、北海道の冬であるからそれが当たり前なのだが、暖冬で体が寒さに慣れてい
9時15分、「盤渓市民の森」に入った。
ここは遊歩道が複雑に施設され、なかなか楽しいところである。
しかし、冬は遊歩道を歩く必要がなく、スノーシューでどこでも歩ける。
入山してすぐに遊歩道を離れ、ほとんど直登して上部の遊歩道に合流するルートを取る。
9時55分、『三菱山』頂上。
天候は曇りで周りの景色はよく見えない。
ただ、これから目指す『盤渓山』は目の前にはっきりと見えている。
この『三菱山』の下りですれ違った親子連れに声をかけられた。
「AmigoさんにHiromiさん、Toshiさんじゃないですか?」。
どうやら我々のトレースを辿って登ってきたようだ。
更に「Amigoさん、お疲れ様です~っ!」と、少し離れた私に声をかけていただき、ありがとうございました。
その後進路を南に取り、尾根を伝って『盤渓山』に向かった。
積雪期の尾根や稜線歩きは、実に楽しい。
けっこうなアップダウンが続くが、二人とも元気いっぱい。
11時ちょうど、『盤渓山』の頂上に立った。
この頂上は北東側がすっぱりと切れ落ち、遮るものがないのでひじょうに見晴らしがよく、190万都市札幌が一望の下だ。
そんな景色を目にし、初めて登ったToshiは感激を隠さない。
この時は曇り空から日が差し、記念撮影をする3人の顔もほころぶ。
下山途中の林の中で昼食タイムを取り、また3人でバカっ話しに花を咲かせた。
12時15分、駐車地着。
行程が短かったこともあり、笑いが足りないと、夕方から『サイゼリヤ』にて笑いのおさらいをすることを約して解散した。
2015.12.20 中小屋(NTT管理) 280mピーク
今年はもう土曜休日がないため、日曜日だけの山行だ。
昨夜出て、先週と同じく浦臼の札的内川に沿う農道の除雪終点で車中泊。
今朝は5時と6時に目覚ましのアラームをセットし、5時のアラームでエンジンをかけ、6時のアラームで起床することにしていた。
しかし予定通りにエンジンをかけたものの、その後の予定に従って起床することはできず・・・
私は疲れている。
ただの肉体労働者である私は、この12月が特に忙しく、配送軒数と物量が増大し、残業にもなる。
配送業務で納品する物が、洋菓子の原材料であることから理解いただけることと思う。
クリスマス目前なのよねぇ~
それが終わると、正月休みを控えた年末の喧騒が待っている。
今朝は起きられないというより、起きる気になれなかった。
外はどんよりと曇り空で小雪が舞っている。
モチベーションが上がらず、「もうどうでもいいや」と言った感じで、7時半まで寝ていた。
それに対してHiromiはフツーに7時半を過ぎても眠りこけている。
Hiromiを邪魔だと感じたことはないが、こんな時は特に邪魔にならない。
7時半を過ぎて起きたものの、天候は天気予報が言っていたほど良くはなく、
「分監山にでも行くかぁ?」、「うん、そうしましょ!」
と言うことで、少々戻って月形の『分監山』(460m)に登ることにした。
ところがスタートして間もなく、基部に取り付くと小雪に笹がむき出しとなり、行く手を阻む。
先週の『五森山』も小雪に悩まされたが、ここはもっとひどい。
この一週間で結構積もったことを予想しての行動だったが、あえなく敗退。
下山しながら直近で登れる山は?
と考えると、中小屋でずうっと昔から気になっていた山を思い出し、こんな時にはうってつけと登ることらした。
頂上に巨大なアンテナが建っているので、それを維持管理するための管理道路がつけられているはずで、それはカーナビで直ぐに確認できた。
国道275号線の旧「中小屋小学校」そばから入山し、NTTの管理道路を歩いた。
NTTの管理道路であるから、夕張の『真谷地岳』や支笏湖の『紋別岳』と登路がよく似ている。
駐車地から約3km歩いて巨大なアンテナが建つ頂上に着いた。
頂上からの見晴らしは思ったほど良くはなく、樹木に覆われていない北側だけが見渡せるだけだった。
風が強かったので即下山を開始。
山肌に曲がりくねって付けられた管理道路をショートカットするべく笹原の斜面を下った。
しかし懸念通り笹は深く、Hiromiの行く手を阻む。
気の毒になるほど笹との格闘に苦労している。
ただ、そんな藪漕ぎも距離は短く、すぐ管理道路に戻った。
そして風がなくなったので昼食タイム。
12月の雪が落ち着かない時期、気になっていた山に登ることができたことに満足。
2015.12.13 乃々と過ごす日曜日
昨日の日曜日は、月に一回孫の乃々と過ごす日だった。
いつものように朝札幌の中心部に住む息子夫婦のところへ乃々を迎えに行き、我が家に連れてきて遊んだ。
そして今回はクリスマスに会えないので、ちょっと早いサンタさんが我が家にやって来た。
乃々が「ジジとババのうち」、と言う我が家に連れてきて、まずババとクリスマスケーキ作りだ。
初めての体験に乃々はノリノリ!
飾りとスポンジのサンドに使うイチゴを「もうひとつ食べていい?」と聞きながら、やめろという声を無視して何個食べただろう?
結果、数はギリギリ間に合ったようだ。
乃々は性格的におおざっぱで雑なところがある。
そんな気持ちが私にはよく理解できるから、乃々も私と同じO型だろうか?
クリスマスケーキが出来上がると、3人でそれをフォークでつつきながら食べた。
行儀悪いと思われるかもしれないが、乃々がナイフで切っちゃいけないという。
味はまあまあであった。
但し、乃々が食べたのは飾りのサンタ、イチゴ、ブルーベリー、キュウイフルーツだけ。
ケーキを食べた後は、サンタさんからのプレゼントを開いた。
大きな袋が二つ。
中からは色々なものが出てきて乃々も目移りがし、ひとつのプレゼントを開ききらないうちに次に手をつける。
サンタさん、ちょっとやりすぎだったかな・・・?
午後、家の中で遊んでいると体力を持て余す乃々を、いつものように野幌運動公園へ連れ出した。
そしていつものように広いところに解き放つと「アハハ、アハハ」と大口を開けて笑いながら走り出す。
これも私と同じく広いところが大好きな性格だ。
更に、濡れること、濡らすことをなんとも思わない。
アップシューズのまま水溜りに入り、ババから借りたばかりの手袋で水溜りに手を入れる、なんのためらいもなく。
しまいには氷が割れた水溜りに腰を下ろしてしま
い、ズボンもパンツもベッチャべチャ!
帰りの車の中では自ら濡れた尻でイスには座れないことを自覚し、後部で立ったまま我が家に戻った。
子供ってどうして水溜りが好きなんだろうね?
そんな一日が過ぎ、夕方送っていった。
来春就学の大きな体を小さなババの膝に預けぐったり、送って行く車の中で寝てしまった。
無邪気だなあ。
次に乃々がやって来るのは大晦日だ。
2015.12.12 『五森山』(664m)
この週末は土曜日だけの山行となる。
金曜の夜出て新十津川町に向かった。
札的沢に沿う農道の除雪終点で車中泊。
前泊すると飲酒の時間は短くなるが、朝はゆっくり寝ていられる。
そんな環境をHiromiも気に入っている。
12月のまだ雪が落ち着かない時期、他の山域同様深い笹に覆われた樺戸山地に足を踏み入れることはめったにない。
それが先日来の天気予報から察すると、空知地方にかなりの降雪があったようなので様子を見がてら出かけたものだ。
土曜の朝7時15分、除雪終点の駐車地をスタートした。
最初は農道から林道へと入っていくのだが、寒暖を繰り返した雪がよく締まっており、多少スノーシューを取られる感はあるものの、積雪期としては歩きやすい。
空はスッキリと晴れ上がり、実に気持ちよく歩ける。
そんな中、当初は『844mピーク』を目指すつもりだった。
しかし、最短距離で登れる沢筋に入る手前でブッシュがうるさくなり、ルートを手前の尾根上に変更した。
そこで傾斜を増したことにより、スノーシューがズブズブと雪に取られることになった。
南斜面は直射日光に照らされて、既に腐りかけている。
極力直射日光を避けて西側の斜面を登るのだが、こちらも最中雪にスノーシューを取られる。
ゆっくりゆっくり進むしかなく、さっぱり高度を稼げない。
時間がひどく長く感ずる登行だ。
10時20分、『五森山』着。
今回はここで良しとすることにした。
このころになると、西からゆっくり入り込んできたガスに、辺りの山々が上部を覆われ始めた。
記念撮影をして下山開始。
この下山がまた大変だ。
笹や他のブッシュ混じりの腐れ雪の中を、ズブズブと下る。
ゆっくりゆっくり。
急ぐと重く湿った雪に取られたスノーシューが壊れてしまいそうだ。
そしてそんな下降に嫌気がさし下降尾根から、林道に下ることにした。
林道に下りついたところで昼食。
その後林道をトボトボ歩いて、
12時45分、駐車地着。
この時期としてはいい山登りであった。
2015.12.6 『紋別岳』(865m)
昨日の夕方、Hiromiと支笏湖に出かけて車中泊。
天気予報に従い支笏湖に向かったのだが、積雪の状態がわからないので、登る山は現地に着いてから決めることにしていた。
千歳を過ぎ、暗い中を走っていると、どうも辺りの積雪が例年より多い。
雪の少ない地域であるため、例年この時期はほとんど雪がない。
なのに道路脇には除雪車が跳ね上げた雪の小山。
先日の大雪がそのまま残っているようだ。
『モーラップ山』の麓に着いて夕食=「かんぱ~いっ!!」
この夜は珍しく寝ないHiromi。
たいてい夕食後に横になったと思ったら牛になる、いや、眠りこけてしまうHiromiだが、この夜は眠ることなく、いつまでもバカっ話しに花を咲かせ、一人でゲラゲラ大笑いをしているHiromiであった。
今朝も起きたのが6時半過ぎ。
外はワッサワッサと雪が降っている。
当然モチベーションが上がらす、とりあえず目の前の『モーラップ山』(507m)に登ることにした。
ちょっとした小山で、すぐに登ってしまえそうだが、この山はHiromiに登った経験が有りながら、私にはない唯一の山だ。
しかし、まだ雪が中途半端で笹が濃いので途中でやめた。
そこで『紋別岳』に登り、早くに帰途につくことにした。
8時45分、登山口をスタート。
『紋別岳』は遅くまで降雪が少なく、年が明けてもほとんど雪がなかったこともある。
それにNTTの管理道路を歩いて登る安心感からか、厳冬期でも人気が高く、人に出会わないことがない。
この日も登山口には既に車が10台。
登山口から10分も歩くと左手に電線保守管理用の刈り分け道が現れる。
10数年前にできた刈分け道だが、これが登山道のようで楽しい。
夏場は下部でイタドリ等の猛烈な草に覆われるが、この時期はすっきりとして登りやすくなる。
更に今日は前日大勢の登山者によって付けられたような深々としたトレースが続いていたので、楽をして登ることができた。
そんな状態であるから、装備していたスノーシューを使用したのは、もう頂上に近くなってからだった。
10時ちょうど、頂上着。
登山口では曇り空だったが、途中から雪模様となり、頂上ではガスも加わって何も見えないので、即下山を開始。
下山を開始すると、ようやくガスが切れだした。
視界が効き、風のないところで昼食。
いつも通り、二人で別々にラーメンを作っていると、上から子供連れの団体さん(総勢7名)が降りてきた。
子どもはスノーシューを履いているものの、とてもその先の急斜面を下れる技術は持っていない。
そこでそのパーティーのリーダーと思われる男性が降りてきた時に話をした。
するとスノーシューは外してツボ足で下るとのことだったので、「ホッ・・・」
ところでこの男性、ブロガーとのことで、ラーメンを作る我々の写真を撮っていいか? 顔は出していいか? と問われた。
もとよりオープンな我々なので、一切構わないが、
この男性はブログ「デジカメ持って野へ山へ」の主宰者だそうだ。
11時20分、登山口着。
『紋別岳』、これはやはりこの時期にはもっともふさわしい山のひとつだわぁ・・・
Hiromiもいっつも同じだけど、「いやあ、楽しかったなあ~」
2015.12.5 『冷水山』(702m)
この週末は今日土曜日が、午後から所要のため午前中しか時間がなかったので、昨夜夕張の『冷水山』麓まで出かけて車中泊とした。
そして今朝は7時近くまでゆっくり寝た。
前泊すると朝ゆっくりできるのがいい。
今回は時間がないので、その範囲では天候に恵まれそうなところがなく、それならいつもの夕張へ、ということにした。
夕張も他の地域同様、この時期としては積雪が少なく、マウントレースイスキー場は圧雪車が踏み固めたゲレンデにブッシュが出ている。
そんなスキー場の林間コースを登り、途中から林道に入った。
この林道はスキー場の南側を巻いて『冷水山』の長い頂稜の東端を回り込み、北西に進路を変えるようにつけられている。
積雪期になるとこの林道歩きが面白く、よく初冬に登る。
林道も積雪が少なくツボ足で歩き通せるが、せっかく背負って行ったスノーシューを途中から使うことにした。
積雪が少なくても、ツボ足よりは歩きやすい。
歩き初めて1時間半、頂上が見えてきたところで時間切れだ。
Hiromiを11時までに帰宅させなければならないので撤退することにした。
まあ、天候も良くないので悔やむ話しでもない。
下山はスキー場を下るつもりで林を抜けてゲレンデに出てみたのだが、今日開業なのかリフトが動いてスキー場の従業員が働いている。
そんなそばをスノーシューで歩いて下るのは気が引け、元の林道に戻って下った。
駐車地に着くといつものようにHiromiが、
「今日の山も楽しかったなあ。スノーシュー最高!」。