北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2015.9.27 『朝日岳』(598m)
土曜の午後、我が女房と定山渓温泉へ出かけた。
山にばかり出かけて申し訳なく、「温泉に行ってみるか?」との問いに、珍しく女房も好返答。
二人だけで出かける温泉は、なんと11年ぶりである。
思えば結婚25周年、銀婚式を記念して当時世界遺産に登録されたばかりの知床に出かけたものだ。
そして途中二人で『摩周岳』に登った。
その年の11月末、通勤途中に転倒して足の骨を骨折した女房は、完治後もすっきりと痛みが取れないので、山登りをやめてしまった。
それまでは月に一回必ず登っていたのだが。
久しぶりに食べる温泉ホテルのバイキング料理はうまかった。
中でも柔らかい牛ステーキが最高で食べ過ぎてしまい、部屋に戻ってもただただ腹が苦しく、
ワインを1本半ほどしか飲んでいないのに、眠くて寝入ってしまった。
翌日曜の朝5時半、そっと部屋を出た。
女房にもちゃんと話しておいたが、早朝直近の『朝日岳』に登ることにしていた。
ただの旅行に出かけても、山から頭が離れない「山バカ」。
この「山バカ」を自ら称する山屋がいるが、私の目から見るとなぁんも「山バカ」とは言えない。
私こそ正真正銘の「山バカ」なり!
但し、私も「山キチガイ(現在は使用してはならない言葉のようだが)」にはなりきれない。
ホテルの玄関を出ると、小雨が降っていた。
それも駐車場の車で着替えているうちにやんだ。
ホテルから徒歩で散策路を歩いた先に、必ず『朝日岳』の登山口があると確信して歩いていくと、少しの狂いもなく登山口へ。
何度か登っている山なので、ダメなら戻って車で向かおうと思っていた。
明け方まで雨が降り、朝の陽光に照らされた緑が実に美しい。
登山道に覆いかぶさる笹やその他の雑草が体をずぶ濡れにするが、全く気にならない。
戻ればまた温泉に入れるのである。
途中で余計なことをしたのでちょっと時間がかかり、7時半に部屋に戻った。
そして寝ていると思った女房はすでに起きていた。
またうまくて遅い朝食をたらふくいただき、満腹で入浴してホテルを出た。
途中滝野から大曲を回って買い物をして、12時半に帰宅。
そんな帰途で女房が、「もうお昼近くだよ、お昼ご飯どうするの?」、
「さっき腹いっぱい食べてきたべよ。なんにもいらねえよ」。
更に買い物を終えて、「もうお昼だよ、ご飯どうする?」
「そんなに食いたいかよ!? 腹一杯でなんにもいらないって!!」。
どこまでも「食い気突進型」の女房であった。
2015.9.26 トレーニング登山
昨日の土曜は午後から女房と出かけることになっていたので、
ひとりでまた札幌市内の山を登り継いでトレーニング登山とした。
午前5時30分、『銭函天狗岳』(537m)の登山口をスタート。
下山後、『手稲山』(1,024m)、『千尺高地』(482m)、『奥三角山』(354m)、『三角山』(311m)を登り歩き、
12時半には帰宅。
『銭函天狗山』は相変わらず登山者が多いようで、登山道上湿気で乾ききらぬ箇所もしっかりと踏み固められていた。
また、暖かいせいだろう、まだ蚊が多く、すぐに刺される。
車内に入った一匹を捕まえて潰すと、真っ赤な血が!
いつの間に、私のどこを刺したのだ~ッ!?
続く『手稲山』は木々の紅葉はまだまだであるものの、下草が枯れて秋の気配を感じさせてくれた。
更に次の『千尺高地』では、先日まで茶色だったすすきの穂が白く変化しだし、これも秋の風物詩。
『千尺高地』はこのすすきの白い穂に一面覆われるようになる。
『奥三角山』の頂上に立って驚いた。
頂上より南側の広葉樹が数本伐採されていた。
明らかに展望を確保するための行為と思われるが、誰がどんな権限で行ってものか?
秋が深まるとさぞかし美しいであろうと思われる広葉樹林帯に、ポッカリと穴があいたようで残念だ。
しかし、これまで目にすることができなかった『三菱山』、『盤渓山』が目の前に現われた。
それはそれで都合がよく、何とも複雑な気持ちだ。
このようなトレーニング登山を含め、今年も既に200回を超える山登りを終えた。
そしてまだまだ続く。
2015.9.23 『佐幌岳』(1,060m) 《シルバーウィーク④》
シルバーウィーク最終日は夜明けから既に快晴だ!
サホロリゾート内の、とある場所で車中泊をさせていただいたが、この地は何度訪れても落ち着く。
シルバーウィークの最後は『佐幌岳』に登って締めくくりだ。
『佐幌岳』へは通常、狩勝峠頂上から続く長い稜線歩きの登山道で頂上に至る。
しかし今回はHiromiが初登となるスキー場から登ることにした。
スキー場大好きの私はこちらのルートの方が好きだ。
ただ、ルートとは言っても登山道があるわけではなく、スキー場の斜面いっぱいに生えた草をかき分けて登る。
6時30分、駐車地をスタートした。
素晴らしい快晴の中を、直近の斜面に取り付く。
登るにつれ、十勝連峰、表大雪、東大雪、そして日高山脈の山々がくっきりと見えてくる。
そしてこの連休初日に登った『雌阿寒岳』も確認することができた。
年に何度もないであろうこの快晴が、休日と重なるということになると、更に各率が低くなる。
なんとも幸運な日だ。
風もない。
そんな穏やかでのどかな日に広い斜面を登る。
私には最高の条件だ。
Hiromiも暑いくらいのコンディションの中、汗だくになりながら、しかし楽しく登ってゆく。
7時45分、頂上着。
頂上に立っても無風。
まだ時間が早いため、狩勝峠からの登山者も到着していない。
記念撮影をして一段下のリフト終点まで下って、朝食のラーメンを食べた。
下山は北側の登路とは反対に南側の斜面を下る。
このように、駐車地を起点にちょうど一周するルート取りを出来るのがサホロの特徴だ。
9時、駐車地着。
食事の時間を入れてもわずか2時間半の短い山旅ではあったが、心はなんとも十分に満たされている。
「Hiromiさま、4日間大変お疲れ様でした」
「Amigoよ、大儀であった」
だんだん偉くなるHiromiである。
帰宅してからの後片付けを踏まえ、早々と帰途に着いた。
4日間の山旅にお付き合いいただいたみなさん、またお会いしましょう!
いやあ、楽しかったなあ・・・
2015.9.22 『西別岳』(799m)~『摩周岳』(857)~『リスケ山』(787) 《シルバーウィーク③》
私の シルバーウィーク三日目は、『西別岳』の登山口近くにある古い伐採作業用の土場で目覚めた。
全道を随分あちこち歩き、車中泊を重ねてきたが、どこに行っても適当な車中泊場所があるもので、誰もおらず実に快適に過ごせる。
この日も午前6時に登山口をスタートした。
『西別岳』はわずか800mほどの低山にもかかわらず、その風景は何とも言いようがないくらい素晴らしい。
私はよく人に「今まで登った中で、どこが一番良かったですか?」と聞かれる。
そしてその度に返答に困る。
「どこが・・・?」と聞かれたって、どこもここもいい。
季節によっても各々の山の美しさが変化する。
そんな風に迷う私ではあるが、その中でもこの『西別岳』は三指に入る山だ。
とにかく風景が雄大で美しい。
登山口をスタートして間もなく、この日も初登の山に向かうToshiとHiromiに言った。
「大きい声では言えないけどよ・・・」
「どうしたんですか?(T)」
「この先に素晴らしい景色が広がっているから、びっくりすんなよ」
そんな私の期待通り、『リスケ山』を右に見る頃には二人して感動の始まりだった。
そこからはたかだか800mほどの山とは思えない、なんともうっとりする風景が広がる。
そして10数年前に初めてこの風景を目にした私を思い出す。
それでも遠隔地であるため、この日が4度目の山行となった。
7時『西別岳』頂上着。
前日に続き、この日も素晴らしい天候だ。
『西別岳』頂上からは、北に荒々しく鋭角な『摩周岳』が「早く来い」と言っているよう。
また南方面は広大な裾野の果てにオホーツク海が広がる。
正に北海道ならではの風景だ。
『西別岳』頂上からの展望を楽しんだあとは『摩周岳』へ。
一旦大きく下り、「摩周湖展望台」からの登山道との分岐点でV字を切るように『摩周岳』へ進路を変える。
緩やかに登りが続いたあとは、頂上直下からの急登だ。
しかし長くは続かず、『摩周岳』の狭い頂上に飛び出す。
8時15分、『摩周岳』頂上着。
眼下にサファイアブルーの湖面をたたえた「摩周湖」を見下ろし、高度感いっぱいだ。
この頂上も一種独特の世界で、他に類を見ることがない眺めだろう。
復路はまたこの地域ならではの美しい登山道を戻って行く。
この復路でToshiが期待するミニアクシデントが起こるはずだったのだが、ひょんなことからポシャってしまった。
はっきり言って、いや、はっきりわかるほど肩を落としていたToshiだった。
まあ、人生そんなこともあるさあ!
『リスケ山』で食事をして11時、登山口着。
いやあ、また素晴らしい山旅だったねえ~
長い連休でも2回山に登ればいい、というToshiはここで長い帰途に着いた。
私とHiromiはシルバーウィーク最終日を締めくくるため、これまた長い移動でサホロリゾートを目指した。
2015.9.21 『斜里岳』(1,545m) 《シルバーウィーク②》
私のシルバーウィーク二日目(月曜)は、『斜里岳』登山口近くで目覚めた。
目覚めたと言っても、起こされた。
隣りに駐車して、同じく車中泊していたToshiが4時頃起きてエンジンをかけ、ガタガタやりだした。
エンジンもかけたり切ったり。
これじゃあ眠ってはいられない。
通常の生活でも4時には目覚めて眠れないらしいToshiだ。
私とHiromiはシルバーウィーク当初から、4日間の休みを4日間登り歩く予定で出かけた。
そこに中の二日間だけ合流して帰るToshiとはペースもリズムも違う。
参った・・・
6時、立派な「清岳荘」が建つすぐ脇の登山口をスタート。
この「清岳荘」だが、昔は現在の登山道を進んだ先の入渓地点近くに建っていた。
この山を訪れた人ならわかるように、林道の終点が登山口で、そこに「清岳荘」が建っていたわけだ。
火事で消失した旧「清岳荘」だが、数年後新しい建物ができたと同時に入渓地点が遠くなってしまった。
私はこの山に登るのが4度目だったが、今回は最も沢の水量が多かった。
このところ降り続いた大雨のせいだ。
ToshiとHiromiは初登の山だが、特にHiromiはロングスパッツを着用していなかったため、渡渉に四苦八苦だ。
Hiromiには事前に山行予定の山の名だけを示し、その行程については自ら調べ、頭に入れておくよう指示をしていた。
それを怠ったため、ロングスパッツの必要性を感じ取ることができなかった。
それで私とToshiを真似て、同じ格好でスタートしてしまった。
このロングスパッツを着用しなかったことが、下山で更に大変になる。
上二俣から新道を登った。
新道を登り、沢沿いの旧道を下る。
それは登る距離が短い旧道に登りの登山者が殺到することを予測したのと、新道から眺める風景が素晴らしいため。
予想は的中し、新道から旧道との合流点に達するまでにわずか一組のパーティーを追い越しただけだった。
登山口近くで確認してから、ほとんどガスがかかっていた頂上部も徐々にその美しい姿を現した。
そして合流点を過ぎ、頂上基部に達する頃にはすっかり晴れた。
8時30分、頂上着。
そこには360度、遮るもののない世界が広がっていた。
知床方面の雲海がまたいい。
そんな素晴らしい頂上からの眺めではあったが、3人揃ってザックを下ろすことはなく、頂上をあとにした。
西にそびえるピークとのコルに下りてから踏み跡をたどって、『斜里岳西峰』とでも呼びたくなるような存在感のある『1,508mP』
を目指した。
ここで先頭に立って歩きたそうなToshiに、「ルートファインディングのトレーニングた、先に行っていいぞ」と言ってやると、なんなんだかよくわからんが、走って下り『1,508mP』の基部に取り付き、グイグイ登って姿が見えなくなってしまった。
「先に行っていい」とは言ったが、「Hiromiを置いていっていい」と言ったわけではなく・・・
この踏み跡はかつて『南斜里岳』まで続いていたのだが、現在は殆どが消えて廃道となっている。
『1,508mP』まででさえ、その踏み跡が年々薄くなっているしだいだ。
下山は薄い藪を漕いで旧道に出て沢沿いを下った。
この水量の多い沢がまたHiromiを悩ます。
この沢がこんなにも大変だったのか、とあらためて感ずる瞬間に何度も出くわした。
一人で歩いていると、全く何も感じずに登下降しているのだが、人を連れて登った時にその難度が突如頭をもたげ、そこに人を連れて踏み入ったことを何度も後悔した経験がある。
しかしHiromiにはこの程度の沢は楽に下りてもらわなければ困る。
と、言いつつも二度スリップして転倒し、そのうちの一度は転倒して横たわった体ごと1mほど下の岩盤に落ちた。
これには驚き、腕を骨折したのでは、と案じたものだ。
結果、事なきを得たがHiromiはこわい!
そんな悪戦苦闘で下山に時間を要し、12時50分登山口着。
まあ、色々あったが、天気がよけりゃあ全て良し!
いい山行だったぁ・・・
ただ、登山口の広い駐車場は満車で、入りきれなかった車が道路にも並んでいた。
「100名山」巡礼の山はやはり好きになれないわぁ・・・
下山後、前日と同じ「緑の湯」で汗を流し、『西別岳』登山口近くへ移動した。
2015.9.20 『雌阿寒岳』(1,499m) 《シルバーウィーク①》
この度のシルバーウィーク、私の休みは日~水曜日の4連休。
4日間を有効に動くべく、土曜日の終業後午後6時半に家を出た。
いつものようにHiromiを拾い、とりあえずトマムを目指した。
そして午後8時半、トマムに着いて「かんぱ~いっ!」。
翌早朝一気に阿寒まで走る気にはなかなかなれない。
日曜日の朝5時半にトマムを出て阿寒ヘ。
『雌阿寒岳』には何度も登っているが、阿寒湖畔から伸びる林道奥の登山口からは登ったことがなかったので、初めて登ってみることにした。
Hiromiにとっては初めての山であり、その後も続くシルバーウィークに登る山の全てが初登という、誠に贅沢な山旅となる。
8時45分、『雌阿寒岳』の登山口から入山する頃は素晴らしい青空が上空に広がっていたが、登るにつれてガスが流れ込み、辺りを覆う。しかし、天気予報ではこの日終日雨。
それを思うと奇跡のような恵みだ。
10時45分、頂上着。
そこからは唯一西の風景が見渡せた。
また火口も覗けるが、これまでに見たことがないくらい多量の噴煙を吹き上げている。
『
雌阿寒岳』頂上に長居することなく『阿寒富士』に足を向けた。
ところが、噴煙を吹き上げる火口が凄まじい音を放出する。
有り余るエネルギーを持て余し、今にも噴石や溶岩が飛び出してきそうだ。
身の危険を感じ、そこで下山することにした。
少し下ったところでゆっくり昼食を摂って下山。
13時、登山口着。
また長い移動で清里町へ。
清里町の「緑の湯」で汗を流し、脱衣場で身支度をしていると、背中で「コンチワ~」。
一瞬、「はて、こんなところに知り合いはいないが」と思いつつ、声のする方に目を向けると、なんとToshiではないか!
実はToshiとは翌月曜の朝合流することになっていた。
汗を流した後は『斜里岳』の登山口近くに移動して、久しぶりの三人車内宴会だ。
久しぶりのバカっ話しに笑い声が車外に漏れるも、辺りは山の中。
2015.9.13 トレーニング登山
今日は札幌市内の山でトレーニング登山。
朝から雨が降り通し。
札幌市内の山、『豊平山』(663m)、『藻岩山』(531m)、『三角山』(311m』、『三菱山』(482m)、『奥三角山』(354m』5山を登り歩いた。
7時にHiromiを迎えに行き、8時、Toshiと藤野スキー場で合流した。
まずは『豊栄山』(藤野スキー場の山)に登ろうと準備を始めると、スキーハウスの中から警備員が出てきて、ヒグマが目撃されたため入山禁止になったと言う。そしてそのことを告げる貼り紙を見ただろうと。
ヒグマなぞに頓着のない私はそんなものが貼られていたことに、何の興味もなく・・・
ヒグマというのは、半径50kmを行動範囲とし、常に動き回っている。
従って、たった今見かけたものでない限り、もう遠くに去ってしまっているのだ。
ヒグマに対する過剰反応と思えるが、「自己責任」と突っぱねて札幌市から派遣されたという警備員の静止を振り切り、張り巡らされたロープを乗り越えて入山することもできず、即移動。
『豊栄山』の南に位置する『豊平山』に登ることにした。
ところがこの『豊平山』も登山禁止!
2年ぶりに行ってみると、状況が変わっていた。
最近「北海道の夏山ガイド」最新版に載ったらしいこの山は、まず登山口に「駐車禁止」の黄色い立て看板がズラリ。
入口の松の木に取り付けられていた「豊平山」の表示版もない。
代わりに「登山禁止」の表示版だ。
察するに、ガイドブックを見て押し寄せた登山者が狭い道路に駐車し、近隣の住民に迷惑をかけたのだろう。
その苦情が登山禁止処置につながったのだと解釈する。
登山者というのはわがままなもので、少しでも登山口に近い位置に駐車しようとする。
山に一歩分けいれば、何キロも歩くことになるというのに。
我々は少し先に進んだところの、古い林道入口に駐車した。
入残禁止のロープはゆるく、崩壊しているという階段は、そもそもそのへんの倒木を利用して組み立てたもので、長持ちするはずがない。
また、山に登ろうとするこちらも、階段なぞをあてにして登るはずもなく・・・
頂上はすっぽりとガスの中。
この山に初登のToshiは何も見えずに残念!
そんなことはハナから承知の助ではあるが。
下山後『藻岩山』スキー場駐車場に移動した。
このスキー場を登るのは、私もToshiも初めてだ。
そこへ行くとHiromiなんか、「この山は私の庭よ~」とばかりに先頭に立ち、グイグイ登って行く。
最近調子が悪いボクなんか、着いて行くのが大変!
40分で『藻岩山』頂上に立ったが、なかなか登りがいのある山に対して、何とも興ざめのする頂上だ。
あくまでもトレーニング目的に登る山である。
三座めは『三角山』。
常に人が多いこの山も、さすがに雨の日は3組と接触しただけ。
下山した登山口で雨が小降りとなったので、各自昼食。
昼食後『三菱山』へ。
遊歩道全体が最近草刈され、なんだか別のところを歩いているような違和感を覚えた。
しかし、本当に歩きやすくなったものだ。
最後は『奥三角山』。
この山の頂上近くまで登った頃、ようやく雨が上がった。
木々はいつも通り緑の葉をいっぱい蓄えて美しく、意外にもこの山初登のToshiをうならせ、早くも紅葉の時期に再訪することを決め込んだようだ。
結局ほとんど雨の中の登下降ではあったが、帰途の車中でHiromiが、「いやあ、今日も楽しかったなあ~」とひと言。
そんな言葉にオヤジは「よかったなあ・・・」と安堵するのであった。
2015.9.12 Happy Birthday Hiromi!
この週末は土曜出勤に加え、台風崩れの悪天でパッとせす、遠出は無意味なので留まる。
今日は土曜出勤の前に『手稲山』下部の『千尺高地』(492m)に登ってから出勤。
11時に仕事を終え、札幌の『三角山』(434m)、『奥三角山』(354m)に登り、再び『千尺高地』に登って帰宅。
16時から『サイゼリヤ』で宴だ。
二日早いが、Hiromiの誕生日を祝った。
独身のhiromiは祝ってくれる人もなく、私が「誕生日おめでとーっ!!」
そんなHiromiの40歳の誕生日にも、Hiromiの兄のToshiさんなんかスルーだからねえ・・・
明日も降水確率80%なので、札幌市内の山でトレーニング登山だ。
2015.9.6 乃々と過ごす日曜日
6日日曜日は、月に一度孫の乃々と過ごす日だ。
いつものように朝乃々を迎えに行き、我が家に連れてきた。
ババとねんど遊びをしたあと、「カラーボールすくい」をすると言い出し風呂場へ。
自分が全部のボールをすくったあと、「ジジ、今度はジジの番だよ!」。
ジジも全部すくい終わると、「なんかお風呂に入りたくなってきたなあ」と言い出した。
そして下着のままジャブジャブやりだす。
誠にとっぴな乃々だ。
それからはバッチャンバッチャンと暴れ、納得いくまで遊んだ後、満足して浴室から出てきた。
お湯ではなく、水に近いぬるま湯なものだから、ようは激しい水遊びだった。
そうこうしているうちに昼近くになり、いつものように公園に行こうかと言うと、突然「納豆ご飯が食べたい」と言い出した。
乃々は納豆ご飯が大好きだ。
いつも家を出て公園に行く途中、スーパーで昼食のあれこれを買っていく。
この日もそのつもりだったのだが、そのパターンが突然崩れた瞬間だった。
そしてそれがリズムを崩した。
ババが乃々とトランプ遊びをしている間に私が冷や飯を温め、昼食の準備をした。
準備といっても乃々の納豆ご飯と、我々は缶詰を開けただけ。
私はサバの水煮に生卵、炒めた魚肉ソーセージ。
女房はさんまのかばやき缶だ。
なんともお粗末な昼食になってしまった。
乃々は納豆ご飯を黙々と食べながら、ロースハムをむしゃむしゃ食べる。
そんな昼食、ただ腹一杯になるだけの昼食を家で終えてしまうと、即眠くなる。
私は日常の疲労が蓄積しており、居間のソファーに腰かけたまま眠ってしまった。
そしてそれが2時間。
その間ババが相手をするも、ババも疲れて乃々は最終的にテレビ観戦。
いやあ、申し訳なかった。
ごめんねえ、乃々・・・
14時に起きて野幌運動公園へ。
ようやく乃々に発散させる時が来た。
乃々は走る走る。
「ジジ、鬼ごっこしよっ!」
「ジジ、あそこまで競争しよっ!」
む
そしてどこででも寝っ転がる。
そんな無邪気さをこれから先も決して失って欲しくないと願うジジである。
2015.9.5 『ニトヌプリ』(1,080m)~『チセヌプリ』(1,135m)~「神仙沼」~「大沼」
この週末は土曜日だけの山行だ。
金曜の夜出発でニセコの五色温泉に向かった。
札樽自動車道を朝里インターで下車し、毛無峠からキロロを抜け、倶知安に入って道々倶知安~ニセコ線を登り、『イワオヌプリ』の登山口近くに着いたのが9時近く。
それから日々決まった量の酒を飲むのが大変だ。
急いで飲まなくちゃ!
土曜の明け方から雨が降り出し、車の屋根をたたく。
それがなかなかシャキッとは止まず、降ったり止んだりを繰り返した。
そんな雨の様子を伺っているうちに、スタートが8時半になってしまった。
当初の予定から中間の『シャクナゲ岳』と、最後の『イワオヌプリ』をカットすることにした。
両山をカットしたのは、ただ単に時間の問題だけではなく、私の調子が悪かった。
このところ仕事が忙しく、その疲労がどっぷりと両大腿に溜まっていた。
なにせ仕事が肉体労働(配送)なものだから、忙しいと即週末の山行に影響を及ぼす。
しかし、そんな体調の良し悪しなぞあまり影響がなかったものだが、近頃は顕著に表れる。
これは間違いなく歳のせいだ。
Toshi(http://blog.goo.ne.jp/oborozuki89)よ、よ~く見ておけ~っ!
スタートして間もなく分岐が現れ、右手を行くと『イワオヌプリ』だ。
それを直進し、『ニトヌプリ』を目指す。
このルートは昨秋、もう降雪があってからHiromiと歩いている。
『ニトヌプリ』の登路に入ると一面笹の海で視界が開け、景色を楽しみながら楽しい登行が続く。
さほどのアルバイトも感ずることなく頂上へ。
この頂上からは東に『ニセコアンヌプリ』と『イワオヌプリ』の迫力ある姿が眼前に眺められ、西にはこれから登りゆく『チセヌプリ』がどっしりと構えている。
『チセヌプリ』へは一旦深く下って「ニセコパノラマライン」まで下り、車道を横断して『チセヌプリ』の登山道に入る。
そしてその『ニトヌプリ』の下降が面倒だった。
明け方からの雨が結構な量だったようで、登山道が小沢状態で滑るしぬかるんでいる。
従ってスピードを上げることができず、ずいぶん長く感じた。
『チセヌプリ』の登路は大岩小岩の連続だ。
その岩もこの地域特有のヌルヌルで、よく滑るためゆっくり慎重に登る。
日本海が近いため、常に湿った空気が吹きつけられ、岩の表面が乾きにくく、コケ類の植物が繁殖しやすいためと推測する。
『チセヌプリ』の頂上からは、東に来し方の山々が並び、西には『目黒内岳』から『岩内岳』、『雷電山』がその勇姿を見せている。
そしてこの山の下降では、眼前の美しい笹の海の中に『シャクナゲ岳』の端整な姿が目に飛び込み、心を和ませてくれる。
『チセヌプリ』を下りきったあとは、「長沼」に向かってドロドロ、グチャグチャの長い登山道をただひたすら下る。
そし「長沼」から800mほどで「神仙沼」だが、この辺りでは観光客と交わるので、急ぎスルーだ。
登山道は「神仙沼」から1kmほどで「大谷地」へ。
更に何も見えない笹の中を歩き、アップダウンを繰り返して「大沼」へ。
ここまで来るとホッとする。
特に調子の悪い時は。
午後1時、ようやく昼食だ。
「大沼」からは多少のアップダウンの後、『イワオヌプリ』の分岐に向かって登るのだが、これがこの日の私には辛かった。
同ルートを周回するのは4度目だが、こんなに辛かったことはない。
先をゆっくり行くHiromiにも全然ついて行けなかった。
14時40分、登山口着。
終わってみれば6時間10分の短い山旅ではあったが、この日だけはやけに長い行程に感じた私だ。