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2021.11.27 『幌内』(378m)  崩壊地の長い林道を歩く

 北海道には「幌内」という地名や点名がありがちだ。

そんな中昨年三笠市で、

「幌内」(三等三角点・310m)に登り、

今年は日高町で同じく「幌内」(ニ等三角点・1,095m)に登った。

そして今回はむかわ町と、

厚真町の境界線上に位置する「幌内」に登ってみた。

 この週末は石狩中部にも、

とうとう雪がやって来た。

遅い初雪だったが、

降りだすとアッと言う間に積もる。

土曜の朝家を出るときは、

20cmほどの湿った雪が積もっていた。

まだタイヤ交換はしていないが、

4シーズンタイヤなので大丈夫。

どうせその後に向かう平取町 方面に雪はない。

の、はずだったが・・・

Hiromiを迎えに行き、

まずは安平町に向かった。

安平町だってまだ降り積もってはいないだろう、

と思っていたのだが、

あれ~っ?

積もっていないどころか、

結構な積雪で、

スピードを出しては走れない。

それから厚真町に向かうが、

さすがに厚真町はまだ積雪0だろうと、

たかをくくっていた。

ところがその厚真町に入っても積雪状態だった。

ずいぶん広範囲に降り積もったことに、

改めて驚かされた。

そして厚真町からむかわ町に入って、

とうとうあきらめた。

「こりゃあどこまで走っても同じだな」と。

それでそれ以上先に進むことを止め、

道々59号線の「相馬橋」を渡ったところで、

左折して「むかわ町道栄豊田線」に入った。

この奥には二等三角点の「幌内」が有ることを、

以前から知っており、

地形図も用意してあった。

今年の夏登ってみようと訪れたが、

町道脇に工事標識があり、

奥で「胆振東部地震」の、

災害復旧工事がいまだ続けられているものと解釈し、

この町道に入ることを遠慮した。

今回その標識はすでになく、

雪が降り積もった林道に、

車が入った形跡がないことから、

ハンターの心配もないと判断し、

挑んでみることにした。

「林道」を約3km入った地点を駐車地とした。

林道の状態は良く、

まだ先まで入ることはできたが、

タイヤがスタッドレスではないので、

無理は禁物ということだ。

 8時55分、駐車地をスタート。

積雪は10~20cm程度。

「町道」は「似湾川」に沿って、

直線的に伸びていく。

渡渉が2ヶ所あった。

町道の入口から想像したこの道は、

狭い雰囲気だったが、

実際には広くて気持ちがよい。

駐車地から約2km歩き、

予定の分岐に達した。

すると予定した林道は、

「幌湾2号林道」と名付けられ、

真新しい雰囲気だった。

災害復旧の一貫で、

改修工事がされたばかりのようだ。

その新しい林道を、

気持ちよく歩き高度を上げていく。

途中送電線の下を3度くぐる。

そして地形図上の、

「285m標高点」で方向が大きく変わり、

新しい林道はこの地点で終了し、

在来の林道歩きとなるが、

ここからが崩壊、倒木の連続となった。

この辺りの現在の状況を考えると、

その方が自然な気がする。

これまでずいぶん目にしてきた、

「胆振東部地震」の爪痕を、

ここでも次々と目にしながらの歩行が続く。

危うい林道は、

目的の「幌内」が近くなって、

崩壊して完全に消失した。

その前方には凄まじい倒木群だ。

急斜面を登って尾根筋に逃げる。

そして倒木群をかわすと、

目指すピークが見えた。

一旦まだ残っている林道部分に下って登り返す。

この頃になると、

上空を覆っていた雲が流れ、

青空の面積が大きくなった。

明瞭な尾根筋を登り、

11時50分、二等三角点「幌内」

おおよそ200m台のピークが林立する、

この辺りでは突出した高さだ。

樹木がなければ、

360度遮るものがない。

いい山じゃないか!

駐車地から約7kmの林道歩きだった。

下山はルートを変え、

別の林道を利用して、

「似湾川」に沿う林道に下ることにした。

ところがこの林道は、

下部で林道が完全に消滅し、

崩れ落ちた土砂と倒木群が、

沢筋を埋め尽くしていた。

おまけにそれらにせき止められて、

水が広くたまっている。

とても突破できる状況ではないので、

尾根を拾って登り返した。

そして登路で利用した林道に戻った。

これを地形図上の、

「285m標高点」まで戻り、

支線林道に入った。

この林道は車両での走行は、

既に困難であるものの、

歩行には全く支障なく、

快適に下っていった。

しかし、下部で「四十八点沢川」沿いまで下ると、

倒木の嵐に捕まった。

木々が根っこごと崩れ落ちて、

沢床に溜まっている。

それらを越えて進むのが困難で、

どうしても越えられないところは、

高巻きをしてクリア。

わずかな距離に時間を割かれ、

最後に渡渉を終えると、

15時ちょうど、駐車地。

全行程14kmの中には、

ずいぶん盛りだくさんの内容があった。

それらをHiromiと回想した。

 林道から道々に出ると、

朝は圧雪状態だった路面の雪が、

ほとんど融けて走りやすくなっていた。

この週末もまた、

厚真町の「こぶしの湯」で汗を流した。

そして車中泊地へと移動した。

 

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2021.11.28 ヒグマ事故に思う  

 先日夕張市富野の「前田の沢林道」で、ハンターがヒグマに襲われて死亡するという、

大変痛ましい事故が発生した。

ハンターは私と同じ、江別市在住と思われる。

 私は今年この林道に二度入っている。

それでこの度の事故後様々な検索エンジンを利用し、約300名の方々が当ブログを訪問された。

そこで今一度二度の入山風景を貼り付けるので、興味のある方はご覧いただきたい。

 「前田の沢林道」の奥には、「シリツルオマップ川」の右岸側に「右股」(三等三角点・240m)があり、

左岸側には「富野」(四等三角点・237m)があるので、

今年4月22日にはこの両ピークに立った。

《4月22日の記録》

そして後の7月11日にHiromiを連れて再度入山したものの、ヒグマとの接近遭遇で「右股」を断念している。

《7月11日の記録》

 今回の事故は新聞記事によると、エゾシカを狙って林道から発砲しているようだ。

それが一発で仕留めることができなかったため、急いで沢筋に下降した。

ところが前方の茂みに、運悪くヒグマが身を潜めており、ハンターが勢いよく近付いたため、

驚いて襲いかかったのだろうと推察する。

偶然が誘発した痛ましい事故だった。

ヒグマはまず頭に噛みつくという。

そこでヘルメット着用ならばどうだったのだろう?

決定的な一撃をやわらげることで、生き残るチャンスが生まれたのではないか?

今回の事故から、改めてヘルメットの重要性を思い知らされた。

被害に遭われた方のご冥福をお祈り申し上げます。

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2021.11.23 『安平道』 (266m)  崩壊地が変わった!

 23日、「勤労感謝の日」は、

北海道の北側半分が雨か雪模様、

との天気予報を受け、

近場の安平町でまた、

地震の崩壊地を眺めに行くことにした。

 「安平道」には複数回登っているが、

そこに行きつくまでの過程で、

凄まじい「胆振東部地震」の爪痕を目にすることになる。

崩壊地の光景については大変申し訳ないが、

一度目にすると惹きつけられるものがある。

 23日の朝Hiromiを迎えに行き、

安平町の「瑞穂ダム」に向かった。

そしてダムの手前より狭い農道に入り、

「ハビウ林道」入り口に到着。

入り口の空き地を駐車地とした。

しかし足元がジメジメして気持ちが悪い。

   準備を整えて林道を歩き出すと、

ワンボックスカーが一台やってきて、

林道に入っていった。

はじめはハンターかと思い、

ちょっといやな気分になった。

ところがその様子を見ると、

どうやら林業関係者のようだ。

ハンターよりはましだが、

それでも林道奥で作業が行われているのも困る。

しかしまあ予定通り歩を進めることにした。

 エゾシカの防護柵扉から林道に入ると、

間もなく「ハビウ林道」と、

「ハビウ支線林道」の分岐が現れる。

これを「ハビウ支線林道」に入り山中を周遊して、

下山は「ハビウ林道」を下る予定だ。

この分岐を起点にちょうど一周することになる。

 「ハビウ支線林道」を歩きだすと、

Hiromiがやけにハイテンションで大声を出す。

珍しいくらいに大声でゲタゲタ笑うので、

前方に見えてきた林業関係者達に聞こえはしないかと、

内心ハラハラ・・・

そのまま重機や多数の車両横を過ぎて進む。

林道の更に奥で作業が行われているようなので、

立ち入り禁止を告げられるのでは?

とも思ったが、

誰にも何も告げられることはなかった。

しかしこの先がヤバかった!

林道が重機の往来でドロドロだ。

それもただのドロドロではなく、

泥が深くて登山靴をスッポリ取られてしまう。

間もなく一台のパワーショベルが、

林道上で作業をしていたので、

林道から下に降りてドロドロの川原を進む。

そして重機の前に出て林道に戻るも、

ドロドロ状態は林道上も、

それを外れたところも一緒だ。

後ろから重機が追いかけるように着いてくるので、

Hiromiに速く歩くようハッパをかける。

しかしHiromiは無視してのんびり歩く。

Hiromiとの間隔がどんどん広がってしまうので、

立ち止まって待たなければならない。

けれど重機はやってくる。

それで逃げ切れないので、

左手の藪に入るようHiromiに指示を出した。

そして藪の上部で合流。

Hiromiは春先の水が入った、

田んぼのようなドロドロに膝近くまでのまれ、

もうテンションガタ落ち!

ちょっと前までのハイテンションなHiromiは、

いったいどこへ行ってしまったのか!?

その時点でHiromiは、

既に「おうち帰りたいモード」

ドロドロにのまれて、

ガックリやる気が失せてしまったそうで、

「このまま帰ってもいい」と言い出した。

ところがそうはいかない。

大規模崩落が発生したこの渓に、

人の手が入ったと言うなら、

それをこの目で確かめてみたい。

 昨秋から気付いていたのだが、

厚真町やこの安平町では、

「胆振東部地震」によって崩壊した部分の、

災害復旧工事がおおよそ終わっていた。

しかしそれは人目に付く部分だけで、

この「ハビウ林道」のような奥地は、

そのまま放置されていた。

それが年度ごとに予算が付き、

次第に奥地の災害復旧工事が行われることになったものと推察する。

この辺りの山域における林業にとっても、

無限に近い倒木を、

そのまま放置するのは大変な損害額になる。

 崩壊した大地や谷間に、

一旦人の手が入ると、

その様相が大きく変わり、

もう三度目に入るこの山域には、

地形図も必要ないと持参しなかった私が、

ちょっと困ったことに。

方角を失うことはないが、

目にする景色がまるで違う。

倒木群がきれいにかたずけられている。

それで奥に進むのをやめて、

藪漕ぎで「ハビウ林道」本線に出ることにした。

ズルズル滑り落ちる急斜面を登って、

そこそこの藪を漕ぎ、

「ハビウ林道」本線に出た。

元気とやる気が失せたHiromiも、

きれいな林道に戻ると幾分元気を取り戻した。

しかし自らのドロドロになった膝下を見て、

やはり「おうち帰りたいモード」で、

ここで下山しても構わない、

といった様子だ。

「とにかく早く帰って、このドロドロを洗い流したい!」

ごもっともです

けれど「安平道」までは行ってこなくちゃならないので、

林道を奥に向かって進み、

わずかな藪漕ぎを経て、

三等三角点「安平道」

 下山は来た道を藪からの合流点まで引き返し、

そのまま「ハビウ林道」を下った。

林道分岐手前のチェーンゲートが、

外されて開放されていた。

エゾシカ猟のハンターに対する優遇処置だろう。

 分岐から駐車地までの途中、

田んぼの脇の小川で、

ドロドロの登山靴やスパッツを洗った。

そして駐車地へ。

車内には常に10リットル以上の水道水を積んであるので、

改めてHiromiの登山靴を洗うのに使用した。

 夕方いつものように「反省会」だが、

この日のドロドロアクシデントは、

それはそれでまたいい思い出となるもので、

大いに話しは盛り上がった。

 

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2021.11.21 『幌内山』(162m)~『坊主山』(254m)  険しい風景を求めて

 先週末の土曜日、

「長知内」(ニ等三角点)から下山後、

最寄りの「平取温泉」へ汗を流しに向かった。

そして駐車場に入って「ギョッ!」

車がないじゃないか!

いや~な予感・・・

その予感は的中し、

正面玄関前に「休業」の立て札だ。

理由は書かれていないのでさっぱりわからない。

休業期間は「17~24日」とある。

いやあ参った!

仕方がないので、

厚真町の「こぶしの湯」に向かって車を走らせた。

あてにならないなあ・・・

 日曜日は厚真町の「厚幌ダム」手前から、

尾根に取り付いて「坊主山」の特異な風景を眺めに行くことにした。

それで車中泊は「幌内ワッカウス林道」入り口とした。

 日曜の朝6時50分、

林道入り口のエゾシカ防護柵扉を開けてスタート。

このときの気温が0℃だった。

「幌内ワッカ林道」は、

広く気持ちの良い林道だったが、

いくらも進まぬうちに崩壊して、

先に進むことはできなかった。

3年前の「胆振東部地震」による災害だ。

ただはなからこの林道を進むことは考えておらず、

一旦「マッカウス川」に下り、

渡渉して対岸の伐採地を登る予定だった。

これは今年の春先にHiromiと、

下りに使っていたので、

今回もこの伐採地が頭に入っていた。

しかし目にする伐採地は、

その風景がガラリと変わっていた。

前回ここを下ったときは、

地震による倒木の嵐で、

倒れて幾重にも重なるカラマツを越えて進むのが大変だった。

それが今は全てかたずけられて、

すっきりしてどこでも歩ける。

 伐採地の急斜面を登り、

藪の尾根筋を進んで、

7時30分、四等三角点「幌内山」

つぶれた祠がこのピークの特徴だ。

この後は尾根筋を忠実に進む。

ただ枝尾根も多く派生しているので気を付ける。

途中崩壊した斜面の見事な修復跡を目にし、

「いったいいくらかかったのだろう?」、

と考えてしまった。

そんな修復跡がこの地には無数にある。

 崩壊地の修復跡を見たのち、

尾根上で起きた崩壊現場を越えていく。

無数の倒木に大きく崩れた尾根筋。

誠に迫力ある光景だ。

一昨年から厚真町や安平町の山に入り、

このような光景をずいぶん目にしてきた。

そして今はそのように迫力ある光景を、

自然に好むようになってしまった。

 尾根筋の崩壊現場を越えると、

背は低いが密度の濃い笹原が延々と続く。

淡々と歩を進めながら、

ときには地震で崩れ去った斜面を眺め、

やがて葉の落ちた木々の向こうに、

目指すものが見えてきた。

地震で山が丸ごと崩れ去ってしまった、

四等三角点「坊主山」だ。

時刻は8時40分。

この風景を再び見るためにHiromiとやってきた。

山が硬い部分だけを残して崩れ去った、

迫力ある風景に再び息をのむ。

この崩壊地のどこかに、

四等三角点の標柱が埋もれているのだ。

そしてHiromiと二人して、

再びすごい風景を目にできたことに納得して復路に入った。

 復路の尾根歩きでは、

「いやあ、すごい景色だった」と話しあい、

Hiromiが「今度はぜひ可翔ちゃんに見せてあげたい!」と言う。

思えば今年の初夏だったか、

可翔を含めた3人でここに登る予定で「厚幌ダム」に集合したが、

今にも降り出しそうな空を見上げて、

他の山に変更した経緯がある。

 復路では往路で歩きながら確認した尾根筋に沿う、

古い林道跡を極力利用するようにして時間短縮を狙った。

そして最後はまた伐採地を下ったのだが、

日曜日にも関わらず、

林業従事者たちが作業をしており、

恐縮しながらの下降となった。

 10時10分、駐車地。

いやあ面白かった!

この週末も楽しい山登りができたことに感謝し、

Hiromiと豊かな気持ちで帰途に着き、

夕方はまた反省会!

 

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2021.11.20 『長知内』(おさちない・394m)  小春日和の尾根歩き

 今回の週末は日本海側や、

北部方面が雪や雨の予報。

それでむかわ町穂別から、

道々を走って平取に抜けた。

そして国道237号線から、

平取町長知内地区で、

「長知内墓地」に入った。

小ぢんまりとした墓地に、

車を置かせていただく。

いかにも田舎の、

とある墓地といった感じで、

のどかさを感ずる。

ここから「長知内」を目指すのだが、

昨年の同時期に一人で登っている。

今回はHiromiにミヤコザサの、

快適な尾根歩きを楽しませようと出かけた。

 9時55分、墓地をスタート。

すぐにエゾシカの防護柵扉を開けて、

里山の雰囲気たっぷりの山に入った。

そして目の前の斜面に取り付き、

きつい傾斜を登っていく。

スパイク長靴の中で、

足が右へ左へと游ぐ。

Hiromiはそれを嫌って登山靴だ。

できることなら長靴より登山靴の方がいい。

それを長靴で登るのは、

単に登山靴の消耗をおさえる、

というだけのこと。

 このルートは枝尾根が、

次から次へと現れる。

下山時にどこで枝尾根に入り込んでしまうかわからないので、

要所にピンテを付けて進む。

それにしても歩きやすい、

実に快適な尾根が続く。

 尾根筋はCo.200で送電線下をくぐる。

この部分だけは、

北電が維持管理する、

作業道を歩くことになる。

それを過ぎると、

また急登急下降のアップダウンが続く。

そして地形図上の「270m標高点」で、

古い作業道跡に出た。

ただ、幅が広いので作業道だったのだろう、

と推察するだけで、

背丈の低い笹が密生していて、

はっきりとは断定できない。

それを過ぎるとまた急登となり、

登りきると細尾根だ。

なかなか変化に富んで面白い。

 細尾根からCo.280で、

「長知内」へ続く広い尾根にのった。

そしてこちらにも、

直線的な作業道跡が見受けられるが、

この辺りからは濃い笹漕ぎとなる。

しかしほとんどが平坦な尾根歩きとなるので、

Hiromiとのんびり話しながら進んでいく。

この頃になると、

青空の面積が広がり、

晩秋の柔らかい陽射しが降り注ぐ。

気持ちのよい笹漕ぎを経て、

11時25分、二等三角点「長知内」

このピークは太平洋側に、

視界を遮る樹木がないため、

遠く海まで見渡せる。

いいピークだ。

人が訪れた痕跡が見られない、

三角点標石周りをきれいにしてやる。

Hiromiに、

「去年ここに来たときに、

標石周りをきれいにしなかったの?」

と聞かれたが、

確か笹刈りをしたはずだ。

1年間誰も訪れなきゃ、

笹も伸びるさ。

 昼食を済ませて下山を開始した。

登路のルートを辿り、

ピンテを回収していく。

Hiromiに前を歩かせて、

正確に下降する訓練だ。

しかしHiromiは目の前ばかりを見て、

周囲を見渡さないものだから、

ピンテを次々無視して進む。

私が黙ったままなら、

いったいどこに下ったことだろう?

 もう駐車地が近くなって、

ちょっと寄り道をした。

去年も同じミスをした尾根の分岐で、

またまた同じミスをして時間を費やし、

13時10分、四等三角点「福山」

ここでHiromiが、     

「福山雅治」を連発する

Hiromiは「福山雅治」の大ファンで、

何度もコンサートに行っているのだ。

そんなHiromiも、

その後の下降でルートミスをすることはなく、

13時35分、駐車地。

小春日和の中、

気持ちのよい山歩きができたことに感謝!

最寄りの「平取温泉」へ、

汗を流しに向かった。

 

 

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2021.11.19 『中小屋2』  パソコンがヤバイ!

 

 最近パソコンの調子が悪くなった。

と言うか、寿命が来た。

もう買って10年になる「windows7」。

電源を入れてパスワードを入力すると、

そのままスリープ状態になってしまう。

それを何度も繰り返しているうちに、

ようやく温まったのか、

動き出すようになる。

もういつ画面が消えっぱなしになってしまうか、

不安が募ってきたので、

昨日はパッと山に登り、

パソコンを買いに行くことにした。

 昨日の朝当別町中小屋に向かった。

もう馴染みが深くなったこの山には、

「中小屋墓地」の駐車場を利用させていただく。

 スタートするとすぐ目に付いた不法投棄群!

古い投棄のようだが、

これまで気付かずに通り過ぎていた。

晩秋となってそれらを隠す草が枯れたせいだろう。

続いて目に付いたのが、

樹木の幹に付けられたテープや目印だ。

見たところクヌギの木ばかりのようだが、

いったい何をしようというのだろう?

 歩き出して間もなく、

NTTの管理道路であるため、

ゲートが現れる。

いつもなら閉じて施錠されているのだが、

どういうわけか開放されていた。

まあ、開けっ放しでも、

誰も来ることはないだろうけど。

 管理道路は南側を大きく巻いて、

北向きに方向を変える。

その辺から夏場はイタドリが成長して煩わしいのだが、

もうそれらも枯れて小さくなり、

その向こうの空知平野が見渡せる。

ただ今日は全体的にモヤっており、

まるで黄砂がやってきたように、

霞んで遠くの景色が見えなかった。

 管理道路はやがて北から伸びてくる林道と合流する。

今度はその林道にのって登って行くのだが、

そこに東側がスッパリと切れ落ちた地形に遭遇する。

ここからの眺めが素晴らしい。

ただここから見渡せる、

空知の田園地帯もモヤの中だ。

 直線的な林道を歩き、

Co.290で伐採地の中の作業道に入った。

この作業道を登って行き、

わずかな藪漕ぎで、

三等三角点「中小屋2」

「2」があるなら「1」は?

と思って地形図で周辺を調べてみたが、

それらしき三角点は見つからなかった。

 下山を開始すると雨が降りだした。

膝に負担をかけない程度で小走りになる。

途中で雷の凄い音が近くで響き渡り、

さすがに恐怖を感じた。

それでも雨は強く降ることがなかったので助かった。

 下山後銀行に寄って、

わずかばかりしかない預金の中から金を引き出し、

自宅近くの「ヤマダ電機」に行ってパソコンを買った。

パソコンもひところに比べると、

ずいぶん高くなったなあ・・・

 

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2021.11.18 『幌向炭山』(ほろむいたんざん・361m)  南尾根を登る

 昨日の午前中「送電線」(四等三角点)下山後、

「幌向炭山」の南尾根末端に向かった。

車で美流渡を抜けて上志文方面に向かって間もなく、

田園地帯の中で、

狭い農道に入った。

すると間もなく林道の入口が現れた。

ゲートはなく開放されていたが、

一般者の立ち入りを禁止する表示板があった。

これを数十メートル入ると、

駐車スペースが確保できた。

それと目の前には登山道のような道が、

藪の中に続いていた。

「これはもしや?」と思い、

上空を見上げると、

送電線が走っていた。

つまりこれは送電線の、

保守管理用のための作業道だった。

これは利用できる!

 12時30分、作業道に入った。

するとすぐに鉄塔が現れたので、

そこから藪に入った。

しかしあっという間に抜けて針葉樹林帯へ。

そこに藪はなくどこでも歩ける。

急斜面を登って行くが、

斜度がきついので、

スパイク長靴の中で足が泳ぐ。

斜度に耐えて100mほど高度を上げると、

細尾根上に上がった。

そこからは木の間越しに、

美流渡の田園風景が見下ろせる。

いい感じの尾根歩きだ。

辺りはトドマツの林だが、

その幹にはヒグマの爪痕が、

あちこちに見られる。

ちょっと山を下れば人里だ。

自然が豊かなんだねえ。

 「こんな薄い薮が目指すピークまで続いてくれ」、

と願いつつ楽しく尾根を歩いていく。

そして尾根が大きく左にカーブする、

Co.210で突然林道に合流した。

地形図にはない林道が現れて、

それが目指す方に向かって伸びて行く。

これはラッキーだった。

また、この林道は新たに開削されたようで、

路面にタイヤ痕が残っていない。

砂利が敷かれていて、

ソールのスパイクが、

路面の小石に突き当たって歩きにくい。

しかし辺りの風景も含め、

実に気持ちの良い林道だ。

奥から眺めていたこの南尾根に、

こんな林道が続いていたとは、

全く想像できなかった。

 晩秋の柔らかい日差しを浴びて、

気持ちよく歩を進め、

Co.300でピークの基部に達した。

驚いたことに、

そこにはピンテが付けられていた。

へぇ~っ、こんなところに人が来るんだぁ・・・

早速藪に入る。

ハイイヌガヤがちょっとうるさい。

そしてピンテだが、

付ける間隔がひじょうに狭い。

と言うか、ピンテなぞ必要ないしぃ・・・

ピークがそこに見えているというのに、

次々とピンテが現れる。

とても熟達者が付けたものとは思えないが、

だからと言って、

初心者がこんなところに登るとも考えられず、

何とも不思議な光景だ。

 13時40分、二等三角点「幌向炭山」

木々の葉が落ち、

木の間越しに見える風景がいい。

 下山は同ルートをたどるが、

本当に気持ちの良い林道だ。

「これはまた近々Hiromiを連れてこなきゃならん!」、

などと思いながら、

ラクラク林道歩きを楽しむ。

そしてまたこれもいい雰囲気の尾根歩きへ。

最後は針葉樹林の中の急下降から、

14時30分、駐車地。

東側から藪漕ぎで登るのもいいが、

この南尾根も素晴らしかった。

ずいぶんと楽しめる「幌向炭山」に感謝!

 

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2021.11.18 『送電線』(299m)  作業道利用も藪だらけ

 今週も月~水曜日の三日間出勤。

そして今日から休みだが、

今回は月曜も休みなので6連休になる。

 今朝家を出て栗沢町美流渡に向かった。

先日「石油沢」~「鷲ノ沢」を歩いた時、

その西側にあるこの三角点のことを思い出し、

今日登ってみることにした。

ただ、笹が濃いであろうから、

ピークまで登り詰めることができるかは自信がなかった。

また「送電線」とは面白い点名だが、

地上から眺める限り、

この辺りに送電線や、

それを支える鉄塔などは見られない。

昔はあったのだろうか?

 美流渡地区に入り、

「幌向川」に架かる「東栄橋」を渡って林道に入った。

そして間もなく林道が二手に分かれたので、

そこの空き地を駐車地とした。

目指すのは左手の林道だ。

 8時40分、駐車地をスタート。

スタート時の気温が2℃。

地面は凍りついたままで、

林道の水たまりの氷が、

大型四輪駆動車が走って割られた感じだ。

奥にハンターが入っているのだろうか?

しかしその不安は払拭された。

いくらも進まないうちに、

ドロドロで車両の進行は不可能となり、

タイヤ痕もそこまでで引き返していた。

 辺りは濃い笹に覆われている。

さて、どこから手をつけようか?

作業道があることを期待して、

纸地図に引いた赤線ルートより先へと進む。

するともう雑草に覆われてはいるが、

古い作業道が現れた。

なるべく奥まで押し上げてくれ、

と願いながら作業道の草や笹をかき分けて進む。

そして作業道の方向が、

意図した方とは違う方へと伸びるので、

藪に入って尾根筋を進む。

しかしいくらも進まないうちに、

また作業道に出た。

どうやら直前まで歩いていた作業道に戻ったようだ。

この後作業道は、

私が意図する方向へと伸びて行く。

ただ、作業道を埋め尽くす笹は、

次第に濃くなり背丈も高くなっていく。

そしてここがピークか?

と思われた地点で前方に、

突然鉄塔が現れた!

これだ、これが「送電線」の由来だ。

もう古く錆だらけの小規模な鉄塔には、

まだ電線が一本ついていた。

「送電線」の由来は確認できたが、

肝心の三角点が見つからない。

濃い笹をかき分けて探すも、

どうしても見つからない。

あきらめて10時45分、四等三角点「送電線」

 下山を開始すると、

樹木の切れ間から「幌向炭山」(二等三角点)が見えた。

美しい形をしている。

その「幌向炭山」の南尾根が気になっていた。

下山後はその南尾根から、

「幌向炭山」に登ろうと決めた。

また笹を漕ぎ作業道を下っていく。

作業道も笹に覆われてはいたが、

それでも作業道がなければ、

ピークに行きつけなかったかもしれない。

ありがたいことだ。

 11時45分、駐車地。

着替えと簡単な昼食を摂り、

「幌向炭山」へと向かった。

 

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2021.11.14 『石油沢』(530m)~『鷲ノ沢』(355m)  二つの三等三角点を結ぶ

 土曜日に夕張市で下山後、

そのまま道々「夕張~岩見沢線」にのり、

「丁未風致公園」を越えて、

栗沢町万字に下った。

そして毛陽地区の「メープルロッジ」で汗を流した。

このホテルの入浴料は800円と、

この辺りの相場である500~600円に比べると高い。

なのに不満!

フロントで入浴料金を払い、

男湯の浴場に入ると、

ただでも狭くて窮屈な浴場に、

たった6つしかない洗い場の、

3つが使用禁止となっていた。

つまり背中合わせに6ヶ所ある洗い場の、

片側3ヶ所が使用禁止だ。

これには参った。

まだ15時過ぎではあったが、

10人くらいの入浴客がおり、

3つしかない洗い場が空くのを待っている。

なんとか順番を待って全身を洗ったが、

空くのを待っている人がいるので落ち着かない。

ホテルを出た後Hiromiに、

女湯の状況を尋ねると、

そちらに制限はなく、

6箇所の洗い場が使用できたとのこと。

いったいどうして!?

故障していたわけじゃないんだよ・・・

前置きが長くなってしまった。

土曜の夜は栗沢町美流渡地区から、

「幌向川ダム」に入って車中泊とした。

暖かい夜でよく眠れた。

もうキャンプシーズンも過ぎているが、

そこのキャンプ場には、

キャンパーのものと思われる、

2台の車が止まっていた。

 日曜の朝5時半に起床。

もう夜明けが遅くなり、

いつまでも暗いので起きるのがおっくうだ。

起きて外に出ると、

まだ暗い空は快晴だった。

ところが間もなく西からカーテンを引くように、

雲が押し寄せてきて、

頭上がはっきり晴れと曇り空に二分された。

珍しい光景を目にした。

 その場で準備を整え、

6時20分、目の前のゲートから、

「幌向ダム林道」に入った。

この日はじきにに雨が降り出すとの予報なので、

降り出す前に山行を終わらせてしまいたい。

ゲートは通常鎖で閉ざされているが、

狩猟シーズンが始まった今は開放されている。

ゲートには狩猟優先の貼り紙がある。

昨秋はここから入って行く、

ハンターの車を数台目にした。

 この度の予定は、

約5kmの林道を歩き、

少々の藪漕ぎで「石油沢」に登り、

復路の林道途中で再び藪に入り、

「鷲の沢」に立つというもの。

Hiromiと昨春同ルートを歩いている。

 ゲートから300mほど歩くと、

「みるとまっぷ1号橋」を渡る。

この橋を渡りきると林道分岐が現れるので、

「幌向ダム林道」を直進せず、

左の支線林道に入る。

林道は「鷲の沢」の下部を、

大きく蛇行して伸びて行く。

そして東側を巻くようにして、

更に北へと続いていく。

こちらは珍しくエゾシカの痕跡が希薄で、

ハンターの入山を拒んでいるようだ。

結果としてこの日ハンターに出会うことはなかった。

 ゲートから約5km歩き、

Co.490で「石油沢」の基部に達した。

地形図によると、

林道をそのまま進んで行くと、

三笠市の「桂沢湖」に至ることになる。

林道から細く背が高くはない笹をかき分けて登り、

8時05分、三等三角点「石油沢」

単独でも訪れたことのある三角点で、

ここに立つのは3度目だ。

 林道に下って復路に入る。

この辺りは針葉樹林が多く、

目にする樹林内は薮が薄い。

また、時折樹木の切れ間から見える遠景がいい。

それにしてもいつ降り出すか心配な空だ。

 Co.290で林道から尾根に取り付いた。

目の前の小ピークに登ると、

樹木がなくなり南側の風景が、

思いっきり目に飛び込んできた。

これにはHiromiも、

「おおーっ!」と声を上げた。

しばし風景を眺めたあとは、

再び藪に入って尾根上を進む。

しかし長くは続かず、

9時05分、三等三角点「鷲の沢」

1本の林道を利用して、

三等三角点二つを結ぶ面白いルートだ。

雨しだいではこのピークを、

カットする予定だったが、

なんとか降らずにもってくれた。

 下山は南側の急斜面を下って林道に当てた。

この下降ではスタート地点の、

「幌向川ダム」がよく見える。

林道に下ってからは、

大きく蛇行する林道を2箇所でショートカット。

そして9時45分、駐車地。

雨に当たることなく楽しめたことに感謝!

往復10kmの歩行には、

Hiromiも納得したようだ。

急ぎ片付けを済ませて帰途に着くと、

いくらも走らないうちに雨が降りだした。

いやあ、ラッキー、ラッキーっ!

夕方いつものようにHiromiと、

「反省会」で土日の山行を締めくくった。

 

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2021.11.13 「636mP」  残念ながらリタイア

 夕張市の市街地に隣接する山間部で、

『冷水山』(二等三角点:鹿ノ谷)の東に、

「874m峰」(点名:本流越=ほんりゅうごし)がある。

これは市街地に隣接する山間部の、

最高峰に当たるが、

私として積雪期には三度登っているものの、

無積雪期には登ったことがなかったため、

三角点を目にしたことがない。

そこで今回挑んでみることにした。

但し、夕張市南部地区から続く、

長い林道は有るものの、

経営破綻都市ゆえ、

間違いなく廃道と化しているだろう。

そこでルートは積雪期と同じく、

「志幌加別川」の支流を伝ったのち、

尾根に取り付き急登を経て、

笹の広い尾根をつないでピークを目指すと言うもの。

ただ、正直楽な藪漕ぎであることは、

ほとんど期待できず、

それどころかリタイア覚悟で挑んだ。

 土曜の朝Hiromiを迎えに行き、

夕張市小松に向かった。

そして旧「石炭の歴史村遊園地」、

の駐車場を起点に、

9時ちょうどスタート。

旧遊園地の東側に続く、

川に沿って伸びる林道を進む。

林道の途中には、

夕張市が炭都として栄えし頃の面影が残されている。

もう骨組みしか残っていない建物は、

その先に塞がれた鉱口残されていることから、

炭鉱関連の施設だったのだろうか?

林道は入口から1.5kmほどで、

旧炭鉱の塞がれた鉱口の前で終点となる。

そこで笹をかき分けて、

一段上の作業道に上がる。

しかしこの作業道も笹に覆われていた。

ただその後は笹に覆われたり、

また林道が露出したりと、

大変目まぐるしい。

途中には落差こそ小さいが、

轟音を響かせて流れ落ちる滝が見られた。

積雪期には水量の少ない川だと思っていたが、

この日目にした「志幌加別川」の支流は、

結構な水量だった。

この川を走って渡渉し、

470で左岸の急斜面に取り付いた。

私は笹をつかみながら、

藪漕ぎで登っていくつもりだったが、

ここでHiromiが、

そばの沢形を登ることを提案したので、

たまにはHiromiの意見を取り入れることにした。

グサグサと崩れる沢形を登っていく。

間もなく水が切れたので、

笹の中に入った。

そして尾根の頭へ。

結構な笹の密度だ。

それをかき分けて上部の尾根上へ。

そこでようやく後方の風景が見えた。

しかしそれもつかの間、

また背の高い笹の中へ。

その後は笹が薄い箇所もあったが、

おおむね密度が濃い。

覚悟はしていたが、

だんだんうんざりしてくる。

そして地形図上の、

「636 m標高点」手前で、

笹は更に濃くなった。

そこでリタイアを決めた。

12時ちょうど、

「636m標高点」の100m手前だった。

少し戻った藪の薄いところで昼食とした。

その後はまた同じ藪を漕いで下山する。

もうHiromiは方角すら失っている。

笹が邪魔で見通しは利かないが、

難しい地形ではないので、

淡々と笹をかき分けて進む。

誤って取り付き点より下流側に下ると、

切り立った崖上に出てしまうので、

それだけは注意して下る。

そして登路に利用した沢形に出て、

沢筋に下りたって「ホッ・・・」。

あとは藪漕ぎ、渡渉を繰り返して林道へ。

だらしなく散らばる、

エゾシカのフンを避けながら歩き、

旧「石炭の歴史村遊園地」の、

懐かしい風景をながめながら歩き、

14時10分、駐車地。

「本流越」は失敗したが、

いずれは踏み入らなければならなかった尾根。

状況が把握できて納得。

やはり「本流越」は積雪期だなあ。

 

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