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20017.7.30 『無名山』(805m)~『沖里河山』(802m)   久々に音江連山へ

 今日はずいぶん久しぶりにMocchanと山へ出かけた。

『ミニ山の会』のシステムとして、毎週末の山行参加について、

参加を希望するメンバーは、水曜の夜までに私まで申し出てもらうことにしている。

今週はMocchanから参加の申し出があった。

普段はほとんどがHiromiしか意思表示がないので、

二人で出かけることが極端に多い。

しかし私の仕事が相変わらず忙しいため、

Hiromiはこの週末も単独行動だ。

そしてさっぱりモチベーションが上がらない私にとって、

今回のMocchan参加はありがたかった。

Mocchanの参加がなければ、今週も札幌市内の山を登り歩くつもりだった。

 

 今回は山登りをコツコツ始めて2年になり、

近場の山は多くを登ってしまったMocchanが、

まだ未踏の音江連山へ連れ出すことにした。

今朝早く我が家で合流して出発。

 

 6時50分、音江連山登山口を「音江山分岐」に向かってスタートした。

間もなく登山道は雨上がりや、晩秋の湿った時なら登るのが大変な急傾斜を行く。

ただ今日はよく乾いており、大変歩きやすかった。

そして下草に着いた朝露で足を濡らすだろうとの予測を覆された。

下草や笹が広い幅で刈り取られている。

おそらく深川山岳会の方々にご尽力頂いたものだろうが、

大変ありがたく、心から感謝を申し上げたい。

そうした手入れの行き届いた登山道を快適に歩いて、

7時45分、「音江山分岐」。

ここから二度だけだが『音江山』に登ったことがある。

さっぱり見通しのきかない頂上に落胆し、その後は登る気がなくなってしまった。

そんな『音江山』をスルーして先へ進む。

時間の経過とともに気温が上がるので、なるべく涼しいうちに先へ進みたい。

稜線上に刻まれた登山道を歩くのは楽しい。

時折見え隠れする風景を楽しみながら歩いて、

8時20分、『無名山』。

そのピークに立つ表示版にはっきり『無名山』と書かれている。

「無名」であることをここまで強調する山が他にあろうか?

見事な笹でいっぱいなので、『笹が岳』とでもつけてやりたいようだ。

 

 その後小さなアップダウンを繰り返し、

8時40分、『沖里河山』。

頂上展望台から見る空知平野は低いガスに包まれていた。

朝食とも昼食とも言えない食事を摂り、下山開始。

下山はイルムケップスカイラインとカッコイイ名が付いた車道を下る。

ただこのイルムケップスカイラインはただの林道で、

車が走ったのを見たのは一度だけだ。

そして今日は最近そこを走った車の痕跡なぞなかった。

4kmの林道を下って、

10時05分、旧「鳩の湯温泉」前駐車地。

気温はそれほど上がらず、下山路は誠に涼しい限りだった。

  下山後直近の「まあぶの湯」で汗を流し、

最寄りの「深川インター」から高速自動車道を利用して帰途に着いた。

するとちょうど正午に帰宅。

さて、今日も「サイゼリヤ」だ!

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2017.7.28 乃々がみんなでやってきた!

  今日は私の誕生日。

63歳になった。

63歳だぜぇ~

ついこの間までToshiとHiromiに、

「む~らの♪ わ~たしのせ~んどさんは~♫ こ~とし60のおじいさん~♬」

って歌って聞かせていたのによう・・・

あれからもう3年も経ってしまった。

はやいなあ・・・

  そんな私の誕生日を祝ってくれるために、

昨夜息子の家族が駆けつけてくれた。

誕生日を祝う?

いや、偶然息子夫婦の夏休みのど真ん中だっただけかも・・・

しかし、夕食の乾杯で突然「誕生日おめでとうございます!」と

言われた時には自らの誕生日なぞ頭になかったわけで・・・

「ありがとう!」

以前はこんなことしてくれる息子じゃなかったんだがなあ・・・

  そんな楽しい夕食が進んでいく中でふと気付いた。

乃々がおとなしい。

ちょっと前までは休むことなく話し続けていた「おしゃべり乃々」なのに、

なんだか妙に口数が少ない。

別に体調が悪いわけじゃない。

小学2年生になり、

ずいぶんおねえさんになったんだと気付くジジとババ。

う~ん、そんな風に成長してゆく乃々の姿に、

ちょっぴり寂しさを感じてしまうジジだ。

でもねえ、夕食後そのまま食卓でくつろぎ、皆で会話を楽しんでいると、

このジジが座っている椅子の背もたれに入り込んできて、

耳毛だの顔の表面の毛だのを毛抜きで取ってくれる乃々。

本当にめんこいねえ。

また一つ年を重ねて、益々小奇麗にしなきゃダメなジジだと再認識。

 

 虎は8月25日で満1歳になる。

今は伝い歩き。

そしてやはり男の子だわ、元気で乱暴。

動きが早いしじっとしていない。

ただ、泣くのは「ハラへった~」と「たりないからもっとくれ~」というときだけ。

あとはニッコニコで遊び続ける。

 

 いやあ、いい夜だったねえ。

そして今朝貧乏暇なしのジジとババは仕事に出かけ、

夕方帰宅すると乃々の置き手紙あり。

ハハハ、人生ホント楽しいなあ・・・

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2017.7.23 札幌低山5座  やる気がでな~い!

  

 日々早出と残業が続き、工場内に缶詰めで一日中細かい仕事に追われていると、

山に対するモチベーションが全く上がらない。

山よりも「サイゼリヤ」に行って、ワインを飲みながらのんびりしていたいというのが正直な気持ちだ。

しかし、時間があれば山に向かうことが体に染み付いてしまっているので、やはり山を目指す。

ただ、長い運転をする気にもなれないので、今日は札幌の山で過ごした。

この週末、Hiromiにはせっかくの土日連休を無駄にせぬよう、

一人で車中泊一泊の山行に出かけさせた。

 今朝5時前に家を出て、まず有明登山口から『白旗山』に登った。

それからの行動は以下の通り。

   ①『白旗山』(322m) 頂上着 6:00

   ②『野牛山』(539m )  〃   7:15

   ③『藤野富士』(651m)  〃     9:00

   ④『豊見山』(579m)   〃 10:10

   ⑤『豊平山』(663m)   〃   11:45

 

『白旗山』は有明登山口からしか登ったことがない。

上部で頂上に近付くと、下草が生い茂っている部分が有り、

雨の後や朝露で草が濡れているときはロングスパッツ必携だ。

 続いて『野牛山』だが、私はここがあまり好きではない。

なんだかいつ行ってもジメジメした感じがする。

林道の途中には避けようのない水溜りがある。

そして隣接する「滝野丘陵公園」の頑強な鉄柵。

それは馬追丘陵で見る自衛隊の鉄柵よりごつい。

そして頂上に着いても視界0。

たいして苦労するわけじゃないが、いくらかでも景色を楽しみたいものだ。

 

続いて『藤野富士』だが、ここは整備が行き届いた「藤野聖山園」の中に登山口が有り、

駐車場もアスファルトなので快適だ。

登山口を入ると、笹刈りがされていた。

ここは『野牛山』に比べると乾いた感じがして、気持ちよく歩ける。

そして残り500mを切ると、突然背後の視界が開け、

南の景色が一望できる。

そんな景色を楽しんだあと、間もなく頂上に到着だ。

笹に埋もれた頂上からの展望は、樹木に阻まれてきかない。

駐車場からは次に目指す『豊見山』(右)と『豊平山』(左)が目の前にそびえる。

どちらもいい形をして、登行意欲をそそられる。

 四座目は『豊見山』。

登山口を入って間もなく古くて悲惨なスキーリフトの終点が現れる。

そこから前に登った『藤野富士』が望まれる。

やはり「富士」の名にふさわしく、形の良い山だ。

この山の登山道が美しい。

クヌギを中心とした落葉樹林は、緑の時期も美しい。

そして両側が急激に落ち込む細尾根の登山道も魅力的だ。

そんなことを楽しみながら、短時間で頂上に立てる。

 最後は『豊平山』だが、いつも登っている(現在は登山禁止の)西側からではなく、

東の「藤野コース」を登ってみることにした。

最初は沢沿いの登山道を歩くが、なんだか日高の山を歩いているような錯覚にとらわれる。

この沢の水が白濁しているのだが、上部に採石場があるため土砂が流入したのだろう。 

登山道は採石場の古い作業道を利用してつけられていた。

そして急峻な頂上部直下で道が二手に分かれた。

そこで北尾根コースを登り、東面コースを下ることにした。

北尾根コースは急登の連続で、グイグイ高度を上げ、見晴らしの良い頂上に躍り出る。

そこからは前に登った『藤野富士』が東に望め、北側には『八剣山』が望まれる。

思えばこんな天気の良い日にこの山に登ったのは初めてだ。

下山は「東面コース」だが、こちらの方が長いジグを切るため、緩やかな傾斜だった。

下部で出合う車道からは採石場の中を通って下山。

今日は日曜日なので、採石場も休みで人がいなかった。

 今日の5座で人に出会ったのは、最後の『豊平山』で2組のみ。

あとの山では誰にも出会っていない。

暑いからだけではない。

こんな日だって人気の『藻岩山』や『三角山』では人がいっぱいだろう。

ちょっと目先を変えただけで静かな山歩きを楽しめる。

いやいや人口190万の大都市だというのに、静かな自然が残された札幌というのは、本当に素晴らしい街だ。

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2017.7.16 『紋別岳』(865m)  雨から逃れて

 

 

 今日の天気予報は、全道的に雨。

一週間のうちにたった一日しかない休日が雨予報だ。

なんとも納得いかない思いではあるが、自然が相手では致し方ない。

  少しでも雨を避けられそうなところで、支笏湖の『紋別岳』に登った。

ここは頂上までNTTの管理道路(舗装)が施設されているので、

途中で雨に降られても足元がきれいなままだ。

 

 今日はずいぶん久しぶりに、Toshi、Hiromiとの三人登山だ。

思えばToshiとは2007年に『夕張岳』(金山コース)で知り合ってから、

先月で付き合いが10年となった。

またHiromiも2013年に『神居尻山』で知り合って、

同じく先月で付き合いが4年になった。

そしてそれは「忘れ物、落とし物兄妹」誕生からの年月を意味する。

 

 7時に登山口に着いてみると、先行者の車なし。

また、その時点ではまだ雨が降り出していない。

 

7時15分、登山口をスタート。

まだ気温はそれほど高くないが、空気が湿気って暑く感じる。

当然すぐに汗をかき、体がじとっとして不快だ。

それでも樹林帯の狭い登山道を歩くよりずっと涼しい。

 

この行程の半分ほどを歩くと、一旦正面に目指す頂上が姿を現す。

立ち止まって水分補給をしたくなる場面だ。

久しぶりに三人が揃うと、話題も色々だ。

楽しく会話しながら淡々と歩いて、

8時10分、頂上。

この頃になると雨がポツポツと降り出し、

ガスが湧いてきて下界は何も見えなくなってしまった。

そんな頂上には長居することなく下山を開始した。

下山路も登路と同じく忠実に舗装道路を歩き、

8時55分、駐車地。

今日は山中で誰にも会わなかった。

『紋別岳』でもこんなことがあるんだなあ。

頂上付近で落ちだした雨は、

支笏湖から離れるといよいよ本降りとなった。

いいタイミングで山行を終えたものだと安堵。

そして帰宅する頃には雨足が強まり、とうとうザーザー降りに!

 

 さて、今日も「サイゼリヤ」でワインだ!

ワインでしっかり酔い、また明日から仕事に励もう。

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2017.7.9 『樽前山・西山』(994m)~『東山』(1,022m)~『932mP』    風通しの良い山へ

 

 今週からは週一で日曜日だけの休みだ。

当然山行回数も減る。

寂しい限りだが7月の繁忙期が過ぎると、

任意で休みを取りやすくなる。

 

 このところの北海道はどうしてしまったのか、

連日気温30℃超えを記録している。

私の中で7月初旬にこのような日々が続いたことは、全く記憶にない。

 

昨日の終業後、Hiromiと我が家で合流して出かけた。

支笏湖まで走って車中泊。

まだまだ日が長いので、7時過ぎに現地到着でも明るくて助かる。

 

 今朝我々にしては珍しく、4時半起床。

Hiromiが眠気いっぱいで、起きるのがひどく辛そうだった。

夜中に何度かシカがやってきて甲高い声を上げ、否応なく起こされた。

そのせいか、私も寝た気がしなかった。

それでもいつもより早く起きたのは、

朝の涼しいうちに樹林帯を抜けようと思ってのこと。

 

 5時35分、シシャモナイの「苔の洞門」そばの作業道を伝って入山した。

私は『樽前山』に出かけるとき、ほとんどがここから登っている。

ここは人と出会うことがないので気に入っている。

まだひんやりとした空気の中を淡々と歩を進め、

6時15分、枯れ沢出合い。

ここまでの作業道は2kmほどだ。

また、この枯れ沢を下流に下っていくと、「苔の洞門」となる。

その後枯れ沢の左岸沿い記された踏み跡をたどって行くのだが、

この踏み跡はもう消えかかっている。

それだけ人が入らぬということだ。

ただ、この一帯は丈の低い雑草がまばらに生えているだけなので、どこでも歩ける。

枯れ沢左岸沿いの踏み跡をたどっていくと、

やがて突然視界が開け、前方に『樽前山』の外輪山と溶岩ドームが迫力ある姿を現す。

ここからの踏み跡は、「苔の洞門」を抜けて山頂を目指す、

かつて存在した「シシャモナイコース」だ。

このコースが閉鎖となってからもう10年以上になるが、

その踏み跡はいまだ健在だ。

 

 ゆるやかに高度を上げながら外輪山基部に近付く。

そして斜度のある外輪山の急斜面を登る。

この登りがきつい。

7時15分、外輪山の縁。

もう遮るものがないので、冷たい風が心地よい。

今日も暑い中、この涼を求めて出かけたが、大正解だった。

外輪山に上がると、まず西にどっしりと構える『西山』を目指す。

広いところが大好な私はこの広々とした光景も当然気に入っている。

涼しく楽しく歩いて、

7時35分、『西山』。

そこからは見慣れた光景が広がるが、何度見ても見飽きることのない素晴らしい風景だ。

 

 『西山』からは雄大な風景の中、『東山』を目指す。

これもまた広々とした中を歩く楽しさがある。

空気も澄んでいるので、遠くに人影も確認できる。

四方の風景を楽しみながら歩き、

8時15分、『東山』。

今回の最高標高点だが、ちょっとした問題発生!

名前はわからないが、小さな甲虫類の一種が大繁殖!

それらが頭や身体にくっついてくる。

虫は平気な私はなんとも思わないが、Hiromiが悲鳴を上げる。

「あうっ! あうっ! 早く行こ!!」

この後は『932mP』を目指すのだが、途中で振り返る外輪山の鋭角な姿が魅力ある。

登山道は一旦大きく下り、『932mP』へ登り返す。

ちょっときつい登りだが、見た目ほど時間はかからず、

8時55分、『932mP』。

私はこの『樽前山』一帯の中で、このピークから見る『東山』方面が一番好きだ。

その風景は「雄大」、その一言に尽きる。

今日は素晴らしい天候に恵まれ、お気に入りの風景が更に美しく感じられた。 

 美しい景色を堪能したあとは『932mP』を下り、

ショートカットしてシシャモナイコースに戻った。

10時35分、駐車地。

 

 終わってみれば5時間ちょうどの山旅ではあったが、

その時間の割にはなんとも素晴らしく盛りだくさんの行程であったことに、

Hiromiと二人して満足し、帰途に着いた。

 

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2017.7.2 『冷水山』(702m)  美しきシャスターデージーの海!

 昨日(日曜)の朝、『北日高岳』麓で寝ていると、

5時ころ屋根をポツポツとたたく雨音で目覚めた。

天候がすぐれない予報だったので、早起きするつもりはなかった。

しかし雨が降り出すと、モチベーションはガタ落ちだ。

結局7時半まで寝ていた。

Hiromiは相変わらず、私が起きるまで目覚めることはない。

多忙な日々で慢性的睡眠不足は明らかだ。

そこに小さいとは言え、スネにまた草かぶれ発生で、

この日は草に触れることのない『北日高岳』の作業道を歩いて頂上に立つ予定にした。

ところが7時半に起きて準備をしていると、何やら霧雨状の雨が降り出した。

そうなるともうダメ。

「Hiromi、やめるぞ! 夕張に行くべや」。

「あいよーっ!」。

即決だ。

 

 9時半頃、夕張市の『冷水山』麓に着いて車から降りた。

なんともホッとする瞬間だ。

我々は『冷水山』麓に立つと心が安らぐ。

空はどんよりとして重苦しいが、広い『冷水山』ならそれも良しと言える。

そして歩き始めてハッとした。

作業道の両側に白いマーガレットがびっしり咲いているではないか!

「こりゃきれいだ!」と思いながら登って行き、スキー場に出て更にビックリ!

スキー場の滑走斜面を、びっしりとシャスターデージー(フランス菊)が覆っている!

この山にこの時期シャスターデージーが咲いていることは知っていた。

しかし咲き誇る面積が各段に広くなった。

かつてここにはルピナスの種が蒔かれ、「ルピナスの丘」と称される箇所もあった。

そのルピナスはスキー場全体に広がり、12年ほど前が全盛で、

ルピナスの花がそれはそれは美しく、スキー場全体を見事に覆ったものだ。

ルピナスというのは人の手でいろいろな色を作り出したのだが、

その後それを自然交配に任せていると、やがて青紫一色に戻っていくことを、

昔花き園芸農家の方に伺ったことがある。

なるほどこの山に咲くルピナスたちも、かつては様々な色をつけていたが、

今はほとんどが青紫にかえっている。

そんなルピナスも咲きほころび、花街道を楽しく登る。

ただ、Hiromiは感動しているんだかいないんだか、

シャスターデージーの海を淡々と登って行く。

そして頂上部はどうしても草にに触れることになるのでカット。

「エバ夫婦」のポーズを真似て記念撮影をし、

また花々を楽しみながら楽しく下山。

 

 思いがけなく素晴らしいものを楽しむことができた。

こんな素晴らしい風景も、財政破綻して再建途上の夕張市にとっては、

頼もしい観光資源になりそうなんだがなあ・・・

 

 この週末をもって私の土曜休日が終了した。

昨年とは勤め先のカレンダーが変わり、7月以降年内の土曜日は全て出勤となる。

さてさて、いったいどうなることか・・・

 

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2017.7.1『佐幌岳』(1,060m)  4年ぶりに狩勝峠から

 先週に続き、この週末もぱっとしない予報だ。

そんな天気予報に従って、昨日の朝Hiromiを拾い、狩勝峠に向かった。

雲りが中心の予報であれば、高い山はガスに包まれて展望がきかない。

それで目標高度を下げる。

 

 『佐幌岳』の狩勝峠コースを登るのは、実に4年ぶりだ。

もう回を重ねて登ってきたルートだが、今日歩きながら考えると、

最後に登ったのは、Hiromiと知り合って間もない4年前だった。

 8時30分、狩勝峠頂上の登山口をスタート。

登山届けを見る限り、先行者はいない。

スタートと同時に、登山道を覆う笹と他の植物が目立ち出す。

そして短パンの私の脚を否応なく擦り、傷つけてくれる。

わずらわしい限りだが、長ズボンを着用し、暑さに耐えるよりはましだ。

昨日はとにかく暑かった。

風が当たらない樹林帯では汗が吹き出す。

 

小さなアップダウンを繰り返しながら、徐々に高度を上げて、

9時25分、ほぼ中間地点の『桜山』(949m)。

ここで休憩のため下ろした私のザックに、Hiromiがダニを発見!

一匹が見つかると次々に見つかる。

そしてそれは衣服にも!

お互いにお互いの全身をチェックし、数匹のダニを払い落とした。

そこに至るまでの笹漕ぎで付着したものだ。

 『桜山』から一旦大きく下り、

また小さなアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げ、最後の登りとなる。

この登りで振り返ると、そこまで歩いてきた長い尾根の全貌が一望の下となる。

それは実に雄大で素晴らしい光景だ。

そんな光景を目にし、豊かな気持ちで歩を進め、

10時10分、『佐幌岳』頂上。

頂上からすっきりと空気の澄んだ十勝平野を眺めたかったのだが霞が濃く、

それはかなわなかった。

運動量が少ないので二人とも腹も減らず、早めの昼食を摂ることもなく、

頂上には20分ほど留まって下山を開始。

下山で眺め行く風景もまた素晴らしく、

時折足を止めてそれらに見いる私だが、

Hiromiは全くそういうことにはお構いなしで、ただ淡々と下っていく。

その辺が本当に山が好きな私と違うところ。

 その後笹を漕ぎ、ダニを気にしながらも淡々と下り、

11時45分、登山口。

最後にお互いがお互いの身体のダニをチェック!

するとちゃんと着いているんだわ、私にもHiromiにも。

ふぅ~っ、間一髪だった。

 

暑さに加え、どうも体のどこかがおかしいと思われる私は、

もう辛くて辛くてたまらないこの日の山行だった。

また、Hiromiがこの日の山歩きで、

また草にかぶれた。

幸いウルシではなかったが、ウルシの他にも何か悪さをする植物があるようだ。

しかも今回もそんなことに備えて、

長ズボンを着用しての山行だったというのに、

どうしてむかぶれてしまうのだろう?

不思議でならない。

アレルギー体質というのは面倒なものだ。

そんなこんなで疲労のためか、眠くて眠くてたまらず、移動途中の日高峠付近で昼寝をした。

そして日高町の日高高原荘で汗を流して、誰も来ない車中泊地で「カンパーイッ!!」

 

 

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