北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2021.10.28 『看看川』(かんかんがわ・199m) 伐採地から三角点へ
今週の木曜午後、
「荷負」(三等三角点)から下山後、
車で「二風谷林道」を、
「平取温泉」方向に少し戻り、
伐採地の土場に駐車して、
「看看川」に向かった。
この点名は麓を流れる「看看川」の名が、
そのまま使われている。
地形図によると、
目指すピークは伐採地の奥にあるようだ。
早速広く見通しの良い、
伐採地を登っていく。
周囲の紅葉が素晴らしい!
この辺りはクヌギの木が多いようで、
茶色の紅葉が主体だ。
またモミジの葉も、
赤よりほとんどがオレンジ色だ。
これはどうしてなんだろうねえ?
伐採地の中のピークに上がると、
まあ、いい風景だわぁ~
この秋に見てきた紅葉とは、
また違った色合いに、
これも感動ものだ。
そして美しい風景を目にしたあとは、
その先の籔に入る。
但し籔とは言っても、
ここも一面ミヤコ笹に覆われ、
快適に歩を進めることができる。
たいした距離でもない斜面を登りきると、
四等三角点「看看川」。
笹が低く薄いと、
標石を探す苦労もない。
三角点から少し先へ歩を進め、
東側の風景が見えないか、
確認してみた。
結果は木間越しに、
わずかだけ荷負方面の風景を、
覗けただけだった。
それにしても同系色の葉が、
びっしりと覆い尽くして見事だ。
下山はまた伐採地に戻り、
素晴らしい風景を眺めて駐車地に戻った。
そしてすぐ先の「平取温泉」で、
汗を流して湯に浸かった。
2021.10.28 『荷負』(におい・333m) 雨から逃げて平取へ
今週は月~水曜日の3日間出勤した後、
木曜日から休みとなったので、
木曜の朝三泊の予定で山旅に出発した。
天気予報では、
太平洋側の天候が安定していそう。
そこで日高町、平取町辺りで活動することにした。
木曜の朝家を出るときは、
雨模様でモチベーションが上がらない。
8時半近くになって、
ようやく重い腰を上げた次第だ。
途中大きく遠回りをして、
Hiromiの勤め先に寄り、
先日ハイエースの中に忘れていった、
デジカメを届けてやった。
この週末はHiromiが、
女子会登山の予定だったので、
別行動となるため、
カメラを届けてやらなくてはならなかった。
遠回りをして・・・
車で走る中雨雲が次々やってきて、
その下では雨を降らせる。
落ち着かず、
当初の予定を変更して、
「平取温泉」を目指した。
そして「平取温泉」奥の、
「二風谷林道」に入った。
「看看川」に架かる「看看橋」を渡り、
舗装された林道を進んでいく。
すると間もなく舗装が切れるので、
砂利道に変わってすぐ車をとめた。
そこを駐車地としてスタート。
もう昼近くになっていた。
林道を300mほど歩くと、
尾根の取り付き点に達したので、
籔に入るもなんと、
そこに芝生が広がっていた。
なんじゃこりゃあ!
背景の紅葉と芝生の緑の、
コントラストが美しい。
しかし、芝の上にはエゾシカのフンが散らばっている。
のんきに紅葉を眺めてなんかいられない。
芝生を越えて尾根に取り付いた。
この辺りは背の低い、
ミヤコ笹に覆われているので、
どこでも歩ける状態だ。
急登に耐えて登りきると、
斜度がなくなり水平となった。
快適に歩を進める。
するとどこからともなく、
作業道が現れた。
この後作業道が、
ほぼ尾根筋に沿って伸びていた。
また、辺りの紅葉が美しい。
上空を重苦しい雲が覆っているので、
輝きはないが、
オレンジ色に染まっている。
尾根筋ははっきりしており、
先の見通しもほぼ良い。
時折木間越しに「平取湖」が見える。
周囲の紅葉や木間越しに見える、
下界の風景を楽しみながら、
アップダウンを繰り返し、
三等三角点「荷負」。
雨を避けて急きょ登ることにした山だったが、
いい山じゃないか!
下山を開始すると雨が降りだした。
「頼むから降らないでくれ」、
と思いながら下る。
しかし長く降ることはなかった。
まあ、降られても、
下山してすぐ温泉に浸かれるよう、
この山を選定したんだけどねえ。
駐車地に戻ってもう一座へ。
2021.10.24 『東望来山』(ひがしもうらいやま・269m) ふくろう湖から林道歩きで
地理院地図を眺めると、
当別町の「ふくろう湖」西側に、
『東望来山』と言う点名をもつ、
三等三角点のピークがある。
今年の3月この山に登ってみた。
それで無積雪期に登れないものかと、
改めて地形図を確認すると、
「当望林道」がこのピークの下を、
通っていることがわかった。
ただ林道というのは、
実際にそこに入ってみなければ、
その状態が全くわからない。
森林の管理がまだ営林署だった頃、
林道行政が盛んで、
北海道に無数の林道を造り続けた。
ところが財政の悪化で、
それらを維持管理することが不可能となり、
廃道になった林道の数も計り知れない。
そこで先日この林道奥に足を踏み入れて、
「ふくろう湖」から「望来ダム」に近い、
「八木ノ沢」(四等三角点・208m)まで歩いてみた。
そこでしっかりした林道だと確認した。
そして早速Hiromiと、
「当望林道」を利用して、
「東望来山」に登ってみることにした。
日曜の朝我が家にHiromiの車を置いて、
当別町の「ふくろう湖」に向かった。
「ふくろう湖」周辺は紅葉の盛期で美しい。
湖を横断する「望郷橋」手前から林道に入り、
1kmほど走ると「当望林道」のゲートが現れる。
そしてそのすぐそばに広い駐車地がある。
9時10分、駐車地をスタートして、
「当望林道」ゲートを越えた。
すぐに紅葉が出迎えてくれ、
美しい風景の中を歩く。
ただ、紅葉は今麓が盛期となり、
高度を上げるほど葉が散っている。
この林道は美しく、
歩くこと自体が楽しい。
ゲートから徐々に高度を上げて、
標高220mで南北に走る長い尾根を横断した。
すると樺戸山地の『ピンネシリ山』(1,100m)や、
『神居尻山』(947m)がよく見えた。
目指す「東望来山」は、
この南北に走る尾根を南にたどっていくと、
そのピークに立つことができる。
しかし尾根上の樹木はまばらで、
相当濃い笹薮に覆われていることが、
容易に想像できる。
それでその後約1kmほど、
尾根に沿って伸びる林道を利用する。
歩を進めて行くと、
今度は西側の風景が広がる。
日本海の望来側の風景だ。
誠景観の良い素晴らしい林道に、
このところの激務で疲労困憊のHiromiも、
一気に癒されていく様子。
10時20分、Co.190で林道から藪に入った。
そして一旦尾根の頭に上がり、
尾根上をたどって「東望来山」を目指す。
藪への取り付き点から、
目指すピークまでは400mほど。
笹が薄けりゃ楽勝の距離だが、
予想通りそんな甘い話しはなかった。
尾根上に出ると一気に笹の丈と密度が増した。
先が全く見えない。
Hiromiが等間隔で、
笹をかき分けながら着いてくる。
目指すピークとのコルに下ると、
一旦笹は薄くなった。
ところがその先はまた濃くなった上、
山ぶどうのツルが這い回り、
もがきながら進む。
林道がピークの近くまで通っていて、
本当にありがたかった。
11時10分、三等三角点「東望来山」。
標石は巨木の根元に、
隠れるように埋められていた。
早速笹刈りを始める。
北東側の風景がそっくり見えいる。
なかなか眺めの良いピークじゃないか!
記念撮影時にHiromiが大木の陰に隠れた。
いったい何のために?
バッカじゃないの~
下山は同ルートを辿って林道に下った。
あとはまた林道周辺の紅葉を楽しみ、
楽しく歩いて、
13時20分、駐車地。
「東望来山」は思ったよりずうっといい山だったなあ、
と、Hiromiと反省会。
2021.10.23 『本沢』(152m) 「くりやま湖」の紅葉
土曜日の午前中、
「天狗山」下山後、
同じく栗山町で「栗山ダム」に移動した。
そしてダム施設の少し先に駐車し、
ダム湖周遊を開始した。
ここの紅葉はまだ見たことがない。
「くりやま湖」と名付けられたダム湖には、
周遊できる林道がつけられている。
まずダムの上を歩いて対岸に渡る。
ダムの下流側には、
バークゴルフ場があり、
芝生の緑が美しい。
また、反対側の湖岸には、
ところどころに美しい紅葉が見られる。
ダムの長さは500mほどもあろうか?
それを渡りきると、
林道に合流するのだが、
この林道は既に廃道で、
車両の通行は難しい。
ただ歩くぶんには問題ないので、
湖岸を反時計回りで進んでいく。
すると「王子川」に架けられた、
「王林橋」を渡る。
この辺りの森林は、
国有林でも道有林でもなく、
王子製紙が所有する社有林だ。
その面積がどのくらいかはわからないが、
かなり広く所有しているようだ。
また、この辺りの植生は、
柳系の樹木が多いため、
期待した紅葉は見られない。
しかし、その部分を過ぎて進んでいくと、
素晴らしい紅葉風景が待ち構えており、
なかなかの見応えあり!
左手の湖に対して、
右手側は伐採地となっている。
その伐採地下部辺りの林道が、
ドロドロでひどい状態だった。
重機や大型トラックが往き来して、
ドロドロにしてしまったものだろう。
また乾いたところには、
栗がたくさん落ちており、
こちらも中の実が食べられていた。
紅葉の木の間越しに見える湖がきれいだ。
いくつもの川が流れ込む湖には、
林道上に数多くの橋が架けられている。
それらの中で最後に渡るのが、
「ポンウエンベツ川」に架かる「本沢橋」だ。
この「ポンウエンベツ川」は、
小学生の頃この下流部で、
ずいぶん遊んだものだ。
そこに私が当時住んでいた、
「ポプラ団地」があった。
その団地の脇をこの「ポンウエンベツ川」が流れていた。
また、「本沢橋」の上から見る紅葉が、
これまた素晴らしい彩と輝きを発していた。
やはり「くりやま湖」の紅葉は、
当初の期待通り楽しめた。
「本沢橋」を通り過ぎて、
数百メートルで右手の藪に入った。
藪は短くすぐに抜けて、
広い伐採地に出る。
これを登って行くのだが、
ここは伐採されてから二夏を過ぎたと思われ、
もう雑草が生い茂り歩きにくい。
雑草に埋もれた中の、
木の切り株につまずくのが恐い。
しかし背後に広がる「くりやま湖」周辺の風景がいい。
伐採地を登りきると、
西の端へと歩を進め、
笹薮に入って三角点ピークを目指す。
そして四等三角点「本沢」。
下山は藪の中からもう一つ西側の伐採地に出て、
作業道跡を下るのだが、
ここも雑草が濃くて歩きにくい。
それを辛抱して下り、
湖岸林道に下り立つと、
もう駐車地は目の前だ。
全行程2時間弱ではあるが、
なかなか中身の濃い楽しみ方ができる、
大変貴重なルートだ。
そこに紅葉が加わると、
更に楽しめる我が原風景の中の一座に乾杯!
2021.10.23 『天狗山』(330m) ここも素晴らしい紅葉!
この週末はHiromiが、
珍しく土曜出勤となっていたため、
また一人で紅葉を楽しみに出かけた。
その紅葉もいよいよ山の麓まで下りてきた。
昨日の朝向かったのは、
栗山町南角田地区。
そこから「不動の沢林道」に入り、
「天狗山」の紅葉を楽しむことにした。
その前日に登った「宇佐美」は、
私が就学する直前に住みだした、
栗山町湯地から最も近い三角点ピークであり、
この日の「天狗山」は、
就学前まで暮らしていた、
栗山町南学田から近い三角点ピークだ。
そこで物心がついた頃から、
この山の方を見つめ、
いつかあの山の方に行ってみたい、
と思い続けていた。
しかしこの山に初めて登ったのが、
一昨年ことだった。
私が65歳のときで、
60年以上前からの思いをようやく遂げた。
そしてその後は何度も登ってきた。
気に入ったた山には何度繰り返し登ってもいい。
またこの山には、
紅葉の盛期に登ったことがない。
それでこの日に狙ってみることにした。
土曜の朝9時20分、
林道入口に車を止めてスタート。
駐車地の周辺から紅葉が素晴らしい。
はじめは直線的な林道が続く。
間もなく軽自動車が一台、
林道脇に止まっているのを目にした。
一瞬ハンターか?
と、緊張が走る。
しかしそれはすぐそばでキノコ採りをする、
年配の男性二人組だった。
ん? 年配?? 俺も年配かぁ???
駐車地から500mほど歩くと、
エゾシカの防護柵とゲートが現れる。
扉を開けて中に入ると、
すぐに紅葉の美しい場面が目に飛び込んできた。
空が曇っているので、
鈍い輝きではあるが、
それでも十分美しい!
まだ色が変わらない部分もあるが、
その変わらない緑との、
絶妙なコントラストがまたいい。
私はブログに使用する写真には、
人の姿が重要だと考えているので、
同行者がいないときは、
三脚を立ててセルフタイマーを使用する。
従って行ったり来たりを繰り返すので、
なかなか先に進まない。
ただその分美しい紅葉を、
目に焼き付けることができる。
歩いていると、
地面に無数の栗のイガが落ちていた。
その一つを開いてみると実がない。
それで他のイガを確認するも、
やはりイガは開かれて、
実が全くない状態だ。
これはどうしたことだ?
考えるにそれはリスが、
どうやって針だらけのイガを開いたかはわからないが、
何とかして開いて、
実を確保したのだろう。
歩き出して20分ほどで、
「不動の沢林道」ゲートを越えた。
路面のタイヤ痕を確認するも、
この日はハンターが入っていない。
その先にハンターが入っているか否かは、
この時期大変重要なことだ。
絶対に誤射の標的にはなりたくない。
ゲートを越えてしばらく行くと、
針葉樹林帯となる。
そしてそこには植林が、
「昭和26年」と記されている。
私が生まれる3年前だ。
つまり私が生まれた時には、
既にここのトドマツは植えつけられていた。
林業の歴史の深さを感ぜずにはいられない。
幼少の頃見つめ続けていた、
この山の辺りでは、
既に盛んに林業が営まれていたのだ。
針葉樹林帯を抜けると、
また美しい紅葉が続く。
そしてまた針葉樹林に入り、
しばらくは色のない林道歩きとなる。
そしてCo.230で林道を離れ、
そこで出合った送電線の作業道に入る。
それを登って行くと、
送電線下の樹木が刈り払われた、
広い風景が見通せる。
そんな景色を楽しみながら登り、
Co.300で「天狗山林道」に上がる。
するとピークは目の前だ。
少々の藪こぎを経て、
10時40分、四等三角点「天狗山」。
この高さになると、
既に結構葉が散っている。
木の間越しに空知平野の田園風景が見える。
下山は「天狗山林道」を下って、
「不動の沢林道」に合流する。
終わりが近い紅葉を愛でて、
再び「不動の沢林道」を下っていく。
下山では上空の雲が移動し、
青空の面積が広くなったので、
直射日光を浴びた紅葉が輝いて見えた。
何度となくひとり「きれいだ!」、
とつぶやきながら歩き、
11時50分、駐車地。
まだ時間が早いので、
もう一つ気になっている紅葉を確認しに行こう!
2021.10.22 『宇佐美』(195m) 周遊林道で紅葉を楽しむ!
毎日はっきりしない天気予報が続く中、
今日も晴天は期待せず、
なんとか雨に当たらずに済ませたい、
といった程度の気持ちで家を出た。
そして向かったのは、
三笠市の「桂沢湖」だ。
「桂沢湖」周辺も、
この時期は大変紅葉が美しい。
それを楽しむべく一座を選定し、
その取り付き点に向かって、
国道452号線を走っていくと、
道路工事が行われており、
片側交互通行の処置が取られている地点に達した。
対向車が来るので、
しばらく待たされてスタートすると、
何とも長い交互通行で、
その交互通行の中に取り付き点!
そこで止まるわけにもいかず、
流されるように走り続けて、
ようやく交互通行を抜けた。
するともう戻る気にはなれず、
そのまま国道452号線を走り続けて、
「三夕トンネル」を越え、夕張市に抜けた。
天気予報とは裏腹に、
素晴らしい天候なのにもったいなかったが、
国道452号線の沿線も、
素晴らしい紅葉を楽しめたので、
まあいいドライブだった。
夕張に抜けてからようやく、
次なる案を決めて、
栗山町桜山を目指した。
そこは私の原風景の中。
「桜山池」を中心として、
周遊する林道で紅葉を楽しむことにした。
栗山町桜山地区は、
私が小学校の頃住んでいたところから、
最も近い三角点ピークがある。
小学校の頃はいつもこの辺りを眺めて、
「いつかあの山の方に行ってみたい」、
と、思い続けていた。
そして小学校も高学年になると、
自転車で砂利道を走り、
何度か「桜山池」まで行ったことがあった。
それだけではなく、
当時池の反対側まで、
登山道のような小道が続いており、
それを伝って対面の丘に上がった記憶がある。
また当時この池には鯉が放たれており、
「釣りを禁ずる」との、
立札があったことも記憶している。
「桜山池」は私にとって、
馴染みの深いところだったが、
小学校を卒業してから、
ここを訪れたのは一昨年、
実に53年振りのことだった。
そして昨秋ここでけっこうな紅葉を目にできたので、
今日は急きょここで改めて、
紅葉を楽しむことにした。
とこがそれは予想をはるかに超える美しさで、
もっと早くに狙うべきだったと悔やまれる。
「桜山池」手前の駐車地をスタートしたのが、
もう10時近かった。
西の空を見ると、
明らかに雨雲が雨を降らせている。
いずれその雲が流れてくるのは明らかだ。
降り出さぬうちに、
林道を周遊したい。
いつものように時計回りで歩を進め、
少々の藪漕ぎで「宇佐美」(三等三角点)に立ち寄る。
そして紅葉は茶褐色になる、
クヌギが多い中を歩いて行く。
素晴らしい晴天で気持ちがいい。
この林道沿いは伐採地が多いので、
広々とした風景が楽しめる。
林道の右手には空知平野の向こうに、
「馬追丘陵」の端から端までを眺められ、
左手には夕張の『冷水山』から『鳩ノ巣山』、
そして『三角山』と万字の「久茶運内」までが見渡せる。
先日の降雪で真っ白に染まった、
『冷水山』や『鳩ノ巣山』の雪は、
全て融けてしまったようだ。
いい林道だねえ~
周遊林道も終盤に差し掛かったところで、
まだ足を踏み入れたことのない、
新たな伐採地に入ってみた。
するとどうだろう、
素晴らしい紅葉が広がっているではないか!
実に美しい!
こんな素晴らしい紅葉が、
誰の目に触れることもなく、
いずれ散っていくことを思うと、
単純にもったいないと感ずる。
伐採地の中で紅葉を楽しみながら、
いつものようにカップ麺の昼食とした。
そしてそこから伐採地を下り、
「桜山池」の岸辺に下りた。
岸辺はドロドロでぬかるんでいた。
そんな岸辺を歩いてダムの上へ。
静かな池の水面に写る、
紅葉風景がまた素晴らしい!
12時50分、駐車地。
新しい発見に感動だ!
来年もここの紅葉は絶対に見逃せない。
2021.10.21 『447m峰』 夕張で紅葉三昧!
今週も火、水曜日と二日間の出勤だった。
しかし来週は月~水曜日の、
三日間出勤となる。
少し注文が増えてきたようだ。
ただ、どこの注文もロットが小さい。
新型コロナウィルスの感染拡大による、
非常事態宣言が解除されたと言っても、
いぜんとして観光需要は、
先行きが不透明なままだ。
ユーザーも安易に在庫を抱えることはしない。
今日からまた休みだが、
今日は終日雨の予報に、
また夕張で紅葉を楽しむことにした。
今朝家を出て向かったのは、
夕張市街地に入る手前の端っこだ。
道々3号線を走って行くと、
夕張市街地に入る手前で、
「夕張トンネル」を通り抜けることになる。
その「夕張トンネル」の、
栗山側1kmほどのところに、
「大蛇の沢川」に架けられた、
大きな橋がある。
この橋の下、
「大蛇の沢川」左岸に沿って、
一本の道が上流部へと伸びている。
これはかつて夕張市がまだ元気だった頃、
スポーツ振興の一環として造られた、
サイクリングロードだ。
今では見るも無残な状態になっているが、
あちこちにその名残が残っている。
このことは昨秋ここに初めて足を踏み入れて知った。
最初はこんなところに「サイクリングロード」?
と、驚いたものだ。
今朝8時50分、
サイクリングロード入口の、
100mほど栗山寄りにある、
広い空き地を駐車地としてスタートした。
スタート時の道々3号線沿いでさえ、
既に素晴らしい紅葉が楽しめる。
歩道を歩いてサイクリングロードに入った。
昨秋はここの紅葉を遅い時期に見たので、
今回は今が盛期と確信し、
楽しみで仕方がない。
サイクリングロードは、
いったいいつから利用されなくなったのか?
舗装道路の上を泥が覆っている。
それに雑草が生えて、
なんとももったいない気がする。
しかし目当ての紅葉は、
期待した通り実に素晴らしい。
今日は終日雨模様、
との予報が外れて降っていない。
相変わらず精度の低い予報だが、
こういうふうに外れてくれるのは助かる。
また、スタート時の気温が6℃と低いため、
雨具着用が心地よい。
サイクリングロードは、
1kmちょっと歩くと、
濃いブッシュに行く手を阻まれる。
そこで藪を漕ぎ一段上に上がる。
するとそこにもサイクリングロードが現れる。
このサイクリングロードが、
いったいどのように走っているのかは、
よくわからないが、
三段になっている部分もあるようだ。
二段目のサイクリングロードは、
少し行くと過去の災害で橋が流され、
沢床には激しい水に流された、
U字溝がゴロゴロ転がっている。
そこで更に一段上に上がると林道だ。
ハンターが入っていないか、
すぐ路面をチェックするも、
最近のタイヤ痕は見られない。
あるのはエゾシカとヒグマの足跡だけだ。
広く立派な林道を歩いて行くと、
ここもまた紅葉の美しいところがある。
この森はモミジが多いので、
赤い色が次々出てきて楽しませてくれる。
そして林道が大きくカーブを描く、
Co.250で小沢に下り、
その先の小尾根に取り付いた。
このルートは昨秋も利用しているので、
全く問題ない。
尾根ははじめ急で細く、
スパイク長靴ではきつい。
滑落せぬよう慎重に登って行く。
それを過ぎると広くなり、
あとはブッシュをかわしながらの登行だ。
ほぼ直線的に登って行き、
最後は少々の笹漕ぎで、
10時55分、「447m峰」。
このピークに山名、点名はなく、
地形図上に標高点のみが記されている。
昨秋Hiromiとこの奥の、
「524m峰」を目指したが、
濃い笹に阻まれてリタイアした。
下山は同ルートをたどる。
今回の最大の目的である紅葉は、
下山でもずいぶん楽しませてくれる。
途中で木の間越しに、
夕張の『冷水山』(702m)が見えていた。
その後林道に下り、
更に紅葉を楽しみながら歩く。
そして一段下のサイクリングロードに下りて、
直線的に進んで行くと、
休憩所だったであろうところに出る。
そこにはサイクリングロードの案内板や、
休憩用のベンチ、簡易トイレなどの設備が残されていた。
実にもったいないことをしたものだ。
更に笹の中を一段下って、
最初に利用したサイクリングロードに出た。
あとはわずかな距離を歩いて、
12時35分、駐車地。
期待通りの紅葉を楽しめたことに感謝!
2021.10.18 『平和』(413m) 清水ノ沢ダムで紅葉を楽しむ
昨日はまた夕張に出かけた。
夕張に通って三日目だ。
そしてようやく青空に巡り合えた。
前日Hiromiと『400m峰』まで、
紅葉を楽しみながら歩いていた時に、
降っていたみぞれやあられは、
その上部で降雪となったようで、
夕張市の『冷水山』(702m)をはじめとする、
同高度の山々が皆真っ白に染まっていた。
更に、夕張から栗沢町万字に抜ける、
道々「夕張~岩見沢線」も、
積雪で通行止めが続いているそうだ。
昨日は夕張市清水沢から、
「清水ノ沢ダム」に入り、
ダム少し手前の空き地を駐車地とした。
その時点で既に素晴らしい紅葉!
この辺りも昨年の晩秋に訪れ、
紅葉の盛期に再訪したいと考えていた。
駐車地からダムに向かって歩き出すと、
地面の落ち葉さえカラフルで美しい。
「清水ノ沢ダム」は立ち入り禁止となっている。
幅の広い正門の横をすり抜けて、
ダム施設の北側を進む。
するともうわずかに面影が残る程度の、
「清水の沢林道」入口に至る。
ここからダム湖を見ながら歩くことになる。
旧林道は地形図に載ってえおらず、
全体が雑草と笹に覆われている。
時折樹木の切れ間から望む、
湖と紅葉が美しい。
林道跡は湖の北側の湖岸に沿って伸びる。
そして紅葉の風景をカメラに納めて行く。
ここの紅葉はほとんど人の目につくことがない。
いや、全くないと断言できる。
それ故、独り占めしたようで、
贅沢な時間を過ごす気分だ。
湖の西端が近くなると、
林道跡の笹が密度を増す。
それで湖を切り上げて、
適当なところで尾根に取り付いた。
笹の急斜面を登って行くと、
今度は笹が密生した古い作業道跡に出た。
何もない笹薮を歩くより、
作業道跡を歩いた方が、
いくらかでも楽なので、
それに従って登って行く。
この辺りも紅葉が美しい。
そして上部を走る林道に出た。
これは地形図に記された林道だが、
ここもまた廃道で雑草に覆われていた。
それを少し進み、
また笹が密生する急斜面に取り付いた。
傾斜がきついので、
笹をつかみながら登って行く。
笹は前日の雪が融けてベチャベチャだが、
雨具着用で問題はない。
前は笹で見えないが、
時々振り返って背景の紅葉を楽しむ。
そして尾根上に上がった。
この尾根は前日に登った、
『400m峰』と「平和」を結ぶもので、
先月Hiromiとこの尾根を利用して、
両ピークを結んでいる。
また、地形図には同尾根上にも、
破線林道が記されているが、
こちらは既にその痕跡さえ伺えない。
尾根上はモミジが多いので、
ここもまた美しい。
ただ、雲が多くなって、
日が陰ってしまったため、
紅葉の美しさが鈍る。
赤いモミジを眺めて歩き、
四等三角点「平和」。
先日訪れた際に標石周りをきれいにしておいた。
「平和」からは「清水ノ沢ダム」に向かって下るが、
距離が短いので短時間で下山。
期待通りの紅葉を楽しめたことに満足。
夕張は全市的に紅葉が美しく、
あちこちで素晴らしい光景を目にする。
しかし紅葉の盛期は短く、
数多くの地を訪れるのは無理だ。
まあ、焦らず楽しみたいものだ。
さて、今度はどこを眺めてみようか?
他の山域へも出かけたいしねえ・・・
2021.10.17 『400m峰』(夕張) めまぐるしい天候の中紅葉を楽しむ
夕張は紅葉が美しいところ。
それで日曜日も夕張に出かけることにした。
全道的に天気が悪く、
遠出しても意味がない。
日曜の朝Hiromを迎えに行き、
道々3号線を走って夕張に向かった。
そて夕張市街地に入る直前の、
「夕張トンネル」手前空き地に駐車した。
ここに駐車すると、
広い道々を渡った向かい側に、
「千代田林道」の入口がある。
「千代田林道」を初めて歩いたのが、
昨年の晩秋だった。
そのときに紅葉の名残を目にし、
盛期にこの林道を歩いてみたいと思った。
また、先月この林道に入り、
「千代田」(四等三角点)と、
『400m峰』を結んでみた。
従って林道の状況は把握していた。
8時55分、みぞれが降る中、
「千代田林道」ゲートをスタート。
ここで心配をしていたことがある。
それはハンターの存在。
日曜日だからエゾシカ猟のハンターが、
林道内に入っているだろうと。
しかし林道にはこの朝入ったような、
新しいタイヤ痕がなかったのでホッとした。
みぞれがうっとうしい上、
ガスもかかっており、
せっかくの紅葉風景に水を差す。
みぞれは歩いているうちに、
雨に変わるが止みそうにない。
辺りの紅葉が期待通りだというのに、
どうにも落ち着かない。
雨用のカメラを用意しているが、
それでも雨に濡らしたくはない。
歩き出して30分ほどで、
林道は「千代田林道」から、
「千代田2号林道」に入り、
更に「清水の沢」林道に入った。
するとガスが濃くなり、
素晴らしい紅葉が台無しだ。
ところがそう思ったのもつかの間、
急に空の雲が割れて、
太陽光が降り注いできた。
そうなると紅葉も生き返ったように輝く。
「清水の沢林道」は、
「千代田」と『400m峰』を結ぶ尾根に沿って、
忠実に付けられている。
また、この尾根上には地形図に、
破線林道が続いているのだが、
廃道になってかなり時が経過したようだ。
忠実に尾根に沿って伸びていた林道は、
やがて尾根を離れて下降し出す。
その左手に伐採地の風景が広がる。
伐採地の最下部を反時計回りで、
大きく弧を描くように続いた尾根は、
更に伐採地の先へと伸びていくが、
ここで林道を外れて伐採地に入った。
そして急斜約面を登って行く。
先ほど青空はとっくに黒雲に覆われ、
このときあられが降り出した。
みぞれ → 雨 → 晴れ → あられ!
まあ落ち着かない空だ。
急斜面の伐採地を登り、
10時45分、『400m峰』。
あられ模様の空なので、
遠くの景色は見えないが、
すぐ下の紅葉が美しい。
腹は減らず天候も悪いので、
すぐ下山を開始した
下山は伐採地を下らず、
藪漕ぎで尾根上を進み、
伐採地の下部で大きく弧を描いた林道を、
ショートカットした。
そしてまたてくてく林道歩きだが、
天候は一向に良くならない。
それどころか、
またみぞれ模様に変わった。
それでもそれなりの紅葉を楽しみ、
12時40分、駐車地。
結局往復約10km歩いたこの日の天候は、
みぞれ → 雨 → 晴れ → あられ → 晴れ → 雨 → みぞれ、
というひどくめまぐるしいものだった。
たった3時間45分の間に、
これだけの変化があったのだ。
まあま、落ち着かないわぁ・・・
冬が来る直前は、
毎年こんな天候の繰り返しではあるのだが・・・
一旦帰宅してかたずけ、
写真整理などして夕方、
前日に続きこの日もHiromiと反省会!
期待した晴天は望めなかったが、
まあいい週末だったなあ。
2021.10.16 『鬼首山』(641m) 秋は黄金色の世界
土曜の朝山に行くため外に出ると、
空から「クォーッ、クォーッ」と、
鳥の鳴き声が聞こえる。
上空を見上げと、
それは白鳥の編隊だった。
北からやって来て、
南へと向かって行く。
今年ももうそんな季節になったんだ、
と実感した次第だ。
つい先ごろまで暑くてたまらなかった北海道だが、
もう雪虫が飛び回り、
いつ雪が降ってもおかしくない状態だ。
この日は紅葉が美しい、
『鬼首山』に登ることにした。
夕張市は市内全域で、
大変美しい紅葉が見られる。
それを観光資源にできないものか?
バスに客を乗せて、
市内のあちこちを走り回るだけで、
素晴らしい紅葉を楽しむことができる。
土曜の朝Hiromiを迎えに行き、
夕張市沼ノ沢へと向かった。
そして「夕張川沼ノ沢取水堰」で、
夕張川を渡った。
するとそこは既に人の住む人家がなくなった田園地帯だ。
田園地帯の西側に『鬼首山』が鎮座する。
田園地帯の片隅に駐車し、
8時55分、徒歩でスタートした。
『鬼首山』に登るのは何度目だろう?
つい先日も今回とは逆の、
西尾根を登ってピークに立っている。
歩き出してすぐ、
田園地帯の中の一本道を、
まっすぐ『鬼首山』に向かって歩くことになる。
そこから見る『鬼首山』は、
手が届きそうなくらい近く見える。
ところがその懐に入ってしまうと、
思いの外奥行きがあって戸惑うことになる。
今回はHiromiのルートファインディング訓練とし、
要点だけを伝えて、
極力口を出さず着いていくことにした。
この山は意外に地形が複雑で、
ルートの選定が難しい。
ただ、前半の藪はほとんどないので、
どこでも歩ける状態だ。
Hiromiがブツブツ独り言を口にしながら、
ピンテを付けて登って行く。
黙って見ていると、
自らが進むべき方向性より、
シカ道につられて登って行く。
それはまずいだろう、
というところで、
私が追随をやめてルートを変えると、
またブツブツ言いながら寄ってくる。
そんなことを何度となく繰り返し、
高度を上げていくと、
400m辺りから笹が出てきて、
450からはかなり濃くなり、
Hiromiの姿が見えなくなってしまった。
それでは方向もなにもわからないだろうと、
私が笹をかき分けて先導することに。
そして550で急登となり、
これをよじ登ると、
『鬼首山』に続く稜線上だ。
ここからピークまでの雰囲気がいい。
細尾根上は東と西の風景が同時に見られる。
またこの稜線上は、
積雪期だとエゾシカのフンがびっしりと、
敷き詰められたように落ちている。
楽しい稜線歩きを経て、
10時45分、『鬼首山』(二等三角点:紅葉山)。
先日西尾根からここに上がったことが懐かしい。
冷たい風が吹いていたので、
簡単な昼食を済ませて下山開始。
深い笹薮以外はHiromiが前に立ち、
自らが付けたピンテを回収していく。
これがまた簡単なようで、
実際にはそうでもなく、
何度となく方向を失って、
ピンテが目に入らない。
本人も「こりゃわからんわ~」。
今回はGPSを使用せず、
目で見て方向を決めることとした。
まあなんとかかんとか、
ピンテを回収して、
12時40分、駐車地。
紅葉目的で登ったこの日だったが、
黄色は美しいけれど、
赤い色がもっと欲しかったなあ。
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