北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2017.5.28 乃々運動会!
今日は乃々の運動会。
昨日の予定が、雨で今日に延びたものだ。
しかし朝起きると空はどんよりとし、いつ雨が降り出すかわからない様子。
息子にメールで確認すると、なんでも短縮スケジュールで実施するとのこと。
予定通りの時刻に息子夫婦を迎えに行き、乃々の学校へ。
学校に着くと空が晴れだした。
そして雲の裂け目から太陽が顔を出し、みるみる気温が上昇した。
ところが開会式を終え、高学年の団体種目が始まると、
また曇りだした空から雨がポツリポツリ。
私は狭い父母席を離れ、乃々の控え席近くで観覧していたのだが、
虎が雨に濡れてはまずいと父母席のママの元へ迎えに行き、
抱っこして校舎の屋根の下に戻った。
それからは抱っこしたままで、これがなかなか辛い。
虎はすぐに寝てしまい、ず~っと眠ったままで起きることがない。
たまにしか会わないこのジジに抱かれても泣くどころか、
にっこにっこして直ぐに寝入ってしまう。
めんこいね~
雨だが、その後もすぐには止む気配がないため、
運動会を中断し、児童は教室内へ、父兄は体育館へと案内された。
そして30分も待っただろうか、雨が上がったのでまたグラウンドへ。
しかし再開してやはり30分ほどで、また雨が降り出した。
それも今度は西の空まで真っ黒で、ちょっと止みそうにない。
私とババは虎を連れて近くの有料駐車場に止めておいた自分の車に緊急避難。
雨足は強まる。
今度はダメだろうと思っていたところ、学校に残っていた息子から電話が入り、
その時点で運動会は中止、即時解散となった。
それから間もなく全身ずぶ濡れで、寒さにガタガタ震える乃々がママに連れられて車に戻ってきた。
さて、今早朝からガッバって作ってくれたSa~(ママ)の美味しい弁当はどうするか?
即結論が出た。
車の中で食べよう!
狭い空間ではあったが、たくさん作ってくれた美味しい弁当を、
みんなで美味しく、そして楽しく頂いた。
Sa~よ、お疲れさん!
ごちそうさま。
今日はひどい運動会になってしまったが、天候には逆らえない。
遥か前から準備に尽力され、直前では天候に神経をすり減らされたであろう教職員の皆様方、
大変お疲れ様でした。
2017.5.27 雨中トレーニング登山
今日は乃々の運動会のはずだったが、
雨を予測して昨日の日中に明日日曜へ順延を決めた校長は素晴らしい。
昨日の終業後、一旦帰宅して馬追丘陵へ出かけた。
『静台』(E)の登山口にて車中泊。
日ハムが2連敗のあと、勝利を決めた試合をラジオで聴きながら、
ひとりうまい酒を飲んだ。
今朝4時半に起き、『静台』と『長官山』に登った。
今日は雨とあきらめてトレーニング登山日と決めていた。
スタートした時には降っていなかった雨も、『静台』頂上付近で降りだした。
それからはずうっと止むことがなく・・・
一旦帰宅して、今日も仕事の女房を送って行き、続いてHiromiと合流。
再び馬追丘陵へ向かった。
ここでまず、また『長官山』に登った。
新緑が美しい季節となった。
どこもここも若々しい緑でいっぱいだ。
そしてその緑も広葉樹林が美しい。
しかし降り続く雨は強弱を繰り返すだけで、決して止むことはない。
もうトレーニング登山と割り切っているので、Hiromiの足も速い。
どこに出かけても雨に変わりがないので、
『長官山』を下りると直近の『静台』へ。
雨の日のトレーニング登山は長い距離を歩かず、短い行程を繰り返す。
登って下りては着替えをする。
洗濯物がどんどん増えて行くが、我が家で洗濯は昔から私の仕事。
ここでも美しい新緑を楽しんだ後はまた『長官山』に戻った。
但し今度は長沼スキー場から車道を登る。
ドロドロの登山道を離れてアスファルトの上を歩くのはきれいでいい。
そして雨水が流れるきれいなアスファルトの車道を歩いていると、
いよいよ雨足が強くなった。
まだトレーニングを続けてもいいのだが、
体も冷えてきたのでこれを最後にして帰途に着いた。
→→→
今日はHiromiの髪の毛が、また短くなっていた。
私と山登りを始めてちょうど4年。
だんだん、だんだん短くなっていく髪の毛。
それはまだ進行するのだろうか・・・
2017.5.21 『北の峰』(1,084m)
日曜の朝、富良野市4線川沿いの車中泊地で目覚めると、
前日に続いてまた素晴らしい青空だ。
しかし、すぐにスイッチオンするNHKラジオの天気予報では、
曇りがちで気温が前日より低いとのこと。
それでも前日の暑さを思うと短パン山行以外考えられない。
増してこの日は富良野スキー場を登る。
前日は新富良野スキー場、この日は隣の富良野スキー場を登るのだ。
スキー場を登ることをよしとしない人は思うだろう、「なんてつまらない登山」と。
ところが我々は広いスキー場が大好きで、
あちこちのスキー場を登ってきた。
その中でも富良野スキー場は特に素晴らしい。
作業道の利用も含めて、大変変化に富んだ山歩きを楽しめる。
日曜の朝6時35分、富良野スキー場の駐車地をスタートした。
広くて緑が美しい斜面を登って行く。
この斜面には広くワラビが自生するのだが、
今年は雪融けが遅かったようで殆ど生えていない。
増毛山地では小雪だったのだが、夕張山地北部や十勝連峰では雪が多かったようだ。
最上部のゴンドラ駅までは、殆ど作業道を進む。
急斜面を登ってもいいのだが、石ころが多く、大変歩きにくい。
作業道からはところにより、素晴らしい立体感のある風景を楽しめる。
増して季節は新緑の頃、様々な緑が美しい。
ただ、ブヨではない吸血昆虫にHiromiが脚を3箇所刺され、プクッと腫れてしまった。
どうやらHiromiもまたToshiと同じようにアレルギー体質のようだ。
兄妹揃って大変ねえ~
私はと言えば、そういう虫に対する耐性が備わっているので、
刺されても噛まれても何も感じないし、刺された皮膚に変化が起きることもない。
長年の間にそういう耐性が備えられたのだと自負している。
周囲の景色を楽しみながら登って、
8時5分、ゴンドラ終点駅。
ここまで登ると富良野盆地の眺めが素晴らしい。
見下ろす富良野市の向こうには十勝連峰が雄大な姿を見せるが、
前日同様空気に透明感がなく、もやがかかったようだ。
Hiromiが疲れているようなのでゆっくり休み、頂上へ最後の登りだ。
そしてここからようやく登山道となる。
この登山道を登って行くと、背に富良野盆地と十勝連峰の雄大な風景を背負うこととなる。
それは「見事!」と言うしかない。
そんな絶景を背負いながら登り、
8時25分、『北の峰』頂上。
頂上に立つと同時に、目に飛び込んでくる新たな風景!
前方に『富良野西岳』の美しく迫力ある姿だ。
その姿に思わず見入ってしまう。
頂上で記念撮影をしたあとは、新富良野スキー場に下る。
そして富良野スキー場と新富良野スキー場の連絡斜面を伝って、富良野スキー場に戻る。
こんなルートを組むことによって、また違った風景を楽しめる。
Hiromiが思わず、「面白いですねえ~」
「だべえ~っ!」
富良野スキー場に戻り、一周した起点に立つ。
それからまた作業道をとんとこ下り、
10時ちょうど、駐車地。
振り返ればたった3時間25分の山旅だ。
しかしその内容と登りごたえは、とても3時間半弱のものではない。
二人して大満足。
豊かな気持ちで汗を流すべく、ハイランド富良野に向かった。
私が初めて「富良野スキー場」でスキーを楽しんだのが、中学一年のときだった。
この日歩きながらそのことを考えると、あれから実に50年である。
その後中学三年で、ゲレンデスキーに縄をグルグル巻いてシールの代わりとし、この頂上に立ったことがある。
歩行機能もないビィンディングでだ。
今考えるとよくやったものだ。
そうして昔から親しんできた『北の峰』は、
今でも登るたびに感動を与えてくれる素晴らしい一座だ。
2017.5.20 『布部岳』(1,338m)
もうそろそろ残雪を利用しての山歩きシーズンが終わる。
誠に名残惜しい限りだ。
この週末の土曜日は、そんな残雪歩きを楽しむべく富良野に出かけた。
金曜の終業後、いつものようにHiromiを拾って富良野に向かった。
もう日が長くなり、車で走っていてもその日の長さを楽しめる。
そして7時過ぎに富良野の車中泊地に着いてもまだ薄暗い程度で、
辺りの様子を目で見て確認できる。
ありがたい。
土曜の朝5時30分、
4線川沿いの駐車地をスタート。
スタートして間もなく感じた、「暑い!」。
陽は燦々と降り注ぎ、風もない。
短パンで歩きたいコンディションの中、新富良野スキー場の斜面を登って行く。
暑さのせいもあるが、なんだか妙にきつい。
下半身がひどくだるい。
出張から帰ったばかりのHiromiも疲れているようで、身体が重そうだ。。
我々が好む広いスキー場を、にぶくも淡々と登って、
7時10分、リフト終点。
ゆっくり休み、残雪の尾根に取り付く。
この尾根には『富良野西岳』への夏道が刻まれている。
ここは極力夏道に沿って登る。
ところどころで笹がむき出しとなっているので、そんな部分は夏道を利用して抜けなければならない。
8時ちょうど、『富良野西岳』、「1,237mP」のコル。
ここから『富良野西岳』の仰ぎ見る頂上を左手に見ながら南進するのだが、
コルの雪が融け、丈が2m以上もある笹が思い切り立ち上がっている。
「こりゃあまずい」と思いながら突破口を探すと、
わずかに雪が残り、突破できる部分があった。
正にピンポイント!
帰路にそのポイントを見落とすと、面倒なことになる。
その後も融雪が進み、笹やブッシュがむき出しになった箇所には遭遇するも、うまくかわして進めた。
樹林帯を抜けると、突然眼前に『芦別岳』をはじめとする、夕張山地の名峰群がその姿を現わす。
その光景は実に美しく、うっとりと目を奪われる。
主峰『芦別岳』に寄り添うようにたたずむ『ポントナシベツ岳』、
その手前には『お茶々岳』と『松籟山』、それらの西には『中岳』の鋭峰と『シューパロ岳』が望まれる。
また、あまり知られていない『小天狗』の双耳峰も極楽平の向こうに頭を持ち上げている。
個々の山名を知り得ないHiromiだってうっとりだ。
そして目指す『布部岳』は間近だ。
やはり融雪が進んでおり、地形図上の頂上には立てそうもない。
そこでHiromiが「右のピークなら登れるんじゃない!?」。
なかなかわかってきたじゃないか。
『布部岳』は東から見ると、『夕張岳』のような形をしている。
頂上部が馬の背状で、ピークが南北に二つ存在する。
私の目では北側のピークが高く見えるのだが、地形図では南側のピークに標高点と点名が記されている。
Hiromiの提案に従って北側のピークを目指し、急斜面に取り付いた。
雪がある程度締まっており、アイゼンを用意していないHiromiの下降が気がかりになった。
9時15分、『布部岳』北のピーク。
このピークからの高度感が圧巻だ。
そしてこのピークは私にとって4度目、Hiromiも3度目となる。
気に入った山の一つだ。
記念撮影をして下山開始。
心配した急斜面の下降は問題なかった。
それから二人して時折「暑い」と口にしながら、淡々と下る。
『富良野西岳』の直下からは4線川に下れば速いのだが、
この日はどうも私の疲労が激しかったので、忠実に往路を辿り、
10時55分、リフト終点。
ここで昼食にした。私は途中で摘んできた一握りのギョウジャニンを入れて「ネギラーメン」。
それができたところでHiromiに「ギョウジャニンニク食べてみるか?」と尋ねると、「いらな~い」。
なんでもニンニク系の臭いが嫌いなんだそうだ。
へぇ~、知らなかった。
昼食後、その辺で少々ギョウジャニンニクを摘み、またスキー場を淡々と下って、
12時55分、駐車地。
下ると気温が更に上がって暑い。
その分、屋根に上げて干した濡れザック、登山靴、スパッツ等の乾きが早い!
一旦「ハイランド富良野」まで走って汗を流し、
また同じ車中泊地に戻って、カンパーイ!
うっ、うめーっ!!
この日の“喉ごし生”は、また格別だった。!
2017.5.17 『神居尻山』(947m) [ネギ採り]
今日はあらかじめ休みを取っていた。
GW前の繁忙期が終わり、今は休みやすい。
昨日の終業後、馬追丘陵に出かけて車中泊。
今朝『静台』と『長官山』に登り、
一旦帰宅して洗濯を終えてから『神居尻山』に向かった。
今日はギョウジャニンニクの収穫が目的だ。
ギョウジャニンニクについては、樺戸山地のあちこちに自生地を知っている。
この『神居尻山』では上と下に畑があり、
残雪の状況によって収穫場所を変えてきた、以前は。
ところが数年前、我が愛する女房が突然その強烈な臭いを嫌い、
「臭い、頭が痛くなる」などと言い出したため、
どうにも家には持って帰りにくくなり、収穫から遠ざかっていた。
『神居尻山』に着いて山肌を見ると、残雪状況がどうも中途半端だ。
それで上の畑がダメなら下へ下ろうということにして、
Bコースの登山口から入山した。
久々に気温が上昇し暑い。
しかし今日は山菜採りのため半袖にはなれないのでゆっくり登る。
ウィークデーではあるが、何組かが入山しているもよう。
頂上を越えて登山道を離れ、北の斜面に入る。
やはり中途半端だ。
肝心のポイントで雪が残ったままだ。
従って狭い範囲で収穫を始めた。
斜面を登下降したり、行ったり来たりを繰り返す。
それでも大型のレジ袋に1つ半収穫するとその場所は終わりだ。
仕方がないので沢を下ることにした。
そして下の畑に期待する。
上部はまだ沢が開いておらず、快適に下って行く。
ところが収穫ポイントに着くと、やはりダメだ。
大きくなり過ぎている。
中途半端な時期だった。
しょうがないので女房用のコゴミを採りながら下る。
水量が少ない上流ではポンポン跳んで渡渉を繰り返すも、
下降とともに増水し、しまいには避けきれずに沢中をジャブジャブ歩いて下った。
雪融け水であるにもかかわらず、思いの外冷たく感じないのが幸いだ。
沢を抜けて車に戻り、靴を履き替えてからはフキ採り。
春の柔らかいフキがたくさんある。
短時間で簡単には持てないほどの重さを収穫し、本日の刈り取り終了。
今日収穫したギョウジャニンニクとフキは、
明日全て今アルバイトをしている会社のおばちゃんたちにあげる。
俺ってホント、いいおじさんだよなあ・・・
ん!?
おじさん? じいさん??
2017.5.14 たんぽぽの季節がやってきた!
昨日(日曜)の朝、『藻岩山』から下りて乃々を迎えに行った。
札幌の中心部に住んでいるので、『藻岩山』からは近い。
車に乗り込んできたのは乃々と虎とママのSa~。
乃々がHiromiの顔を見て妙な顔をしている。
覚えている顔なんだが、名前が出てこない。
そこで「Hiromiちゃんでしょ」と言ってやると、「ああ~」と思い出した。
Hiromiとはずいぶん久しぶりだったからなあ。
一旦我が家に戻り、3人はババの元へ。
Hiromiは日曜日の予定行動を開始した。
前回3人がやってきたのはちょうど2ヶ月前だ。
今回はまず乃々の顔がまぁるくなったような気がする。
太ったかな?
そして虎だが、これが驚きだ。
前回は腹ばいになって床をこするように移動していたのだが、
もうしゃんしゃんとハイハイをする。
いや、それどころかつかまり立ちをしたし、歯も数本生えているではないか!
元は保健師で、今は看護師をしているババに言わせると、
今月の25日で生後9ヶ月となるのだからそんなものだと言うが、いやあ早いな。
そんな成長ぶりには驚かされたが、すぐニコッとする愛想の良さは変わっていなかった。
私は思うのよ、どんなにかわいい顔をしていても、
人の顔を見るなり泣かれるのではめんこくない。
逆に顔はめんこくなくても、愛想がいい子はホントかわいい。
また虎は、このジジの腕の中でも眠けりゃすぐに眠ってしまい、決して起きることがない。
家の中で少し遊んでから、いつもの野幌運動公園へ出かけた。
昼くらいから雨との予報に、降る前に外で遊ばせたかった。
今はちょうどたんぽぽが満開の季節。
乃々とは毎年たんぽぽの中で遊んできた。
今年もたんぽぽの中に立つと、乃々は走り回り、たんぽぽ摘みに夢中になる。
そしてババにながーく編んでくれとせがむ。
それからいつもフキ採りをするのだが、
あいにく遊んでいるうちに雨が降り出したので、車に戻ってみんなで楽しく昼食。
その前に、虎は家を出た時からSa~に抱かれて眠り、
乃々が外で遊んでいるあいだも、昼食の時も、ずうっと眠り続けていた。
Sa~が言うには、抱っこされているといつまでも眠り続けるそうだ。
雨で我が家に戻ってからは、乃々が中心となって大騒ぎ。
もう2年生になった乃々の声は大きく、とにかく騒がしい。
虎も乃々のかわいい弟というより、おもちゃだもんなあ。
乱暴に扱われて強くなっていくんだろうな。
楽しい一日はあっという間に過ぎ、夕方いつものように3人を送って行った。
保育園の空きを待機していた虎の入園が決まり、
今週から育児休業中だったSa~も職場に復帰する。
また家族の忙しい日常がスタートだ。
ガンバレ!
2017.5.14 『藻岩山』(531m)
今朝定山渓温泉近くで目覚めた。
今日は『藻岩山』に登って、8時半に乃々を迎えに行くことになっていた。
『藻岩山』に登るなら、もっと近いところで車中泊をしたいところだが、
定山渓温泉より札幌に近付くと、なかなか良い場所がないのだ。
以前も同様の機会に、随分走り回って良い場所を探したが、
さすがに190万都市札幌、妥協せざるを得ない点が多すぎた。
6時過ぎに『藻岩山』のスキー場に行ってみると、既に数台の車があった。
そしてもう登り終えて下山してくる人がいる。
また、時間的間隔を空けながらも、新たな登山者がやって来る。
Hiromiといつものトレーニング登山として何も持たずにスタートした。
我々はスキー場大好きチームなので、正規の登山道は行かずにスキー場を登る。
ただ、スキー場を登る人も多く、踏み跡がきっちり登山道と化している。
このスキー場を登っていると『手稲山』を思い出す。
似たようなスキー斜面だ。
去年の夏、乃々を連れて登ったときは背の高い草が生い茂り、
乃々を肩車して登った急斜面は雪が融けて間もないため、下草の丈が低い。
それ故私の好みにピッタリ!
いやあ、こういうところを歩くのは実に楽しい。
頂上は観光地であることから、それなりの施設が整備されているが、
それはそれで致し方のないところ。
しかし展望は素晴らしい。
360度の展望が楽しめる中、今日のコンディションでも札幌の山々をはじめ、
遠く増毛山地や夕張山地が雲海の中に浮かび上がって見えた。
そして眼下には190万都市札幌。
札幌って、都会と自然を併せ持つ、誠に贅沢な大都市だと、改めて感じ入る次第だ。
下山はまたスキー斜面だが、
まるで異次元の彼方に吸い込まれていくような感覚を覚える風景だ。
この時期の『藻岩山』の素晴らしさを再認識。
Hiromiが一人の時に通い続ける気持ちが頷ける。
う~ん、素晴らしい!
ナジャぁ、ナジャのところからは歩いて行って登れるんだから、
この素晴らしい里山をもっと大事にしろ~
下山して少々時間は早かったが、乃々を迎えにGO!
2017.5.13 『朝日岳』(598m)
土曜の午前中『喜茂別岳』から下山し、
定山渓温泉まで戻ってコンビニで弁当を買い、それを昼食とした。
そして昼食後は豊平川に沿う散策路の入口近くで少々昼寝。
30分ほどうつらうつらして目が覚めた。
しかしHiromiはぐっすり寝込んでいる。
起こすのも申し訳ないので、ひとり登山靴を履いた。
その時は登る準備をしているうちにHiromiが目覚めて、
同じく準備を始めるだろうと思っていた。
ところがだ、目を覚ますことは覚ましたHiromiだが、
考えられない言葉が飛び出した。
「Amigoさん、一人で行っていいよ、私寝てるから・・・」
「はぁ~っ!?」
そんなわけで一人でスタートした。
豊平川に沿って上流方向へ向かう散策路を歩き、
『朝日岳』豊林荘コース登山口へ。
この散策路は落石で一部立入禁止となっていたが、
そこで作業をしていた工事関係者には、「ごめんなさいね」と謝罪して通させてもらった。
登山口からは針葉樹林の中を登る。
もう登りなれた登山道だ。
まだ木々に若葉が生い茂る前なので、木の間越しに定山渓温泉や近隣の山々が見渡せる。
頂上からは西に『定山渓天狗岳』の迫力ある頂上部が見える。
そして頂上を少し下ったところで、初めて「岩戸公園コース」を下ってみることにした。
何度も登った山だが、片方のコースしか歩いたことがなかった。
分岐から「岩戸公園コース」を歩き始めて驚いた。
なんと美しい登山道か。
登山道が美しいのは周りの植生にもよる。
「豊林荘コース」は針葉樹林で薄暗い感じだったのに対し、こちらは広葉樹林帯で明るい。
秋にはさぞかし紅葉が美しいことだろう。
更に北斜面となるので雪が融けたばかりで、
エゾエンゴサクやカタクリが、盛りとばかりに咲き乱れている。
いやあ、歩いてみなければわからないものだ。
ガスに包まれて何も見えない山より100倍楽しい山歩きができたことに感謝!
1時間半ほどの楽しい山歩きを終えて車に戻ってみると、
Hiromiはまだぐっすりと眠っており、
ロックを解除する音に驚いて飛び起きた。
それから近くの温泉で汗を流し、温泉地近くで車中泊。
まだ4時を過ぎたばかりだったが、冷たいビールを一気に喉に流し込んだ。
2017.5.13 『喜茂別岳』(1,177m)
この週末は日曜日が孫の乃々と遊ぶ、いわゆる「乃々の日」なので、
土曜日の山行を終えた後、定山渓で車中泊し、
日曜日の朝『藻岩山』に登ってから乃々を迎えに行くことにしていた。
昨日の早朝、Hiromiに来てもらい、
Hiromiの車を我が家に置いて中山峠へ向かった。
この日は天気予報によると、札幌近辺の天候が一番良いようだった。
それで、中山峠から『喜茂別岳』を経て、『無意根山』を往復する予定でスタートした。
スタート時から約4kmほどの林道を歩いている間は薄日が射していた。
ところが林道終点から樹林帯に入ると、高度を上げるほどにガスが濃くなり、
『喜茂別岳』に達する頃には全く何も見えなくなってしまった。
モチベーションがた落ちだ。
私は雨やガスで周囲の景色が見えなくなると、もう先に進む気がしない。
何が何でもがむしゃらに登るという時期はとっくに過ぎている。
写真一枚撮れない山登りには意味を感じない。
やる気をなくして即下山開始。
登下降で見るスノーモビルのキャタピラ痕が凄まじい。
正に縦横無尽に走り回っている。
そんなスノーモビルが走り回る時期には絶対足を踏み入れたくない山域だと認識。
それを知ったことが、この日の唯一なる収穫だ。
山は晴れると100倍楽しいが、天候が悪いと1000分の1だ。
ああ、つまんね!
晴れだというからわざわざ出かけたのに・・・
2017.5.7 『冷水山』(702m)
GW最終日の7日朝、美瑛町の車中泊地で目覚めると、
空はどんよりと曇り、目の前の十勝連峰もすっぽりとガスの中。
この日も十勝連峰で山登りを楽しみ、帰途につくことにしていたが、
モチベーションはガタ落ち。
どうしようかと考えていると、車窓を雨が叩き出した。
それでもう「やめるべ! 夕張に行って冷水に登るぞ」
「おうっ!」(おうっとはHiromiの返事で、やつは男とおんなじだから)
朝の車が大変少ない中を、ぴゅ~っと走って夕張へ。
私は夕張に入るとホッとする。
大好きな夕張、気持ちの良い『冷水山』。
根っから広いとこ大好き人間の私が好み、3桁の回数で登ってきた『冷水山』。
人はスキー場なぞつまらないと言うだろうが、
私の影響を強く受けたHiromiもここが大好きで、
ひとりでもよく出かけて登っている。
ただねえ、シカの糞がひどくてねえ。
下ばかり見て歩き、それでも完璧に避けて歩くのが至難の業だ。
昨秋は一旦ほとんどなくなったんだがなあ。
そしてここも雪融けが早く、ほとんど残っていない。
以前はGWまでスキー場の全域に渡って雪が覆っていたものだ。
向かいの『鳩ノ巣山』にしても同じ。
天候が悪いため遠くへは出かけず、全面的に雪が残る両山を、
GWの間中行ったり来たりして登り続けた年もあった。
雪が融けて間がなく、まだ枯れ草色の斜面を登って頂上へ。
頂上に立つと、また新たな感動が!
この冬に登った夕張市内の山が一望のもとだ。
北向かいの『鳩ノ巣山』から始まり、『三角山』、『836m峰』(幌向岳)の山並み。
それらの東には『874m峰』から続く『835mP』~『832mP』。
またその奥に見えるのは『850m峰』から続く『833m峰』。
更に視線を南方面にやると、シューパロ湖の『769m峰』。
そして更に南の『754m峰』。
この冬夕張の山にこれほど登ってきたことをHiromiに説明してやると、
感慨深げにそれらの山並みを眺めていた。
頂上でラーメンタイムとし、あとはのんびりと下り、
「レースイノ湯」に浸かって山旅の締めくくりとした。
このGWはいつになく天候に恵まれた。
Hiromiがようやく休めることになった後半に入って崩れだしたが、
まあ概ねよいGWだったと言える。
下山してToshiと連絡を取ってわかったのだが、
実はこの日の早朝、Toshiも『冷水山』に登っていた。
そう、ここは『ミニ山の会』の聖地なのだ。
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