北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2018.2.28 続・恩師を訪ねて! 先生の家を救え!!
3日前の日曜日に恩師N先生宅を訪問し、
帰宅してからどうしても頭を離れないことがあった。
それはN先生宅を覆い尽くした雪だ。
窓が雪に埋まっていた。
もう3月に入るが、そのまま放ってはおけない。
それで今日の休みに再び訪問した。
道中から見る樺戸山地が純白に輝き、
登行意欲をそそられるも、
「今日はガマン、ガマン」と自分に言い聞かせて先生宅を目指した。
到着して挨拶をし、早速作業に取り掛かる。
先生夫妻は「いいから、いいから」とおっしゃるが、
とにかくそのために出かけたのだから、やることはやる。
そして作業を開始すると、
二人が交互に出てきて「あそこを削って欲しい」と言う。
「なぁんだ、やっぱりやらなきゃダメじゃん!」
今回はとにかく雪に埋まってしまった窓と、
勝手口のドアの雪を取り除くことにした。
作業を開始して、改めて積雪の多さに驚いた。
今日の滝川は寒く、作業開始時点の気温が-12℃。
それでもすぐに汗が吹き出した。
作業は玄関横の窓から始め、
家の周りを一周して全ての窓を積雪から開放した。
作業時間3時間。
[Before]
[After]
[Before]
[After]
[Before]
[After]
北側はひどい雪庇だ。
居間のの窓下には暖房器具の吸入パイプが出ているので、
雪に埋もれないように!
これらの作業を終えると汗だくになったので、
車中で服を着替えて室内へ。
そして昼食だが、もちろん手弁当である。
ろくに買い物にも出かけられないお宅で、何かを期待するはずもない。
昼食後、お暇して長沼へ向かった。
また馬追丘陵でトレーニングをして帰宅。
先生宅の気になっていた雪を片付けて、
ようやく「ホッ・・・」
私は素晴らしい恩師に恵まれたが、
また先生も私のような教え子をもてて幸せだねえ・・・
《業務連絡》
Hiromi、これで32だ
2018.2.25 恩師を訪ねて! 68、65、63歳の教え子が91歳の恩師を訪ねた
昨日の日曜日は、以前から予定していたことがあった。
それは高校時代の恩師を訪ねること。
私たちは滝川高校陸上部の出身だ。
そしてその滝川高校陸上部は、
北海道で陸上競技の名門校と言われていた。
私なぞはたかだか全道優勝くらいで終わり、
全国大会では活躍できなかったが、
先輩たちの中には全国大会優勝者が複数名おられた。
それを指揮しておられたのがN先生だ。
そのN先生は先月満91歳を迎えられた。
そこで今回は千葉からG先輩が駆けつけてこられるのに合わせ、
F先輩にお声がけし、3人で訪問した。
思えばこの先輩お二方にはずいぶん昔からお世話になってきた。
私がはるか45年前、大学受験で本州へいった折には、
京都でG先輩のところに泊めていただき、
受験大学まで送っていただいた。
そしてその足で東京に寄った際にはF先輩のところに泊めていただき、
受験大学まで送っていただいた。
従って何の不安もなく本州の大都会へ出かけられたわけだ。
そんな先輩方と車中で談笑しながら滝川へ。
滝川に入って驚いた。
最近のニュースで知ってはいたが、積雪の多いこと!
観測史上最高というその積雪は、
偶然通りかかった滝川警察署を飲み込んでしまいそう。
排雪が追いつかず、市内の道路はことごとく狭くなり、
車がすれ違うたびに一方が停車して道を譲らなければならない。
だからN先生宅への予定着時刻が遅れた。
N先生ご夫婦との再会!
私とF先輩はちょうど1年前に訪問してお会いしているが、
G先輩は先生と11年ぶりの再会だった。
双方大感激!
積もる話しが次から次へと溢れ出る。
「溢れ出る」とは言っても、ほとんど奥さんがしゃべるんだけどねえ・・・
そんな和やかな雰囲気の中、私は中座して外に出た。
家の前で片付けられないままの雪の始末と、
窓外に高く降り積もった雪の処理のためだ。
本当にひどい雪だ。
そんなことをしているうちに時間は過ぎ、
記念撮影をしてお暇することにした。
すっかり脚が弱ってしまったN先生ではあるが、
なんとか笑って楽しくお過ごし下さい。
3人で我が家に戻ってすぐ、今度はいつもの「サイゼリヤ」へ。
そこでワインをたらふく飲みながら、昔話に花を咲かせた。
このお二方とは思い出が多く、話しが尽きない。
そして記憶がないまま我が家に泊まっていただくG先輩と帰宅し、
女房を交えて水分補給しながら、また新たな話しに花が咲く。
楽しい夜だった。
今朝起きて自分の財布の中身を確認した。
すると一銭も減っていない。
私の財布の中身なぞ微々たるものなのですぐわかる。
結局「サイゼリヤ」ではお二方にご馳走になり、
帰りのタクシー代はG先輩が払ってくれたのだろう。
ありがとうございます!
63歳になっても、まだ後輩という立場の恩恵が受けられたことに感謝!
その後G先輩と我が家で今日の午前中を過ごし、
昼近くになって次の予定地に向かう先輩を新札幌駅まで送って別れた。
次にお会いできるのはいつのことか・・・
このG先輩は私が高校1年生だった頃3年生だった。
そして全国大会の走り幅跳びをテレビで見ていて、
優勝した瞬間歓喜し、滝川中を自転車で走り回って号外のように触れ回ったものだ。
私が「兄貴」と慕ってきた人である。
G先輩と別れたあと日常に戻り、
馬追丘陵に向かってトレーニングに励んだ。
最後の写真は昨年の2月に訪問した時のもの。
今年の雪の多さがお分かりいただけるだろう。
2018.2.24 『クオベツ山』(506m) 片道8kmのスノーシューラッセル
この週末は土曜日だけの山行だ。
昨日の朝8時、女房を仕事先に送った足で一人夕張に向かった。
そして南夕張の滝ノ上から道々夕張~厚真線に入った。
この道々は500mほど入った滝ノ上橋の直前に設けられたゲートで、
冬季間通行止めとなっている。
ここからスノーシューでスタートする。
私が初めてこの山に登ってから、
まだ10年は経過していない。
その後回を重ねて今回が4度目の登行となった。
このひじょうにマイナーな山に初めて挑んだきっかけは、
市販の道路地図を見ていて目にとまったことからだった。
そしてすぐに地形図も見ず、勘のみで挑んだ。
それでも長い道々を歩き、
「これだ」と感じた尾根に取り付き、
複雑な尾根を登り継いで一発で頂上に至った。
これが私の動物的勘だ。
9時40分、ゲート前をスタート。
ゲートの下をくぐると滝ノ上橋であり、
その下を流れる夕張川は全面結氷していた。
さて、ここからの車道歩きが長い。
広々とした道々を歩くのだが、
今回は何かが走った跡が残っていた。
ラッセル車やタイヤショベルなら、
道路の両側に雪を跳ね上げて進むはずだが、
ただ両輪のタイヤ痕だけが残り、
スムーズに走行していった様子。
いったいどんな車両が、何の目的で深い積雪の中を走り抜けたものか?
ただその分歩きやすいのには助かった。
車道歩きは長く退屈だ。
そんな道中に一軒建物がある。
何かの宗教の寺院に見えるが、詳細は不明だ。
なんの興味もない建物ではあるが、
退屈な歩行の中ではちょっとした気分転換くらいにはなる。
10時50分、尾根取り付き点。
於兎牛沢川をスノーブリッジを利用して渡渉。
いよいよ山に入る。
距離的には中間地点だ。
山に入ると早速トドマツの幹にヒグマの引っ掻き傷だ。
それがあちこちに見られ、山の豊さを感じさせてくれる。
また、この山域ではまだ少ないが、
エゾシカの足跡や木々の表皮を食べた跡が見られる。
あの固い木の皮を食べて生きていけるんだから、
年々数が増えるのも当然だ、と半分感心。
この日は気温が低く雪面の雪がサラサラで、
傾斜が増すと崩れてさっぱりスピードが上がらない。
それでも一歩一歩確実に歩を出せば、
いつか目標に到達する。
複雑な尾根を登り継いで行くと、
CO.430で地形図にも載っている林道に出合う。
この林道は川端方面から続いている。
ここからは林道歩きになり、
進行方向が西進から南進に変わる。
それがまた長い。
そして最後は林道を外れ、わずかな詰めで
13時15分、『クオベツ山』。
登りのタイムリミットを13時と決めていたので、
少々オーバーしてしまった。
急ぎ下山開始だ。
下山は速い。
スタスタ自らのトレースを歩き、
尾根をスルスル下って、
14時40分、於兎牛沢川。
そしてまた長い道々をテクテク歩いて、
15時30分、駐車地。
4年ぶりの『クオベツ山』だったが、
今回のラッセルが一番きつかったなあ・・・
2018.2.21 『833m峰』(夕張・大夕張) こざるん登場!
今日は会社のカレンダー上で休日だ。
しかしまた天気予報が悪い。
まあどうにでもなれ、
と言った軽いノリで昨夜現在自由人のこざるんに声をかけてみた。
すると快諾を得て今日の同行となった。
こざるんとは6年前の増毛山地『群別岳』の登路で知り合った。
それから昨年末まで会ったことはなかったが、
ひょんなことから一杯やることになり、
交流が始まった。
こざるんは酒が好きなので、
そのあたりの付き合いもいいようだ。
札幌に住むこざるんには、
今朝我が家まで来てもらい、
私の車で夕張に向かった。
そのこざるんはテレマーカーで、
積雪期は山に登ることより滑ることに重きを置いて行動している。
生まれは関東であるのに、
スキーをしたくて北海道民になったというから、
スキーに対する情熱はただものではない。
まして私にはできないテレマーク。
今日登ったのは大夕張の『833m峰』。
この山には昨春と今年の正月にも登っている。
今年は縦走の途中でこのピークに立った。
駐車地をスタートして国道から入山すると、
けっこう雪が深い。
新たな降雪がかなりあったようだ。
従ってラッセルがきつく、
短い距離で先頭を交代した。
こざるんの場合、そういうことが身に付いているので楽だ。
こちらからいちいち何かを申し伝える必要がない。
林道終点まで進むと、
急な斜面に取り付き、一気に頂上を目指す。
しかし雪はあくまでも深く、
それが急登となると更に辛い。
だが、ジグを切りながら一歩一歩確実に歩を出せば、
やがて頂上に達する。
そしてブリザードまがいの強風が吹き荒れる頂上へ。
ここでスキーのシールを剥がして滑降開始だ。
これがまたきつい。
パウダーではあるが、ひどく重い。
私のスキーは昔からの幅が狭いタイプなので、
必死にトップを浮かそうとするも、
深くて重い雪に飲み込まれてしまう。
それでもやはり滑るのは楽しい。
こざるんも声を出してパウダーの感触を楽しんでいた。
急斜面を下り、風が来ないところで昼食。
二人してカップ麺を頬ばり、深雪でスピードの出ない林道を滑り降りた。
2018.2.18 『察来山』(590m)
今日も天気予報は良くなく、
北の方は雪マークなので、また夕張に出かけるつもりでいた。
ただ、昨日の深い雪を思い、今日はスキーで登ることにしていた。
朝7時半に家を出て、Hiromiを迎えに行った。
家を出て少し走ると、私が住んでいるところは少々標高が高いものだから、
ゆるい坂を下って行くときに増毛山地が目に入る。
それを見て今朝はビックリ!
純白の増毛山地が輝いているではないか!
また天気予報にだまされた。
Hiromiを拾ってそのまま北に向かった。
どうせ「今日は雪に降られなきゃいいな」
程度のことしか考えていなかったので、
ゆっくり出発したのだが・・・
全くあてにならない天気予報なので、
今朝の晴天がいつまで続くのかわからず、
Hiromiと二人して、
青空が広がっているうちに早く登ってしまいたいと、
気持ちだけが焦り出す。
そして時間がないことから、目標を『察来山』に決めた。
たっぷり降った雪が木々に大量にまとわりつき、
車を走らせていても周りの景色がとても美しい。
いつも車に乗ると寝込んでしまうHiromiも、
今朝はそんな景色に魅せられ、「綺麗!」を連発する。
また、車を走らせながらちょっと心配していたことがあった。
それは駐車地の問題。
長く降り続いた大雪で除雪が追いつかず、
いつもの駐車スペースが、雪に埋もれているのではないか?
しかし、そこに着いて「ホッ・・・」
道々滝川~浜益線の青山トンネルから浜益方向に少し下ると、
四番川と出合う地点がある。
そこに広い駐車スペースが確保されている。
何故そこに広い駐車スペースが確保されているのかというと、
すぐ近くの上空に送電線が走っており、
送電事業の中でトラブルが発生した際、
緊急車両や工事車両が現場に駆けつけ、
速やかに対処に当たるためだと推察する。
間違っても登山者のためではないこと、
それだけははっきりしている。
しかしながら『察来山』に登るためには、
あまりにも絶妙な地点に確保された駐車スペース。
今回も利用させていただいた。
毎シーズンのように登っている『察来山』であるが、
ひところは山中で他の登山者に出会ったものだが、
近年は誰にも会うことのない、
静かな山旅を楽しめる環境に変わった。
一見さんが一通り登り終えたということだろうか?
今日も結局我々二人だけだった。
9時30分、駐車地をスキーでスタート。
四番川に沿う林道をたどるのだが、
やはり雪が結構深い。
ラッセルを交代しながら進む。
しかし、Hiromiがラッセルしたあとを着いていくと、
体重が重いせいで、Hiromiのトレースよりもう一段一歩一歩沈むので疲れる。
歩き始めて1時間で林道分岐となる。
この分岐を右に進むと『察来山』方向に導いてくれる。
また左の直進する林道は地形図に載っていないので、
どこまで続いているのかわからない状況だ。
私はいつも分岐の間に張り出した尾根に取り付いて、
尾根筋を登って行く。
短縮ルートだが、傾斜のきつい部分がある。
そこをHiromiがスキーで登れるか少々不安だったので、
遠回りにはなるが、林道を進むことにした。
林道は傾斜がゆるいので楽に進める。
ただ、やはり雪が深い。
そしてCO.390mで林道を離れ、北に向かう斜面に取り付いた。
ここからは傾斜がきついので、
ジグを切りながら進むも、グイグイ高度を上げる。
と同時に背後に複雑な地形を持つ下界の景色が広がり出す。
複雑な地形の南側には『ピンネシリ山』と『神居尻山』だ。
そんな景色を楽しみなが登り、
11時40分、550m台地西端。
登路の林道から見えていた馬の背状の東西に長い台地だ。
ここは南側の雪庇が大きく発達するところ。
ところが今シーズンは雪が多いのに雪庇が小さい。
「へぇ~っ」と思いながら歩いていると、
突然自ら「あうっ!」という声が出てズボッ!
左足がスキーごとクレバスに落ちた。
左足はスキーを装着したままブラブラしている。
「Hiromi~っ!」と声を出したとたん、
今度はHiromiが「あうっ!」、落ちた。
馬鹿だねえ、私が落ちたクレバスのラインと同じところを踏むんだからなあ。
私は自力で脱出したが、
Hiromiはそれができずに「助けて~」。
しょうがないから手を貸した。
深さは2.5mほど。
何事もなくてよかった。
その後この台地東に進んでから、北側にある頂上部を目指す。
そして最後の登り、急斜面の上が頂上となるのでツボ足で登る。
この斜面にも浅いクレバスが複雑に走っており、用心して登る。
12時15分、『察来山』。
ここは増毛山地の展望台。
今日はそんな増毛山地の展望のみならず、
遠く表大雪や十勝連峰もくっきり見えていた。
雄大な風景を心に焼付け、下山開始。
下りはHiromiにとって危険とみなされなくなる場所までシールを付けた状態で下る。
そしてもういいだろうと、私がシールを剥がし始めると、
「何? 何してんの?? まだダメ!」。
そう言ってシール状態でゆっくり滑っていった。
ん?
滑る??
歩く???
そう、歩いているのと変わらない。
いや、それどころか傾斜がきつくなると、
横足歩きで下りだす。
いやあ参った。
こんなにスキー苦手だっけ~???
林道までそうやって下り、昼食としたが、
Hiromiはいつものカップ麺を食べず、
羊羹1個だけ食べて先に下山すると言う。
「うん、その方がいいと思う。私は世界一スキーの下手な登山者」
と言って先に林道を下っていった。
まあ、遅いから私に迷惑をかけたくないとの配慮はわかるが、
スキーが苦手なことは知ってるしぃ・・・
私はゆっくりいつもの袋麺を食べてから後を追った。
そして言うまでもないが、
駐車地に着くはるか手前で追いついた。
結論、Hiromiの下山はスキーよりスノーシューの方がはるかに速い!
何も期待していなかった天候が、
思いもしない幸運をもたらしてくれたことに感謝し、
二人して豊かな気持ちで帰途に着いた。
2018.2.17 『長官山』(254m) こんな日もあるさぁ~
週末の天候が悪い!
昨日カーラジオを聴いていると、
ある気象予報士が言っていた、
「このところ金曜日に晴れて、
土日に雪模様という天候がパターン化しています」。
全くその通りだ。
昨日の金曜も晴れて、遠くの山々が美しかった。
今朝Hiromiに来てもらい、
また夕張に向かって車を走らせた。
夕張には出たとこ勝負で登る山がたくさんある。
しかし夕張もこのところ新たに降った雪に覆われ、
なかなか駐車スペースを確保するのが難しい状況だった。
それで仕方なく道々夕張~岩見沢線の冬季通行止めゲートまで進んだ。
そこはいつでも駐車スペースが確保されている。
しょうがないので、「三角山にでも登るべやあ」といった具合で決定。
降りしきる雪の中、
全くモチベーションが上がらないまま、
なんとか用意をしてスタートした。
ところが雪の深さが予想を超えていた。
ショートカットして一段上の道々に上がるのだが、
急斜面のそれがもう四苦八苦。
スノーシューが雪に深く飲み込まれる。
そしてやっとの思いで道々に降り立つも、
こちらも雪が深くてさっぱり進まない。
kmほど進んで嫌になり、
「おい、やめるべやあ。やめて馬追丘陵まで戻るべえ・・・」。
簡単にリタイア。
馬追丘陵に戻ってからは、
『長官山』に馬追温泉からと、
火葬場から登って帰途に着いた。
ここもまた新たな降雪があったものの、
先日ツボ足で登った時の固い登山道が新雪の下に有り、
まだ十分ツボ足で歩くことができた。
ただ、火葬場コースはスノーシューを装着した方がいい。
そんなこんなで、とんだ土曜日となってしまったが、
締めくくりは「サイゼリヤ」へ!
ゆっくり飲むべえ~
まあ、こんな日もあるさあ~
2018.2.14 『長官山』(254m) 5連休の締めくくりは馬追丘陵でトレーニング
私の5連休最終日は『長官山』でトレーニングをすることにした。
現在ただのアルバイトの身である私、
高い燃料を消費して好きなだけ走り回るわけには行かない現実がある。
それにひとりであちこち行ってると、
またHiromiに呪いをかけられるかもしれないしねえ・・・
また、馬追丘陵は冬も多くの人が登ることを楽しんでいるので、
新たな降雪がなければ踏み固められた遊歩道をツボ足で歩くことができる。
ということは、大事なスノーシューの延命にも貢献できるわけだ。
なんて小心者の小市民でしょうかねえ・・・
今朝も仕事に行く女房を送り、
そのまま馬追丘陵に向かった。
まず馬追温泉の入山口に行くと、
たった1台分しかない駐車スペースが空いていた。
早速登山靴に履き替えてスタート。
遊歩道は人一人が通れる幅で固く締まっている。
3週間前ここも大雪となり、
60cmもの降雪があったことが嘘のようだ。
あのときは大型のスノーシューを装着しても、
辛い登行を強いられた。
今日は青空から陽の光が降り注ぎ、
何とも気持ちの良い樹林帯歩きを楽しめた。
『長官山』の頂上から見る広大な風景が素晴らしい。
360度遮るもののないその光景は、
とてもたかだか250mちょっとの位置から目にしているものとは思えない。
馬追丘陵とは標高が低いものの、
平野の中にポツンと存在するため、
ロケーションに恵まれたものだ。
馬追温泉の駐車地に戻って、車で移動。
長沼墓地へ。
この墓地が先日まで除雪されていなかったので、
今日も駐車できるか少々心配したが、
きっちり除雪されて車2台分の駐車スペースができた。
そして遊歩道はと言うと、
馬追温泉側ほどきっちり締まってはいないが、
やはりツボ足で登れる。
それでここはストックを持たずにカメラの三脚を手に、
途中で何度か自作自演!
今日二度目の『長官山』頂上は青空が消え、
雲が覆ってしまっていた。
札幌方向の山々が雪雲に隠されてしまっている様子だ。
その後淡々と下り、マオイゴルフ場へ移動。
マオイゴルフ場入口の少し先で、
車道が冬の通行止めとなっている。
今度はそこから『長官山』へ向かう。
但し、こちらは入山者が少なく、
ツボ足ではきついので、スノーシューを装着して登った。
駐車地には先行者の車が1台止まっていた。
スノーシューでリズムよく登って行くと、
先行者の男女二人に追いついた。
二言三言言葉を交わして先に進む。
そして追い抜いた二人がやがて到着するであろう『長官山』の頂上を避け、
「文学台」に向かった。
「文学台」から見る石狩平野は遠くに雲が増え、
明らかに天候が下り坂だ。
ここで引き返さず、そのまま西の急斜面を下って樹林帯に入った。
思ったよりも複雑な地形ではあったが、
沢沿いに下ってマオイゴルフ場に出た。
締めくくりはゴルフ場の脇を通って駐車地に着いた。
おおよそ天候が悪い5連休ではあったが、
それなりに楽しめた5日間であったことに満足して帰途に着いた。
2018.2.13 『540m峰』~『519m峰』(夕張・登川トンネル) Hiromiの呪いが解けて・・・
今朝起きて外を見ると新たな降雪はなく、
空も晴れて青空いっぱいだ。
こりゃあ「Hiromiの呪い」が効かなかったかなあと、
天気予報をチェック。
するとやはりダメ。
今日も雪の予報だ。
あっ、「Hiromiの呪い」だが、
あいつは自分が仕事で私が休みだと、
妬んで「嵐になればいい」とか「大雪になればいい」などと言い出す。
その立場が逆の場合だと、
私は「気をつけて楽しんで来い」と言ってやるのに、
全くとんでもないやつだ。
朝出勤の女房を職場まで送った足で、
今日も夕張に向かった。
山というのははっきりしたピークをもちながら、
名前がないため誰にも気にかけられず、
ひっそりとたたずみながらも、
素晴らしい景観を有するものが数知れず存在する。
今日登った無名の『540m峰』もそんな中の一座だった。
登り口は一昨日登った『508m峰』の石勝樹海ロードを挟んで反対側。
つまり『508m峰』は石勝樹海ロードの東側であり、
今回は西側を登った。
駐車地からそのまま針葉樹林帯に入る。
少し南側に送電線があり、
その下は樹木がないため広いので、
それを登ろうと行ってみると、
きついアップダウンに崖状地形が重なって登行は無理と判断し、
再び針葉樹林帯に戻った。
この樹林は傾斜がきつく、ジグを切りながら登って行く。
但し、それも長くは続かず、傾斜が緩んで少し登ると、
突然前方が開け、送電線の鉄塔が現れた。
きつい傾斜だがグイグイ高度を上げると、
背後に素晴らしい景観が広がった。
ハイッ、「Hiromiの呪い」、完全消滅~っ!
素晴らしい晴天。
やっと晴れた。
三連休中降り続いた雪が、やっと止んだ。
休みが終わると晴れる。
それが常だ。
そこからは一昨日登った『508m峰』が、
東に樹木もまばらな山容を見せており、
北に目をやると、『754m峰』の鋭角で美しい姿が目に留まる。
しばし素晴らしい景観を楽しんだ後ピークに向かうが、
それほど奥行きはなく、時期に『540m峰』に立った。
そしてそこから見る西側の景観は初めて目にするものだ。
ここから南に延々と続く尾根は、
西側がすっぱりと切れ落ちているので、
その高度感が、たかだか500mちょっとのものとは思えない。
その後、南に続く尾根を下っていった。
この尾根は540mをピークとし、
南下するに従って徐々に高度を下げる。
細尾根歩きは楽しく、木の間越しに東と西に広がる景観を楽しむ。
そんな景観を目にしていると、
次なる目標もいくつか生まれ・・・
南下は『519m峰』で終止符を打った。
その先はどんどん高度が下がる。
自らが刻んだトレース上を楽に歩いて再び『540m峰』。
そこで昼食とした。
私の昼食は年中袋麺を煮るのだが、
今日はサンドイッチを持って出かけた。
そのパンは女房が焼いたカレー風味であり、
サンドしたポテトサラダは私の特性。
言わば、夫婦で力を合わせて出来た逸品だ。
なぁんちゃってねえ・・・
下山は速い。
あっという間に下って帰途に着いた。
しかし今日も寒かったなあ・・・
2018.2.12 『669m峰』~『745m峰』(夕張・シューパロダム) 『真谷地岳』北尾根を登る
今日もまた天気が悪い。
結局三連休は毎日雪模様で終わった。
ただ、今日は気温がグンと下がり、
平地における日中の最高気温でも-5℃程度。
それが山に入り風を受けるとなると、
体感気温は更に低下する。
今朝もHiromiに来てもらい、また夕張に向かった。
どこもここも天気が悪いとわかっているなら夕張だ。
そして今回は先日シューパロダムそばから入山した『669m峰』を経て、
『真谷地岳』(752m)まで足を伸ばしてみることにした。
『真谷地岳』という名称なぞ地形図には記されておらず、
その名は誰も知らない。
なぜなら私とToshiが、
Toshiの生まれ故郷である真谷地の奥にその山が存在することから、
勝手に『真谷地岳』と呼んでいるためだ。
今ではHiromiにもすっかりお馴染みの『真谷地岳』だ。
そんな『真谷地岳』に北側から挑んでみた。
9時30分、シューパロダム管理棟に至る道のゲートそば駐車地をスタート。
ゲート内に入るもすぐ西斜面に取り付く。
ひじょうに急な斜面だが、これを登りきると、
シューパロダムに端を発して『真谷地岳』まで続く尾根に上がることができる。
前回大変苦労して登った急斜面には、
私のトレースがまだ残っていた。
それで今日は楽に登ることができ、
尾根上までの時間も大幅に短縮できた。
ただ、Hiromiが珍しく「脚がだるい」と訴えた。
10時10分、尾根上。
ここからは稜線的な尾根を進む。
この尾根は前回歩いてわかったが、
樹木がうるさくなくて快適に歩を進められる。
しかし雪質は決して良くなく、
ズボズボスノーシューを取られ、
傾斜がきついところでは表面のサラサラ雪がスリップさせる。
そして気象条件はというと、
西から吹き付ける冷たい風が強く、
アウターのフードをかぶらなければ頬に凍傷を負いそうだ。
ただ、空から落ちてくる雪に煩わされないのが幸いだった。
時折東側に純白のシューパロ湖が見え隠れする。
11時15分、『669m峰』。
ここからは私も未知の領域だ。
前方には700mを超えるであろうピークが迫力ある姿を見せている。
一旦数十メートル下降したあとは急な登り返しが続く。
ゆっくりではあるが、
確実に一歩一歩踏み出して高度を稼ぐ。
登りきって平坦地をしばらく歩くと、
明らかにピークであるという地点にたどり着いた。
そこでHiromiのGPSで高度を測定したもらった。
すると「745m」。
11時45分、『745m峰』。
私の頭の中にこのピークはインプットされていなかった。
尾根を歩いていく中での単なる通過点としか・・・
そしてそこからは『真谷地岳』頂上の巨大アンテナ群が見えている。
それに向かって歩きだした頃、
強い風が地吹雪状態になってきた。
更に、そこから『真谷地岳』までは、
地形図以上の深いアップダウンが続いているように見える。
そこで今回は『745mピーク』までということにして引き返した。
『745m峰』まで引き返したあとはひたすら淡々と下って、
12時45分、駐車地。
全く期待していなかった天候の中、
夕張市内の新たな700m超峰に立てたことは、
私にとって大変有意義なこと。
楽しかった思いを胸に、
今日もまたアイス3個を食べながら帰途に着いた。
帰宅して地形図を確認すると、
今日のピークが等高線で「740m」までは表示されていることがわかった。
どこでも歩ける冬の山って、
今更ながら、ホント面白いなあ・・・
2018.2.11 『508m峰』(夕張・登川トンネル) 未踏の価値ある一座へ
三連休二日目の日曜日は前の日Toshiと「サイゼリヤ」でたらふく飲んだため、
ゆっくり起きて除雪。
そう、また除雪だ。
前日トマムから戻ってよかった。
除雪しなければならない雪が、
我が家の庭に積もっていることを知りながら遊ぶのは落ち着かない。
そんな除雪時間が必要だったので、Hiromiには来てもらった。
天気予報を調べても調べるだけ無駄、といった状況だ。
だったら夕張に行って短時間で登れる未踏の無名山へ、
ということで夕張に向かった。
今回は石勝樹海ロードの登川トンネルを日高側に抜けたところから、
短時間で登れるであろう、
地形図にある『508m峰』に登ることにした。
登川トンネルを抜けると、
右手に除雪された駐車スペースがある。
そこを起点に、国道をまたいで北の斜面に取り付いた。
いきなりトドマツのきっちり植樹された樹林。
天をつくほどにまっすぐ伸びたトドマツが見事だ。
それを過ぎるといつもの勘に従って進む。
小さなアップダウウンを繰り返し、
尾根上地形を進むと、
目の前に急峻な尾根が!
これが地形図には表れないことの一つだ。
前日ラッセルをを拒んだHiromiが、
積極性をアピールすべく、
「ラッセルしますけど・・・」。
そして果敢にその急斜面に挑むも、
遅々として進まない。
それで私が交代した。
だからといってスピードが増すというわけではない。
ただ、私の方がスノーシューを扱う技術にたけているだけ。
四苦八苦して切り抜けた急登尾根。
それを過ぎると気持ち悪いぐらいなだらかな尾根が続く。
旧林道か?
という場面も。
そして詰めもなだらかに。
『508m峰』は樹林に覆われ、
視界がままならないまでも、
木の間越しにチラチラ見え隠れするその先、
あるいは界隈の景色をこの目に焼き付け、次回の目標を設定する。
この位置から目にする風景は新鮮でかつ、
自分の中では良い経験、刺激となった。
そんな納得のゆく山行を終えて、
帰途についたが、下界は吹雪もようになっていた。
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