北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2023.12.30 『仁達幌』(ニタッポロ・242m) 今年もお世話になりました
昨日は今年最後の山行を、
安平町と厚真町の境界線上に位置する、
「仁達幌」(二等三角点)で締めくくった。
朝いつものようにHiromiを迎えに行き、
安平町へ向かった。
そして安平町早来守田地区から、
「知決辺川」に沿って伸びる林道に入った。
この林道は胆振東部地震の災害復旧工事が継続中で、
通常は立入禁止となっている。
ただ、今は年末年始休暇のため、
全ての工事が休止して誰もいない。
その今がチャンスとばかり、
この林道に入って行った。
林道に入ると同時に、
境界線を越えて厚真町となる。
そして工事半ばの林道を、
約3kmほど走った地点を駐車地とした。
この後まず「知決辺川」左岸奥の「八ツ瀬」に登ったのだが、
それはまた後日報告することとし、
ここでは次に登った、
「知決辺川」右岸奥の、
「仁達幌」を紹介したい。
駐車地からそのまま目の前の尾根に取り付いた。
急な末端に取り付き、
しがみつくように登って行く。
すると傾斜が落ちて笹原となる。
この後はおおよそ笹漕ぎで歩を進めて行く。
笹は腰程度の高さだが、
密度が薄いので歩行に支障はない。
ただ、笹の上に積もった雪が融けだして、
下半身を冷やす。
しかし緑が美しい笹原だ。
その美しい笹の中に隠れた障害物に、
Hiromiがつまずいて転倒!
腰を切り株に強打した。
骨に何事もなければいいが・・・
笹は目指すピークに近付くほど濃くなっていき、
Hiromiの背丈を飲み込んでしまいそうになった。
更にピーク付近では、
その密度が非常に濃く、
三角点標石を探すのが大変だ。
おまけに多少なりとも積雪がある。
実は3年前のこの時期に、
やはりHiromiとここに立ったのだが、
その時はさほど苦労せず標石を探し出し、
その周囲の笹刈りをした。
笹が以前に比べると、
格段に濃くなっていた。
標石探しは早々にギブアップ!
それより境界線の尾根越しに見える、
広大な伐採地が気になった。
いつかそこを歩いてみたい。
下山はルート中の中ほどまで戻り、
その後崩壊斜面を下って林道に当てた。
この崩壊斜面と、
その下部に堆積した流倒木群が、
地震の凄まじさを思い起こさせる。
このように地震によって崩壊した風景が、
厚真町にはまだたくさん残っている。
林道に下ると、
遠くに駐車地が見える。
そこで2023年を締めくくることにした。
まず今年も楽しませてくれた山々に感謝!
そして1年間ブログにお付き合いいただいた皆様に、
心より感謝申し上げます。
最後に今年も怪我無く、
ともに登り続けてきた相棒に感謝!
一旦帰宅して、
夕方今年最後の「反省会」。
今年は私が192回、
Hiromiが167回の山行を繰り返して終了。
皆さん、良いお年をお迎えください!
来年もよろしくお願いいたします。
2023.12.28 『下穂別』(シモホベツ・290m) 晴天の下で楽しい尾根歩き
昨日28日からHiromiも年末年始休暇に入った。
毎年年末もいつものように、
車中泊を重ねて登り歩いてきたが、
その車中泊もおっくうになり、
この暮れは日帰り山行を重ねることにした。
冬場に車中泊をすると、
寒いので長い時間エンジンをかけっぱなしにすることになる。
するとけっこう燃料を消費することとなり、
その燃料代と温泉入浴代を合わせると、
日帰り分の燃料費がまかなえる。
以上、細かい話しをする小市民・・・
昨日の朝7時にHiromiを迎えに行くと、
たった今起きたばかりのHiromiが玄関に出てきて、
「今起きたばっかさねえ」。
「ええーっ!? どしたのよ~?」。
「だって8時って言ったしょ!」。
「ああーっ! ごめん!」。
そうなんです、
私の方から7時に迎えに行くところを、
前夜急に8時に変更したのです。
除雪の関係でねえ。
いやあ、悪いことをした。
こうしてモウロクしていくのねえ・・・
Hiromiの家の前で待っていると、
そんなに時間がかからずに、
準備を済ませて出てきた。
そしてむかわ町穂別に向かって車を走らせた。
まだツボ足で歩ける山を楽しむ予定とした。
穂別スキー場の駐車地に着くと、
積雪は15cm程度か?
準備を整えてスタートし、
スキー場の斜面を登って行く。
そして登りきったところで尾根筋にのる。
この後の尾根筋には遊歩道が続く。
かつては「道民の森」として、
遊歩道が整備されたらしい。
しかし、この辺境の地にあっては歩く人もごく少なく、
あっと言う間にさびれてしまったようだ。
今では他の山でも見られる、
林業の古い作業道と何ら変わるところがない。
ただ、時折急な斜面に木段が敷かれているのを目にし、
「遊歩道なんだぁ」と気付かされる。
スキー場の上からしばらく急な登り一辺倒だったが、
一旦平たんな尾根歩きとなった。
この日も天気が良く、
なんともうっとりするくらい気持ちがいい。
そんな申し分のない雰囲気を楽しみながら、
尾根筋のアップダウンが始まる。
まともに遊歩道跡を歩いて行くと、
けっこうなノルマを強いられる。
しかし尾根筋には、
その頭に遊歩道跡、
そしてその下には常に作業道が伸びている。
これを利用すると、
かなりの部分でアップダウンを回避できる。
遊歩道跡と作業道をうまくつなぎ合わせ、
尾根筋を見失わずに進んで行くと、
「これか?」と思われるピークが目の前に現れるが、
それは間違いで更に奥へ。
そんな状況を二度繰り返し、
三度目の正直で急斜面に取り付いた。
そして三等三角点「下穂別」。
3年ぶりのピークだろうか?
ちょっとはずれたところから、
『坊主山』(791m)が美しく見えていた。
下山は同ルートを引き返したが、
もう遊歩道跡のアップダウンは全て回避し、
作業道オンリー!
すると楽々歩き通せる。
ただ、最終段階で作業道が、
一本隣りの尾根筋へと続くので注意が必要だ。
この日は前を歩いていたHiromiが、
「ここ歩いてないんじゃない?」、
と気付いたのは感心だ。
作業道を修正して、
最後はスキー場の斜面を滑るように下り、
広く車のない駐車場へ。
スキー場はまだオープンできるほどの積雪がない。
いつになったらオープンできるんだろうね?
さて、次へ!
2023.12.26 『東山奥』(274m) 直近で再びコズとともに!
10連休初日の午前中、
コズと栗山町南角田で「御園山」に登った後、
もう一座へと案内することとし、
直近の「東山奥」に向かった。
車での移動距離は5分ほどだ。
先日の22日にも単独で登った山ではあるが、
移動距離が一番短いこと、
コズが未踏であることから再び登ることにした。
現地は22日に訪れた時より、
積雪が明らかに増えていたので、
林道入口まで車を入れることはせず、
町道脇の集会所前に車を止めさせていただいた。
そして町道から農道へ。
この間約1kmほどの歩行で「雨霧林道」入口へ。
ここはエゾシカの防護柵扉と、
林道ゲートが重なっている。
「雨霧林道」に入ると、
すぐに右手の「円山越林道」に乗り換えた。
ここでもコズがスマホを手に、
写真を撮ったり方位の確認をしている。
積雪は増えたものの、
それでも15cm程度か?
ツボ足の歩行に支障はなく、
快適に歩を進める。
そんな中でコズが、
家に飾る植物や枯れ枝が欲しいと言い、
それらを物色しながら歩く。
この日の予報は、
昼くらいから湿った雪が降り出す、
とのことだったが、
空を見上げると降り出しそうな雲ではあるが、
なんとか踏みとどまってくれているようで助かる。
ゲートから1kmちょっと歩いた地点で、
上空を走る送電線の作業道に入った。
そして急斜面の作業道を登って行くと、
突然前が開け、
送電線を支える鉄塔の基部に達した。
南北に走る送電線の真下に、
延々と刈りわけ道が続いて行く。
この刈りわけ道を、
北海道電力は定期的に笹刈り作業をしている。
送電線を全道に張り巡らせることは、
信じられないような大事業だったが、
それを維持する作業もまた、
ひじょうに大規模なものだ。
鉄塔の下を潜り抜けて藪に入った。
背の低いコズが笹に埋もれる。
しかし長くは続かず、
すぐに濃い部分を抜ける。
すると笹は薄くなり、
丈も低くなって歩きやすい。
あとは前方奥に見えるピークを目指す。
そして四等三角点「東山奥」。
薄く低い笹のピークで、
三角点標石が地面から突き出ているため、
近付けは目につく。
そして記念撮影をすると、
どういうわけかコズが左足を上げる。
不思議~っ!
下山は同ルートを引き返した。
その沿道でコズが笹の葉をちぎったり、
松の小枝を拾ったりして行く。
みな家で正月飾りにすると言う。
「そんなものばかり拾って歩いて、
お前の家ゴミだらけなんじゃないの?」、
と言ってしまったが、
「うん、もうだいぶ片付けた!」、
と返ってきた。
と言うことは、
やはりゴミだらけだったんだねえ。
自然のものを好むのは良いことだが、
決してコズの家の中を見たくはない。
林道からゲートを越え、
農道を歩いて駐車地へ。
するとコズは瞬く間に片づけを済ませ、
「またお願いしま~す!」、
と言い残して帰って行った。
残った私はいつものようにゆっくり後始末をし、
悠々と帰途に着いた。
降られるはずの雪が、
全く降らなかったことに感謝!
2023.12.26 『御園山』(ミソノヤマ・284m) 久しぶりにコズを案内
私の仕事は25日(月)で終了。
それも月曜の朝出社して、
大量の荷物を片付けただけで、
11時過ぎには帰宅した。
そして午後、女房と年末用食料の買い出し。
それで家のことは一応落ち着いた。
あとは子供たちがやってくるので、
年末年始の食物を大晦日に買うだけ。
しかし、何でもかんでも値上がりして、
金かかるね~
結局早くに仕事が終わったため、
10連休となった初日、
ずいぶん久しぶりに、
コズと同行することになった。
最近三角点を訪ね歩くようになったコズを、
近場の三角点ピークへ案内する。
そこで選んだのが、
ごく近い「御園山」だ。
この日の朝栗山町南角田で合流。
除雪終点を駐車地として、
「不動の沢林道」に入った。
すると路面にスノーシューの跡が残っており、
それも複数人数のものだった。
これは「天狗山」(330m)を往復したものだ。
思えば先日ヤマッパーが2組、
ここを歩いていた記事を見た。
そしてそれを見た他のヤマッパーがまた訪れたか?
ヤマッパーは一人が珍しいところに登ると、
我も我もと次々続く。
誠に恐ろしい集団だ。
この日同行したコズもヤマッパーで、
数年前「天狗山」にコズを連れて登ったことを思い出す。
そもそもの発端はコズか!?
まあそうなってしまっては致し方ない。
静かな山だったんだがなあ・・・
次回は別ルートを開拓して登ろう。
駐車地から1.5kmほど歩いた地点で、
ヤマッパーの強固な踏み跡が残る林道を離れ、
沢沿いの藪に入った。
しばらくの間作業道跡をたどって行くが、
いずれ藪に埋もれてしまう。
そこで右手に杉の木が見えたところで、
上部の尾根上を目指して登って行く。
それにしても、
どうしてここにないはずの杉の木があるのか、
何度見ても不思議だ。
尾根にのると、
目の前に目指す「御園山」が姿を現す。
あとは尾根筋をたどって行く。
コズが時折スマホを手にして、
方向を探っている。
尾根筋の藪は薄く快調に歩き、
四等三角点「御園山」。
この山は私の原風景の中の一座であり、
幼少のころ暮らしていた、
栗山町南学田から最も近い距離に位置する。
下山は登路の尾根筋を途中で斜面下に下らず、
直進して下降。
すると広いゴルフ場に出る。
しばらくゴルフ場を歩くが、
雪面に出ている雑草の様子をみると、
既に閉鎖されて営業はしていないようだ。
ゴルフ場から林道に下り、
また踏み固められた林道を歩いて駐車地へ。
コズに「もう一つ行くか?」、
と尋ねると「お願いします」。
そこで簡単な昼食を済ませ、
直近の山へと移動した。
2023.12.24 『三角山』(栗山・330m)~『南高山』(284m) 広い風景を楽しみ二つを結ぶ
この日はクリスマスイヴ。
全然関係ないけどね~
先週末の土曜日も出勤したが、
もう工場の製造、中間処理、出荷とも、
全てが金曜日の夕方までに完了したため、
朝から大掃除に取り掛かった。
そして昼には解散!
まあ、私は倉庫の棚卸しが残っていたので、
15時に退社したが。
今の勤め先の最も良いところが、
このように突然休みに入ること。
本来は27日まで出勤し、
28日から年末年始休暇に入るのだが、
仕事が終わってしまったと言うか、
終わらせてしまった以上は、
残りの出勤日は有給休暇を取得する。
おばちゃんたちが多いので、
早く休みに入って、
家事全般に精を出したいのよ。
年明け4日まで休みが続く。
日曜日の朝雪が積もっていたので、
暗いうちから除雪をし、
Hiromiを迎えに行った。
すると気温が-15℃。
寒いわけだ。
その後栗山町の南端へ。
夕張市との境界近くで、
林道の入口に車をとめ、
エゾシカ防護柵のゲートを越えて、
林道に入って行った。
この朝は大した降雪でもなかったが、
除雪車が入った後だった。
しばらく除雪された林道を歩いて行くと、
小さな建物が現れる。
除雪はこの施設のためのものだった。
従ってその先は除雪されていない。
しかし積雪は少なく、
ツボ足で快適に歩ける。
林道が分岐を迎えたところで、
それを離れて台地に上がった。
すると広々とした風景が広がる。
以前ここは広い畑だった。
しかし最終農家が離農した後は、
原野と化して雑草が生い茂った。
今回もそれを承知でここに上がったのだが、
どうも様子が違う。
きれいに整備されたようだ。
そして地面をよく見ると、
細くか弱いものが生えている。
おやおやカラマツの苗木じゃないか!
どやら畑をあらためて整地して、
カラマツを植えたようだ。
このカラマツの苗木が成長し、
立派な林となるころには、
もうこの世にいない私・・・
カラマツの植林地を過ぎて尾根にのると、
またまたびっくり!
笹が刈られた登山道の様な道ができていた。
これも植林作業に関わることなのだろう。
笹刈りされた小道は、
尾根筋を我々が進む方へと伸びている。
従って藪を漕ぐことなく、
楽々「三角山」の基部に達した。
そして陽光が降り注ぐ中、
わずかな登りで、
四等三角点「三角山」。
「三角山」から一旦刈りわけ道に戻り、
再びそれを利用してやってきた方向へと戻って、
カラマツの植林地を横断して西に向かった。
次に目指す「南高山」が見えている。
その後一旦林道まで下った。
すると我々より後に入ってきたタイヤ痕が!
ハンターだ。
一瞬緊張が走った。
ハンターに人間がいることをアピールするべく、
雪原に二人の足跡をしっかりと刻んで進む。
そして一旦樹林に入り、
それを抜けると南北に走る送電線の下に出た。
送電線をくぐった奥に「南高山」のピークがある。
ここからは完全な藪漕ぎだ。
笹の斜面を登って尾根筋へ。
その後はほぼ北に向かって尾根上を歩き、
四等三角点「南高山」。
木々の隙間から、
南空知の田園地帯が透けて見えている。
下山は樹林帯を抜けるまで同ルートを戻る。
そしてそれを抜けたところで、
ショートカットして林道に下った。
例のハンターのものと思われるタイヤ痕を確認すると、
既に戻って行った後だった。
林道をスタスタ下って駐車地へ。
晩秋以降は毎回天候に恵まれている。
この日だって予報は終日「曇り」、
とのことだったのだが、
結果はご覧の通りの晴天だった。
ありがたいことだ。
Hiromiとは夕方あらためて、
久しぶりの「反省会」とした。
夕方とあるスーパーのフードコートへ行くと、
駐車場は 混んで人も大勢いた。
早く家に帰ってクリスマスを楽しまないのね~
2023.12.22 『剣淵』(ケンブチ・121m) その標高からは想像できない風景が・・・
22日の午前中、
栗山町で「東山奥」に登った後、
安平町追分に移動して用事を済ませ、
帰途に着く前に時間があるのでもう一座!
追分から千歳市協和地区へ。
そして協和地区から中央地区への市道に入った。
この市道を走って行くと、
「コムカラ峠」を通過する。
その「コムカラ峠」の少し手前の右手に、
林道の入口が見える。
この林道は地形図にも実線で記されているが、
周囲の原野的風景から察し、
既に廃道であろうと思われた。
実際施錠された林道ゲートの先には、
最近車が入るどころか、
人が入ったと言う気配さえ感じなかった。
「剣淵」には2年ほど前にHiromiと登っている。
このときは北側の「マザー農場」から、
責任者の許可を得て入山した。
それを今回は正体不明の、
林道を利用してみることにした。
ゲートの先に人が入った痕跡0だったので、
ゲート前に駐車して林道に入った。
するといきなり広い風景が目に飛び込んできた。
そしてすぐに橋を渡ることになったが、
これは高速自動車道に架かる橋だった。
橋の奥で分岐が現れたので、
尾根筋に向かう枝を選んだ。
するとタイヤの跡がついていた。
逆側から走行してきて、
そこでUターンして戻って行った跡だ。
どうやら他にも林道の入口があり、
そちらから出入りしているようだ。
周囲にエゾシカの足跡が多く見られるので、
それを狙ってハンターが入ってくるのだろう。
尾根筋に続く林道は、
ほぼ一直線に伸びて行き、
右手となる北側の風景が一貫して楽しめる。
その中には先日登った「馬追」の姿も確認できた。
のどかな雰囲気の中、
風景を楽しみながら、
気持ちよく歩いて行くと、
突然両側が針葉樹林となり、
視界が効かなくなった。
そしてそれを抜けると広場となり、
その一段上が、
二等三角点「剣淵」。
ピークまでは北から東にかけての風景を眺めて歩いたが、
ここにきて初めて西から南の風景が一望のもととなった。
そこには千歳市や恵庭市の街並みも見えている。
下山はまた一本道を気持ちよく歩く。
そして駐車地へ。
この山はその標高からは想像できない、
素晴らしい風景を楽しめる山だった。
今後何度となく訪れることになるだろう。
「剣淵」をあとにして、
江別市立病院へと車を走らせた。
そしてコロナワクチンの接種会場に、
予約時刻の10分前に入ると、
既に人がいっぱいで、
38番と言う番号札を与えられた。
あまりの人の多さにその場を後にしたい衝動にかられたが、
なんとか踏みとどまって接種を完了。
嫌なことを済ませて家路についた。
2023.12.22 『東山奥』(274m) 遅い積雪で楽ちん林道歩き
今日は冬至!
とうとう今年もこの日がやって来た。
6月の夏至から日ごとに日が短くなり続け、
その事だけでも憂鬱になる。
しかし、これからは日が長くなっていくことに希望がもてる。
そんなことを思い続けて、
今年も暮れていく。
今日はかねてから予約しておいた、
コロナワクチンの7回目接種日だった。
それで仕事を休んだのだが、
予約指定時刻が15時だったので、
その前に山へ、
と言うことで、
今朝家を出て栗山町東山地区に向かった。
東山地区で停車し、
上空を見上げると、
雪雲と青空の境界線から、
わずかに青空側にいることがわかる。
道々から農道に入り、
「雨霧林道」の入口へ。
ゲートの手前に駐車スペースがある。
昨夜から結構な量の降雪予報があったので、
今日の積雪の状態を見ておきたかった。
エゾシカの防護柵と、
林道ゲートを越えてスタート。
積雪はほんのわずか。
すぐ右手に現れる「円山越林道」に乗り替えた。
路面にはハンターのものと思われるタイヤ痕が残っていたが、
今日のものではなかった。
美しい青空の下、
快適に歩を進めていく。
そこでふと気付いた。
前回のこの林道を歩いた時より、
なんだか明るい感じがする。
理由はすぐに理解できた。
間伐作業がなされ、
太い針葉樹が、
ところどころで伐採されていた。
じきに大がかりな伐採が入るのだろうか?
林道ゲートをから2kmほど歩いた地点で、
左手に登山道のような小道が現れるので、
これに入って登っていく。
この小道は上空を走る、
送電線の保守点検用の作業道だ。
そして間もなく送電線を支える、
鉄塔の直下に達した。
送電線は南北に走っている。
この鉄塔から藪に入ってピークを目指す。
藪ははじめ結構濃いが、
すぐに薄くなってくれる。
それを登っていくと、
前方に明らかなピークが現れ、
四等三角点「東山奥」。
昨年の暑い頃、
ここに立ったことを思い出す。
下山は同ルートを引き返した。
送電線に沿う作業道を下ると面白いのだが、
この後用事があって、
追分に向かわなければなはなかったので、
最短時間で戻ることにした。
静かな林道を歩いていく。
送電線の鉄塔の辺りで降り出した雪も止み、
再び青空が広がった。
大変気持ちよく歩いて駐車地へ。
そして追分に向かって車を走らせた。
2023.12.17 『犬山』(157m)~『安平山』(アンペイザン・166m) 里山で藪の縦走を楽しむ
早いもので、
12月も半分が過ぎ去った。
そんな中旬の日曜日の朝、
Hiromiを迎えに行き、
安平町早来へと向かった。
この日の予報で晴れそうなのが、
千歳市周辺とのこと。
ところが運転がどうにもおっくうで、
千歳市の一番北側に入ったところで、
「Hiromiぃ、犬山に登るべや」、
と急な変更を提案。
すると「いいよ~」。
これがHiromiの最大の長所で、
どこに変更しようと、
決して反論はしない。
ここ2週間土曜出勤が続いており、
どうにもモチベーションを上げられない私。
千歳市協和地区で、
「シーケヌフチ川」に沿って伸びる農道に入った。
そして「千歳CC」の入口を通り過ぎて間もなく、
左の畑の中へと伸びる林道入口に駐車。
ここを起点に尾根筋を選び、
「犬山」~「安平山」の三角点を踏む、
周遊ルートを巡ることにした。
ちょうど1年前の今頃も、
Hiromiとこのルートを歩いている。
標高が低い割には自然の奥深さが感じられる、
気に入ったルートだ。
畑の中の一本道を進む。
この林道は地形図に記されており、
樹林の中へと伸びて行くが、
実際には畑の中で消滅し、
その先は廃道でほとんどその形跡すら伺えない。
もう凍り付いた畑の土を踏みしめて縦断し、
目の前の尾根に取り付いた。
藪が薄く歩きやすい。
そして尾根筋に上がると、
笹に覆われているものの、
歩行に問題はなく、
その後は笹が濃かったり薄かったりを繰り返していく。
上空には青空が広がり、
大変気持ちよく歩き、
最初のピーク、
四等三角点「犬山」。
久しぶりのピークだが、
訪れる人はいないようで、
笹に埋もれた標石探しに、
ちょっと手間取った。
「犬山」から先で少々濃い笹薮に行く手をふさがれ、
その部分を脱すると、
また腰の高さ程度の笹原が続く。
極力高低差の少ない尾根筋を進もうとするが、
ついつい最短距離を求めてしまい、
一旦沢筋へと下った。
するとそこに古いバスが現れた。
その昔林業の作業員たちが、
休憩所にでもしていたのだろう。
しかし今となっては、
山中における立派な不法投棄だ。
沢筋から東の尾根筋に向かって登る。
笹の高さや密度は変わることなく、
淡々と登って行く。
すると「安平山」に続く遊歩道に出る。
これにのって進んで行くと、
ほんの短い距離で、
一等三角点「安平山」。
追分スキー場のピークだ。
一等の大きな(18cm角)三角点標石の上に、
5円玉が散らばっていた。
いったい何の意味があるのか?
こういう行為を私は好まない。
硬貨がゴミと化している。
またピークからは、
追分の市街地や空知平野が望める。
「安平山」からは、
北に進路を取り、
まずスキー場のゲレンデを下る。
そして沢筋まで下り、
その後は沢筋に沿って歩く。
いかにも日本ザリガニが生息していそうな小沢を、
何度となく渡渉を繰り返して進む。
この沢筋には地形図上で、
破線林道が走っているが、
そんな痕跡は既に皆無だ。
途中で昼食とした。
この日もHiromiの昼食は果物オンリーで、
バナナ、リンゴ、みかん等をバクバク食べる。
とーぜんリンゴは野性的に丸かじり!
そんな食事療法の体質改善効果が、
この度の健康診断ではっきり表れた。
昨年懸念された項目の数値が、
軒並み良好となり、
Hiromi自身も「健康体!」と豪語する。
昼食の後はまた沢筋を淡々と歩いて行く。
そして以前歩いた時より長く感じた沢筋の歩行を終え、
突然広い畑に飛び出す。
あとは畑を縦断し、
農道を歩いて駐車地へ。
急遽変更したこのルートだったが、
これは何度歩いても楽しいルートだ。
そんな山行に二人して納得して帰途に着いた。
2023.12.10 『安平道』(266m)~『知決辺』(チケッペ・256m) 変化に富んだ周遊ルート!
12月に入って二度目の週末土曜日は、
フツーに出勤だったので、
日曜日だけの山行となった。
日曜日の朝Hiromiを迎えに行き、
厚真町へと向かった。
そして厚真町で高丘地区に向かう。
高丘地区は厚真町の最も北に位置するところ。
高丘地区の奥で「ハビウ林道」の入口に着くと、
重機が走行した後で、
一帯がドロドロ状態だった。
それでどうにも駐車できず、
町道に戻った辺りに駐車。
好天の中、
農道を少し歩いてエゾシカの防護柵を過ぎ、
「ハビウ林道」に入った。
すると間もなくチェーンゲートが現れ、
これを越えて進む。
この「ハビウ林道」は、
この高丘地区から町境を越えて、
安平町瑞穂地区まで続いている。
林道の路面には結構なタイヤ痕が残っており、
ハンターが入っているのか?
と、ちょっと身構えたが、
それらは全て工事車両のものだと、
あとで納得することとなった。
「ハビウ林道」は5年前の胆振東部地震による崩壊で、
ズタズタに寸断されてしまった。
しかし現在は復旧工事が終了し、
その復旧箇所が次々に現れる。
そんな林道を歩いて行くと、
前方に目指す「安平道」のピークが見えてきた。
その後林道は「安平道」の北側を、
回り込むように続く。
この後適当なところで藪に入るのだが、
そこに監視カメラが設置されていた。
どうやら奥で林道の修復工事がされているようだ。
林道の路面に残されたタイヤ痕は、
工事車両のものだと確信した。
少々の藪漕ぎを経て、
三等三角点「安平道」。
すぐ林道に戻った。
そして今度は「安平道」の南側を巻く林道に入った。
しかしこの林道は地震による崩壊で、
広範囲にわたって崩れ去っている。
そんな崩壊箇所を過ぎると、
また平和な雰囲気となるが、
それは長く続かず、
廃道の林道を離れて藪の作業道に入った。
この作業道は、
はじめのうち作業道跡と判別がつくものの、
じきに笹に埋もれ、
ただの笹漕ぎに変わった。
煩わしい笹は800mほど続き、
突然前方が開けたピークに飛び出した。
これが四等三角点「知決辺」、
なのだが、
四度目となるこのピークの三角点標石が、
今回もまた見つけられなかった。
またいずれ・・・
厚真側の見晴らしが大変良く、
今年登ったいくつかの三角点ピークが見えていた。
そして次回はルートを変えて、
「ヤチセ沢川」からここに登ってみたくなった。
「知決辺」からは笹の海を一つ手前のピークまで戻り、
同じく笹の尾根を下降して、
前述の廃道林道に下った。
この林道はしばらく歩くと、
災害復旧を終えた新しい林道に合流する。
真新しい林道を歩くのだが、
しばれた路面が太陽光の熱で緩みだし、
少々ぬかるんだ状態で歩きにくい。
しかし周辺の風景が素晴らしい。
歩きながら直前に登った「知決辺」や、
その前の「安平道」のピークが確認できた。
斜度のある林道は、
グングン高度を下げてチェーンゲートへ。
そこに重機が置かれていたので、
まだ何かの工事が続いているようだ。
最後はエゾシカの防護柵を越え、
ここで周遊ルートが完結した。
天候がよかったことも味方し、
実に楽しい林道歩きを楽しめたことに感謝!
この後一旦帰宅し、
夕方あらためて久しぶりの「反省会」とした。
2023.12.3 『馬追』(ウマオイ・229m) 変わり行く林道や樹林
12月最初の週末日曜日の午前中、
「支安平奥」への真新しく美しい林道歩きを楽しんだ後、
帰路の途中で馬追丘陵に寄った。
馬追丘陵は北の「長沼スキー場」から、
南の道々1008号線まで車道と遊歩道があり、
1008号線から更に南の、
国道274号線までは林道が続いている。
従ってそれらを利用すると、
南北縦断12kmのトレッキングが楽しめる。
2か月前に北の都市からMegがやってきたとき、
この「馬追」に、
道々1008号線から林道を利用して登った。
それを今回は南端の、
国道274号線から登ることにした。
こちらからHiromiが登ったのは、
積雪期だけじゃなかろうか?
国道274号線を由仁町三川から、
長沼方面に4kmちょっと走ると、
右手に林道の入口が現れる。
もう荒廃した林道のため、
ちょっとわかりにくい。
枯れた草に車体をこすりながら入って行くと、
車1台分の駐車スペースがある。
これを駐車地としてスタート。
林道を進むと、
すぐにゲートが現れる。
そしてゲートを越えて「由仁林道」に入った。
こちらのゲートを利用して車が入ることはなくなったようで、
廃道寸前の状態だ。
ただ樹林の中で林業は活動しているので、
他の入口から出入りしているのだろう。
林道脇のトドマツに、
「人工造林地」の標識が付けられていたが、
「S6」と書かれている。
つまりここの植林が昭和6年になされたと言うことだ。
昭和6年と言えば、
もうとっくに亡くなった、
私の母親が生まれた年。
ここではそんな昔から林業が盛んだったことを思うと、
なんだか感慨深いものがある。
林道を進んで行くと、
トドマツの林の中に、
作業道が縦横に走っていた。
これまでになかったもので、
伐採が始まるのか?
また、以前崩れていたところが修復されていた。
荒れてきてはいるが、
まだまだ利用価値のある林道と言うことだ。
まあ、歴史がある林道だからなあ。
林道ゲートから1キロ半ほど歩くと、
正面にうっそうとした塊が現れる。
これが「馬追」のピークで、
左から回り込むように付けられている作業道に入る。
そして間もなく作業道を離れて藪へ。
笹をかき分けながら進み、
三等三角点「馬追」。
すぐに藪を抜けて林道に戻った。
そこで新たに伐採されたところに立ち、
南空知の田園風景を眺めた。
標高が低いので高度感はないが、
これはこれでいい眺めだ。
のどかだ~
下山は同林道をのんびり歩いて駐車地へ。
このところ天候に恵まれた中での山行が続き、
毎回楽しい思いをしている。
仕事が忙しい時期ではあるが、
そんな山行が続き、
なんだか満たされた感じぃ・・・
« 前ページ |