新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

瀬戸内&四国ツアー旅行記(その7)建物編

2009-05-08 21:50:02 | タウンウオッチング

ちょっと趣向を変えて、この旅行中に見かけたレトロな建物の写真をご紹介します。
「箸休め」のようなものです。

   

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【尾道】石造りのように見せながら、実は鉄筋コンクリートorモルタルづくりかな?
加えて、瓦屋根のようにも見えます。事務所として使われているようですが、よく判りません。

   

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【尾道】もともと農機具店だったようには見えないなぁ。事務所っぽい。

   

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【尾道】その名のとおり、元銭湯。今は土産物屋さん。

   

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【尾道】隣の建物が残っていれば、誰も疑いなく鉄筋コンクリート造りだと思ったのでしょうけれど…。

   

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【鞆】いかにも「元 床屋」の風情が漂っています。

   

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【鞆】今は美容室ですけれど、以前はお医者さんっぽいなぁ。

   

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【鞆】こちらは現役のお医者さん

   

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【琴平】JR琴平駅です。中に鉄道模型らしいものが見えましたが、物置になっているようです。

   

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【高知】一見、古そうですが、実は15年前に建てられた高知県立美術館。

   

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【高知】高知県立高知追手前高校。「うぉ、帝冠様式だ!」と思ったら、案の上、昭和6年に建てられた建物のようです。

   

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【高知】最後はJR高知駅前に鎮座するこの建物。見た目、金融機関にありがちな様式かと…。

建物ウオッチングも楽しいです


09/05/09 瀬戸内&四国ツアー旅行記(その8)琴平編<上>

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瀬戸内&四国ツアー旅行記(その6)琴平まで編

2009-05-08 07:17:53 | エキナカ

鞆の浦から路線バスに乗った私、30分強の所要時間で福山駅に到着(17:28)。携帯でダイヤを調べると、17:40発の新幹線がある 急いでみどりの窓口に行き、福山⇒岡山⇒高知の乗車券を購入です(福山⇒岡山⇒琴平⇒高知の特急券は事前に購入済み)。
私、みどりの窓口って好きじゃないんだよなぁ。旅行相談を始める人がいて、なかなか列が進まない…。みどりの窓口といえばこれ志の輔の「みどりの窓口」、最高

志の輔らくごのごらく(3)「みどりの窓口」「しじみ売り」―「朝日名人会」ライヴシリーズ31 志の輔らくごのごらく(3)「みどりの窓口」「しじみ売り」
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案の上、「フォーク型行列」に慣れていないおじさんが駅員さんに食ってかかるシーンがあったりで、結構きわどいタイミングでしたが、無事に乗車券を購入して、一路岡山へ そして、福山から15分弱で岡山に到着
岡山では、何の事前情報もなく飛び込んだ焼き鳥屋が大当たり(お通しから始まって、すべてのメニューがexcellent、隣の方々の会話がこれまたgood)で大満足でした

   

そして翌朝(5/3)、駅ナカでサンドウィッチを買って(岡山のホテルは朝食無しプラン)、特急 南風3号に乗車。図らずも(ホントです)、南風3号はアンパンマン列車でした。外装も内装もアンパンマン一色です。グリーン車だって、ほら。
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普通車の内部も、
090507_2_2

この「南風3号」、最初に予約しようとした時には既に満席、出発の1週間前になって空席が出てようやく指定席がとれた経緯があります。
混んでるんだなぁ、と思っていたところ、続々と指定席に乗り込んで来たのは、おじさま&おばさまからなるアマチュアカメラパースン集団でした。
どう見ても、既に退職されて悠々自適の生活をされているらしき世代の方々です。どうして「毎日が日曜日」的生活をされている方々が、よりによってGWに動く?
こうしたお年頃の方々の消費が日本経済に多大な貢献をされていることは重々理解しているつもりです。でも、よりによってGWに動かなくてもいいんじゃない?と思います。
都内の美術館にしてもそうです。なんで混んでいる土日祝日にやって来る?
とまぁ、たまったモノを出させていただきました。

   

座った座席は、進行方向に向かって左側の窓際です。瀬戸大橋からの眺めが楽しみですぅ~
余談ですが、出発前の4月28日、BSフジで「全国百線鉄道の旅『土讃線』瀬戸大橋線・土佐くろしお鉄道」が放送(再放送?)されまして、私は、「これ幸い」と録画し、そして2回視聴して旅行に備えたのでありました。
さて、列車が岡山駅を出発して、すぐに左にカーブして進路を南にとります。ちょっと日差しがきついけれど、瀬戸大橋からの眺めには代え難い、と思っていました。すると、私の隣に座ったおばさまが、「すみませんけれど、カーテンを閉めてもらえますか?」ですと
「まぁ、瀬戸大橋にさしかかったら、カーテンをちょっと開けて瀬戸内海を眺めればいいや」と、鷹揚な私はカーテンを閉めたのでありました。もっとも、「予習」のおかげで、瀬戸大橋では列車は自動車道の下、トラスに囲まれて「日当たりが悪い」ことを知っていたもので…。
で、瀬戸大橋。さすがに窓ガラス越しで色合いがパッとしないのはご勘弁を。090507_2_3
そして、私は生まれて初めて四国に侵入(?)したのでありました。

   

香川県に入ると、線路の周りのところどころで麦畑を見ることができました。
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「麦秋(小津監督の映画でこのタイトルの作品がありましたねぇ)」にはちょいと早い時季ですが、それでも、見た目は十分に「麦秋」です。

麦秋 [DVD] COS-022 麦秋 [DVD] COS-022
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最近の讃岐うどんは、原料の大部分をオーストラリア産の小麦に頼っている(品質も讃岐うどんにぴったりらしい)と聞いたことがありますけれど、今でも小麦をつくっているんですね。
なかなか見ることのできない麦畑の景色を楽しんでいるうち、さっさと琴平に到着。
090507_2_5_2

岡山駅を出発してからほぼ1時間。なんだかんだ言われながらも、瀬戸大橋、恐るべし…。


つづき:09/05/08 瀬戸内&四国ツアー旅行記(その7)建物編

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瀬戸内&四国ツアー旅行記(その5)鞆編

2009-05-07 20:14:16 | 旅行記

尾道から鞆までの「クルージング」は、5月3日の「瀬戸内&四国縦断ツアー 2日目のハイライト(その2)」をご参照くださいませ。

090506_2_1

鞆での行動プランを練っている時、非常に気がかりなことが一つありました。
それはコインロッカーがあるのかどうかということ。今回の旅行は事前に好天が予想されていましたので、傘は持ってきていないし、衣類も夏物中心で、いつもの旅行に比べればカバンは軽いのですが、それでもPCやACアダプタはある、シェーバーはある、シェーバーの予備電池はある、電動歯ブラシはある、で、そこそこの重さです。
ところが、ネットで調べると、「福山駅のコインロッカーに荷物を入れ、バスに乗って鞆の浦へ」とか、「宿泊先に荷物を預けて身軽になって観光」とか、鞆でコインロッカーを使った人が見あたらないのですよ。コインロッカーがあるとすれば、「県営桟橋」か「ともてつバスセンター」くらいのものでしょうが、それとても心許ない状況です。まぁ、無ければ無いで、カバンを持って歩いてみるか、ということにしました。っつうか、それしかないわけで…。

   

鞆港に着いての第一印象は、「一見、ただの漁港だ」というもの。漁船がずらりと並んでいるし、「県営桟橋」の横では、獲ってきた魚の分配なんぞをする集団がいたりと、およそ観光地らしさがありません。「県営桟橋」にしても、広島の宇品旅客ターミナル(ここは相当に立派)はもちろんのこと、さっき乗船した尾道の桟橋(ここも結構立派)とは同じ「桟橋」でくくるのが相手に対して失礼な施設でした。岸壁から浮き桟橋が伸びているだけで、完全に露天です。近くに待合室らしきものがありましたが、それも「田舎の雑貨屋が店じまいするので買い取って椅子を並べた」風情。予想どおり、コインロッカーはありませんでした。
400mほど離れたバスセンターまで行っても、そこにコインロッカーが無かったら、目も当てられません。そんなわけで、カバンを持ったまま、鞆観光を開始することになりました。
   

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090506_2_3_2 写真の中央部にあるのが、鞆の浦のシンボル「燈籠塔」です。
右の写真は、これまた鞆の浦のシンボル「雁木」。

鞆では、架橋&埋め立ての是非を巡って論争が続いています。まちなかを歩くと、「開発促進!」の幟と「埋立て架橋反対!」の幟があちこちに立っています。
確かに、街中心部を東西に貫くメインストリートは、小型車同士でも一方が道の端に寄せて停まらないとすれ違いできないほどの狭さで、開発推進派が主張するように、生活は不便だろうし、緊急車両の通行もままならない状況にあるのは明白です。

ですが、橋を架け、埋め立てて駐車場を作ったらどうなるんでしょう。景観は損なわれて観光客は減り、自慢の駐車場はガラガラなんてことになりはしませんかね。「金の卵を産むガチョウ」のお話のようなことになるんじゃなかろうかと思います。

私のようなフリの観光客にたいそうなことを言える資格はありませんけれど、「土木工事が欲しい」なんて一過性の欲望はもちろん、開発に対する過大な期待はとりあえず置いといて、他の良いアイデアはないか考えるべきではないでしょうか。
090506_2_4_2陳情して新幹線や高速道路を通してもらったものの、観光客は通り過ぎる、地元民は遠くの大都市に買い物に行く(いわゆるストロー現象)ものだから、町は寂れる一方、なんて例はいくらでもあるのですから。
観光客による渋滞が問題だったら、住民のマイカーや生活関連以外の車両を完全に閉め出す「パーク&ライド」という手段がありますし、通過交通(現在でもさほどあるようには思えませんが)対策としてなら、案として存在するトンネルという手があります。
まずは、開発賛成派も反対派も頭を冷やして、じっくりと話し合うべきだと思います。開発するにしても、そんなに急がざるを得ない理由はないと思いますので。

ただ、「よそ者には口をはさませない」「自分たちの町のことは自分たちが決める」という姿勢はどうかと思います。
自治に委せるべき話と、そうでない話は峻別するべきでしょう(今の日本はこれがおかしくなっていると思います)。

   

こんな論争が背景にあるからなのか、「観光」に対する地区の姿勢がとても中途半端に感じられました。観光客相手の店がいくつもある一方で、前述のようにコインロッカーが無い、貴重な観光資源の紹介はボランティアガイドに任せるだけで説明板どころか看板も極めて少ない、鞆城址にある福山市鞆の浦歴史民俗資料館HPは準備中)はまだ陽が高い16:30には入館受付終了してしまうし、と、敢えて観光客を避けているのではないかとまで思えてしまいます。福山市の観光案内でも、「鞆の浦」が広がりを持った地域として観光資源になっているとはとらえていないようです
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090506_2_6   

当初の計画では、鞆港着が16:12で、鞆港18:03発の路線バスに乗るまでの約2時間を鞆観光にあてることにしていました。
ですが、やはり荷物は邪魔で重いし、そんなハンデ(?)を乗り越えてまで観るべき場所・モノも残っていそうもなかったもので、早々に福山に移動することにしました。

結局、鞆に滞在したのは40分強

何とも物足りなさが感じられる一方、いろいろと考えたいことはたっぷりと残る鞆でした。
しかも、福山に向かう路線バスでは、地元高校生がカバンを座席に置いて、途中乗ってきた人が座る場所を探していても知らんぷりだし…。どうなってるんだ、広島の若者は


つづき:09/05/08 瀬戸内&四国ツアー旅行記(その6)琴平まで編

後日談:09/10/02 今週の注目した判決2つ

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MISIAカレンダー用シール★Ⅴ版が完成!

2009-05-06 19:33:26 | MISIA

4月14日にも書いた「MISIAカレンダー用シール」の「星空のライヴⅤ Just Ballade版」が完成しました。

今回はツアーロゴ入りです。微妙にズレが発生しているものの、ぎゃははっ

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瀬戸内&四国ツアー旅行記(その4)尾道編<下>

2009-05-06 16:03:03 | 旅行記

尾道の寺社はそれぞれ趣があって、それぞれの印象を書いていたらキリがありません。
そんなわけで、特に心に残ったシーンだけに限らせていただきます。

   

まずは、天寧寺牡丹
090506_1_1
私、牡丹の花がこんなにきれいなものとは思いませんでした。
例によって私の発想では、牡丹⇒唐獅子⇒くりからもんもん、又は、牡丹⇒イノシシ⇒花札といった具合で、どうも裏社会系・原色系のイメージなんですな。でも天寧寺で見た牡丹は、そんな一方的な私のイメージを見事に払拭してくれました。
ひらひらした花びら、淡いピンクから白へのグラデーション、素敵ですなぁ。

一方、迫力にうぉ~と声を挙げそうになったのが、艮(うしとら)神社クスノキでした。
090506_1_2
四方八方に思う存分に伸ばした枝の形、それと、枝の黒と新緑のコントラストが見事です。
私のカメラ、35mmカメラ換算で28mmの広角レンズなんですが、それでも全然フレームに入りきりません。それなら、と、ロープウェイから見下ろしてみると、
090506_1_2a
これまた葉の緑一色で、何がなにやら判りません…
スタンプ帳の説明によれば、

境内には推定樹齢900年、周囲7メートル以上もある大楠があり、大人4人が手をつないでやっと届くほど。その生い茂った木の上にはトトロが住んでいる…かも?

夏のガンガン暑い日、ここに来れば気持ち良いんだろうな(この日も最高に気持ちよかったですけれど)と思いました。

   

ちょっと寄り道。神社の名前になっている「」、艮=丑寅=北東=鬼門(陰陽道で「鬼が出入りする」方角として万事に忌むべき方角とされている由。Wikipediaより)を表すことばです。
京都では、ミクロの対策として(?)御所の北東の角をえぐって「北東を無くす」(下の画像をご参照方)だけでなく魔除けに猿の像を置いたり、

<iframe height="350" marginheight="0" src="http://local.google.co.jp/maps?f=q&amp;source=s_q&amp;hl=ja&amp;geocode=&amp;q=%E7%8C%BF%E3%81%8C%E8%BE%BB&amp;sll=35.019383,135.766929&amp;sspn=0.00659,0.008175&amp;ie=UTF8&amp;ll=35.027185,135.763679&amp;spn=0.001647,0.002044&amp;t=k&amp;z=19&amp;output=embed" frameborder="0" width="425" marginwidth="0" scrolling="no"> </iframe>

大きな地図で見る

マクロの対策として京都の北東に比叡山延暦寺を置いたりしています。
また、江戸の鬼門を守るのが神田明神と上野の寛永寺だとか。
じゃ、尾道の艮神社はどこの鬼門を守っているのでしょうか?調べてみると、結論には至りませんでしけど、想像の翼を大きく広げて考察していらっしゃる方がいましたかなり面白い考察でした。そのサイトはこちら

   

さて、艮神社の手前にある乗り場からロープウェイに乗り、一気に千光寺公園に向かいました。ロープウェイは定員一杯の盛況で、中途半端な順番で乗り込んだ私は図らずも進行方向最前列の最高の場所に立つことになりました。眺めは良いし、窓から吹き込む風が気持ちいい!写真はロープウェイから眺めた千光寺と、天寧寺の三重塔です。
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090506_1_3a
千光寺公園も賑わっていました。ツツジが満開できれいなのは良いのですが、かなり大きな蜂が飛び回っていまして、ときおりきゃぁだのわぁだのといった声が飛び交っていました。

尾道市立美術館(下の写真で左側に写っています)に行ってみようかとホンの少しだけ思いましたが、時間の都合と坂道の都合により割愛。また今度
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千光寺公園からタラタラと「文学のこみち」を下って千光寺からの眺めを楽しんだり、天寧寺の三重塔を間近からしげしげと眺めたりしながら、麓に帰還。
そして、東尾道行きの路線バスに乗って浄土寺へと向かいました。
このバスの中でかなり不快なできごとが発生したのですよ。私が乗った時は客がパラパラの状態で、私は余裕で座れました。が、途中のバス停からガヤガヤと少年野球の連中が乗り込んで来て、優先席か否かを問わずに座るし、座席にカバンを置くしで、すぐに満席になってしまいました。と、次の停留所からおばあさまが乗車。ところが、優先席には中学生のガキがカバンと並んで座っているものですから、おばあさまは立っているしかありません。ガキはおばあさんをまったく無視で、カバンをどけるでもなく、席を譲る気配は皆無。運転手さんは状況に気づいているのかいないのか判りませんが、運転に集中してます。
「どうせあと停留所2つか3つだ」ということで、一般席の私がおばあさまに席を譲りました。
まぁ、これで終わればまだマシなんでしょうが、次の停留所で、それまで私が座っていた席の後ろに座っていた人が降りていくと、優先席に座っているガキが、立っていた連れのガキに「おう、そこ空いたぞ。座れよ」とな。
なんだ、このガキ? どんな育てられ方をしてきたんだろ。
このあと、鞆から福山に向かう路線バスでも、地元の高校生が似たような行動をしていたし、いったいどうなっているんだ、広島の教育は とちょっと憤慨してみるのでした。

   

それはさておき、浄土寺です。
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鎌倉時代後期~室町時代初期に建てられた建物群が、これだけ色鮮やかに残っているのは貴重かも。寺名のとおり、浄土の空間が広がっている気がしました。
ただ、私の嫌いながたっぷりといて、何羽もの牡が胸の羽をふくらませて尾羽を地面にすりつけながらグロックゥグロックゥと牝を追いかけているのは鬱陶しかったです。

   

このあと、5月2日に書いたように尾道ラーメンを堪能した後、市街地へ。
楽しみにしていたおのみち映画資料館の他、おのみち歴史博物館尾道商業会議所記念館を見物しました。
下の写真は「おのみち映画資料館」に展示されていた映画用キャメラの名機として有名なミッチェル撮影機
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このカメラの展示にしてもそうですが、3館とも展示が中途半端で、イマイチでした。私の美術館・博物館評価では、5点満点で★★☆~★★★(☆は0.5点)程度。
このカメラの場合、かなり低い三脚が「小津風」でよろしいのですけれど、中~大型のレンズフードをつけて展示した方が「いかにも映画のキャメラ」の雰囲気が伝わるんじゃなかろうかと思いますよ。

   

このように、やや尻すぼみの状態で尾道探訪は終了です。
80人乗りの小型船「ジュゴン」に乗って、鞆に向けて尾道港を出港したのでありました。
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つづき:09/05/07 瀬戸内&四国ツアー旅行記(その5)鞆編

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瀬戸内&四国ツアー旅行記(その3)尾道編<上>

2009-05-06 11:09:10 | 旅行記

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旅行2日目(5月2日)の朝、広島のホテルでのんびりと和定食をいただき、部屋でしばしくつろいだ後、尾道に向けて出発しました。
羽田から乗った飛行機の機内誌の表紙に、女優の小林聡美さんが載っていました(特集記事のハワイ旅行記も書かれてました)。小林さんといえば、やはり思い出すのは三谷幸喜さんじゃなくて尾道が舞台になった映画「転校生」でしょう。「巡り合わせ」を感じましたよ。
さて、普通車ながら4列シートの「こだま」で40分強で新尾道駅に到着、そして、尾道駅行きの路線バスにもすんなり乗れ、10:30には尾道駅前に到着してしまいました。広島駅を出発して1時間しか経っていません。

   

で、バスを降りて駅の方を見ると、後ろの山にお城が見えます。
はて、尾道って城下町でしたっけねぇ? しかも、お城の最上層の窓にはガラスがはまっているらしく妙に光っているし、シャチホコの一方が欠けています。
なんとも怪しげなお城です。
090505_2_2
帰って調べたところ、何の歴史的根拠にもよらず、地元の商工会がつくった「観光用の鉄筋コンクリートのお城」なんだそうです。しかも、90年代に閉鎖されて、今は廃墟なんだとか。あんな目立つところにまがい物を晒しておくのはいかがなモノか、と私は思いますよ。

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今回の尾道探訪にあたって、「好きっぷライン」なる市内循環バスの1日乗車券を買って動こうか、それとも、基本的に歩こうかと迷っていました。が、好きっぷラインの運行は30分間隔で、昼休みアリ。これでは、バスダイヤに行動が制約されてしまうぞ、ということで、徒歩で市内を巡り、「てくてくスタンプラリー」とやらをやってみることにしました。
スタンプ帳にはシンプルな地図と共に、主な観光スポットが簡単に紹介されていますので、ガイドブックを持たない私には重宝するのではないかと思ったしだいです。
そして、実際、重宝しました。Webで見つけた「尾道市街マップ」(1.1Mのpdfファイル)をプリントアウトして持って行きましたけれど、歩きながらカバンに手を突っ込んで、とりだして、見て・・・となると、小冊子になったスタンプ帳が便利でした。

結論から書きますと、私の周遊ルートは下の地図のとおりです。
集めたスタンプの数は12個(ラインマーカーで印をつけたようになっている寺社&施設でスタンプをgot!)。
帰り際に尾道駅内にある旅行案内所で、参加賞の液晶クリーナーをもらい、「尾道ラーメン2個セット」を応募してきました。昨年来のツキ具合からして、当たりそうな気がします。
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さて、尾道から連想するのは「細い坂道(石段)」と「」くらい発想が貧困な私ですが、細い坂道(石段)こそ今後数年分は歩いたぞ!と思うほどだった一方で、猫にはなかなか会えませんでした。それでもいましたよ、こんな「さぞや名のあるお方でありましょう」的な見事な毛並みの猫
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一方の細い坂道(石段)では、信行寺に向かう道が最も印象的でした。
090505_2_6 生半可な観光客を拒むかのようにまっすぐと高く続く石段。そして、行く手を時々阻む踏切…。おお、凄い石段だ!と写真を撮っていたら、遮断機が下りてきてしまいましたです
地方の遮断機って、都会のものと比べると、かなり列車が離れている時点から閉まってしまう気がしますが、どうなんでしょ?
この時も、遮断機が下りてから列車が通過するまで、かなりの間がありました。
でも、おかげで、こんな写真が撮れました。
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とじこめられたら車で押して出てください!」とありますが、この踏切、どう考えても車が進入することは不可能だと思うのですが…。
あ、駅でゴミやKIOSKの商品を運んでいる無限軌道付き階段昇降運搬車(という名称かどうかは不明)なら可能か…。でもねぇ。そんなのがここを通るとは思えませんです。

ということで、この辺りで一旦休憩します。


つづき:09/05/06 瀬戸内&四国ツアー旅行記(その4)尾道編<下>

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MISIA 星空のライヴⅤ スケジュール発表!

2009-05-05 19:30:26 | MISIA

090429_1_1 私が「瀬戸内&四国縦断ツアー」に出かけている留守を狙ったかのように、MISIA 星空のライヴⅤ Just Balladeのスケジュールが発表されました

そして、ツアー・サイトもオープン

発表されたのは、とりあえず、7月7日の東京(東京国際フォーラム ホールA)から来年1月16日の長崎(長崎ブリックホール)までの39公演
そのあとも、追加がある気配濃厚です(首都圏で冬のライヴが行われないというのは考えづらい)。
あ、7月7日のバースデーライヴはCLUB MSA会員限定みたいです。

今回のスケジュールを見て、なによりもうれしかったのは、MISIAの空白府県の一つだったわがふるさとに、ついにMISIAが来てくれること
私も何度か立ったことのあるあのステージにMISIAが立って、歌ってくれる
いやぁ~うれしい、ホントうれしい、泣きたくなるほどうれしい
ちなみに、私、ブラバンをやってたもので、中学・高校と、コンクールやらフェスティバルやら定期演奏会やらで、今回の会場で何度も演奏したことがあります。また、小学1年生の時、どうした風の吹き回しか、ふるさとで開催された宝塚歌劇団の地方巡業で、トップスターの方に花束を贈呈する役回りでステージに上りました。これが私の「初舞台」でした

今年の夏休みは、お盆期間とこのライヴとに分割してとって、ふるさとでのMISIAを楽しみたいと思っています。もう、実家にいる母親も誘ってしまいました。もう、チケを獲ったつもりなんだから…

ちょっと気になるっつうか、相当気になる話もありますけれど、とりあえず、めちゃくちゃ楽しみにしています

   

6月10日に発売されるシングルCD、DICOTHEQUE ASIAツアーのDVDとBlu-rayのジャケ写が発表されていますんで、改めて載っけておきます。

まず、シングルCD。タイトルは「銀河/いつまでも」です。

タイトル未定 タイトル未定
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2009-06-10

次にDVDの初回限定版。

MISIA/THE TOUR OF MISIA DISCOTHEQUE ASIA<初回生産限定盤> [DVD] MISIA/THE TOUR OF MISIA DISCOTHEQUE ASIA
<初回生産限定盤> [DVD]

価格:¥ 6,825(税込)
発売日:2009-06-10

そして、DVDの通常版。Blu-rayも同じジャケ写のようです。

THE TOUR OF MISIA DISCOTHEQUE ASIA [DVD] THE TOUR OF MISIA DISCOTHEQUE ASIA [DVD]
価格:¥ 4,935(税込)
発売日:2009-06-10

ホント、楽しみ連発です。

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瀬戸内&四国ツアー旅行記(その2)呉編<下>

2009-05-05 09:14:46 | 旅行記

「てつのくじら館」の次に向かったのは、海上自衛隊呉地方総監部庁舎。100年前に「呉鎮守府庁舎」として建てられた建物です。
毎週日曜日に一般公開されているようですが、この日は金曜日だったので、敷地外からの見物。

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なかなか良いアングルが見つからず、歩道橋の上、それも不透明の風除けの上からカメラだけをのぞかせて撮影しました。そんなわけで、画面の上部に電線が写っています
呉は、太平洋戦争末期に激しい空襲に見舞われたはずです。にもかかわらず、どうしてこんな海軍の中枢部の建物が現存しているのでしょうか?で、調べてみると、空襲は、今の言葉でいう「工場」部分、市街地、周辺の海上に「疎開」していた艦艇が主な標的になったようで、この建物は、中央のドーム部分を焼失した程度の被害で済んだ由。

   

次に向かったのは、約400m離れた入船山記念館。これまた旧海軍関係施設で、呉鎮守府司令長官官舎だった建物です。
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一見、イギリスの片田舎にあるレストランといった風情。

090505_1_3_2玄関の扉(をモチーフにした磨りガラスと周りのステンドグラスがなかなか)を見ても、旧海軍が会社組織であったなら「常務取締役 呉支社長 兼 呉工場長」の「ゲストハウス兼社宅」のものとは思えません。やはり「レストラン いかり亭」の方がしっくりきます。

ところが、建物に入ってみると(見学者の入口はこの正面玄関ではなく「和館部」の「内玄関」です)、外観とは一変します。
とにかく広い。さすがは呉鎮守府司令長官の「官邸 兼 公邸」です。そして、「官邸」部分の「洋館部」の豪華なこと…。
きっと、戦前・戦中の呉鎮守府司令長官といえば、呉市長以上の名士・実力者だったんでしょうね。

   

建物正面の左手にある「客室」の内部はこんな風になっています。
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洋館部の壁は、「金唐紙(きんからかみ)」で金色に輝いていました。金唐紙とは何ぞやとお思いでしたら、こちらをご参照ください。

これまた豪華な食堂(撮った写真がブレまくりでした)を抜けると、突然「和」になります。「公邸」部分の「和館部」です。
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いったい何部屋あるんだ?と思うほどの規模です。
「洋館部」と「和館部」の2枚に分かれた説明チラシに載っていた平面図をドッキングさせてみるとこんな具合。
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090505_1_7 これだけ広い「公邸」に単身赴任したら、絶対にもてあましますね。掃除だって大変でしょう。
配置や「表」という呼称からして、洋館部の食堂の隣に並ぶ和室2部屋は、客を泊めるための部屋で、畳廊下から北側が、普段の生活の場だったんでしょうね。
右の写真は、平面図左上にある「上便所」です。
床板の木目と色がきれいです。また、木製の便器も丁寧な造りです。
「使用できません」の注意書きがしつこい気がしますが、やむを得ず使ってしまう見学者がいたんでしょうな、きっと。
どうせなら、使えるトイレの場所も併せて表示してくれたら親切なのにね。

   

入船山記念館を出て、美術館通りを通って呉駅に向かいました。
通りの歩道には点々と彫刻が並んでいて、良い雰囲気です。
と、見たことのある彫刻を発見
090505_1_8
壁から抜け出して、壁に駆け込んでいく子どもの彫刻、これ、新潟の万代島美術館MISIAASCENSIONツアーの時に行きました)で観たぞ!(何とかわいげのない気色悪い子どもだこと、と思いましたっけ
調べてみると、この作品、あの「せんとくん」の生みの親・藪内佐斗司さんの「走る童子」という彫刻だそうな。
更に驚いたことに、日本のあちこちでこの「童子」の仲間たちが走っているようで、近いところでは蕨市立図書館の前でも走っているんだとか。別に行って観てみたいとは思いませんが…。

   

と、その時、ラッパの音が聞こえてきました。この音色はトロンボーンだな、と思っていると、案の上、近くの建物の中でトロンボーンを吹いている人がいました。近くの入口に掛けられた看板には「海上自衛隊呉音楽隊」とあります。この建物自体が、海自の厚生施設になっているようでした。
自宅に帰ってから判ったことですが、この建物旧海軍下士官兵集会所)も戦火を免れた海軍の「お下がり」なんだそうです。写真を撮ってくれば良かったと後悔してます

   

以上で旅行記の「呉編」はおしまいです。
翌日の尾道&鞆、翌々日の金刀比羅宮と、過酷な石段登りを控えて、足慣らしが済んだといったところでしょうか。

つづき:09/05/06 瀬戸内&四国ツアー旅行記(その3)尾道編<上>

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瀬戸内&四国ツアー旅行記(その1)呉編<上>

2009-05-04 23:56:37 | 旅行記

090504_1_1さて、「瀬戸内&四国縦断ツアー(トリップ?)」の旅行記を始めます。「トイレから脱出」シリーズのようにダラダラせず、さっさと進めたいと思います。
まずは初日(5月1日)に出かけた
呉に行ったのは、これが3回目になります。でも、前に行ったのは、もうずいぶん前のことで、しかも仕事で、しかもしかも、ほとんど通過に近い状態だったので、ほとんど初めてに近い状態です。
広島から呉までは、JRの快速で約30分、各停で約50分。快速は午前中なら30分間隔の運転なので、結構使いやすいかも。
右の写真、呉の街なかで「にきんさい」と言われてもねぇ、もう、来とるんじゃがねぇ…。

   

5月1日のブログに書いたように、SDカード探しで30分ほど時間を浪費したのち、まず向かったのは大和ミュージアム
ご存じの方も多いでしょうけれど、大和ミュージアムには、呉で建造された戦艦大和の1/10の模型が陳列されています。1/10といっても、全長263.0mもあった巨艦ですから、模型でも26.3mあります。
090504_1_2
模型の上に、同じ縮尺の乗員の模型も乗っていまして、それが等身大だとこんな具合。
模型の大きさも、戦艦大和の大きさもどちらも凄いです(アップしたらボッケボケ)。
090504_1_3_2 左の写真は艦首のアップ
これが70年前に建造された船…。
並外れた幅を持った巨艦にもかかわらず、何でしょうね、この繊細か美しい曲面…。

水族館で大水槽を泳ぐサメを見た時、サメの造形に惚れ惚れしました。胴体の形に加えて、いくつもついている何対ものヒレ…。きっと、サメの生態にもっともふさわしいパーツがふさわしい形で「生えている」んだろうな、と思いました。
それに近い感動を、この船首に覚えました。
戦艦という性格上、「どう見えるか」という要素は皆無とは言えないまでも、性能を最重要視して、当時の予算と技術を可能な限り注ぎ込んだ結果、造りあげたものなんでしょうね。
その後のこの船の末期を想うと切ない…。
「こんなモノを造って…」と、今になって言うのは簡単ですけれど、そんな言葉が限りなく軽く表層的なものに感じられてしまいます。

戦艦大和は長崎県沖の水深300m以上の深海に沈んでいます。
現在の大和の状況はこんな具合のようです。
090504_1_4

   

大和ミュージアムの次に行ったのは、通りをはさんで反対側にある「てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)」です。
まず、実物の潜水艦の大きさに圧倒されました。
090504_1_5
海面に浮上した潜水艦は見たことがありましたが、陸に上げてみるとこんなにデカイとは思いませんでした。まさしく「氷山の一角」しか見ていなかったんですね。
史料館自体は、この潜水艦の奥にありまして、機雷の掃海作業に従事する海上自衛隊の活動を中心に展示が行われています(そこは、海上自衛隊の広報施設ですから)。
090504_1_6そして、圧巻は、この潜水艦の中。
廊下が狭い!
人ひとりが通って、もう幅一杯です。
さすがに機密の固まり(「気密」の固まりでもある)である潜水艦でも最高ランクの機密の部屋「無線室」には鍵がかかっていましたが、司令室はテレテレと見学できました。思っていた以上に「アナログ」の世界だったのは驚きでした。

そうそう、海上自衛隊の「潜水艦乗り」については、下に紹介する本がお奨めです。

兵士を追え (小学館文庫) 兵士を追え (小学館文庫)
価格:¥ 810(税込)
発売日:2007-11-06

と、明日(5月5日)になってしまう

呉編のつづきはまた明日。

 

つづき:09/05/05 瀬戸内&四国ツアー旅行記(その2)呉編<下>

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瀬戸内&四国縦断ツアー 3日目(最終日)のハイライト

2009-05-03 22:57:14 | 旅行記

1時間半ほどまえ、ヘトヘトの状態ながら無事に自宅に帰着しました。
詳細は後日ということで、取り急ぎ、今日=最終日のハイライトを…。

まず、
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岡山から瀬戸海峡大橋を超えて四国に向かう時に乗った「特急 南風3号」は、JR四国が誇る(?)アンパンマン列車でした。
私としては、アンパンマン列車を選んだわけでなく、四国まで行けるだけよかったんですけど…。
ちなみに、写真に写っているこの子、知らない子です。「ほら、写真の邪魔になるから」って、おとうさんとおかあさんの手が雁行状に伸びてます。

   

そして、
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「時間の都合(これ、ホント)」で御本宮までしか行けませんでした(金刀比羅宮=こんぴらさんの話)。
参道の土産物屋のおばさんが言っていましたが、「凄い人出」で、なかなかマイペースで前に進めないほどでした。これもETC効果か?
明日以降、筋肉痛が心配…。

   

そして、
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高知の路面電車(とでん=土佐電鉄)が、月1回(毎月第1日曜日)の、「どこまで乗っても、1回100円」でした。
これ、高知に行ってみて初めて知りました。ラッキーです。

   

最後の
090503_2_4
また当たりました、マックのダブルクォーターパウンダー・チーズ
今年、4回飛行機に乗って、うち2回で当籤とは、こんなところで運を浪費してよいものなのでしょうか?

   

ということで、今回の旅行記は明日以降書きます。おやすみなさい。


旅行記の詳細版:09/05/04 瀬戸内&四国ツアー旅行記(その1)呉編<上>

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