2008年3月15日のダイヤ改正で姿を消した寝台特急「なは」「あかつき」の乗車体験記を報告します。
関西から九州へ残る最後の定期寝台列車である「なは」と「あかつき」。熊本駅発着の「なは」と長崎発着の「あかつき」は、鳥栖駅で分割・併合を行います。
見所は、この分割併合と牽引機関車の入れ替え、そして多種にわたる寝台のバリエーションです。
私は、廃止前の「あかつき」に長崎から乗車しました。
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まずは出発前の状態を。駅前では自動車会社のイベントが開催中。改札横の喫茶店では「あかつき」の文字を入れた商品も販売されていた。
↑長崎駅前
長崎駅に隣接する車両基地では雨の中、列車の清掃が行なわれていた。
↑車体の清掃を受けるキハ66系・シーサイドライナー
基地には今夜「あかつき」を牽引するED76形機関車の姿があった。春を迎えつつある長崎に降る雨を浴びる赤いボディー。
↑ED76形機関車
夕方5時半、基地には清掃を終え出発を待つ「あかつき」がいた。ダイヤ改正後は日々九州までの長距離を走り、この車両基地で休むこともなくなるのだ。
↑6両の14系客車
そして、いよいよ長崎駅構内に入線してきた。昼間の雨も上がり、澄んだ空気を感じる夜。
↑A寝台、B寝台、座席指定車がある
↑長崎駅ホームにて発車を待つ「あかつき」
ホームでは、これから乗車する人々も残りわずかな雄姿を記録に残していた。ただ、ホームの明かりが幻想的だ。
先頭客車は座席指定の"レガート"だ。最も安く「あかつき」に乗車できる。高速バスや新幹線と格安のビジネスホテルのコンビネーションという強敵と戦う、苦肉のサービス。かつて熊本-鳥栖間の「なは」にも"レガート"はあったが、2005年に消滅し、それ以降、今回の廃止までは「あかつき」のみの設定となっていた。
↑レガート車(オハ14形)
↑3列リクライニングのレガートシート
↑レガート車のロビー
レガート車にはロビーコーナーが設けられており、自動販売機とカード式の電話がある。
長崎駅では限定販売の"あかつき弁当"が販売されていた。私は購入していなかったが、車内で出会った方のご好意で、着手前の弁当を撮影させていただいた。
↑"さよなら あかつき弁当"
(クリックで中身をチェック!)
ご飯は玉子、そぼろ等を使って描かれたヘッドマークが! さすがに他人の弁当の試食はいたしません。値段は1000円。
↑午後8時前、京都へ向け出発
夜、別れを惜しむ多くの乗客を乗せて旅が始まった。
【併結編】に続く
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