asahi.comの記事【与党公明党―野に下る気概はあるか】(http://www.asahi.com/paper/editorial.html、2014年1月12日(日)付)。
与党の片割れに何の期待もしていないけれども、平和を願っているらしい「学会さん」も「テロリスト」と呼ばれる日がいつか来る。社説には「支持者の厳しい反発が予想」とあるけれども、ほんとかね??
『●「数十万人単位のテロリスト」のいる
「そんな国の与党の首脳」が隠蔽法の本音をポロリ』
『●「(積極)平和主義」「不戦の誓い」が聞いて呆れる、
「死の商人主義」「外交破壊主義」』
「「公明党幹部」はアリバイ作りに必死だ! 「それにしても、「第三自民党」
公明党の議員の自民党議員化は目を覆うばかりだ。「平和」を願って
いるらしい「学会さん」らの心情や如何に」?」
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【http://www.asahi.com/paper/editorial.html、2014年1月12日(日)付】
与党公明党―野に下る気概はあるか
2014年1月12日(日)付
公明党は今年、結党から50年を迎える。
結成大会は1964年の東京五輪の直後だった。それから半世紀、公明党が日本政治に果たしてきた役割は小さくない。
節目の年は与党公明党にとって正念場となる。連立を組む安倍政権が、集団的自衛権をめぐる憲法解釈の変更にいよいよ踏み切ろうとしているためだ。
本来、憲法改正手続きを踏むべき国の基本方針の大転換である。「戦後レジームからの脱却」をめざす安倍首相の方向性は、戦後日本の価値観を大切にしてきた公明党の基本路線とは相いれない。
それでも連立は安泰だろうと自民党から足元を見透かされているのは、どうしたことか。このまま押し切られれば公明党の存在意義が問われよう。
集団的自衛権の行使について公明党は、憲法上認められず、憲法を改正して認める必要もないと主張してきた。
同党の山口代表は、なぜ、どのように変えるのかや、国内外への影響などを慎重に検討する必要性を強調。「国民と国際社会の理解を得る努力がなされていない」と指摘する。
昨夏の参院選では「断固反対」と唱えた。およそ安倍首相と同じ考えとは思えない。
だが、政治状況に応じて驚くような変わり身を見せてきたのが、この党の歴史でもある。
55年体制下では「中道」として自民党との距離感を微妙に測ってきた。93年に「非自民」の細川政権で与党入りしたが、99年に一転、自民党との連立に踏み切った。
自公連携の時代が長くなった。特定秘密保護法の議論では、修正によって政権を援護する役回りを演じた。期待された「ブレーキ役」にはほど遠い。
そして今度は安倍首相に引きずられるように、集団的自衛権の行使容認にカジを切るのか。
支持母体の創価学会では、平和の大切さが息長く語り継がれてきた。公明党が、草の根の地道な取り組みから遊離した決断をしようとすれば、支持者の厳しい反発が予想される。
安倍首相は、日本維新の会やみんなの党との連携も視野に入れているのだろう。これに対して、公明党には選挙協力という強力なカードがある。
結党50周年を、安倍自民党の補完勢力として迎えるのか。そもそも、なんのために与党にいるのか。公明党は本気で考えるべきだ。
ここは連立離脱も現実の選択肢とし、野に下ることも辞さない気概をみせてはどうか。
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