asahi.comの二つの記事【報道の自由「極めて確保」 菅氏、ランキング下落に反論】(http://www.asahi.com/articles/ASJ4P4WFDJ4PUTFK003.html?iref=comtop_list_pol_n03)と、
【報道の自由、海外から警鐘 NGO「対首相で自主規制」】(http://www.asahi.com/articles/ASJ4Q572BJ4QULZU006.html?iref=comtop_6_01)。
《「表現、報道、編集、そうした自由は極めて確保されている」…国際NGO「国境なき記者団」(本部・パリ)による2016年の「報道の自由度ランキング」で、日本の順位が前年より11下がって72位…「報道が萎縮するような実態は全く生じていないのではないか。政府としては、引き続きこの法律の適正な運用を果たしていきたい」》。
《日本の「報道の自由」が脅かされているとする見方が海外で広がっている。来日した国連の専門家が懸念を表明。国際NGOが公表した自由度ランキングも大きく後退した。政治の圧力とメディアの自主規制が背景にあると指摘》。
「粛々」の「最低の官房長官」スガ殿曰く、「報道が萎縮するような実態は全く生じていない」…だそうです。さすが、アベ様の家来は忠実。でも、「政権批判をいとわないキャスターの首を差し出した」「日本は今や世界の笑い者」です。恥ずかしい…《日本の「報道の自由」が脅かされているとする見方が海外で広がっている》。
アベ様らは「公平」とか、「倫理」「法」とか口にできるのか? 2016年夏の参院選でも、自公お維大地の議員に投票しようと思っている方、またしても「眠り猫」になろうと思っている方に、是非、聞いてみたいもの。
『●自民若手批判できないアベ様・・・「「報道がそれで抑圧される、
そんな例があったら私は辞める」と明言」』
『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」』
『●「権力を使って圧力・・・自民党はやったことはない」
なんて、白々し過ぎるアベ様』
『●いま、「陰謀論丸出し」で
アベ様の取り巻きが攻撃を開始: 吉永小百合さんを断固支持する』
『●「電波」な「凶器」高市総務相の暴走と「報道現場の声」:
「自粛」「忖度」「委縮」…が「内部から」』
『●東電核発電人災から5年: 「今や世界の笑い者…
政権批判をいとわないキャスターの首を差し出した」』
『●衆院北海道5区の方、補選で選ぶべき候補者は誰ですか?
大西英雄氏が応援する候補者で良いの??』
《記者クラブ制度や、メディアの権力側との距離の取り方など…「メディア幹部と政府高官、規制される側とする側が会食し、密接な関係を築いている」》。
さて、アベ様らと「戦う」「闘う」メディア、ジャーナリストはどれほど残っているだろうか?
『●「戦没 新聞人の碑」と「対馬丸犠牲者の慰霊碑 小桜の塔」』
『●福島菊次郎91歳の写真集『証言と遺言』、届く』
『●反骨の報道写真家・福島菊次郎さん亡くなる:
『証言と遺言』の最後に赤々と押印、「闘え」「菊」と』
『●「アベ様のNHK」脱却の一助になる?
大橋氏や花森氏が『暮しの手帖』創刊に込めた思いを描けるか?』
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【http://www.asahi.com/articles/ASJ4P4WFDJ4PUTFK003.html?iref=comtop_list_pol_n03】
報道の自由「極めて確保」 菅氏、ランキング下落に反論
2016年4月22日01時30分
「表現、報道、編集、そうした自由は極めて確保されている」。菅義偉官房長官は21日の記者会見で、国際NGO「国境なき記者団」(本部・パリ)による2016年の「報道の自由度ランキング」で、日本の順位が前年より11下がって72位だったことへの受け止めを問われ、こう語った。
菅氏は「我が国は放送法で編集の自由が保たれている。憲法においても表現の自由が保障されている」と主張。14年末に特定秘密保護法が施行されて1年以上が経つなか、「報道が萎縮するような実態は全く生じていないのではないか。政府としては、引き続きこの法律の適正な運用を果たしていきたい」と述べた。
国境なき記者団は、特定秘密法の施行により「多くのメディアが自主規制し、独立性を欠いている」と指摘。「とりわけ(安倍晋三)首相に対して」自主規制が働いているとの見解を示している。
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【http://www.asahi.com/articles/ASJ4Q572BJ4QULZU006.html?iref=comtop_6_01】
報道の自由、海外から警鐘 NGO「対首相で自主規制」
編集委員・北野隆一、大島隆、パリ=青田秀樹 2016年4月24日11時16分
(日本の「報道の自由度ランキング」)
日本の「報道の自由」が脅かされているとする見方が海外で広がっている。来日した国連の専門家が懸念を表明。国際NGOが公表した自由度ランキングも大きく後退した。政治の圧力とメディアの自主規制が背景にあると指摘している。
「報道の独立性が重大な脅威に直面している」。19日に東京都内で会見した国連特別報告者のデービッド・ケイ米カリフォルニア大アーバイン校教授(国際人権法)は、政府や報道関係者らへの聞き取りをもとに、暫定的な調査結果をまとめ、日本の言論状況に警鐘を鳴らした。
ケイ氏の指摘は、放送法や自民党の憲法改正草案、特定秘密保護法の問題点など多岐にわたる。なかでも、放送の政治的公平性を定めた放送法をめぐり、高市早苗総務相が電波停止に言及したことについて、「政府は脅しではないと主張したが、メディア規制の脅しと受け止められても当然だ」と批判した。
ケイ氏に面会したフリージャーナリストによると、「『政府の圧力』に対して強い関心を抱いていた」という。高市発言や、前回総選挙前に自民党が放送局に「公平中立」を求める文書を送るなどの事例が相次いでいることが、厳しい指摘につながったとみられる。
報道側の問題として、記者クラブ制度や、メディアの権力側との距離の取り方などに触れ、「日本のジャーナリストに独立して連帯する職業的組織があれば政府の影響に抵抗できるが、そうはならない」「メディア幹部と政府高官、規制される側とする側が会食し、密接な関係を築いている」などと指摘した。
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