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●「国民の信頼を傷付け」ているのは?…「米軍基地という面倒な施設は沖縄に…。そして日本本土は…」

2016年09月12日 00時00分27秒 | Weblog


沖縄タイムスの阿部岳記者によるコラム【[大弦小弦]「ブリーフ裁判官に厳重注意」…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/60632)。

 《岡口基一裁判官…は謝罪したが…。「米軍基地という面倒な施設は沖縄にもっていく。そして日本本土は平和と繁栄を維持した」と言及したことも。公平な視線は信頼に値しそうだ ▼ところで、辺野古新基地の訴訟で国側を代弁する定塚誠氏も東京高裁の裁判官だった…県側から見ると相手に裁判長の身内がいるのだ。公平性はかなり疑わしい。岡口氏の処分理由は「国民の信頼を傷付けた」だったが、こちらの方がよほど信頼を傷付けている》。

   『●金沢地裁原発差し止め判決: 井戸謙一元裁判官
    《井戸謙一さんに聞く司法と原発
    《――原子力政策に限らず、「国策」に反する判決は多くありません。
     裁判官が法務省に出向し、行政訴訟で国側の代理人をする人事制度も
     あります。司法の構造的な問題ではないでしょうか。 
       「人事交流は、マイナスだけではありません。裁判官は行政内部の
        事情をよく知りません。原告を勝たせたときに、行政にどれほどの
        影響があるか見えないので、慎重になりすぎてしまう。法務省に
        出向してみると、原告勝訴でも行政は対応できるものだとわかります」 
       「多くの裁判官は、まじめに仕事をしていると思います。しかし、慎重な人が
        多いのも事実です。裁判官が世論の後追いをしていては裁判官の
        存在意義がありませんが、世論からまったく自由であるとは言えません。
        一部の人たちが強く反対していても、国民の大多数が原発を
        受け入れている段階で『危険だから止めろ』という判決は、かなり勇気が
        必要かもしれません」》

   『●司法と原発裁判: 裁判所と法務省の人事交流
    「反対派による原発裁判はこれまで2件の勝訴しかない。
     それも上位審でひっくり返されている。連戦連敗。松下竜一さん流に
     云えば、「負けた負けた」の連続である。
      どうも、その根源は「裁判所と法務省の人事交流」にあるようだ。
     《法務官僚(訟務検事)に任用された裁判官が、原発訴訟で国側代理人を
     務めて「原発は安全だ」と主張する。そうした人物が元の裁判官に戻った後、
     原発の安全性を公正、公平に判断できるのか。人事交流が原発訴訟に
     「深刻な影を投げかけてきた」》そうだ」

 異様な辺野古破壊訴訟沖縄県の敗訴を前提にするアベ様や裁判長という異常さ。どうも、よりによってなタイミングで福岡高裁那覇支部に就任してきた多見谷寿郎裁判長は、アベ様らを見上げてばかりいる「ヒラメ裁判官」ではないか?、という疑いがささやかれています。しかも、この辺野古破壊訴訟の国側代理人の定塚誠氏も《裁判長の身内》だそうです。「ヒラメ裁判官」の可能性のある裁判官の下、国側に《裁判長の身内がいるのだ。公平性はかなり疑わしい》訳です。《野球の審判がいきなり相手チームに入るようなもの》。
 辺野古や高江をはじめとした沖縄には、「正義」はなのでしょうか? 沖縄で「不正義」が罷り通っていることを、「本土」マスコミや政治家は見過ごしていていいのでしょうか?
 《岡口基一裁判官…は…「米軍基地という面倒な施設は沖縄にもっていく。そして日本本土は平和と繁栄を維持した」と言及》したそうです。《国民の信頼を傷付け》ている「司法」は岡口裁判官でしょうか、それとも、沖縄で辺野古破壊や高江破壊に貢献している司法関係者でしょうか? まさか、沖縄の市民の皆さんはこの《国民》には含まれていない、とでも思っているの?

   『●アベ様らは何が何でも辺野古破壊、「ヒラメ裁判官が、
          よりによってこのタイミングで那覇支部長」に就任
   『●「政府は沖縄を分断し、苦渋の判断をさせ続けている」: 
               「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様ら
   『●自公支持者の皆さんへ、宮崎駿監督
     「辺野古の海は残しておいた方が絶対沖縄の人のためになる」
   『●アベ様による辺野古破壊の「中止」「中断」は「断念」に非ず
   『●県の敗訴を前提にするアベ様や裁判長という
      異様な辺野古破壊訴訟…そもそも「違法」を口にする資格は?

   『●金平茂紀さん、「No Justice No Peace.
      (正義のないところに平和は来ない)…高江には、ない」
    「「本土」マスコミ、司法が機能せず、アベ様や「沖縄負担軽減担当相
     最低の官房長官らによる辺野古破壊、高江破壊は進みゆく。
     「正義」は無いのか? 今日も、いまも、不当な逮捕・拘束など
     数々の「不正義」が横行している」
    《沖縄で目を覆いたくなるような無法状態が横行している。…実は、沖縄の
     米軍基地の存在そのものが、無法状態を招いている根源的な問題
     としてある》
    《これらの出来事は、本来の司法の機能が健全に働いていれば、
     何らかの歯止めが作用するものである。警察も検察も、大きな意味では、
     法をつかさどる職業だったはずである。そして裁判官は「司法」の最たる
     守護者だったはずである
    《法廷では、裁判長が翁長知事に対して「県が負けて最高裁で判決が
     確定したら取り消し処分を取り消すか」とただしたそうだ。審理中に
     まるで県が敗訴することを前提にするかのように最高裁の確定判決に
     従うかどうかを質問したのだから、ユニークといえばユニークな裁判長
     
である。判決はこの裁判長によって9月16日に言い渡される。
      司法が機能しない国は無法がはびこる

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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/60632

[大弦小弦]「ブリーフ裁判官に厳重注意」…
2016年9月5日 10:23 阿部岳 裁判・司法

 「ブリーフ裁判官に厳重注意」というニュースがあったのをご存じだろうか。東京高裁の岡口基一裁判官が6月、ツイッターで不適切な投稿をしたとして高裁長官からおとがめを受けた

▼内容はSMの女王様に縛られたという上半身裸の写真や「白ブリーフ一丁写真とかも、どんどんアップしますね」というコメント

▼黒い法服のお堅いイメージからかけ離れているだけに、「こんな人に裁かれたくない」という声もあるようだ。だが、裁判官も1人の市民。私生活や表現の自由は最大限尊重されるべきだ

▼岡口氏は謝罪したが、投稿は続けている。警察や検察の不祥事には手厳しい。「米軍基地という面倒な施設は沖縄にもっていく。そして日本本土は平和と繁栄を維持した」と言及したことも。公平な視線は信頼に値しそうだ

▼ところで、辺野古新基地の訴訟で国側を代弁する定塚(じょうづか)誠氏も東京高裁の裁判官だった。交流人事で法務省訟務局長になり、県側を追及してきた。今後裁く側に戻る可能性もある

▼こうした慣習は国会でも「野球の審判がいきなり相手チームに入るようなもの」などと批判されてきた。県側から見ると相手に裁判長の身内がいるのだ。公平性はかなり疑わしい。岡口氏の処分理由は「国民の信頼を傷付けた」だったが、こちらの方がよほど信頼を傷付けている。(阿部岳)
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