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●総立ちで拍手: 三権分立、「権力分立」なんてニッポンには無いようで、アベ王国国王様に「権力集中」

2016年09月30日 00時00分32秒 | Weblog


日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/称えるべきは堪え忍ぶ国民】(http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1716624.html)。

 《★今までこんな所信表明演説があっただろうか。大政翼賛会が議会の主流を占めようが、議場では言論の府として律するという緊張と覚悟があったと思うが、野党各党が指摘するような異様な雰囲気に議場は包まれた…中途半端なアベノミクスで国民に犠牲を払わせている政府がたたえるべきは、よく耐え忍んでくれている国民に対してであり、そこに敬意を払うべきでないのか》

 アベ王国な人治主義国家・ニッポン、その王様アベ様にシモベ達が喝采を送ったそうです…異様で、異常。

 アサヒコムによると、【自民議員の起立・拍手、下村氏「感動して自然に起きた」】(http://www.asahi.com/articles/ASJ9X7DNMJ9XUUPI003.html?iref=comtop_list_pol_n03)と下村博文・自民党幹事長代行は仰っています。元文科相として、「文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』・・・コドモタチの道徳教育のための好例として記載を可能か?」、どうかと思った方ですね。
 で、一方で、こんな声も。東京新聞の記事【所信表明の拍手問題、野党再抗議 自民国対指示か】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016092801001668.html)によると、《「自然発生的」と釈明する与党は早期幕引きを目指すが、野党は衆院議院運営委員会理事会で再抗議。演説時、自民党国対メンバーが本会議場で若手議員に指示を出していた可能性が高いことも分かった。野上浩太郎官房副長官は記者会見で「具体的な箇所を示して(拍手の)要請をしたことはない」と説明。一方、自民党中堅議員は「批判されても仕方ない」と反省の弁を述べた》…そうです。

 直近の例では、辺野古破壊訴訟の様に司法もアベ様寄り。所信表明演説でアベ様が讃えた、そして、シモベが拍手喝采した《日本領域の警備を続ける海上保安庁、警察、自衛隊》は、いま、現在進行形で、番犬様を「思いやる」ために高江破壊・辺野古破壊を行い、人権侵害をしています。内閣法制局までが飼い犬化され、アベ様が好き勝手にクーデターで壊憲する始末。立法府、言論の府もこのあり様。《自民党議員が段取りのようにほぼ総立ちで拍手》、ナチス式敬礼「ハイル・アベー」と言いかねない勢い。そういえば、アベ様には、我は「立法府の長」という御宣託もありました。
 立法・行政・司法の三権分立、「権力分立」なんてニッポンには無いようで、人治主義国家・アベ王国国王様アベ様に「権力集中」。あぁ…どの辺が民主主義国家、法治国家なんでしょうね?

   『●アベ様に反旗を翻すものは皆無:
      全自公議員が一致結束して、心置きなく「壊憲クーデター第3幕」に前進

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http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1716624.html

2016年9月28日9時50分
政界地獄耳
称えるべきは堪え忍ぶ国民

 ★今までこんな所信表明演説があっただろうか。大政翼賛会が議会の主流を占めようが、議場では言論の府として律するという緊張と覚悟があったと思うが、野党各党が指摘するような異様な雰囲気に議場は包まれた。26日の衆院本会議で首相・安倍晋三は日本領域の警備を続ける海上保安庁、警察、自衛隊に「今この場所から心からの敬意を表そう」と呼び掛けた。すると自民党議員が段取りのようにほぼ総立ちで拍手しだした。

 ★「こんな光景は米大統領の新年の一般教書で、喝采を浴びる時ぐらいしか見たことない」とはある野党議員。加えて「大統領自身に国民の信頼や尊敬があればこその拍手だ」とその違いを説明する。日夜、国防や安全保障に命を懸けている人たちがいるのは分かる。労をねぎらい安心して生活を営むことへの敬意もある。しかし、国防以外にも、この国をさまざまな形で担い支えている人たちはいる。そこには公務員だけにとどまらず民間人もたくさんいる。国防が最大の国家の守りではない。経済や技術、朝、安全な牛乳が届けられ、子供を保育園に預け、1日全力で働くお母さん。ダイヤ通りに運行される電車。国防以外にも日本を支え、秩序を保ち、形作っているたくさんの人たちがいる中途半端なアベノミクスで国民に犠牲を払わせている政府がたたえるべきは、よく耐え忍んでくれている国民に対してであり、そこに敬意を払うべきでないのか。それこそが1億総活躍社会というものではないのだろうか。

 ★国防を担う関係者たちは照れながらも思いを新たにしたかも知れない。しかし、彼らは「任務だから」と答えるだろう。「演説に手をたたいたり、やじが飛んだりということはよくある。(野党が)あの程度のことをやっても、我々は抗議しない」とは自民党幹事長・二階俊博このピントのずれっぷりも追記しておきたい。(K)※敬称略
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