Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●水谷建設裏金問題、小沢一郎氏でなく自民党議員だった!?

2012年03月03日 00時00分56秒 | Weblog


日刊ゲンダイgendai.netの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/135228)。

 検察や自民党、民主党の主流派、マスコミは、どう落とし前をつけるつもりだろうか? 平野貞夫氏によると、自民党議員ジャン!! この報道を受け、なぜマスコミは大騒ぎしないのか? 不可解である。

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http://gendai.net/articles/view/syakai/135228

一体、何だったのか 水谷建設からの裏金1億円
2012220掲載

全部デッチ上げだった検察捜査
<ゼネコン聴取メモには「別の政治家」の名前
 検察調書の全面却下で「無罪」が確実となった小沢裁判。審議を重ねるごとに検察の違法デタラメ捜査が、これでもかと噴出しているが、こうなると、いよいよ不可解なのが水谷建設からの「裏金1億円」疑惑だ。
 検察は「小沢サイドがゼネコン業界に天の声を発し、水谷建設から計1億円の裏金をもらった」「このカネが土地購入資金4億円の原資になった」と勝手にストーリーを描き、大マスコミはその筋書きに乗っかって「小沢=悪」のバッシング報道を繰り返した
 ところが、その後の小沢裁判でハッキリしたのは、小沢サイドに裏金はビタ一文渡っていなかったということだ。

   「小沢裁判に証人として出廷した前田恒彦・元検事は、
    『ゼネコン献金は検察の夢物語妄想』と断言し、
    検察がゼネコン関係者を取り調べた捜査メモが検察審査会
    渡されていない事実を暴露した。そこで、小沢弁護団が検察官役の
    指定弁護士に捜査メモを開示請求したが、指定弁護士側はこれを拒否。
    裁判所も東京地検に照会したが、こちらも拒否している。
    検察は何が何でも、ゼネコン捜査メモをヒタ隠しにしたいようです」
    (司法ジャーナリスト)


 70通あるとされる「捜査メモ」には何が書かれていたのか。元参院議員の平野貞夫氏が、メルマガ(20日発行)で、特捜部関係者の話として驚くべき事実をぶちまけている


   〈約50社、100人を超えるゼネコン社員を絞り上げたようだ。
    水谷建設を除く全社が小沢氏への裏金を否定した〉

   〈ゼネコン約50社の捜査資料には、
    他の政治家への裏金提供が結構記されていた〉

   〈この捜査資料を小沢氏の公判に提出することについて、
    検察側では最高検を巻き込んで大議論となっていた。
    結局、指定弁護士に渡してあるからその判断に任せればよいと、
    検察は判断しないことになった〉


 要するに、ゼネコンからの裏献金疑惑は、最初から全部デッチ上げだったわけだ。問題の水谷建設からの1億円についても、特捜の現場では真に受ける人はいなかったという。1億円は小沢ではなくオンナに渡った、という話もあるそうだ。

 そもそも、日本中のゼネコンが渡していないのに、水谷建設だけが1億円も渡すなんて、どう考えてもおかしい。それなのに、東京地裁のミスター推認こと登石郁朗裁判長は、検察の妄想ストーリーを丸のみ。「天の声はあった」「裏金は渡っていた」と推論し、「明るみに出る可能性があるために隠蔽した」と元秘書3人に推定有罪を言い渡したのだからメチャクチャだ。
 実際、メモには何が書かれていたのか。平野氏のメルマガに出てくる「他の政治家」とは、なんと、自民党議員のことだというこっちの方こそ追及が必要じゃないか無実の人間に罪をかぶせた検察とメディアは、疑惑を明らかにする責任がある。
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●手遅れ!! ~死刑のスイッチを押すことと死刑執行~

2012年03月02日 00時00分03秒 | Weblog


asahi.comの記事(http://www.asahi.com/national/update/0301/SEB201203010007.html)と東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012030101001224.html)。

 飯塚事件袴田事件
 死刑存置派の方々は、例えば、この飯塚事件に対する評価はどうなっているのだろう? 久間三千年さんは既に死刑にされている。冤罪にもかかわらず。警察・検察、判決を下した裁判官、ゴーサインを出した法務大臣(『●『冤罪File(2009年12月号)』読了(1/2)』)、何も感じないのだろうか? 今回、当時のDNA鑑定が、足利事件同様、如何にいい加減で、恣意的なものであったことが明らかになったとして、手遅れじゃないですか!?

    「陶山博生氏(p.43)は飯塚事件で一審担当。久間三千年さんの
    「死刑執行命令を下したのは、麻生内閣の森英介法務大臣(当時)である。
    大臣任命後1か月後に、死刑判決からたった2年足らず死刑囚
    執行命令を下すのは極めて異例である。・・・再申請求の準備・・・
    なぜ久間氏の死刑が先に執行されたのか、全く理解に苦しむ


 一方、人生を無茶苦茶にされた袴田さん。せめてすぐに釈放すべきだ関係者は「手遅れ」になることを待っているとしか思えない。まったく、残酷な人たちである。熊本典道さんの訴えに、なぜ耳を傾けないのか?

   『●『美談の男』読了

 裁判員制度で、市民に「死刑のスイッチ」を押させようとしている。そんなものに、絶対に手を貸すつもりはない。

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http://www.asahi.com/national/update/0301/SEB201203010007.html

2012311546
福岡地裁、DNA資料を入手 飯塚事件・再審請求

 福岡県飯塚市で1992年に女児2人が殺害された「飯塚事件」で、殺人などの罪で死刑が確定し2008年に執行された久間三千年(くま・みちとし)元死刑囚(執行時70)の再審請求を巡り、福岡地裁が2月、DNA型の鑑定資料を警察庁科学警察研究所から取り寄せていたことがわかった。再審請求の関係者が1日、明らかにした。
 関係者によると、地裁が入手したのはDNA型を撮影した写真のネガ2枚。遺体発見現場に残された犯人のものとみられる血痕から採取されたDNAと、元死刑囚の毛髪から採ったもので、99年に死刑判決を出した一審・福岡地裁が証拠採用し、裁判後は科警研が保管していた。
 09年10月に始まった再審請求で、福岡地裁が資料を取り寄せたのは初めて。弁護団は「少しずつではあるが、ようやく動き出した」と評価。今後、DNA鑑定の詳しい経緯が分かるような証拠を開示するよう地裁が検察側に勧告すれば、再審開始に向けた大きな動きになるとみている。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012030101001224.html

袴田死刑囚のDNA採取へ 今月中旬までに、静岡地裁
201231 1406

 強盗殺人罪などで死刑判決を受け、無実を訴えている袴田巌死刑囚(75)の第2次再審請求で、有罪の証拠となったシャツに付着した血痕が袴田死刑囚のものかどうか調べるDNAの追加鑑定に向け、静岡地裁は1日、鑑定人と協議し、今月中旬までに本人の同意を得た上で、袴田死刑囚の検体を採取することを決めた。
 1日の尋問、協議に出席した鑑定人は、検察、弁護側の双方がそれぞれ推薦し、昨年のDNA鑑定も実施した2人。あらためて地裁から正式委嘱されたことを受け、袴田死刑囚が収容されている東京拘置所に出向いて検体を採取する。
(共同)
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●止めどない対処が必要な状況を生んでおいて・・・無責任だ

2012年03月01日 00時00分39秒 | Weblog


山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、2012年2月23日)。

 やはり現実にこういうニュースを聞くと、覚悟してはいても、衝撃です。間違いであってほしいけれども、「対処すると止めどなくなるということで、行政は無視を決め込むのはどう考えてもおかしいし、まともに報じない大手マスコミもひどい」状況は哀しい。

 あ~多忙を極める。本どころか、新聞やネット上の情報もまともに追えていない・・・。どこが「日々読学」なのか?

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http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、】

2012/02/23
<主張>東京都葛飾区の公園土壌汚染濃度=チェルノブイリ最高レベル汚染地区(立ち入り禁止)の意味
執筆者: Yamaoka (8:50 pm)

 1月21日、日本共産党都議団は記者会見し、東京都葛飾区の「水元公園」の土壌から、最高2万Bq/kgを超える放射性セシウムが検出されたとして、東京都に対し、他の都立公園や都営住宅、都立小学校など都の施設を測定し、対策を取るべきと訴えた。(下写真=「赤旗」22日記事より)
 おそらく、これまでに公表されたBq/kg単位では都内で最高値だろう。何しろ、チェルノブイリ事故で最高レベルの「居住禁止区域」とされたところと同レベルなのだ。
 ところが、一部大手マスコミでしか報道されず、報道されても小さく素っ気ない扱い。
 同席した専門家が、「国が対応基準にしている8000Bq/kgを超えており、早急な措置が望まれる」といっているのに、あろうことか、都は「(空間線量は毎時0・23で)1μシーベルトを超えていない」として何ら対応するつもりはないとしている。
 むろん、1カ所の例外的な最高値だけをセンセーショナルに報道するだけなら問題だ。だが、これはごく一部で、ただ最高値の土壌だけを探すなら、これを上回る事例はいくらでも見つかるのではないか。
 目を向けるべきなのは、都内もすでにそれほど汚染され、しかも今後、汚染度はさらに酷くなると思われる事実。ところが、対処すると止めどなくなるということで、行政は無視を決め込むのはどう考えてもおかしいし、まともに報じない大手マスコミもひどい
 (冒頭写真=大きく報道した「日刊ゲンダイ」23日付記事)
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